Google アナリティクスとサーチコンソールの仕組みと設定方法を徹底解説

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Googleアナリティクスとサーチコンソールの違いと見方を徹底解説

ここでは、ウェブサイトを活用・運営する上でほぼ必須のツールであるGoogle AnalyticsとSearch Consoleの仕組みと違いおよび設定方法を説明します。
 

サーチコンソールとアナリティクスの違い・データ取得の仕組み
 

ホームページを開設した時に、グーグルアナリティクスとグーグルサーチコンソールを設置した方が良いと言われました。どういうものなのかイマイチよくわかりません。。

両方ともWebサイトのSEO対策に利用するGoogleのツールです。アナリティクスはアクセス解析に利用できますし、サーチコンソールも検索エンジンとの連携を行いデータを分析することができます。

 

 

Google アナリティクスとGoogle サーチコンソールの違い

はじめに、Google アナリティクスとGoogle サーチコンソールの違いについて説明します。
 

Google アナリティクスは自分のホームページに到着〜離脱するまでの動きを確認できます。
 

Google アナリティクスに対して、Google サーチコンソールは検索エンジンの連携を行い、ホームページに到着するまでの動き(Googleでどのように検索されて流入したか)を確認できます。
 

■サーチコンソールとアナリティクスの違い・データ取得の仕組み(概要図)
サーチコンソールとアナリティクスの違い・データ取得の仕組み
 

上図のように、サーチコンソールは主にGoogleでの検索に関するデータを蓄積するのに対して、アナリティクスは主に閲覧後のデータを蓄積します。

ここからはそれぞれのツールについてもう少し詳しく解説していきます。

 

Google Analytics(Googleアナリティクス)の概要

 

Google アナリティクスとは

Googleアナリティクスとは、Googleが提供しているWebサイトのアクセス解析ツールです。

Google Analytics ソリューション
 

基本的に無料で利用できます。Webサイトをアナリティクスに登録することで閲覧数やユーザーの行動など、自分にサイトに流入した後のさまざまなデータを分析できるようになります。
 

Google Analyticsの画面
 

(※)なお、2021年4月時点では、Google Analyticsの新バージョン(GA4)がリリースされていますが、まだ利用者やネットの情報も少なく初心者には扱いづらいため、ここでは、従来のGoogle Analyticsの使い方で解説しています。
 

Google Analyticsで確認できる項目の例です。サイト全体の数値のほか各ページごとの数値を確認することができます。
 

項目 内容
ユーザーに関する主な指標 ページビュー 「自分のサイトでどのくらいのページ数が閲覧されたか」を確認できます。
ユーザー数 「自分のサイトにどのくらいのユーザー数の訪問があったか」を確認できます。
セッション数 「どのくらいの訪問回数があったか」を確認できます。
(※)ユーザーがサイトに訪問してから帰るまでを1回とカウントします。
ページビュー/セッション 「1訪問あたりどのくらいのページが閲覧されているか」を確認できます。
平均セッション時間 平均して「1訪問あたりどのくらいの時間サイト内を閲覧してくれていたか」を確認できます。
直帰率 「1ページ目の閲覧で帰ってしまう確率がどのくらいがあったか」を確認できます
集客に関する主な指標 参照元/メディア Google検索、Yahoo検索、Facebook、Twitterなど流入経路はどこかを確認できます。
目標(コンバージョン(※))に関する主な指標 目標の達成数 「目標が何回達成できたか」を確認できます。
目標の達成率 目標の達成率を確認できます。
例. 100人の訪問者のうち5人から申し込みがあれば5%

 

Googleアナリティクスは、ホームページやブログのアクセス解析をするなら必須のツールですので、ぜひ導入しておきましょう。
 

Google アナリティクスの仕組み

データを取るにはもちろんアナリティクスの設定が必要になります。簡単な仕組みを説明していきます。

Google Analyticsは、下記のようなjavascript(トラッキングコードといいます)を計測対象の各ウェブページ貼り付けることで利用できるようになります。
 

グーグルアナリティクスのトラッキングコード
 

利用者がGoogle が貼り付けられたウェブページにアクセスすると、貼り付けたトラッキングコードが実行されて、Googleのサーバーにデータを転送・蓄積されます。
 
グーグルアナリティクスの仕組み
 

以下は一例ですが、どんな経路から流入してくれたのか、どのページがどのくらい閲覧されたかなど、各種データが収集されます。
Google Analyticsで収集される情報の一例
 

なお、Google Analyticsは下記URから登録できます。。※ログインを聞かれた際は、Googleアカウントでログインしてください。
Google Analytics
 

Google Analyticsの登録方法については「Google Analyticsの設定方法と仕組み・見方を徹底解説」をご参照ください。
 

(補足)自分のアクセスをカウントしないために

そのままだとログインしている「自分自身」もアクセスにカウントされてしまいます。気になる場合は、Google アナリティクス オプトアウト アドオンなどを導入して、自分自身のアクセスがカウントされないようにしておきましょう。

Google Analytics オプトアウト アドオン (by Google)

Google アナリティクス オプトアウト アドオンは、Google アナリティクス JavaScript(analytics.js、gtag.js)によるデータの使用をウェブサイトのユーザーが無効にできるように開発された機能です。

この機能を利用するには、このアドオンをダウンロードして、ご利用のブラウザにインストールしてください。Google アナリティクス オプトアウト アドオンは、Chrome、Internet Explorer 11、Safari、Firefox、Opera でご利用いただけます。

 

 

Google アナリティクスの見方

以下は、グーグルアナリティクスで分析できる内容の一例です。

例1)ウェブサイト全体のユーザーに関する指標

ある期間におけるウェブサイト全体のページビュー、セッション数、ユーザー数、ページビュー/セッション数、新規セッション数などがわかります。
アナリティクス ユーザーに関する指標のデータ。
 

例2)集客に関する指標

集客>全てのコンテンツ>参照元・メディアを確認すると、各検索エンジンやSNSからどのくらいのアクセスがあったからを確認することができます。

グーグルアナリティクス 集客>全てのコンテンツ>参照元・メディアのデータサンプル
 

例3)コンバージョンに関する指標

事前に目標を設定しておくことで、目標の達成数や達成率を把握することができます。

■サイト内全体でのコンバージョン概要
グーグルアナリティクス サイト内全体でのコンバージョン概要
 

■ワードプレスセミナーページのコンバージョン情報
グーグルアナリティクス ワードプレスセミナーページでのコンバージョン情報
 

(※)コンバージョンとは目標のこと

ビジネス目的で運営する場合、訪問者に問い合わせ・申し込み・購入などなんらかのアクションをしてほしいと思います。

注意点として、コンバージョンは手動で「なにをすればコンバージョン達成なのか」を設定する必要があります。重要な項目なので覚えておきましょう。

各サイトにより目標と目標の設定方法は異なるためここでは詳細は割愛しますが、コンバージョンの設定は管理>目標から設定することができます。
Googleアナリティクス 管理>目標でコンバージョンを設定します

 
 

アナリティクスで分析できるサンプル

上記の他にも色々な分析ができます。

■ユーザーの行動の例■
グーグルアナリティクス ユーザーの行動
 

■男女別・年齢別概要の例
グーグルアナリティクス 男女別・年齢別概要
 

■地域別の例
グーグルアナリティクス 地域別
 

■ブラウザ別の例
グーグルアナリティクス ブラウザ別
 

色々なデータを見ることができるのはわかったんですけど、逆にたくさんあってまずはどれを見たら良いのか悩んでしまういます。

たしかに、高機能なので逆にどれを見たら良いのか悩みますよね。

 

本サイトはではざっくり下記のような項目を確認しています。

項目 見ている内容 何を目的に見てどう対応するか
サイト全体の概要 ◎サイト全体の閲覧数(PV)やセッション数が増えてきているか
◯サイト全体の滞在時間(平均セッション時間)が増えてきているか
◯サイト全体の直帰率が下がってきているか
◯検索エンジンやSNSからの流入の割合が増えているか(流入元バランス)
サイト全体が育ってきているかを見ています。
検索エンジンやSNSからの流入を増やし、閲覧数やセッション数が増加するようにコンテンツの追加・改善に取り組んでいきます。
そのほか、滞在時間や直帰率も悪くなって来ていないか確認して、改善するように取り組んでいきます。
最初に見られたページ(ランディングページ) ◎どのページがたくさん閲覧されているか
◯直帰率が下がってきているか
◯滞在時間が増えてきているか
閲覧数の多いページを中心に、2ページ目(誘導したいページ)への誘導を増やし直帰率の低下を測ったり、滞在時間が増加するように改善を行います。
コンバージョン(目標達成) ◎コンバージョン数が増えているか
◎コンバージョン率が増えているか
コンバージョン数(率)が多い流入経路がどこかなど確認します。
コンバージョン数の増加と率の増加を目指して対象ページのアクセス数増加と滞在時間UPするようにコンテンツの追加・改善を行います。

 
 

Google Search Console(Google サーチコンソール)の概要

 

Google サーチコンソールとは

Google Search Console は、Google 検索結果でのサイトのパフォーマンスを監視、管理できる Google の無料サービスです。

グーグルサーチコンソール トップページ
 

サーチコンソールにサイトを登録すると次の機能が利用できるようになります。

  • Googleで行われた検索で、どんなキーワードで検索されて何回表示されて何回クリックされたか、平均順位などの情報を解析できます
  • Googleにサイトマップの登録を行い、コンテンツを認識できるかどうかなどのテストができます。
  • 重大なエラーや問題が発生した場合に通知を受け取ることができます

 

■本サイトが表示された・クリックされた検索クエリの一覧
Google Search Console 検索パフォーマンス画面
 
 

Google サーチコンソールの仕組み

自分のサイトのURLを登録したりサイトマップをサーチコンソールに登録することで、検索エンジンとの連携を行うことができます。
グーグルサーチコンソールの仕組み・原理
 

連携をしておくことで、自分のサイトがどのような検索キーワードで表示されたか、クリックされたかなどを確認できるようになります。
Google Search Console 検索パフォーマンス画面
 

なお、Google サーチコンソールは下記URLから登録できます。※ログインを聞かれた際は、Googleアカウントでログインしてください。
Google Search Console
 

Google Search Consoleの登録方法については「Googleサーチコンソールの登録・設定方法と見方を徹底解説」をご参照ください。
 

Google サーチコンソールの見方

ここでは、サーチコンソールの簡単な見方・使い方をいくつか紹介します。
 

検索パフォーマンス〜検索クエリ確認に便利な機能〜

是非活用して欲しいのが検索パフォーマンスの機能です。サイト全体や各ページごとにどんなキーワードで表示・アクセスされているかを一覧で確認できます。

検索パフォーマンス
 

さらに検索キーワードやページでフィルタリングすることもできます

 

■「google」というキーワードが含まれる検索一覧を抽出
検索パフォーマンス>特定キーワードでフィルタリング
 

■トップページのみに対する検索クエリの一覧を抽出
検索パフォーマンス>特定ページでフィルタリング
 

リンク〜被リンクの確認が可能〜

左メニューのリンクを見ると、自分のサイトが外部のどんなサイトからリンクされているか(被リンクと言います)を確認することができます。
 

左メニュー>リンクをクリックします。
左メニュー>リンク
 

外部リンク・内部リンクの一覧が表示されます。外部リンクの任意のURLをクリックしましょう。
外部リンクの確認

選択した外部サイトに対する、被リンクが確認できます。
被リンクの一覧
 

しっかりとしたコンテンツを作成するとだれかがそのコンテンツを紹介してくれるため、自然発生的に被リンクが集まります。

有力なサイトから被リンクは、自分のサイトの品質が高いということを示す根拠にもなるため、検索順位の向上も期待できます。
 

まとめ

まとめです。ここでは、ウェブサイトを活用・運営する上でほぼ必須のツールであるGoogle アナリティクスとサーチコンソールの仕組みや違いおよび見方を中心に説明しました。

アナリティクスでは、ユーザーがサイトに訪問した後の閲覧データを中心に確認することができます。

サーチコンソールではWebサイトと検索エンジンの連携を行い、検索エンジンに関するデータを中心に確認することができます。

サーチコンソールとアナリティクスの違い・データ取得の仕組み
 

どちらもWebマーケティングをするためには必須と言ってよいほど重要なツールですので是非導入しておきましょう。

ホームページやブログを作成したら、アナリティクスとサーチコンソールを利用して分析や改善を重ねていきましょう。

今回は以上になります。最後までご覧いただきありがとうございました。
 

 

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