HTTML タグの使い方 divの意味や役割を解説

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【HTML divタグ】divの意味と使い方をわかりやすく解説

divタグはdivision(分割)から由来しており、「ある部分をグループ化してCSSでレイアウトを変えたい」といった時などに使用されます。

imgタグやaタグと違って直接見た目や動作に変化がないので、いまいち意味や役割がわからない方も多いのではないでしょうか。

今回は、divの意味や利用シーンなど、divタグの使い方を解説します。

divタグで各HTML要素をグルーピングしてレイアウトを作成する

 

 

divタグとは?

divタグはdivision(分割)から由来しており、「ある部分をグループ化してCSSでレイアウトを変えたい」といった時などに使用されます。

divタグは、a(リンク)タグ、h(見出し)タグなどと違ってそれだけでは意味を持たず、他のhtml要素をグルーピング化してコンテナ的な役割を果たしています。

お弁当箱の仕切りのようなイメージですね。

 

divタグで各HTML要素をグルーピングしてレイアウトを作成する

 
ある部分をグループ化してレイアウトを変えたい」といった時などにdivタグを使用する。

■(参考)タグ一覧とそれぞれの役割

タグ名 意味・役割
pタグ名 文書内の段落を表す。
参考【HTML pタグとは】pタグの使い方と改行brの違い
h1~h6タグ 文書内の見出しを表す
参考【HTML見出しタグ】h1~h6タグの使い方と注意点
ulタグ・olタグ・liタグ 文書内の箇条書きリストを表す
参考【HTML ul・ol・liタグ】箇条書きリストタグの使い方
tableタグ・trタグ・tdタグ 文書内の表を表す
参考HTML tableタグの使い方・テーブル 表の作り方
divタグ 意味や役割はない

 

divタグの使い方

divタグは通常、下記のような形式で使用します。

■divタグを使用する上で抑えるべきポイント

  1. グループ化したい要素をdivタグで囲う
  2. class属性で名前を付けてCSSで装飾する
(2)の「class名をつけてCSSで装飾する」は、divタグの文法上の決まりではありませんが、divタグ自体は意味を持たないので、多くの場合CSSで装飾します。

 

グループ化したい要素をdivタグで囲う

まずはグループ化したい要素をdivタグで囲います。

グループ化したい要素をdivタグで囲う。

これでdivタグで囲った部分をグループ化することができました。

ただし、divタグだけでは見た目上の変化はないので、このdivタグにCSSを適用して装飾をすることが一般的です。
 

divタグにclass属性を指定してCSSを適用する

つぎに、divタグにclass属性を指定してCSSを適用していきます。

divタグは他の箇所にも複数使用されることが多いので、通常他のdivタグと区別ができるようにclass属性の指定することが一般的です。

関連【HTML CSS】classとid属性の意味や違い・使い方

class属性を指定するには、以下のように記述してあげればOKです。

これでdivタグで囲ったグループに対して、上の例では「box1」というclass名を付けることができました。
 

あとはこちらのclass名に対して好きなスタイルを付けていくことが可能です。

付与したclass名に対して好きなスタイルを付けていくことができる。

 

divタグをのかわりに別のタグを使うことも

divタグはそれ自体が意味を持たないので汎用的に使えますが、あえて意味を持たせたい場合は別のタグを使う場合があります。

たとえば、極端な話ですが見出し(hタグ)やリスト(ul、li)、段落(p)の代わりにすべてdivタグを使ってCSSで装飾することも可能ですが、こういったやり方は意味を理解しにくくなるので推奨されません。

特に最近ではより意味づけ(セマンティック)を意識してタグを使うシーンも増えました。

下記のようなタグは、divタグと同じように直接見た目に影響を与えませんが、headerはヘッダー部分、footerはフッター部分など意味をもち、検索エンジンも意味を理解しやすくなります。

タグ名 意味・役割
header 導入的なコンテンツつまり、ヘッダー部分を指します。詳細はこちら
footer 直近の区分コンテンツまたは区分化ルート要素のフッターを表します。詳細はこちら
main ページ内の主要な内容を指します。詳細はこちら
article ページ内で自己完結している、個別に配信や再利用を行うことを意図した構成物を表します。詳細はこちら
aside 余談要素・補足事項をします。詳細はこちら
nav ナビゲーションリンクを提供するためのセクションを表します。詳細はこちら
section 文書の自立した一般的なセクション (区間) を表します。詳細はこちら

 
たとえば、ヘッダー部分のグルーピングを<div id="header">〜</div>ではなく、代わりに<header>〜</header>を使うことで、検索エンジンもヘッダー部分であるということを理解しやすくなり、SEOの一助になると言われています。

より意味づけを意識したタグを使う
 

ただしあくまで一般的なガイドラインをもとに制作者が解釈して使用しているので、「ここは〜〜を使わないと正解・不正解」とったレベルで神経質に気にしなくても良いかと思います。

divタグを使用する上での注意点。

 
 

divタグとspanタグの違い

divタグはグループ化したブロック全体のスタイリングに使用されるのに対して、spanタグは一般的に文章の中の一部のスタイリングに使用します。

spanタグも「意味・役割を持たないスタイリング目的で使用されるHTMLタグ」だと聞いたけど、divタグと何が違うの?

 

■divタグとspanタグの違い

  • div(ブロックレベル要素)・・ブロック全体のスタイリングに使用される
  • span(インライン要素)・・テキストの一部のスタイリングに使用される

 
divタグはグループ化したブロック全体のスタイリングに使用される。
 

spanタグは文章の一部のスタイリングに使用される。
 

こういった使い分けがされる理由は、全てのHTMLタグにはコンテンツモデルと呼ばれる「〇〇要素の中には、△△要素が配置できる」といった配置ルールが決まっている為です。

なおdivタグとspanタグのコンテンツモデルは以下のようになっており、例えばspanタグの中にはpタグやh1~6タグといったタグは入れられないので、divタグのようにブロック全体をspanタグで囲うといったことはできません。

divタグとspanタグのコンテンツモデル比較図。
 

■(参考)spanタグの誤った使用例

spanタグの悪い使用例。
 

また逆にspanタグはpタグやh1~h6タグといった要素の子要素として使用することができますが、こちらもコンテンツモデルの決まりからpタグやh1~h6タグの配下にはdivタグは使用できないといったルールがある為、spanタグの代わりにdivタグを使用することはできません。

pタグとh1~h6タグのコンテンツモデル比較図。
 

■(参考)divタグの誤った使用例

divタグの誤った使用例。

 

あわせて読みたい関連記事

その他にもdivタグで囲った要素はブロックレベル要素の性格を有するのに対して、spanタグで囲った要素はインライン要素の性格を有するといった違いもあります。

これらの違いについては以下のブログ記事にて詳しく解説していますので、気になった方はこちらも併せてご覧頂けると良いかと思います。

HTML ブロックレベル要素とインライン要素の違いと特徴

インライン要素・ブロックレベル要素とCSS「display」の使い方

 

divタグを使った例

display:flexでdivタグを横並びにする

display:flexを利用して、divタグを横並びにするレイアウトは最もよく使う方法の一つです。

■表示例 親要素にdisplay:flexを指定


 
親要素にdisplay:flexを追加すると、親要素がflexコンテナとなり子要素がflexアイテムとなり横並びになります。

■上記のソースコード

 
関連【CSS display:flex】フレックスボックスの使い方

 

display:gridでグリッドレイアウトを作る例

display:gridを利用して、各divタグに対して下記のような格子状のレイアウトを作成するケースもよくあります。

グリッドレイアウトデモの完成例

 

関連【CSS グリッドレイアウト】display: gridの使い方
 

これらはあくまで一例ですが、こういったレイアウトを作成する際にdivタグは非常によく利用されます。
 

まとめ

まとめです。今回は、divの意味や利用シーンなど、divタグの使い方を解説しました。

ある部分をグループ化してレイアウトを変えたい」といった時などにdivタグを使用する。

divタグはdivision(分割)から由来しており、「ある部分をグループ化してCSSでレイアウトを変えたい」といった時などに使用されます。

今回は以上になります。最後までご覧頂き、ありがとうございました。
 

 

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