2022年6月15日 花屋
今回のインタビュー相手
川上さんは生花装飾業の会社で20年ほど勤めたのち、2021年退職&独立。
現在は京都の三条通りでフラワーショップ「モーンガータ京都」を開業・運営されています。
もくじ
現在しているお仕事・事業について

— 本日はよろしくお願いいたします。まずは現在どんな仕事をしているのか教えていただけますでしょうか。
(モーンガータ京都 川上さん)京都の三条会商店街で「モーンガータ京都」という花屋を営んでいます。2021年9月にオープンしました。店頭販売のほか、オンラインショップでも花束やフラワーアレンジメントを販売しています。
誕生日、入学式、卒業式、発表会、母の日など、イベントがらみで花を購入されるお客様が多く、法人関係では、開店祝いに贈る花や、送別会で渡す花束を買いに来られます。
— 店名の「モーンガータ」とはどのような意味ですか?
(モーンガータ京都 川上さん)スウェーデン語で、水面に映る月の光が道のように見えることを「モーンガータ」と言います。月にちなんだ名前を付けたかったので調べて、きれいな言葉だなと思って店名にしました。

ー 同じ花屋でもモーンガータ京都ならではの特徴はありますか?
(モーンガータ京都 川上さん)関西では珍しい品種を扱っていることと鮮度が高いことが当店の強みです。
特に薔薇(バラ)を中心に取り扱っています。
良い花を取り扱っている問屋さんとお付き合いできているおかげです。

ー 珍しい品種や鮮度の高いのが特徴なのですね。
(モーンガータ京都 川上さん)当店の仕入先は、前にいた会社から20年ほど付き合いがあったので、「川上さんに売ってあげるよ」と言ってもらっていました。バラ農家さんにも直接回って、仕入れさせてもらえるように交渉したりもしました。
開店前に片道1時間以上かけて取りに行くので、新鮮なバラをお客様にお届けすることができています。
ー 他にもアレンジメント教室もされているのですね。
(モーンガータ京都 川上さん)はい。アレンジメント教室は、花を楽しんでもらいたくて行っています。
自分でアレンジなどを挿してプレゼントしたい方も増えてきているのでレッスンをしています。花材(花や器など)を5,500円以上、買って頂いたら60分ぐらいを目安に予約制で体験して頂いてます。







独立して仕事を始められたきっかけは?

ー 話は変わりますが元々どのような仕事をされていたのですか?
(モーンガータ京都 川上さん)元々、生花装飾業の会社に20年ほどにいて、花を運んだり、スタンド花を作ったりしていました。母の影響で小さいころから花が好きで、花を扱う仕事を選びました。母は家に花を絶やさない人で、庭でいろんな花を育てていました。
ー そこから独立して今の花屋のお仕事を始められたきっかけはなんでしょうか?
(モーンガータ京都 川上さん)それまで漠然と50歳までに独立して花屋をやりたいと考えていましたが、40代半ばのときコロナ禍で婚礼の花が全部キャンセルになったんです。
人が集まることが制限され、会社の先行きに不安を感じたことがきっかけで今回のタイミングで独立に踏み切りました。会社を退職して京都の三条通りで店舗を借りてモーンガータ京都をオープンしました。
ー 店舗販売だけでなくオンラインショップでもお花を販売されているのですね。
(モーンガータ京都 川上さん)はい。ネットで物を買うことが身近になってきていますし、運送状況も昔よりよくなり花を全国各地にスムーズに配達できるようになりました。
コロナ禍で親と会えないからオンラインで花を贈りたいという人も増えていると感じていたので、店舗開店と同時にオンラインショップも開設することにしました。
先日、京都観光で来られていた千葉のお客様が「このバラ、素敵ですね」と購入され、自宅に送りました。オンラインショップでは関東方面のお客様も増えてきています。

開業してから苦労していること
ー オープンして1年目になりますが、仕事で苦労されていることはありますか?
(モーンガータ京都 川上さん)現在オープンしてまだ一年経っていないので、やはり大手や老舗と比べると、まだまだ知名度が低い点に苦労しています。
知名度を上げるために、インスタをフォロワー1万人を目指して頑張っていますし、ホームページやオンラインショップでもっとお花を販売していきたいので、ホームページを検索上位に上げられるようにコンテンツの充実を図っています。

ー インスタを拝見させていただきましたが、とても綺麗な花の写真が多いですね。
(モーンガータ京都 川上さん)はい。きれいな花の画像は生命線なので、撮影場所と時間を決めて、自然光が一番いいときに撮影しています。
花屋の先輩でインスタを上手に活用している人のアドバイスで、より魅力的になるように研究しています。
花屋としての情熱や想いを伝えたいという気持ちもあります。
ー いろんな方にサポートしてもらっているんですね。
(モーンガータ京都 川上さん)そうですね。問屋さんやバラ農家さんからは花のこと、花屋の先輩からはインスタのこと、スクールではワードプレスやSEOのこと…。いい人と出会えて必要なことを教えてもらっています。
実は、花たちがいい人を引き寄せてくれていると思っています。うまくいかないときに、花を育てると運気が上がると教えてもらったことがあります。
それを信じて、庭に花の種をまいて、水をあげたり雑草を抜いたりして手をかけると、花はきれいに咲いてくれました。花を育てることを毎日繰り返すと、人としてちゃんと生きなければという意識になります。それが運気を上げたり、いい人と出会ったりすることにつながると思っています。

開業してから嬉しかったことや心がけていること
ー 開業してから仕事でうれしかったことは何ですか?
(モーンガータ京都 川上さん)インスタのダイレクトメールで「この間の花をお願いします」というメッセージが来たり、インスタにコメントをもらえたりすると、オンラインでもお客様とのつながりを感じられてうれしいです。
オンラインでやりとりできると、お客様の疑問が解消され、好みもわかり、「思っていた花と違う」ということもなく、送った後の後悔がありません。
ー 仕事で心がけていることはありますか?
(モーンガータ京都 川上さん)贈る方の気持ちと、贈られる方の好みをしっかり聞いて、喜ばれる花を選ぶように心がけています。
zoomなどでビデオ通話ができると、お客様の気持ちがもっとわかるようになるのでzoomでの対応も取り入れたいと思っています。遠方のお客様に店の花をお見せしながら、「この花どうですか?」などとやりとりしたいですね。

ー 花屋「モーンガータ」の店主として伝えたいことはありますか?
(モーンガータ京都 川上さん)大事な人に大事なときに贈るのにふさわしい花は、1本1本こだわって大切に育てられた花です。農家さんが大事に丁寧に育てた花を、大切なシーンで使ってほしい。いい花を多くの人に広めていきたいと思っています。
あるお客様は、退院されたばかりのお父様に「元気を出してほしい」という思いを込めて、当店の花を贈られました。
お見舞いなどで励ましの気持ちをうまく言葉にできないとき、お花が言葉にならない気持ちを伝えてくれます。花を見ていると、心が和み、元気が出ます。花は人の心に寄り添ってくれるので、何も言わなくても、花を贈ることで伝わる想いがあります。
ホームページ制作を勉強したことについて

ー 話は変わりますが、今回花屋のホームページを自作しようと勉強しようと思った動機は?
(モーンガータ京都 川上さん)開業を考え始めた頃から、仕事用のホームページがいるなと考えていました。
ホームページを外注か自作かで迷っていましたが、自分の言葉で想いが伝わるようなホームページを作りたかったのと、どんどん更新したかったので、自作できるものならしたいなと考えていました。
そこでまずは事前にWordPressやホームページの基本を勉強しようと思って、スクールを探しました。
ー WEBスクールはどのように選ばれましたか?
(モーンガータ京都 川上さん)ネット検索して、WEBST8のホームページを見たとき「個別指導」の言葉にひかれました。また、ホームページにあった「こんな人におすすめです」を読んだとき、「僕が求めている学校はここ」とピンときました。
自分はWebデザイナーを目指しているわけでもなく、一からWeb制作の基礎を勉強する時間もありませんでした。
そんななか、個別指導で聞きたいことをピンポイントで聞けて、効率的に自分が作りたいホームページを作成できそうという点が魅力的に感じました。会社勤めだったので、通える時間帯だったこともよかったですね。

ー 実際WEBスクールに通ってみてどうでしたでしょうか??
(モーンガータ京都 川上さん)レッスンで一緒にいた他の生徒さんは個人事業主の方が多くて、実際にビジネスで利用するホームページを自作されていたので、とてもモチベーションアップになりました。
他の生徒さんが学んでいる様子を見たり聞いたりして参考にでき、「そのアイデアいいな」と思えば、先生にやり方を教えてもらってました。
知りたい事だけ教えてもらえることもいいですね。「SEO対策が知りたい」と言えば、自分にできるやり方をピンポイントで教えてもらえてとても早く進みました。
また、レッスンの後、教えてもらった内容が載っているサイトのURLを送ってもらえるので、何日かたって忘れても、それを見れば思い出せます。これはかなり助かっています。

ー 今後、目指していることはありますか?
(モーンガータ京都 川上さん)今目指しているのは、オンラインショップやインスタを軌道に乗せたり、遠方のお客様とリモートでのやりとりを強化して、良い花をより多くの人の元に届けることです。
いくら僕が「こんな花が欲しい」と取引先の農家さんに言っても、まとまった数が見込めないと農家さんも欲しい花を作ってくれません。現在農家さんが僕に花を託してくださるのも、多くの人にもっと広めてほしいという気持ちがあるからです。
もっとネットでたくさんの人に当店のことを知ってもらえれば、より多くのお客様に新鮮な良いお花を届けることができます。そう思って、ホームページやインスタをがんばってやっています。
お話ありがとうございました!これからも引き続きよろしくお願いいたします!

\ Webスクール運営より /
インタビューにご協力いただきましてありがとうございました!
川上さんは、まだ会社員の頃から将来を見据えてまずはホームページやWordPressのことを勉強しに教室に通われました。そんなかコロナ禍になったことがきっかけで、独立を決意され2021年京都にモーンガータ京都をオープンされました。
今後もSNSやホームページ・オンラインショップを強化して、より多くの方にお花を届けていきたいとのことで引き続き頑張ってください!
京都花屋 モーンガータ(MANGATA)
京都市三条通り沿いの花屋・花のオンライン販売

フラワーアレンジメントや花束(ブーケ)など花のギフトをオンライン 通販している京都花屋 モーンガータです。店は京都市中京区の三条会商店街にあり、西友とフレスコの間の南側にございます。 インスタにフラワーアレンジメントや花束(ブーケ)などを投稿しているので見てくださいね。