IT業界での転職にあたって、欠かせない選択肢となっているのが転職エージェントです。
転職エージェントを利用すると今後のキャリアプランを一緒に考えてくれますし、求人の提案から具体的な書類作成のアドバイスや面接対策まで転職先決定までをサポートしてくれます。
うまく使いこなせばあなたの転職をサポートしてくれる強力なパートナーとなりますが、その特徴を理解した上で活用しないと転職エージェントに踊らされてしまうことにもなりかねません。
今回はそんな転職エージェントを利用するメリット・デメリットや使うのに向いている人についてお伝えします。
なお、IT・エンジニアにおすすめの転職エージェントを「IT・エンジニアにおすすめの転職エージェント比較・一覧」でご紹介していますので、転職エージェントをお探しの方はあわせてご参照ください。
転職エージェントとは?サービス概要
転職エージェントは、転職希望者と人材を探している企業の間に立ってマッチングをお手伝いしてくれるサービスのことを言います。
サポート内容はエージェントによって若干異なるものの、基本的には「求人紹介」「キャリア相談」「面接対策」、また入社が確定してからは「入社日の調整」などといった様々なサポートを受けることが可能です。
- 求人紹介
- キャリア相談
- 応募書類の添削
- 面接対策
- 年収交渉
- 入社日の調整
など
また、ほとんどの転職エージェントは無料で利用することができます。これは転職希望者の入社が決定することで企業側から紹介料を受け取っているためです。
転職エージェントとは~もともとは有料職業紹介と呼ばれていた
転職エージェントは、もともとは有料職業紹介と呼ばれていました。
20年以上前までは転職エージェントは「人材紹介」もしくは「有料職業紹介」と呼ばれることが一般的でした。
「有料職業紹介」に対する「無料職業紹介」がハローワーク(公共職業安定所)です。
「転職エージェントって無料で利用できるのでは?」と思いますよね。
そうです、転職にあたって転職エージェントを個人が利用しても費用はかかりません。
それでは、無料というのは誰にとっての無料なのでしょうか?この無料と有料の違いは採用する企業にとっての話です。ハローワークは国のサービスですので、企業が求人を出しても費用がかかりません。ですので、採用にコストをかけることができない企業でも求人を出すことができます。一方で転職エージェントは採用の成功報酬で企業に費用がかかります。
成功報酬ですので料金は高めに設定されており、年収の30~35%が相場となっています。
企業としては採用が成功するまでは費用がかからず、自社にあった人材をマッチングしてくれるので、転職エージェントを利用する価値があるわけです。
1999年に職業安定法が改正され、民間事業者による営利目的の職業紹介が一気に広がり、転職エージェントという言葉が生まれました。企業にとって成功報酬かつ有料であること、営利目的であることを仕組みも含めて理解すると、転職エージェントの効果的な活用方法がみえてきます。
ここから転職エージェントを活用するメリットとデメリットを見ていきましょう。
転職エージェントを利用するメリット
転職エージェントを利用するメリットは主に下記のようなものがあります。
■転職エージェントを利用するメリット
- 転職をサポートするキャリアアドバイザーに相談が可能
- 非公開求人の紹介
- 応募書類(履歴書・職務経歴書など)作成のアドバイス
- 応募書類にプラスして推薦状を送付
- 面接対策の実施
- 企業とのやりとりを代行
- 面接結果のフィードバック
1.転職をサポートするキャリアアドバイザーに相談が可能
2つ目は、転職をサポートするキャリアカウンセラーに相談できるという点です。
多くの転職エージェントは業界別の担当制で転職活動をサポートしています。また、小規模で活動している転職エージェントの場合は特定の業界や職種に強みがあります。
ですので、IT業界の転職事情に通じているキャリアアドバイザーが転職相談に乗ってくれる可能性が高いです。1対1の面談でこれまでの経歴や希望の求人について話を聞いた上で、転職に向けての最適な提案を行ってくれます。
多くの転職支援実績がある転職エージェントの場合、相談者が気づいていなかったり、知らなかったりする企業や求人の選択肢を提案してくれる可能性もあります。転職市場での自分自身の相場を知ることでキャリアの強みと弱みを認識できるいい機会にもなります。
転職活動を始める際、自分の強みを把握しておくことは大事ですが、自身の強みが何なのか整理できていない人も多いです。転職エージェントでプキャリアアドバイザーにキャリア相談することで、スムーズにキャリアの棚卸しをすることができます。
2.非公開求人の紹介
2つ目は、非公開求人を含む豊富な求人が見れるという点です。企業から転職エージェントにだけ依頼されている求人はいくつも存在します。
例えば、知名度の高い企業が求人を求人サイトや自社の採用ホームページで公開すると応募が殺到して対応できなくなるケースがあげられます。
企業は転職エージェントに依頼すると要件にあった人材を紹介してくれるので効率的に採用活動を行うことができます。転職エージェントには一般には公開されていない求人があり、転職サポートを受けることでそういった求人を紹介してもらえる可能性があります。
求人票だけではわからないその会社の選考プロセス、社風やその会社の雰囲気なども情報提供してもらえるのも大きなメリットです。
3.応募書類(履歴書・職務経歴書など)作成のアドバイスがもらえる
3つ目は、応募書類(履歴書・職務経歴書など)作成のアドバイスがもらえるという点です。
転職エージェントでは面談時にあなたのこれまでの経歴をお伺いした上で、履歴書や職務経歴書の添削を実施してくれます
どういった点を強みとしてアピールすればよいのか、企業が応募書類でチェックしていることなどをふまえて客観的にアドバイスをしてもらえます。多くの転職支援実績がある転職エージェントであれば、応募先企業の重視するポイントもおさえているので頼もしいかぎりですね。
4.面接対策の実施
4つ目は、面接対策を実施してもらえる点です。
転職エージェントでは、書類選考に通過すると面接対策を行ってくれます。実際の面接を想定して練習し、質疑応答や身だしなみなどの具体的なアドバイスがもらえます。
応募先企業の面接で過去に出た質問など、選考にあたって気をつけるポイントの情報が提供されます。
自分一人で転職活動しているとこういった対策や情報は得ることができませんね。
5.応募書類にプラスして推薦状を送付
5つ目は、応募書類にプラスして推薦状を送付してもらえるという点です。
転職エージェント経由の応募では、応募書類と推薦状を企業に送付します。推薦状は担当のキャリアアドバイザーがあなたの経歴やお人柄を応募先企業にアピールするためのものです。
企業からの信頼が厚いキャリアアドバイザーからの推薦があれば、書類選考の通過率が高まる可能性もあります。実際、特定のキャリアアドバイザーからの紹介であれば、一度会ってみようかなという企業の採用担当者もいらっしゃいます。
6.企業とのやりとりを代行
6つ目は企業とのやりとりを代行してもらえるという点です。
転職エージェント経由で企業に応募すると、応募手続きから面接日程の調整、内定に至るまでのやりとりを代行してもらえます。特に仕事を続けながらの転職活動であれば日程調整だけでも大変です。
応募先の選考スケジュールの調整や、選考を進めていく中で出てきた懸念点を応募企業に確認してもらうこともできます。面接後、アピールできなかったことを補足で伝えてもらうことも可能です。
また、内定後の給与交渉など企業と直接話しにくいことも、転職エージェントが介在することで円滑に進めるためのサポートが期待できます。
7.面接結果のフィードバック
7つ目は、面接結果のフィードバックがもらえるという点です。面接後、応募先企業からの評価を確認して、フィードバックしてもらうことができます。
企業からどういった点が評価されているのか、懸念点は何なのかなどを情報提供してもらえるので、次回以降の面接に活かすことが可能です。応募先企業と転職エージェントの関係性が強ければ強いほど、より濃い情報を得ることができ企業の本音を理解して面接にのぞむことができます。
次に転職エージェントを利用するデメリットを見ていきましょう。
転職エージェントを利用するデメリット
■転職エージェントを利用するデメリット
- 応募までの日数がかかる
- 転職エージェントのミスマッチの場合もある
- 転職エージェントサービスの品質が低い・ばらつきがある
- サポート期間が有限・短いこともある
- 求人を自由に閲覧できない
- 転職エージェントのスケジュールに振り回されることも
1.応募までの日数がかかる
1つ目は、応募までの日数がかかるという点です。
転職エージェントを利用する場合、転職エージェントに登録後、担当キャリアアドバイザーとの面談後に求人紹介、応募となります。
キャリアアドバイザーとの面談日程の調整がうまくいかなければ、応募までの日数が想定以上となることもあります。転職サイトであれば、その場で応募ができるので、結果として応募までの日数は短くなります。
転職を急ぐのであれば、いくつかの転職手段を並行して利用することも一案です。
2.転職エージェントのミスマッチの場合もある
2つ目は、転職エージェントのミスマッチの場合もあるという点です。
転職エージェントによって強みや特徴が異なりますので、自分の希望するサービスとミスマッチが起こる可能性があります
規模の大きい転職エージェントであれば業界別にチームを編成し、総合的にサービスを提供していますし、特定分野に特化した転職エージェントであれば、その領域に強みを持ってサービスを提供しています。
ご自身の希望にマッチする転職エージェントを選ばなければ、最適な求人を紹介してもらえない可能性もあります。いくつかの転職エージェントに登録してみて自分と相性があう担当者との出会いを模索するのも大切になってきます。
3.転職エージェントサービスの品質が低い・ばらつきがある
3つ目は、転職エージェントサービスの品質が低い・ばらつきがあるという点です。
民間事業者による営利目的の職業紹介サービスは、参入が比較的容易なこともあり、サービスの品質は企業や担当者によって大きなバラツキがあります。(規模の大きい会社であれば絶対に安心というわけではありません。)
仮に転職希望業界について経験の少ないカウンセラーに当たった場合は、あまり満足したサポートが受けられない可能性があります。
また担当者によっては、自身の売上やノルマなどを気にして転職希望者の希望とは異なる求人を強引に進めてくる場合や、転職希望者の学歴・職歴で対応があからさまに変わる人も中には存在します。
利用前にできるだけ、その転職エージェントについて口コミなどを情報収集するようにし、担当者とやり取りしていく中でうまくいかない場合はサービスの利用を中止することも検討していく必要があります。
4.サポート期間が有限・短いこともある
4つ目はサポート期間が有限・短いこともあるという点です。
例えば「リクルートエージェント」のように約3ヶ月を目安としているようなところもあります。
リクルートエージェントの転職支援サービスの提供期間は、面談から転職先が決まるまでの約3カ月を目安としています。約3カ月を目安にしている背景のひとつに、実際に多くの方が約3カ月程度で転職先を決定していることが挙げられます。
引用:転職エージェントの登録時期 | リクルートエージェント
そのため、時間をかけてゆっくりと転職活動を進めていこ
転職エージェントは企業からの成功報酬で成り立つ仕事であり、あまりにも長く一人の転職サポートをしていると事業として成り立たなくなってしまいます。ですので、サポート期間を「利用登録から3ヶ月間」などと期間を定めている転職エージェントがあります。転職活動を進めない登録者が増えても困ってしまうからです。
そのため、ある程度、スピード感を持って転職活動を進めてみようと思ったときに利用を開始することがおすすめです。
サポート期間を設けていない会社であっても、なかなか転職のアクションを起こしてくれない転職希望者であれば、転職エージェントの本気になって応援したい優先順位が下がってしまう可能性があります。
彼らが成功報酬で仕事をしていることを考えると仕方がないことだとご理解いただけるかと思います。
5.求人を自由に閲覧できない
5つ目は、求人を自由に閲覧できないという点です。転職エージェントの求人は非公開のものも多く、転職希望者が自由に閲覧することができません。
キャリアアドバイザーが転職希望者にマッチする求人を紹介する仕組みをとっています。自分で求人を探して応募していきたいと考えている方は、わずらわしさを感じることが出てくるかもしれません。
採用企業にとっては非公開にしておきたい事情もありますから、転職エージェント(人材紹介)という仕組み上避けられないことです。
6.転職エージェントのスケジュールに振り回されることも
6つ目は、転職エージェントのスケジュールに振り回されることもあるという点です。
転職エージェントは営利目的かつ成功報酬の事業ですので、できれば自分が紹介した案件で転職を実現してもらいたいわけです。
また、営業的な要素が強い側面がある仕事ですので、早く転職が決定してほしい気持ちが働き、早めのスケジュールで動くように促されるケースもあります。じっくりと活動したい方にとっては転職エージェントのスケジュールに振り回される可能性もあります。
転職エージェントを使うのに向いている人
ここまでで転職エージェントのサービス概要やメリット・デメリットを紹介してきましたが、以上を踏まえると、転職エージェントは以下のような方におすすめと言えるかと思います。
- 客観的なアドバイスを活かして転職活動を進めたい人
- スピード感を持って転職活動したい人
- 自分の転職の軸をしっかりと持っている人
1.客観的なアドバイスを活かして転職活動を進めたい人
1つ目は、客観的なアドバイスを活かして転職活動を進めたい人です。
転職エージェントを活用することで、自分では認識していない強みや弱み、可能性に気づくことが可能となります。転職市場に精通している第三者の意見に耳を傾けることは今後のあなたのキャリアにとって有益な機会となりえます。
また、転職活動を進めるにあたって、①応募書類の添削、②面接日程の調整、③面接対策、④選考過程での企業との連絡、⑤条件交渉などを転職エージェントがサポートしてくれます。
転職活動が不慣れな方にとって頼もしいサービスと言えます。
2.スピード感を持って転職活動したい人
2つ目は、スピード感を持って転職活動したい人です。
応募手続きが終わりさえすれば、転職エージェントを利用することで転職活動のスピードは速まります。あらかじめ転職エージェントの担当者に希望条件を伝えておけば、希望にマッチした求人を紹介してもらえますし、応募の意思を伝えれば転職エージェントが手続きをとってくれます。
転職エージェントとしても短期で転職活動を進めたい人はありがたいい存在ですので、手厚くサポートをしてもらえます。
3.自分の転職の軸をしっかりと持っている人
3つ目は、自分の転職の軸をしっかりと持っている人です。
転職にあたって自分が実現したい軸をしっかり持っていることが大切です。
転職エージェントの担当者の意見を聞くことは必要ですが、転職にあたって大切にしたいことが明確でなければ、最適な提案を行うことも困難になってきます。
また、方向性がぶれて二転三転してしまうと、転職エージェントも不信感を持つことにつながります。転職活動への意欲と方向性がある程度定まった段階で登録・相談することをおすすめします。
自分に合った転職エージェントの選び方
つぎに、自分に合った転職エージェントの選び方を簡単にご紹介します。
- 希望している業界の求人があるかどうかで選ぶ
- 各エージェントの特徴を考慮して選ぶ
- 転職サポート期限を考慮して選ぶ
1. 希望している業界の求人があるかどうかで選ぶ
1つ目は、自分の希望している業界の求人があるかどうかで選ぶという方法です。
エージェントによっては「金融業界には強いけれど、IT業界には弱い」といった特色があります。
そのため、まずは自分の希望している業界の求人が豊富かどうかという点で転職エージェントを選択すると良いでしょう。
2. 各エージェントの特徴を考慮して選ぶ
2つ目は、各エージェントの特徴を考慮して選ぶという方法です。
転職エージェントとしての役割は各社似ていますが、「20代〜30代の若者の転職支援実績が豊富」なところや「積極的に求人紹介をしてくれる」ところなど、特徴はそれぞれ異なります。
そのため、各エージェントの強みとしている点を把握した上で、自分に合った転職エージェントを選択すると良いでしょう。
3. 転職サポート期限を考慮して選ぶ
3つ目は、転職サポート期限を考慮して選ぶという方法です。
先述しましたが、転職エージェントによってはあらかじめ目安となる転職サポート期限が決められていることがあります。
働きながら転職活動をしている方だと短期集中という訳にはいかないかもしれないので、この点も考慮して自分に合ったエージェントを選択すると良いでしょう。
転職エージェントを利用するにあたって気をつけたいこと
最後に転職エージェントを利用するにあたって気をつけるべき点をお伝えしたいと思います。
成功報酬かつ営利目的であること
冒頭でお伝えしたように転職エージェント(有料職業紹介)は企業からの成功報酬で成り立つ営利目的の事業です。事業として継続していくためには利益を確保する必要があります。
当然のことながら、利益確保につながる転職希望者が彼らにとってはありがたいわけです。
(転職が決まってなんぼの世界です。)
では、どういった転職希望者が転職エージェントにとって転職支援がしやすいのでしょうか?これは時代によって変わってきますが、ここ最近(5~10年くらい)の日本社会では以下のような状況かと考えます。
・若手層(特に20代前半まで)は業界職種未経験でも採用されやすい。
→少子高齢化が進んでおり、どの企業にとっても高齢化した組織構成のバランスの是正や次世代への組織の継承が喫緊の課題となっており、若手層を必要とするニーズが高いです。今後のポテンシャルが感じられる若手人材であれば、経験に関係なく採用する企業は多数存在します。
日本企業の昔からの文化とも言えるかもしれませんが、若手であれば経験が浅くても育てていこうという傾向があります。
・35歳転職限界説はとうの昔に崩壊した。
15~20年前までは35歳を過ぎると転職そのものが難しいと言われていました。今は少子高齢化や人生100年時代を迎え、ミドル層(30代~40代)でも企業が求める即戦力となりうるスキルや経験があれば転職は難しくない時代になってきています。
以上のように転職エージェント経由での転職においては若手層であるか、求人要件が必要とするスキルや経験を保有する若手やミドル層までが転職支援しやすい対象であると言えます。成功報酬かつ営利目的である以上、転職支援しやすい対象を優先的にサポートすることになるでしょう。
人と人との仕事である以上、相性がある
転職エージェントは非常に属人的な事業であると言えます。出会う担当者によって、大きく提案内容が変わることもあります。たとえ大手企業の転職エージェントであったとしても担当者によって提案内容は変わって当たり前と思っておいたほうがいいです。
また、転職エージェントの企業規模が大きければいいとは必ずしも言い切れません。個人で活動している転職エージェントであったとしても、実は大手企業でしっかりと経験を積んで独立している転職エージェントも数多く存在しています。
ホームページ等で自社の特徴を開示している転職エージェントも多いですので、しっかりと情報収集して活用することをおすすめします。
転職エージェントは千差万別
規模の大小にかかわらず、転職エージェントは千差万別です。
例えば、企業からの信頼関係が強い転職エージェントであれば、その人が面接してほしいというのなら会ってみようかという話になることもあります。専門的な領域に強みを持つ転職エージェントであれば、転職希望者の強みを引き出すことも可能です。
また、その転職エージェントにとって、あなたの転職活動が支援しやすいかもサービスの質に大きく影響します。つまり、転職エージェントの特徴と転職希望者の経験や人柄によってどういったサービスになるのかが変わってきます。だから、一つの転職エージェントでうまくいかなかったとしても、別の転職エージェントであればうまく転職活動が進んでいく可能性もあります。
転職エージェントに頼りきりになるのではなく、その特徴をふまえてご自身の転職活動にうまく組み込んでいく意識が大切になってきます。
まとめ
ここまで転職エージェントを利用するメリット・デメリットや使うのに向いている人をご紹介してきました。活用方法次第で転職エージェントが役に立つことが理解いただけたかと思います。
メリット | デメリット | |
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転職エージェントの特徴 | 転職をサポートするキャリアアドバイザーに相談が可能 非公開求人の紹介 応募書類(履歴書・職務経歴書など)作成のアドバイス 応募書類にプラスして推薦状を送付 面接対策の実施 企業とのやりとりを代行 面接結果のフィードバック | 応募までの日数がかかる 転職エージェントのミスマッチの場合もある 転職エージェントサービスの品質が低い・ばらつきがある サポート期間が有限・短いこともある 求人を自由に閲覧できない 転職エージェントのスケジュールに振り回されることも |
なお、今回は転職エージェント全体的な傾向・特徴をご紹介しましたが、各転職エージェントにはさらに異なる特徴があります。そのため、自分に合った転職エージェントを探したい方はホームページやSNSの口コミなどでしっかり調べた上で選択するようにしましょう。
なお、IT・エンジニアにおすすめの転職エージェントを「IT・エンジニアにおすすめの転職エージェント比較・一覧」でご紹介していますので、転職エージェントをお探しの方はあわせてご参照ください。
今回は以上となります。最後までご覧いただきありがとうございました。