今回はIT業界・WEB・エンジニア転職したい転職希望者向けに、プログラミングスクール・Webスクールをご紹介します。
一口にプログラミングスクールと言っても、目的や状況によって選ぶべきスクール・コースは変わります。IT業界へ転職したい方は参考にしてみてください。
プログラミングスクール選び方のポイント・注意点
プログラミングスクールを選びあたって、ご目的や状況によって選ぶべきスクール・コースは大きく変わります。転職目的の場合は下記を参考にしましょう。
- スクールに通う目的は何か、何を達成したいか
- 学習できる内容はなにか
- 転職支援・転職サポートがあるか
- 家での学習時間をちゃんと確保できるか
- 転職保証に期待しすぎていないか
スクールに通う目的は何か、何を達成したいのか
Webデザインやプログラミングスクールなど世の中にたくさんあります。集合教育やオンライン形式や個別形式などたくさんの形式があり価格や内容も様々です。
「どこのスクールが自分に合っているのかわからない」という方は達成したい目的・目標はなにかを考えてみてください。自分の目的が明確になれば重要視するところも固まります。
技術だけ習得したい場合であれば転職サポートサービスなどは不要ですし、逆に未経験で不安だから転職サポートも欲しい場合は転職サポートサービスのあるところを選んだ方が良いです。
また、副業や独立してフリーランスになりたい人であれば副業・独立経験のある講師の方が有益なアドバイスがもらえると思います。
基本がある程度わかっている人であればオンライン(ネットで教わる環境)でどんどん学習することもできますし、やはり実際にあって対面で学習した方がやりやすいという人もいると思います。
まずは大前提としてそのスクールで自分の目的・目標を達成できるかどうかという視点でスクールを選ぶようにしましょう。
学習できる内容は何か
また大事になるのが学習内容です。特に学習対象のプログラミング言語に注目しておきましょう。
フロントエンドであればHTMLやCSS、Javascriptなどが学習できるか。
バックエンドだったら、RubyやPHP、Javaなど(その中のどれ)が学習できるか。
Web制作会社に転職したい場合であればHTMLやCSS、Javascriptなどのフロントエンドの技術は必須です。WordPressで制作している場合はPHPの基本も知っておく必要があります。
また、プログラマーを目指している場合でも、SIer系企業であればJavaやC言語系を使うところが多いのに対して、Web系企業への転職の場合RubyやPHPを使うところが多い傾向があります。
こういったジャンルのエンジニアになりたい・あるいは言語を学びたい方は別のスクール・コースを検討した方がよいでしょう。
家での学習時間をしっかり確保できるか
どのスクールでも、基本的に予習と復習は必須です。全くのIT初心者の場合、特に予復習をしっかりしないと高確率でついていけなくなります。
社会人でプログラミングスクールに通う人でよくある失敗例が、「時間がなくて予習する時間がなく途中で脱落」といったパターンです。
プログラミングスクールは大体2〜3ヶ月くらいが多いので、少なくともこの期間は終業後に毎日2時間〜3時間は学習時間に充てる時間を確保しておいた方が良いです。
もしどうしても忙しくて時間が確保できそうにない場合は、多少時間が確保できるまで一旦スクールを見送るのも手ですし、お金はかかりますが社会人向けの期間に融通の効くコースを検討されると良いでしょう。
転職保証にあまり期待しないこと
基本的に転職保証にはあまり期待しないようにしておいた方が無難です。
転職支援型のプログラミングスクールの中には20代限定で転職保証(転職できなかったら受講料返金)といった制度を設けているところもあります。
しかし、誰にでも気軽に返金してもらえるというものではなく、この手の返金は、スクールでの学習や転職活動を100%の自助努力をしたにもかかわらず、それでもどこからも1件も採用通知がなかった場合というある意味シビアな条件がほとんどです。
ですので、最初から保証を安心材料にしようと考えるのは正直おすすめしません。

例えば、転職98%と謳っているスクールの場合、計算上は100人に1,2人くらいは返金されている可能性がありますが、そのくらいの割合であることに注意しましょう。
プログラミングスクール一覧
今回ご紹介するプログラミングスクールは下記の通りです。
プログラミングスクール | コース名 |
---|---|
Tech Academy | フロントエンドコース |
DMM WEBCAMP | エンジニア転職コース |
TECH CAMP | エンジニア転職コース |
Neo College | プログラミングコース |
tech boost | スタンダードコース ブーストコース |
TechAcademy フロントエンドコース


TechAcademy フロントエンドコースは、Web制作会社などでフロントエンドエンジニアになりたい人におすすめのスクールコースです。フロントエンドコースで学べるプログラミング言語・ツールは以下の通りです。
- HTML
- CSS
- Bootstrap
- JavaScript
- jQuery
- Vue.js
- Web API
- ホスティングサーバー
HTMLやCSSの基本は自学習でもある程度理解しやすいので、初心者の方は専攻して自学習しておいた方が良いかもしれません。JavaScript は、フロントエンドエンジニアであれば必ずといっていいほど扱うプログラミング言語になります。
TechAcademy は、受講生が挫折しないようなマンツーマンのメンタリングが組まれているところがポイントです。
また、コース内では実際に 3 つの Web サービス、1 つは自分だけのオリジナルサービス、計 4 つの Web サービスを実際に作り公開することを目指したコースになっています。
- jQuery を利用したダイナミックな動きのあるサイト
- Flickr API から取得した画像を集めたサイト
- Vue.js を利用した書籍情報の管理サイト
- 自分のアイデアをカタチにした Web サービス
なお、TechAcademy フロントエンドコースは、以下の 4 つの期間から受講できます。
4 週間 | 8 週間 | 12 週間 | 16 週間 | |
---|---|---|---|---|
社会人料金(税込) カッコ内は学生料金 | 174,900 円 (163,900 円) | 229,900 円 (196,900 円) | 284,900 円 (229,900 円) | 339,900 円 (262,900 円) |
メンタリング | 7 回 | 15 回 | 23 回 | 31 回 |
学習時間の目安(1 週間) | 40〜50 時間 | 20〜25 時間 | 14〜18 時間 | 10〜13 時間 |
学生の方は各コース、受講料が社会人の方と比べると安く受講することができ、社会人の方・学生の方ともに、受講料(月々約 7,288 円〜)の分割払いも対応しています。



おすすめのプランは、4 週間プラン でガッツリ学習 or 8 週間プラン です。
期間を長くダラダラとやってもしっかりスキルとして身につきませんし、次の受講時には「前回の内容が頭から抜けてる・・・」なんてことも起きるかと思いますので、どちらにせよしっかりやるなら短期間のコースをおすすめです。
DMM WEBCAMP エンジニア転職(旧PRO)


DMM WEBCAMP エンジニア転職は、 IT エンジニア転職を目指すゴールとしたプログラミングスクールです。転職サポートや転職保証があることが特徴で、特にITエンジニアに転職したいIT業界未経験の20代若手におすすめです。
DMM WEBCAMP エンジニア転職 は、大きく3つのコースを提供しており、仕事しながら学習したい人や短期間で集中的に学習したい人まで対応しています。


受講期間 | フルタイム学習 専門技術コース | フルタイム学習 短期集中コース | 働きながら学習 就業両立コース |
---|---|---|---|
期間 | 4ヶ月 | 3ヶ月 | 6ヶ月 |
学習内容 | WEB開発スキル・チーム開発 スキル・ビジネススキル・AI・クラウドなど | WEB開発スキル・チーム開発 スキル・ビジネススキルなど | WEB開発スキル・チーム開発 スキル・ビジネススキル・クラウドなど |
習得言語 | HTML / CSS / JS / jQuery / Ruby / Ruby on Railsなど | HTML / CSS / JS / jQuery / Ruby / Ruby on Railsなど | HTML / CSS / JS / jQuery / Ruby / Ruby on Railsなど |
金額 | 910,800円(税込) →給付金適用で実質350,800円 | 690,800 円(税込) | 889,350円(税込) |
給付金 | 最大56万円の給付金対象(※1) | ー | ー |
転職サポート | ◯ | ◎(転職保証あり) | ◎(転職保証あり) |
仕事との両立 | × | × | ◯ |
(※2)転職保証には、29歳以下限定など規定の条件があります。
このなかで、専門技術コースは厚生労働省認定『専門実践教育 訓練給付金』対象講座給付金対象となっており受講料約90万円が給付金適用で35万円で受講できるので特におすすめのコースです。給付金の受給には、初めての受給の場合は通算2年以上の雇用保険に加入していることや、現在働いていること・または離職後1年以内であることなど、一定の条件があります。
転職サポートは専属キャリアアドバイザーによるキャリアコーチング・自己分析、書類添削・面接対策、転職するためのビジネス研修、企業スカウト・求人提案が含まれます。
そんななか、DMM WEBCAMP エンジニア転職では、転職エージェントのような機能も備えており、受講生に専属アドバイザーがサポートしてくれます。
DMM WEBCAMP PRO がおすすめな人
- 現在のお仕事を続けながら、ITエンジニアに転職したいと考えている20代の方
- 隙間時間でプログラミングを学びたい方
- 充実した転職サポートを受けたい方
- 受講前に無料相談をしたい方
TECHCAMP(テックキャンプ)エンジニア転職


TECHCAMP(テックキャンプ)とは、IT 教育事業・人材紹介事業を手がける 株式会社 div が運営するオンライン・オフラインどちらでも受講できるプログラミングスクールです。
TECHCAMP(テックキャンプ)エンジニア転職とは、「エンジニアに転職したい」と言う意思のある受講生が未経験から最短 10 週間 でエンジニアに転職できるような学習カリキュラムを用意している人気コースです。
主な学習項目は下記の通りです。
■TECH CAMPエンジニア転職の主な学習項目
- HTML/CSS/Javascript
- Ruby(Ruby on Rails)
- 設計方法
- SQL・データベース
- ネットワーク・サーバー(AWS)
- Github
TECHCAMP エンジニア転職コースを受講する際には、短期集中スタイルと夜間・休日スタイルの 2 つの学習スタイルを選択し、オンラインで受講するのか、オフライン通学で受講するかによって料金が異なります。
コース名 | 短期集中スタイル | 夜間・休日スタイル |
---|---|---|
受講形態 | オンラインプラン | オンラインプラン |
受講期間 | 最短10週間 | 最短10週間 ※短期集中スタイルの場合 |
分割払い | 19,600円 ~(税込) | 43,800円 ~(税込) |
一括払い | 657,800円(税込) ※給付金適用後 実質197,340円 | 877,800円(税込) ※給付金適用後 実質317,800円 |
無料相談 | ◎ | ◎ |
TECH CAMPのスクール料金は、他の転職支援を目的としたプログラミングスクールと比較すると、高額な部類に入ります。
TECHCAMP エンジニア転職コースは厚生労働省指定講座と専門実践教育訓練給付制度の対象となっており、最大 70%(上限 56 万円)OFF の金額で受講することが可能です。
詳細は(※)個別規約 | TECH CAMP個別規約をご参照ください。
Neo College プログラミングコース


NeoCollege プログラミングコースの大きな特徴は、他のプログラミングスクールより受講料が圧倒的に安いことです。
転職サポート付きの大手プログラミングスクールは価格も50万円以上かかるスクールも多いですが、NeoCollegeは69,800 円(税込)と非常に安価に受講できます。
加えて教材は買い切り型で常に無料でアップデートできる点など大手にはない魅力があります。
料金 | 69,800 円(税込) |
受講形態 | 完全オンライン 動画教材+無期限・回数無制限の質問サポート |
学習するプログラミング言語・ツール | HTML / CSS Bootstrap Ruby / Rails Git / GitHub SQL AWS Heroku |
公式サイト | 公式HPはこちら |
■NeoCollege プログラミングコースの魅力
- 他のプログラミングスクールより受講料が圧倒的に安い
- 教材は買い切り型で常に無料でアップデートできる
- 期間無制限でメンターのサポートが受けられる
- スクール講師がレベルの高いエンジニア
なお、NeoCollegeプログラミングコースの特徴や評判口コミの詳細は「プログラミングスクールNeoCollegeの特徴や評判・口コミを解説」をご参照ください。


tech boost(テックブースト)


tech boost
プログラミングスクール tech boost の学習コースは、以下の 3 コースに分かれています。以前は、東京渋谷で教室も開講していましたが、コロナ禍の影響により現在は完全オンラインになっています。


このなかで「ブーストコース」は本格的にエンジニアとして就職を目的とする受講者を対象に、1 からオリジナルポートフォリオを作成するコース内容になっています。転職サポートも充実しているコースです
コース | スタンダードコース | ブーストコース |
---|---|---|
学べる言語 | HTML / CSS Ruby / Rails or PHP / Laravel | HTML / CSS Ruby / Rails or PHP / Laravel |
実践内容 | 8つの機能の中から1つを習得 ・実装スキルを習得 ・カレンダー同期 ・位置情報 ・メール連携 ・タグ埋め込み ・通知 ・SNS連携 ・API連携 ・データダウンロード | 開発工程に沿った完全オリジナル Webアプリケーション開発 ・要件定義 ・カリキュラム内のワークシート ・画面遷移図 ・機能を考えるワークシート ・基本設計書 ・ユーザーを決めるワークシート ・テスト仕様書 ・競合調査のワークシート ・ER図 |
受講形態 | 完全オンライン | 完全オンライン |
入学金 | 入学金 126,500円 | 入学金 219,780円 |
月額基本料金 | 32,780円/月 | 32,780円/月 |
メンタリング料金 | 4回/月の場合→34,760円 6回/月の場合→52,140円 8回/月の場合→69,520円 | 4回/月の場合→34,760円 6回/月の場合→52,140円 8回/月の場合→69,520円 |
給付金制度 | 対象外 | 対象(最大70%オフ)※ |
転職サポート | 対応 | 対応 |
転職保証 | なし | なし |
ブーストコースはエンジニア転職に向けて力を入れているコースですので、スタンダードコースと比較するとやや受講料金は高めですが、給付金の対象コースになります。
なお、tech boostの特徴や評判口コミ・料金プラン・給付金の詳しい説明については「【tech boost(テックブースト)】カリキュラムや料金・評判口コミを解説」をご参照ください。


まとめ
今回はIT業界・WEB・エンジニア転職したい転職希望者向けに、プログラミングスクール・Webスクールをご紹介しました。
一口にプログラミングスクールと言っても、目的や状況によって選ぶべきスクール・コースは変わります。IT業界へ転職したい方は参考にしてみてください。
プログラミングスクール | コース名 |
---|---|
Tech Academy | フロントエンドコース |
DMM WEBCAMP | エンジニア転職コース |
TECH CAMP | エンジニア転職コース |
GEEKJOB | プレミアム転職コース スピード転職コース |
Neo College | プログラミングコース |
tech boost | スタンダードコース ブーストコース |



なお、弊社WEBST8でも個人事業主様・経営者様・起業副業など自分のビジネスのためにホームページの作り方を習得するスクールを運営しています。当スクールでは、専門職としての力を習得することよりも自分のビジネスに使うためのホームページに作り方を学ぶことに重点を置いています。ご興味ありましたら「こちら」もご覧ください
今回は以上になります。最後までご覧いただきありがとうございました。