「この植物、名前は何だろう?」「このアプリ、海外のものだけどどうやって使うの?」など「これ、名前はわからないけど何だろう?」と思ったシーン誰でも一度はあると思います。
Gemini Liveを利用すると、そんな時にスマホのカメラや画面を通してGeminiとリアルタイムで対話しながら目の前のことについて相談できます。
今回は、スマホでGoogleのAI「Gemini」とリアルタイムで会話ができる新機能「Gemini Live」について、その使い方から活用例までを徹底的にご紹介します。




Gemini Liveでできること・使い方
Gemini Liveは、AndroidまたはiPhoneのGeminiアプリで利用できる、リアルタイム会話機能です。
使い方は非常にシンプル。 お使いのスマートフォン(AndroidまたはiPhone)でGeminiのアプリを開いて、画面右下にあるアイコンをタップするだけです。
Gemini Liveでできることは、大きく分けて3つあります。
- リアルタイムでの音声会話
- スマホのカメラに映したものを介した会話
- スマホの画面を共有しての会話
それぞれの具体的な活用例を見ていきましょう。
1. リアルタイムでの音声会話
人間と自然に会話するように、Geminiと話すことができます。
- 外国語の会話練習: 「この内容を英語に翻訳してみて」と頼めば、自然な翻訳で応答してくれます。英会話の練習相手としても最適です。
- スピーチやプレゼンの練習: 本番前の練習相手として、内容の壁打ちや構成の整理を手伝ってもらえます。
- アイデアの整理: 頭の中にあるアイデアを口に出して話すことで、Geminiが客観的な視点から整理を手伝ってくれます。
普通に会話する他、Googleサービスとの連携もできます。
たとえば、Googleマップと連携して「この近くの最寄り駅を教えてください」と聞けば、最も近い駅を教えてくれます。
また、Google Workspaceなどの有料版を契約している場合さらに多くのGoogleサービス、たとえばGoogleカレンダーと連携し、「今日の予定を教えて」と尋ねるだけでスケジュールを確認できます。
2. スマホのカメラに映したものを介した会話
名前がわからないものでも、カメラに映して「これは何?」と聞けるのがGemini Liveの強力な機能です。
- 名前が分からないものを調べる: 街で見かけた花や、お店で見つけた気になる商品の名前をその場で確認できます。
- 外国語のメニューや看板の翻訳: 海外旅行中にメニューの内容が分からなくても、カメラをかざすだけで翻訳してくれます。
- トラブルシューティング: パソコンの操作で困った時や、家電の調子が悪い時など、状況をカメラで見せながら解決策を相談できます。
- 料理のサポート: 食材を映して、おすすめのレシピを教えてもらうといった使い方も可能です。
例えば、「この植物の名前は何て言いますか?」と聞くと、「これはパキラですね」と教えてくれるだけでなく、「水やりは何日ぐらいやればいいですか?」といった追加の質問にも答えてくれます。
PC操作の使い方がわからない場合も、画面をカメラに映して質問すると音声で答えてくれます。
3. スマホの画面を共有しての会話
Gemini Liveではカメラで写ったものだけでなく、スマホの画面そのものをGeminiに見せながら、操作方法の案内や内容の解説を求めることができます。
- アプリやWebサイトの操作案内: 「このボタンは何?」「次に何をすればいい?」といった質問に、画面を見ながら答えてくれます。
- ショッピングの相談: ECサイトの商品画面を見せながら、「これと似た商品で、もっと安いものはある?」といった相談ができます。
- 文章の翻訳や読み上げ: 外国語のニュースサイトやSNSの内容を、リアルタイムで翻訳・要約してもらえます。
たとえば、この『ロブロックス』っていうゲームはどんなゲームですか?」と画面を見せながら質問すると、ユーザーがゲームを作ったりプレイしたりできるプラットフォームであることなどを解説してくれます。
他にも中国語で書かれた漫画アプリの画面を共有し、「下のメニューは何て書いてますか?」と質問すると各メニューの意味を日本語で教えてくれます。
Gemini Liveを使う上での注意点と対策
非常に便利なGemini Liveですが、使ってみて気付いたいくつかの注意点もあります。
1. 誤認識と不正確な回答
カメラで映しているものを時々誤認識し、不正確な回答をすることがあります。
特に、背景が複雑だったり、似たような物体が複数あったりする場合に間違いやすい傾向が見られました。
【対策】 質問をする前に、まず「今、何が映っていますか?」とGeminiに尋ねてみましょう。正しく認識されていることを確認してから具体的な質問をすることで、回答の精度を高めることができます。
2. 過去の誤回答の引きずり
一度間違った認識をしてしまうと、その後の対話でも同じ間違いを繰り返してしまうことがあります。
これは、過去の対話履歴を基に学習するAIの特性によるものです。
【対策】 もし間違いが続く場合は、「その答えは間違いで、正しくは〇〇だよ」と、正しい情報をインプットしてあげましょう。これにより、Geminiの認識を修正できる可能性があります。
まとめ
今回は、Geminiとリアルタイムで会話できる「Gemini Live」について解説しました。
私たちの日常にあふれる「これ、なんだっけ?」という瞬間。これまでは名前を思い出して検索する必要がありましたが、Gemini Liveを使えば、スマホのカメラを向けて話しかけるだけで、まるで人と話すように疑問を解決できます。
注意点としては、カメラに映しているものによっては誤認識するケースなどはありますので、まずはご自身で試してみて「この使い方なら十分使えるな」ですとか、「この使い方は微妙だな」実際に体感してみてください。
今回は以上になります。最後までご覧いただきありがとうございました。
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