ここでは、HTMLフォームタグ「FORM」の使い方、およびフォームの部品となるINPUTタグ、SELECTタグ、TEXTAREAタグなどについて説明していきます。
そのため、他のタグよりも少し難しいのでここではHTML範囲内での書き方を簡単に紹介しますね。
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フォームタグ form
「お問い合わせはこちら」などでよく見かけるフォームは<form>タグを利用します。
フォームタグの中には、フォーム部品(例. テキスト入力欄、ラジオボタンやドロップダウンメニュー、送信ボタンなど)を追加していきます。
■表示例
■上記のソースコード
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<form action="#" method="post"> <p>名前:<input type="text" name="name" value="" placeholder="ウェブスト太郎"></p> <p> <input type="radio" name="sex" value="man">:男性 <input type="radio" name="sex" value="woman">:女性 </p> <p> <textarea name="message" rows="8" cols="80" placeholder="なにかメッセージがありましたらこちらに記入ください"></textarea> </p> <p><input type="submit" name="submit" value="送信する"></p> </form> |
フォームタグの書き方
まず、formタグで大きく括ります。
formタグの中に、フォームの部品となるインプットタグ<input>やセレクトタグ<select>、(複数行の)テキストエリアタグ<textarea>等のタグを利用して、テキストボックスやラジオボタン、チェックボックスなどの項目を追加することができます。
(補足) formタグの送信先(action)と通信方式(method)
formタグ内にあるactionとmethod属性は送信先となるプログラムの連携方法を指定する方式です。
項目 | 内容 |
---|---|
action |
フォームの入力内容をどこに送るか、送信先のページを指定します。 |
method |
フォーム送信の通信方式(get/post)を指定します。 |
たとえば、「ログインする」「会員登録する」「メール通知する」など、フォームに入力された内容を元になにかの処理があるはずです。
フォームに入力された内容をもとに、actionでどのプログラムと連携するか、methodでどういう通信方式で連携するかを決めている形にまります。最初から理解するのはなかなか難しいので、はじめはそういう設定があるのか、というレベルで良いと思います。
フォームの部品タグ INPUTタグ
INPUTタグの書き方
formタグの中に入れるよく使うタグで、inputタグがあります。
inputタグでよく使う属性として下記のようなものがあります。
項目 | 内容 |
---|---|
type="〇〇" |
入力方式(必須)です。テキスト入力欄やラジオボタンなどタイプを選択します |
name="〇〇" | 入力項目(必須)です。フォーム送信で受け渡す項目名です。 |
value="〇〇" |
入力値(任意)です。実際に入力した値が入る属性です。初期値を入れる場合に設定できます。 |
placeholder="〇〇" |
プレースホルダー(任意)です。薄い字で記入例などを設定できます。 |
また、入力方式に合わせてtypeには以下のようなものが設定できます。
項目 | 内容 |
---|---|
type="text" | テキスト入力欄 |
type="password" | パスワード入力欄 |
type="radio" | ラジオボタン |
type="checkbox" | チェックボックス |
type="hidden" | 隠し入力欄 |
type="submit" | 送信ボタン |
テキスト入力 input type="text"
名前やログインIDなどの短文のテキストデータを入力項目とする場合はtype="text"を使用します。
■表示例
■上記のソースコード
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<form action="#" method="post"> <p>ログインID:<input type="text" name="loginId" value="" placeholder="webst-taro"></p> <p><input type="submit" name="submit" value="送信する"></p> </form> |
上記の初期状態では、入力項目(name="loginId")の入力値(value)は空ですが、値を入力するとvalue属性の中に値が入ります。
その下のtype="submit"は送信ボタンです。form内の入力値をaction="送信先"に送信します。
パスワード入力 input type="password"
ログインパスワードなどの見られたくないデータを入力項目とする場合はtype="password"を使用します。
■表示例
■上記のソースコード
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<form action="#" method="post"> <p>パスワード:<input type="password" name="yourname" value=""></p> <p><input type="submit" name="submit" value="送信する"></p> </form> |
(表示上は見えないだけで内部間の通信ではパスワードは平文(暗号化されていない状態)になっています。盗聴などを防ぐためにはSSL通信などで暗号化する必要があります。)
ラジオボタン input type="radio"
ラジオボタン形式で入力項目を作る場合はtype="radio"を使用します。
■表示例
■上記のソースコード
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<form action="#" method="post"> <p>好きな動物:</p> <p> <input type="radio" name="animal" value="dog">:犬 <input type="radio" name="animal" value="cat">:猫 <input type="radio" name="animal" value="bird">:鳥 <input type="radio" name="animal" value="lion">:ライオン </p> <p><input type="submit" name="submit" value="送信する"></p> </form> |
チェックボックス input type="checkbox"
チェックボックス形式で入力項目を作る場合はtype="checkbox"を使用します。
■表示例
■上記のソースコード
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<form action="#" method="post"> <p>好きな動物(複数選択可):</p> <p> <input type="checkbox" name="animals" value="dog">:犬 <input type="checkbox" name="animals" value="cat">:猫 <input type="checkbox" name="animals" value="bird">:鳥 <input type="checkbox" name="animals" value="lion">:ライオン </p> <p><input type="submit" name="submit" value="送信する"></p> </form> |
チェックボックスは複数選択可能な項目で利用します。
ほかにも、ユーザーに入力させない(非表示)けれども、埋め込みたい値などはtype="hidden"を利用できます。
また、現在主流のHTML5では、下記のような項目も新たに使えるようになりました。
type="number" | 数字入力用 |
type="tel" | 電話番号入力用 |
type="email" | メール入力用 |
type="date" | 日付入力用 |
フォーム部品 ドロップダウンメニューSELECTタグ
SELECTタグの使い方
ドロップダウンメニューを利用したい場合はselectタグを利用します。selectタグの中に、選択肢としてoptionタグを利用します。
■表示例
■上記のソースコード
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<form action="#" method="post"> <p>好きな動物:</p> <p> <select name="animal"> <option value="dog">犬</option> <option value="cat">猫</option> <option value="bird">鳥</option> <option value="lion">ライオン</option> </select> </p> <p><input type="submit" name="submit" value="送信する"></p> </form> |
フォームの部品 長文メッセージ用TEXTAREAタグ
TEXTAREAタグの使い方
長文のメッセージを入力項目にしたい場合は、textareaタグを利用します。
■記入例
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<form action="#" method="post"> <p>メッセージ記入欄</p> <p> <textarea name="message" rows="8" cols="80" placeholder="なにかメッセージがありましたらこちらに記入ください"></textarea> </p> <p><input type="submit" name="submit" value="送信する"></p> </form> |
行数はrows属性、横幅はcols属性で指定できます。
■表示例
ここでは割愛しますが、formタグはpタグの代わりにlabelタグを使って記述したり、ほかにも色々な使い方があります。
必要になったときに随時調べて使えるようにしてみましょう。
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まとめ
今回は、HTMLフォームタグ「FORM」の使い方、およびFORMタグおよびフォームの部品となるINPUTタグ、SELECTタグ、TEXTAREAタグ、LABELタグなどについて説明しました。
フォームはHTML単体で利用するものではなく、プログラムと連携して動作するものですが、フォームの見た目をカスタマイズするために、HTMLを理解していることは必要ですので、ぜひ覚えておいてください。
今回は以上になります。最後までご覧頂き、ありがとうございました。
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