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Claudeへの指示の出し方のコツ・プロンプトベストプラクティス


 

ClaudeやClaude Codeを使っていて、「思った通りの答えが返ってこない」「もっとうまく使いこなしたい」と感じたことはありませんか。

実は、AIの性能を最大限に引き出すには、プロンプト(指示)の書き方にコツがあります。

本記事では、Anthropic公式のプロンプトベストプラクティスをベースに、初心者の方にも分かりやすく場面別でコツをご紹介します。

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なぜプロンプトの書き方がそんなに大事なのか

Claudeはとても賢いAIですが、皆さんの頭の中や固有のルール・やり方は読むことができません。

「このくらいは言わなくてもわかるだろう」と省略してしまうことで、品質が大きく変わってしまいます。

Anthropic公式も「黄金律(ゴールデンルール)」と呼んでいる大前提があります。

🏆 プロンプトの黄金律

人が読んで混乱する指示なら、AIも混乱します。逆に、人が読んで迷わない指示ならAIも的確に動いてくれます。

 

イメージとしては、今日初めて転職入社してきた「とてもスキルのある優秀な人」を想像してみてください。

能力は非常に高いけれど、その会社固有のやり方・お作法は知らない状態です。

だからこそ、その会社独自の内容――「いつ・どこで・どのように」――を言葉にして渡してあげる必要があります。

この考え方が、今回のすべての土台になります。

 

基本・どんな場面でも使えるコツ

 

ここでは、基本・どんな場面でも使えるコツをご紹介します。

ベストプラクティス一覧(PDF一覧表)

なお、Claude公式サイトに記載されているベストプラクティスを簡単にExcelにまとめたものは下記からダウンロードください。

Claudeプロンプト_公式コツ一覧-20260624

 

①具体的に書く

全局面で効いてくる一番の土台です。Anthropic公式でも次のように記載しています。

Claudeは明確で直接的な指示によく反応します。望む出力について具体的に指定することで、結果を向上させることができます。期待以上の動作を望む場合は、曖昧なプロンプトからモデルに推測させるのではなく、明示的にリクエストしてください。

 

例えば「この記事を要約して」のような曖昧な指示だと、AIは「誰向けに」「どんな形で」「どのくらいの長さで」を推測で埋めてしまい、イメージとずれた答えが返ってきます。

 





この記事を要約して

この記事を初心者向けに「結論・理由・具体例」の順で500字以内で要約してください

 

②お手本となる例を見せる

文章や成果物の形を揃えたい時に非常に効果的なのが、実際の例を見せる方法です。

「こういう感じで答えてね」と実際の例をいくつか見せると、その形式を真似して安定した答えを返してくれるようになります。

Anthropic公式でも強調しています。

例はClaudeの出力形式と構造を誘導する最も信頼性の高い方法の一つです。よく練られた数個の例により、精度と一貫性を劇的に向上させることができます。

 

例えばブログ執筆スキルを作る場合、文章の書き方や構成をあれこれ細かく指定するより、実際に書いたブログ記事をいくつか渡して「これに合うような感じで」とお願いする方が、はるかに精度の高いアウトプットが得られます。

💡 例を渡す時のポイント

  • XMLの<example>タグで括る(分からなければイコール記号「=====」で区切るだけでもOK)
  • 最良の結果を得るには3〜5個の例を含める
  • バラエティのある例を渡すことで、より汎用的な対応ができるようになる

 

言葉で説明しづらいものは画像を渡して説明するのも非常に効果的です。「こんなレイアウトのトップページにしてほしい」という時に、細かく文字で説明するより、ざっくり書いた手書き図を見せた方が一発で伝わることが多いです。

エラーが起きている画面のスクリーンショットを渡して「この赤丸部分を直して」と頼むのも同様です。

 

資料を渡して処理させる時のコツ

④資料の区切りをはっきりさせる

長い資料や複数の例を渡す時は、資料と指示の境界を明確にすることが重要です。

Anthropic公式では「ドキュメントの内容とメタデータをXMLで構造化する」「複数のドキュメントを使用する場合は、各ドキュメントをdocumentタグで区切り、サブタグを使用してください」と書いています。

XMLが分からない場合は、もっと簡単な方法でOKです。

このようにイコール記号などで区切ってあげるだけで、AIが「ここからここまでは資料、その先は指示」と理解してくれるようになります。

 

⑤長文データは先に配置する

これは意外と知られていないコツです。

普通は「下記の内容を要約して」と先に指示を出してから資料を渡すことが多いと思います。ビジネスの場でも先に依頼要件を伝えてから資料を渡すのが一般的ですよね。

しかしAIの場合はで、長文データを先に配置して、最後に指示を出す方が効果的です。

✨ Anthropic公式より

最後に指示を配置することで、応答品質が最大30%向上することがあります。

 

順番を入れ替えるだけで手間はゼロです。ぜひ覚えておいてください。

 

⑥関係部分を先に抜き出させてから答えさせる

長い資料には関係ある情報と関係ない情報がゴチャ混ぜになっていることが多いです。そのまま渡して「教えて」と聞くと、AIが余計な情報に引っ張られて少しズレた回答を出してしまうことがあります。

そこでオススメなのが作業を2段階に分ける方法です。

  1. ステップ1: 「この資料の中から、今回の質問に関係する部分だけを抜き出してください」
  2. ステップ2: 「では、その抜き出した部分を元に答えをまとめてください」

具体例で言うと、長い契約書や利用規約に対して、まず「解約条件に関する文をそのまま抜き出してください」とお願いし、その上で「抜き出した文を元に解約時の注意点をまとめて」と依頼します。

これにより、AIが関係する部分を絞り込んでから回答するので、精度の向上が期待できます。

 

⑦憶測で答えさせず、調べてから答えさせる

Anthropic公式ドキュメントでも、誤った回答(ハルシネーション)を減らす方法として紹介されています。

「〜について教えて」とお願いするのではなく、次のように聞きましょう。





Claude Fableについて教えて

Claude Fableについてまず調べてみてください。調べてから分かったことを解説してください

最新の情報・時事ネタ・マイナーな情報を調べたい時に特に有効です。

また、情報ソースが気になる場合は「一つの情報源だけで判断せず、複数の情報源で裏を取ってから回答してください」や「回答には出典を明示してください」と付け加えると、調査結果の正確さが大きく変わります。

 

長いプロジェクトで効果的なコツ

⑧段階的に進める(計画→対話で仕上げる)

複雑な作業や大きな機能の追加を一つの指示でまとめてお願いすると、AIはあれもこれも一気に処理しようとして、途中で意図とズレたりヌケモレが大きくなったりします。

Webサイト制作を例にすると、次のように段階的に進める方がうまくいきます。

  1. まずサイト構成(サイトマップ)を作ってもらう → 確認
  2. OKならトップページのレイアウト案を作ってもらう → 確認
  3. OKなら実際に作り込んでいく
  4. できたら下層ページもお願いする

各段階でこまめに軌道修正できるので、最終的な完成度が高くなります。

一気に進めると根本からやり直しになることが多いですが、ステップごとにお願いすることで戻り工程を大きく減らせます。

 

⑨確認と検証をセットでお願いする

AIが作ってくれたものは、必ずしも一発目で100%思い通りに動くとは限りません。だからこそ、作ってもらった後の確認までセットで依頼するのがオススメです。

  • 「このページを作ったら、リンク切れがないか・表示崩れがないかも確認してください」
  • 「修正が終わったら、どこをどう変更したのか変更点を一覧で説明してください」

Anthropic公式でも次のように書かれています。

終了する前に、テスト基準に照らして回答を検証してください。これは特にコーディングや数学においてエラーを確実に検出します。

 

段階的に進める(大きな作業を小さな単位で依頼する)と確認と検証をセット(一つの作業に確認という仕上げをくっつける)は別の話です。料理の例で言うと「5品同時に作らず1品ずつ丁寧に作る(段階的)」「1品作ったら味見もしてね(確認と検証をセット)」というイメージです。

 

⑩余計なことはさせない・確認させる

Claudeは気を利かせて自分から動いてくれることが多いですが、「そこまで頼んでないよ」という作業まで勝手に進めてしまうことがあります。

特に、削除・上書きといった取り返しのつかない作業は注意が必要です。

Anthropic公式でも次のように説明しています。

⚠️ 公式より(Claude Opus 4)

ガイダンスがない場合、ファイルの削除・強制PUSH・外部サービスへの投稿など、元に戻すのが困難なアクションや共有システムに影響を与えるアクションを実行する可能性があります。プロンプトにガイダンスを追加してください。

 


 

次のような指示をプロンプトやCLAUDE.mdに追記しておくと安全です。

  • 「ファイルを削除・上書きする前には必ず確認を取ってください」
  • 「指示以外の余計な機能追加はしないでください」

 

AI向けドキュメントを残しておく

システム開発・Webサイト制作など長いプロジェクトでは、AI向けにドキュメントを残しておくのが非常に効果的です。

Claude CodeであればCLAUDE.mdというファイルに、使っているツール・コーディングのルール・フォルダ構成・文章の書き方といった共通の前提を書いておくと、セッションが変わった時やAIを切り替えた時でも、その内容をコピーすれば同じルールで動いてくれます。

特にオススメなのが進捗ファイルを別に用意しておくやり方です。

進捗ファイルに記録しておくと良い内容
  • 今どこまで進んだか
  • 何が完了しているか
  • 試してうまくいかなかったこと
  • 現時点で分かっている制約
  • これからやるべきタスク

 

これがないと、セッションが変わるたびに背景をAIに伝え直す必要が出てきて、非常に手間がかかります。

 

その他のシーンで役立つコツ

Claudeに役割を与える

何かを教わりたい・解説してほしい時に効果的なのが、Claudeに役割を与えることです。

「あなたは〇〇の専門家です」と一言割り当ててあげるだけで、ぼんやりした一般論ではなく、その役割に沿った目的に合った答えを返してくれるようになります。

Anthropic公式でも次のように記載しています。

システムプロンプトで役割を設定すると、ユースケースに合わせてClaudeの動作とトーンが焦点化されます。一文だけでも違いが生まれます。

 


 

例えば「この英語の文法解説して」と言うより、「あなたは高校生向けの英語の家庭教師です。この文法を解説してください」と役割を与えることで、初心者でも分かるような解説をしてくれるようになります。

 

AIから質問させて内容を具体化する

文章で具体的に書くのが苦手な方や、自分でもまだ仕様が固まっていない場面でオススメなのが、AIから質問させるやり方です。

お願いの最後に「不明点は選択肢形式で質問をしてください」と添えてあげると、AIの方から「ここはA・B・Cどれにしますか」と聞いてくれます。





良い感じのホームページを作って

ホームページを作りたいのですが、情報不足な点や判断に迷う点があれば、勝手に進めず選択肢形式で質問してください


 

Anthropic公式でも、ユーザーの意図が曖昧な場合は勝手に行動せず、提案や確認にとどめるよう勧めています。

 

まとめ

ここまでのまとめです。今回はClaude CodeおよびClaudeのプロンプトの書き方のコツ、ベストプラクティスについて場面別でご紹介しました。

 

 

詳しい内容はAnthropicの公式ドキュメント(プロンプトのベストプラクティス)もご覧ください。

今回ご紹介したテクニックは、Claude Codeはもちろん、普段のClaudeチャットやCoworkでも丸ごと使えます。

ぜひ日々のAI活用に取り入れてみてください。

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