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GeminiでAI学習させない方法・AI学習範囲と人間レビュー


 

GeminiなどのAIを使っていると、「この会話ってAIに学習されているの?」「入力した情報を人に見られたりしない?」と不安になる場面があるのではないでしょうか。

結論から言うと、個人アカウントのGeminiは初期設定のままだと、やり取りした内容がAI学習に使われ、場合によっては人間のレビュアーに読まれることもあります。

本記事では、Geminiアプリのプライバシーハブの記載をもとに、GeminiのAI学習の対象範囲・データの取り扱い・学習を回避する設定方法についてわかりやすく解説します。

 

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GeminiのAI学習とは?どこまでが対象範囲か

個人アカウントでGeminiを利用する場合、有料・無料を問わず、「アクティビティの保存」という設定が最初からオンになっています。この状態では、Geminiとやり取りしたほぼすべての内容がAI学習の対象範囲となります。


 

収集・学習されるデータの種類

学習対象になるのはテキストの会話だけではありません。収集されるデータは大きく以下の6種類です。

 

Geminiで収集・学習されるデータ
  • 入力したテキスト:質問・相談したプロンプトや、音声で話しかけた内容
  • 共有したファイル:PDFやWordなどのドキュメント、画像・動画・写真、画面共有した中身
  • Gemini Liveでのやり取り:会話の文字起こし・録音・録画、画面共有やカメラの内容
  • Geminiからの回答:Geminiアプリが生成したコンテンツ
  • アプリ連携で共有したデータ:GmailやGoogleカレンダーなどからGeminiに共有してやり取りした内容
  • デバイス情報・位置情報:使用したアプリ・ブラウザーの情報、おおよその現在地・IPアドレス・アカウント登録住所など

 

公式「プライバシーハブ」にも明記されている

Geminiアプリのプライバシーハブ(Google公式ページ)の「収集されるデータの種類」には、「ユーザーがGeminiアプリに伝えた内容」「共有したもの(ファイル、動画、写真等)」「Gemini Liveでのやり取りの文字起こしと録音・録画」などが挙げられています。

さらに「データの使用方法」の項目には、これらのデータをサービスの提供・改良・新しいサービスの開発などに使用し、その用途は「Googleのサービスを支える生成AIモデルやその他の機械学習技術にも及びます」と記載されています。

 

人間のレビュアーに読まれる?データの取り扱い

GeminiのAI学習で特に知っておきたいのが、人間によるレビューの存在です。
プライバシーハブには、次のように明記されています。
 

 

公式の記載(データの使用方法)

「こうした目的のため、人間のレビュアー(トレーニングを受けたGoogleのサービスプロバイダのレビュアーを含む)が収集したデータの一部をレビューすることがあります。レビュアーに見られたくない機密情報や、Googleのサービス(機械学習技術など)の改良のために使用されたくない機密情報は入力しないでください」

 
つまり、AIの品質向上のために、Googleの担当者や委託先のスタッフが会話の一部を実際に読むことがあるということです。公式が「見られたくない機密情報は入力しないでください」と注意喚起しているわけです。

 

レビュー済みチャットは削除しても最長3年保存される

さらに注意したいのが保存期間です。Geminiアプリのアクティビティはデフォルトで18か月保存されますが、人間のレビュアーがレビューしたチャットは、アクティビティを削除しても削除されず、最長で3年間保存されると記載されています。


 

「履歴を消したから大丈夫」とはならない点に注意が必要です。また、一度AIモデルに学習されたデータは、後から取り消すことが技術的にできません。
 

Geminiとの会話は現時点では広告に使われていない


 

プライバシーハブには「GoogleはGeminiアプリとの会話を、広告を表示するためには使用していません。今後この点を変更する場合は明確にお知らせします」と記載されています。現時点では、Geminiとの会話が広告のパーソナライズに使われることはありません。

ただし「変更する場合はお知らせする」という表現になっており、実際にGeminiへの広告導入を示唆する報道も出てきています。今後方針が変わる可能性は頭に入れておきましょう。
 

また、GeminiからGoogleショッピングのカートに商品を追加した場合や、Google Payで購入した場合のデータは、GoogleウォレットやGoogle Payの設定(パーソナライズや広告など)に従って使用されます。Geminiとの会話そのものではなく、連携先サービス側のポリシーが適用される点がポイントです。
 

Google Workspaceアカウントの場合は扱いが異なる

ここまでの内容は、あくまで一般の個人アカウントの話です。会社や学校で使うGoogle Workspaceアカウントの場合は、個人向けのプライバシーハブは適用されず、「Google Workspaceの生成AIに関するプライバシーハブ」が適用されます。


 

そこでは、やり取りが組織外に開示されないこと、コンテンツが人間によってレビューされないこと、許可なく生成AIモデルのトレーニングに使用されないことが明記されており、契約レベルで保証されています。設定の管理も個人ではなく管理者側が行う形です。

仕事の情報を扱うならWorkspace版のGeminiが安心と言われるのはこのためです。ただし、ノートブック機能やパーソナルインテリジェンスなど、個人アカウントでは使える新機能が提供されていない場合がある点には注意しましょう。
 

GeminiのAI学習を回避する設定方法

GeminiのAI学習を回避する設定方法を解説します。

「アクティビティの保存」をオフにする

AI学習を回避する基本の設定手順は以下のとおりです。
 

  1. Geminiの画面を開き、設定アイコンをクリックする
  2. 「アクティビティ」を開く
  3. 「Geminiアプリのアクティビティ」で「アクティビティの保存」をオフにする

なお、アクティビティの保存をオフにすることで、Geminiの会話履歴が残らなくなり、過去のチャットから会話を継続する、チャットを跨いで会話を継続するなどの便利な機能もなくなるため注意ください。
 
■設定メニュー>アクティビティ

アクティビティの保存をオフにすればOK.

※スマホの場合

「オフにする」を選択した場合は今後の分が学習対象外になり(今までの履歴は削除されないので学習対象のまま)、「オフにしてアクティビティを削除」を選択すると過去分の履歴も削除されます。

また、アクティビティの保存の画面には「音声やGemini Liveの動画と画面共有をGoogleサービスの改善に使用する」というチェック項目もあります。

 

デフォルトではオフですが、チェックが付いている場合は音声やGemini Liveの共有内容も学習対象となるため、気になる方は外しておきましょう。
 

「一時チャット」を活用する

普段は履歴を残しつつ、「この会話だけは保存したくない」という場合は、一時チャット機能が便利です。一時チャットでのやり取りは、人間のレビュアーが目を通してGoogle AIの改善に使用されることはありません(保存期間は72時間)。

 

オフにしても「完全遮断」ではない点に注意

オフにして止まるのは、AI学習と品質向上のための人間レビューです。不正利用の監視といった安全目的のチェックは止まらないため、設定を過信せず、クレジットカード番号のような機密情報はそもそも入力しないことが重要です。

 

オフ設定でも残るもの

アクティビティの保存をオフにしても、以下の点は残ります。

  1. 応答の提供やセキュリティ維持のため、チャットは72時間保存される
  2. Googleやユーザー、一般の人々の保護を目的としたチャットの使用(人間のレビュアーによるレビューを含む)は停止されない
  3. すでに人間がレビューしたチャットは最長3年間保存される

 

 

検索の「メディアを保存」設定も確認しよう

Geminiアプリとは別に、Google検索まわりにも注意したい設定があります。Googleアカウントの管理ページの「データとプライバシー」→「検索サービスの履歴」に「メディアを保存」という項目があり、Google検索・レンズ・マップなどで利用した画像ファイル・音声録音・動画録画などの関連メディアがAI学習に使われる設定になっています。

Geminiアプリのプライバシーハブではなく検索サービス履歴側の設定のため見落としがちです。気になる方はこのチェックを外しておきましょう。
 

まとめ

ここまでのまとめです。今回はGeminiのAI学習の対象範囲・データの取り扱い・回避設定についてご紹介しました。
 

重要なポイント
  • 学習の対象範囲: 個人アカウントは初期設定のまま、会話・添付ファイル・Gemini Live・アプリ連携・デバイス情報や位置情報まで学習対象になる
  • 人間レビュー: 品質向上のため人間のレビュアーが会話の一部を読むことがあり、レビュー済みチャットは削除しても最長3年保存される
  • 広告: 現時点で会話は広告に使われていないが、ショッピング・決済連携は連携先の設定に従う
  • Workspaceとの違い: Google Workspaceアカウントは学習・人間レビューなしが契約レベルで保証されている
  • 回避設定: 「アクティビティの保存」オフ+一時チャット+検索の「メディアを保存」オフ。ただしオフでも完全遮断ではない

 


 

一度学習されたデータは後から取り消せないため、見られたくない機密情報はそもそも入力しない意識を持っておきましょう。
 

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