ロリポップ WordPress最大アップロードファイルサイズの変更方法

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ロリポップでWordPressの最大アップロードサイズを変更する方法

本記事では、ロリポップでWordPressのファイルの最大アップロードサイズを変更する方法をご紹介します。

「All in One WP Migration」を使用してWordPressサイトを引越しする際、WordPressの最大アップロードサイズの制限で上手くインポートできない時などに活用できます。

■(参考)WordPressの最大アップロードファイルサイズ

WordPressの最大アップロードサイズ
 

 
なおAll in One WP Migrationを使って別ドメインにサイトを引越しさせる方法については別記事にて解説しておりますので、こちらの記事では割愛させて頂きます。

 

WordPressの最大アップロードサイズの変更方法(スタンダードプランの場合)

まずはここでは、ロリポップのスタンダードプランでのWordPress最大アップロードサイズを変更する手順は下記の通りです(ライトプランでもほぼ同様)。

.htaccessを編集して最大アップロードサイズを変更する方法

  • (STEP1) PHPバージョンをCGI版PHPに変更する
  • (STEP2) .htaccessファイルの設定内容が優先されるようにする
  • (STEP3) .htaccessファイルに追記する
  • (STEP4) 最大アップロードサイズが変更されているかを確認する

 

(STEP1) PHPバージョンをCGI版PHPに変更する

まずは該当するドメインのPHPバージョンをCGI版PHPに変更します。

以下のURLからロリポップのログイン画面を開き、「ロリポップ!のドメイン」「パスワード」をそれぞれ入力して管理画面を開きます。

https://user.lolipop.jp/?mode=login

ロリポップのログイン画面

管理画面に入ると左側にサイドバーがあるので、そこから「サーバーの管理・設定」→「PHP設定」をクリックします。

ロリポップの管理画面

「PHP設定」をクリックすると契約中のドメイン情報が表示されます。対象となるドメインのバージョンを最新バージョンのCGI版PHPに設定して、「変更」ボタンをクリックします。
(※)すでにCGI版になっている方はそのままでOKです。モジュール版になっている場合は同じバージョンのCGIに変更して下さい(例. 7.4(モジュール版)を利用している方は7.4(CGI版)に変更します)。
PHPバージョンの選択
 

PHPのCGI版とモジュール版について

ロリポップのスタンダードプランではPHPの動作モードをCGI版かモジュール版かで選択できます。

一般的にモジュール版の方がプログラムの処理速度が速くなるため、モジュール版で利用している方が多いかと思いますが、今回は、最大アップロードサイズを変更するため一時的にCGI版に変更します。
ロリポップの最大アップロードサイズ
 

■(参考)モジュール版ではphp.iniを変更できない
ロリポップのphp.ini設定における注意事項
 

 

CGI版を選択したら、「変更」をクリックします。
PHPバージョンを選択したら「変更」をクリック
 

変更後、下の画像のように「バージョンを『---』に変更しました!」と書かれた文言が表示されればPHPバージョンの変更は完了です。
「変更」をクリックすると「バージョンを『---』に変更しました!」といった文言が表示される

 

(STEP2) .htaccessファイルの設定内容が優先されるようにする

PHPバージョンの変更ができたら、php.ini設定から.htaccessファイルの設定内容を優先させる設定を行います。

php.iniの下にある「設定」をクリックします。
php.iniの下にある「設定」をクリック
 

php.ini設定を開くと下の方に「php_value, php_flagを利用可能にする」という項目があるので、これを「On」に変更し、「php.iniを設定する」をクリックします。
ロリポップでhtaccessの設定項目を優先させる設定項目
※なお、上記画面最大アップロードサイズを変更することもできますが、この管理画面からでは2MBか20MBのみしか選択できません。
 

これで以下のような設定完了の画面が表示されたら、設定は完了です。
php.iniの設定変更完了画面

 

(STEP3) .htaccessファイルに追記する

STEP2で.htaccessファイルの設定がphp.iniの設定よりも優先されるようになったので、.htaccessの設定を行なっていきます。
 

ロリポップでは管理画面から.htaccessファイルを編集できるので、「サーバーの管理・設定」→「ロリポップ!FTP」をクリックしましょう。
「サーバーの管理・設定」→「ロリポップ!FTP」をクリック
 

「ロリポップ!FTP」をクリックすると別タブにてロリポップのFTPが表示されますので、対象ドメインの.htaccessファイルを開きます。
対象ドメインの.htaccessファイルを開く

(※)なお、.htaccessファイルにすでに記述されているコードを誤って削除してしまうとサイトにアクセスできなくなるといった場合があるので、心配な方は「ダウンロード」を押して事前にバックアップをとっておくことをおすすめします。
.htaccessファイルのバックアップを取る

 

ここで、ファイル内の1番下の方に以下のコードを追記して、「保存する」をクリックします。

.htaccessファイルにコードを追記し保存する
 

各項目の補足

  • memory_limit ・・・ PHPスクリプトが利用可能なメモリの最大容量
  • post_max_size ・・・ POSTデータの最大サイズ
  • upload_max_filesize ・・・ 最大アップロード数

memory_limit >= post_max_size >= upload_max_filesize」のような関係性になっている必要があります。

上記コードを追記すると最大アップロードサイズの上限を「512MB」に引き上げることができます。

 

(STEP4) 最大アップロードサイズが変更されているかを確認する

.htaccessファイルにコードの追記が終わったら、最大アップロードサイズが変更されているかどうかを確認してみましょう。

今回は512MBに変更したので、「メディア」→「新規追加」画面で最大アップロードファイルサイズが512MBとなっていればOKです。

「メディア」→「新規追加」から最大アップロードファイルサイズの確認をする
 

512MBになっているのが確認できれば、設定は完了です。

 

 

WordPressの最大アップロードサイズの変更方法(ベーシックプランの場合)

なおロリポップのベーシックプラン(旧ハイスピードプラン)をお使いの方はCGI版PHPの使用ができない為、前述の「(STEP.1) PHPバージョンをCGI版PHPに変更する」「(STEP.2) .htaccessファイルの設定内容が優先されるようにする」といった設定ができません。
 

■(参考)PHPバージョン毎のphp.iniの設定変更について

ベーシックプランのPHPバージョンではphp.ini設定ができない

■(参考)LiteSpeed版PHP(ベーシックプラン)のphp.ini設定画面

LiteSpeed版PHPのphp.ini設定画面

ですが今回検証環境で試した範囲だと、前述の「(STEP3) .htaccessファイルに追記する」以降の設定だけを行うことで、最大アップロードサイズを変更できることが確認できました。
メディアファイルの最大アップロードサイズ
 

(※)使用中のPHPに関する設定情報などを表示させる関数であるphpinfo関数を使用して中身を確認してみると、.htaccessファイルの設定でmemory_limit・post_max_size・upload_max_filesize全ての値が上書きされていることが分かります。
phpinfo関数を使用してPHP情報を表示している

Local ValueとMaster Valueの値が異なる場合は、LocalValueの値が採用されます。
(参考記事)phpinfo.phpに表示されるLocal ValueとMaster Valueの違いとは

 

ベーシックプラン(旧ハイスピードプラン)の場合の手順を改めて説明すると下記の通りです。

(STEP1) .htaccessファイルに追記する

.htaccessファイルの設定がphp.iniの設定よりも優先されるようになったので、.htaccessの設定を行なっていきます。
 

ロリポップでは管理画面から.htaccessファイルを編集できるので、「サーバーの管理・設定」→「ロリポップ!FTP」をクリックしましょう。
「サーバーの管理・設定」→「ロリポップ!FTP」をクリック
 

「ロリポップ!FTP」をクリックすると別タブにてロリポップのFTPが表示されますので、対象ドメインの.htaccessファイルを開きます。
対象ドメインの.htaccessファイルを開く

(※)なお、.htaccessファイルにすでに記述されているコードを誤って削除してしまうとサイトにアクセスできなくなるといった場合があるので、心配な方は「ダウンロード」を押して事前にバックアップをとっておくことをおすすめします。
.htaccessファイルのバックアップを取る

 

ここで、ファイル内の1番下の方に以下のコードを追記して、「保存する」をクリックします。

.htaccessファイルにコードを追記し保存する
 

各項目の補足

  • memory_limit ・・・ PHPスクリプトが利用可能なメモリの最大容量
  • post_max_size ・・・ POSTデータの最大サイズ
  • upload_max_filesize ・・・ 最大アップロード数

memory_limit >= post_max_size >= upload_max_filesize」のような関係性になっている必要があります。

上記コードを追記すると最大アップロードサイズの上限を「512MB」に引き上げることができます。

 

(STEP2) 最大アップロードサイズが変更されているかを確認する

.htaccessファイルにコードの追記が終わったら、最大アップロードサイズが変更されているかどうかを確認してみましょう。

今回は512MBに変更したので、「メディア」→「新規追加」画面で最大アップロードファイルサイズが512MBとなっていればOKです。

「メディア」→「新規追加」から最大アップロードファイルサイズの確認をする
 

512MBになっているのが確認できれば、設定は完了です。

 

 

まとめ

まとめです。今回はロリポップでWordPressの最大アップロードサイズを変更する方法をご紹介しました。

All in One WP Migrationでファイルをインポートする際や少しサイズの重い動画をアップロードする際に利用することがありますので、是非覚えておくことをおすすめします。

今回は以上になります。最後までご覧頂き、ありがとうございました。

 

(関連記事)おすすめのレンタルサーバー

おすすめのレンタルサーバーの選び方・比較については「【徹底解説】レンタルサーバーおすすめ比較7選WordPress対応」をご参考ください。

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