【Wordpress.comとは】Wordpress.orgとの違いと注意点

wordpress.comは、automattic社が運営するWordPressを利用したブログサービスです。アメーバブログやシーサーブログのようなイメージです。

一方、wordpress.orgは、WordPressのソフトウェアを配布している組織・サイトです。サーバーを用意してWordPressをインストールして利用する方式です。一般的にWordPressというとWordPress.orgの方を指します。

※最近のレンタルサーバーでは、自分でWordPress.orgからダウンロードしなくても、サーバー側に組み込まれていてサーバー管理画面から利用できます。

■WordPressの検索結果。WordPress.comとWordPress.org

■WordPress.comとWordPress.orgの違い

■WordPress.comのトップページ

■WordPress.orgのトップページ

項目	wordpress.org	wordpress.com
公式サイト	https://ja.wordpress.org/	https://ja.wordpress.com/
内容	WordPressを配布している組織・サイト。サーバーにWordPressをインストールして利用する方式。自由にカスタマイズ可能。	automattic社が運営するWordPressを基盤にしたブログサービス。カスタマイズや利用方式に制限がある。
料金プラン（月々）	ソフトウェア代0円 ※サーバー代など別途必要	サービスの利用料0円〜9,867円 (※)
難易度	普通	簡単
ソフトインストール	必要	不要
サーバー・ドメイン	必要	不要
カスタマイズなどの自由度	自由に改変可能	一定の制限あり
アフィリエイトなどの収益化	可能	一定の制限あり (※)
バージョンアップなどの保守管理	自分でバージョンアップなど保守管理が必要	バージョンアップなどある程度サービス側で実施してくれる

wordpress.orgとwordpress.comの違いと特徴

WordPress.orgとWordPress.comの違い

ブログやアフィリエイトをはじめ企業コーポレートサイトまで幅広く利用されているWordPressですが、ネットでWordPressで検索するとwordpress.orgというサイトと、wordpress.comというサイトがヒットします。

WordPressというソフトウェアが基盤になっていることはどちらも同じですが、WordPress.comはautomattic社が運営するWordPressを基盤としたブログサービスです。アメーバブログやシーサーブログのようなイメージです。

wordpress.orgは、WordPressのソフトウェアを配布している組織・サイトです。レンタルサーバー・独自ドメインを用意してWordPress.orgが配布しているWordPressをインストールして利用する方式です。

WordPress.comでは、自分でソフトをインストールしたり、サーバーを契約したりする必要はありません。無料ブログのようにアカウント開設後に、そのまま利用することができます。

参考WordPress.com と WordPress.org の違い- サポート-WordPress.comフォーラム

もともとは、WordPressを開発していた組織が2つに分裂して、WordPress.comというのができたみたいですよ。

WordPress.orgとWordPress.comのどちらがおすすめか

一般的にWordPressでブログアフィリエイト始めたい、ホームページを作りたい場合は、wordpress.orgを利用してサーバーにインストールする形式がおすすめです。

wordpress.orgは、収益に関する制限もなければカスタマイズに関する制限もありません。ビジネス用途・収益目的で始める場合に制限がほとんどないことがメリットです。

一方、wordpress.comを利用している場合、ブログを運用している途中で「収益を得たい」「カスタマイズしたい」と思い方向性を変えようとしても、プランをアップグレードしたり、利用制限で難しかったりします。

反面、WordPress.comの方はインストールも不要でバージョンアップはサービス側が実施してくれるので運用が楽です。

wordpress.orgがおすすめな人	ブログ（アフィリエイト等）で収益を得たいビジネス用途のホームページを作りたいサイト構築に関する知識や技術を身につけたいテーマやプラグインを利用してカスタマイズしたい
wordpress.comがおすすめな人	日記のような感覚でブログを書きたいブログで収益を得ることが目的ではない面倒なサイト構築や保守管理を自分で行いたくない

例えば、「自分のブログを持ちたい」と考えている方でも、日記の感覚でブログを書くことだけが目的な方もいれば、ブログを書いて収益を得ることが目的な方もいるように、どのような目的でサイトを運用するのか？を考える事で、どっちを利用するのが良いか判断できるでしょう。

どっちを利用するかの判断は、ご自身がサイトを持って何をしたいか？どのような目的でサイトを運用するか？によって変わってきます。

サイトを構築する場合の料金を比較

分かりやすいように、同じ条件でwordpress.orgとwordpress.comの比較ができるように、下記の状況に合わせた場合の金額を比較してみます。

独自ドメインを利用
Googleアナリティクスを導入
Googleアドセンス・アフィリエイト等を利用して収益を得たい
プラグインで機能を拡張したい

wordpress.org	wordpress.com
ドメイン・サーバー代月々300〜1,000円程度	Creatorプラン 3,524円（月々） ※年単位での契約の場合

wordpress.comはサイトを構築するのが非常に容易ですがその反面、好きなように機能を拡張しようと思えば思う程、プランをアップグレードしないと実現できないような状況に直面したりすることが多々あります。

参考サイトの収益化-WordPress.com

一方、wordpress.orgはご自身でサイトを構築する必要がありますが、機能を拡張していくことに制限がなく、自由にサイトを作っていくことができます。

WordPerss.orgの利用方式でのWordPressの使い方については「【総まとめ版】初心者向けWordPressの使い方マニュアル」をご参考ください。

WordPress.comの特徴

WordPress.comの公式サイトスクリーンショット（2024年7月撮影） — https://ja.wordpress.com/

公式サイト：https://ja.wordpress.com/

wordpress.comの特徴は、WordPressを利用したレンタル型のサイト構築サービスです。

上記で紹介したwordpress.orgと違い、ご自身でドメインを取得する必要もなければ、サーバーを用意する必要もありません。

wordpress.comというサイト構築サービスを利用することで、wordpress.orgと比較してとても簡単にサイト構築・運用が行えるのが特徴で、数ある無料ブログサービスと似たような仕組みです。

無料ブログサービス

note
はてなブログ
アメブロ
シーサーブログ
FC2ブログ
...etc

簡単にサイト構築・運用が行える無料ブログですが、サイトとしての機能を拡張するには有料プランを利用しないといけない場合が多いのが特徴す。

wordpress.comも他の無料ブログサービス同様に、複数のプランが用意されています。

関連【徹底解説】無料ブログ作成サービスおすすめ11選

wordpress.comの料金プラン

次にWordPress.comの料金プランを解説します。

プラン	料金（月額） ※年一括支払いの場合	主な機能・特徴
無料	0円	・無料でブログを作成
Starter	564円	・独自ドメインの利用・WordPress.comの広告を削除
Explorer	1,128円	（Starterプランに加えて）・エキスパートチームによる迅速なサポート・お問い合わせフォームの設置・動画をアップロード・Googleアナリティクスの導入・広告収益を得ることが可能
Creator	3,524円	（Explorerプランに加えて）・プラグインをインストールしてサイト機能の拡張・高度なSEOツール・自動サイトバックアップとワンクリック復元・SFTP (SSH File Transfer Protocol) とデータベースアクセス
Entrepreneur	6,343円	（ビジネスプランに加えて）・60か国以上で支払い可能・大手運送業者とのインテグレーション・オンラインストア向けのデザインオプション