ラッコ株式会社様インタビュー

本記事は広告が含まれる場合があります ラッコサーバー

【ラッコ株式会社様インタビュー】日本のサイト売買市場の活性化を実現します

ラッコサーバーは、サイト売買プラットフォーム「ラッコM&A」や「ラッコマーケット」と連携し、作ったサイトを簡単に売買できるといった他社にはない機能と魅力が詰まっています。

今回は、ラッコサーバーを運営しているラッコ株式会社(以下ラッコと表記)の坂谷様にインタビューをさせて頂き、サービス開発された経緯や各サービスの強みや想いをお聞きしました。

本インタビューの登場人物

今回はラッコ株式会社の代表 坂谷様に、高速レンタルサーバー「ラッコサーバー」やサイト売買プラットフォーム「ラッコM&A」「ラッコマーケット」を中心にインタビューいたしました。

ラッコ株式会社 代表取締役 坂谷 泰翔さん
ラッコ株式会社(Rakko, Inc.
代表取締役
坂谷 泰翔さん
松本
WEBST8松本慶
(株)WEBST8代表
当サイト運営者
WEBST8
Webデザイナー
池田遼さん
※取材・ライター協力
Ryouslash Web Studio

 

 
(※)本記事は2024年6月に取材・執筆した内容になります。閲覧時期によって記載内容が古くなっている場合もありますので最新の正確な情報は公式サイトをご確認ください。なお、本記事は一部広告プロモーションを使用しています。
 

ラッコ社様の主要サービスについてお聞きしました

ラッコ株式会社坂谷様にインタビュー

写真下(ラッコ株式会社坂谷様)・写真右上(WEBST8松本)・写真左上(Webデザイナー池田さん)


 

-- (WEBST8 松本)はじめまして、WEBST8の松本です。本日はよろしくお願いいたします。今日はラッコサーバーやラッコM&Aのことを中心に、ラッコ社様のサービスについてお聞きできればと思います。

(ラッコ 坂谷さん)よろしくお願いいたします。

-- (WEBST8 松本)はじめに今どのようなサービスを展開されているか教えてください。

(ラッコ 坂谷さん)はい。当社はおおよそ2020年頃からラッコWebサービスという括りでブログ・Webサイト運営者さん向けのWebサービス展開を進めてきました。

ブログやYouTubeチャンネルなどのオンラインビジネスを売買できる「ラッコM&A」やキーワードリサーチツールの「ラッコキーワード」。

高速レンタルサーバーの「ラッコサーバー」や「ラッコドメイン」「ラッコマーケット」など、ラッコブランドでさまざまなWebサービスを展開しています。

ラッコWebサービス
■高速レンタルサーバー「ラッコサーバー
ラッコサーバー
■サイト売買プラットフォーム「ラッコM&A
ラッコM&A
■リアルタイムサイト売買プラットフォーム「ラッコマーケット
ラッコマーケット
■キーワードリサーチツール「ラッコキーワード
ラッコキーワード 
■ドメイン取得・管理サービス「ラッコドメイン
ラッコドメイン
■中古ドメイン販売「中古ドメイン販売屋さん
中古ドメイン販売やさん
■ウェブツールズ「ラッコツールズ
ラッコツールズ


 

-- (WEBST8 松本)いろいろなWebサービスを展開されているのですね!ちなみに最初はどういったサービスから始められたのでしょうか??

(ラッコ 坂谷さん)最初の事業は2009年に私個人でスタートした中古ドメイン販売事業です。

また、今のラッコキーワードも前身がありましてこちらも2012年に個人で開発した「関連キーワード取得ツール(仮名・β版)」というものです。

-- (WEBST8 松本)関連キーワード取得ツール!ありましたね!過去使わせて頂いていた記憶があります。

関連キーワード取得ツール(仮名・β版)

関連キーワード取得ツール(仮名・β版) 現在はラッコキーワードとしてリニューアル


 

(ラッコ 坂谷さん)当時そういったツールは日本ではまだなかったので、需要あるかなと思って個人で1日で作成したのがきっかけです。
 
-- (WEBST8 松本)前身となるツールは結構前からリリースされていたんですね。

(ラッコ 坂谷さん)はい。その後、約8年ほど放置していた期間がありましたが、いつの間にか月間100万PVを集客していたこともあり、「ラッコキーワード」という形でリニューアルして、さらに機能を強化しています。

 

ラッコサーバーの使いやすさや強みをお聞きしました

ラッコサーバーを始められたきっかけや苦労したこと

ラッコサーバートップページ
 

-- (WEBST8 松本)まずはラッコサーバーについてお聞かせください。ラッコサーバーは2021年リリースとホスティングサービスとしては後発な印象がありますが、なぜサーバー事業を始めたのでしょうか?

(ラッコ 坂谷さん)前提として、すでにサイト売買プラットフォーム「ラッコM&A」を先にリリースしておりまして、そのサイト売買市場の活性化をする上で、インフラ面を強化する必要がありました。

サイト売買を行う上で最も躓くポイントがドメインの移管やサーバー移転作業。ここを安全かつシームレスに進行できるように、ラッコサーバーを立ち上げ・連携しました。(※特許第7190779号)
 
-- (WEBST8 松本)ラッコサーバーを立ち上げるにあたって苦労されたことはありましたか?

(ラッコ 坂谷さん)やはりセキュリティ対策や安定稼働の面ですね。

非常にセキュアな環境を保たなければならず、ラッコWebサービス全体としての脆弱性がないかを一通りチェックしなければならず苦労しました。

そこで全て自社でやるのではなく、物理サーバーやネットワークインフラの保守管理はホスティング大手のGMOデジロックさんと協力して品質を担保しております。
 

ラッコサーバーの強み・初心者が使いやすいように工夫している点

-- (WEBST8 松本)サイト売買プラットフォームとの連携といった点が強みなんだなと理解できました。初心者向けに使いやすいよう工夫されている点はありますでしょうか?

(ラッコ 坂谷さん)一番の強みはサイト売買との親和性が高いという点ですが、もう一点は、ブログ運営・WordPressのサイト作成が非常にスムーズにできるというところです。

例えば、「かんたんブログスタート」というドメイン取得からSSL設定までまとめてできるような機能は標準装備しております。

ラッコサーバーでは契約時にドメイン取得と同時にWordPressのインストール設定が可能

ラッコサーバーでは契約時にドメイン取得と同時にWordPressのインストール設定が可能


 

(ラッコ 坂谷さん)また、他社からのWordPress移転ができる「簡単WordPress移行」、当社のサーバー契約間でWordPressを1クリックで移行できるような機能など、初心者が使いやすいように構成しています。

-- (WEBST8 松本)なるほどですね。

(ラッコ 坂谷さん)あとサーバー管理パネルとして採用している「cPanel(※)」ですが、そのままだと多機能すぎるので独自の管理画面も用意しました。ドメイン設定やWordPress自動インストール機能などのよく使う操作は、そちらからできるようにしています。
 
(※)cPanel | Hosting Platform of Choice

■ラッコサーバーの管理画面。よく使う操作はこの1ページで完結できる
ラッコサーバーの管理画面。よく使う操作はこの1ページで完結できる
■銀行振込のような感覚で移動先のラッコIDを入力してサーバー契約移動が可能
銀行振込のような感覚で移動先のラッコID(アカウント)を入力してサーバー契約を移動できる


 

-- (WEBST8 松本)ちなみに今のユーザー層は個人のブロガーさんやアフィリエイターさんが多いのですか?

(ラッコ 坂谷さん)そうですね。個人のブロガーさんやアフィリエイターさんの比率が多いです。

比率としてはブロガーさんやSEO事業者さんが多く7割くらいを占めており、そういった方々に刺さるような開発やUI/UX改善を進めています。

 

安定稼働やセキュリティ対策に関する取り組み

-- (WEBST8 松本)ラッコサーバーの立ち上げ時に苦労した点としてセキュリティの話をされていましたが、インフラ面で工夫されている点についてお聞きしても良いでしょうか?

(ラッコ 坂谷さん)まずサーバーに関しては東京のデータセンターに設置しているのですが、バックアップサーバーは福岡に設置しています。もし災害があった場合でも、簡単にデータが消失しないよう配慮を取っています。


 

(ラッコ 坂谷さん)またセキュリティについては、近年DNSを狙った攻撃が増えているため、ラッコサーバーで使用しているDNSをCDNの技術を利用して保護する仕組みを敷いています。

物理サーバーやネットワークインフラの保守管理・DDoS監視などはホスティング大手のGMOデジロック社に委託しているので、インフラレベルの安定性は大手と同等水準です。

(参考)Cloudflare DNS Firewall
 
-- (WEBST8 松本)なるほどですね!あとWordPressがハッキングされたり、お問い合わせフォームが悪用されてメールが大量送信されるといった事例を見かけるのですが、そういったユーザーレベルでのセキュリティに関してはどうでしょうか??

(ラッコ 坂谷さん)ユーザーレベルのところで申し上げると、ラッコサーバーで採用しているcPanelのWeb Host Manger(WHM)の仕組みで各種バージョンを自動更新管理する設定ができるようになっています。

また、デフォルトで有効化されているWAFがかなりの数の不審なアクセスをブロックしてくれていて、WordPressがハッキングされたという事例は今のところほとんど見ないですね。

-- (WEBST8 松本)メール送信の悪用に関してはどうでしょうか??

(ラッコ 坂谷さん)メール送信に関していうと、WordPressのお問い合わせフォーム経由でスパムメールが配信されてしまうケースはどうしてもあります。それに関しては、reCAPTCHAを導入してもらうなどご利用者様にお願いするという形を取っています。

万一悪用されているのを検知した場合は我々の方でストップさせて頂き、他のご利用者様にご迷惑がかからないよう配慮して運用しています。

さらに、サーバーIPに関しては1時間ごとのブラックリストチェックを行っており、万が一ブラックリストに登録されている場合は解除に動くというような体制を敷いています。

-- (WEBST8 松本)なるほどですね!

(ラッコ 坂谷さん)あとはユーザーレベルでの安定稼働のために、一人一人にCPUやメモリのリソース上限値を割り当ています。


 

-- (WEBST8 松本)ということは、誰かが無茶苦茶な使い方をして、リソース不足でサーバー全体が遅くなる、みたいなことがないということでしょうか?

(ラッコ 坂谷さん)はい。そこはしっかりとストップがかかるようになっています。

-- (WEBST8 松本)そうなんですね。ホームページを見ていて、プラン毎に目安50万PVとか記載されているのが珍しいなと思いました。

(ラッコ 坂谷さん)あくまで目安ですが、ホスティングしていただいているサイトオーナー様からの情報を基に、この水準であれば問題ないだろうという基準で記載しています。

よく「転送量」で記載されることが多いですが、これだと比較検討する際に分かりにくいかなと思い、PV目安の書き方を採用しています。

 

ユーザーサポートで工夫されている点

-- (WEBST8 松本)続いて、ラッコサーバーのサポート面で何か工夫されている点などはありますでしょうか?

(ラッコ 坂谷さん)大前提として、ラッコ社では、プロダクトポリシーである「シンプル」「サクサク」「わかりやすい」を体現しているかどうかを意識したサービス作りをしています。

そのため、お問い合わせをさせてしまった時点で負けだと考えており、ご利用者様に迷うことなくサービスを使っていただけるように日々改善を重ねています。

-- (WEBST8 松本)具体的にはどういったところの改善をされているんですか?

(ラッコ 坂谷さん)例えば、マニュアル/QAの改善など基本的なところからUI/UXの改善、またちょっとしたことですが表記を修正したりだとかですね。

最近取り入れたものだと、AIチャットボットの回答精度向上などにも取り組んでいます。


 
-- (WEBST8 松本)なるほど。そもそもお問い合わせが発生しないよう分かりやすくしているということですね。
 
(ラッコ 坂谷さん)はい。その甲斐あってか、直近3ヶ月のデータを集計したところ、お問い合わせ件数は契約数に対して月1.6%程度くらいの低い水準で推移しています。
 
ラッコサーバーでは電話サポートを提供していないことを不安に思われる方もいるかもしれませんが、ほとんどのケースはお問い合わせに至ることなく解決しています。
 
実際にお問い合わせを頂いた場合は、平日の営業時間内であれば基本的に数時間以内で、技術的な内容で少々お時間を頂く場合もありますが遅くとも1日以内に返事を返すようにしています。

 

「ラッコM&A」「ラッコマーケット」についてお聞きしました

ラッコM&A

ラッコM&A


 

-- (WEBST8 松本)つづけて、サイト売買ができる「ラッコM&A」や「ラッコマーケット」についてお聞かせください。まずはラッコM&Aですが、どういった取引が多いのでしょうか??

(ラッコ 坂谷さん)ラッコM&Aに関しては、売主の80%が個人、買主の60%が個人による取引で、100万円以下の小規模な取引が活発ですね。

-- (WEBST8 松本)こんな小さい規模のブログでも売買できたよ、といった実績などあればお教えください。

(ラッコ 坂谷さん)小さい規模ですと、星座などを扱ったサイトや、さぼてん特化ブログといった感じで、個人ブログで数万〜50万円前後がありますね。

星座を扱ったサイト
売却価格 60,000円
記事数 41
月間PV 4,206PV (1,415 〜 4,206)
月間売上 1,271円
成約状況 掲載3日で17件の交渉が入り成約
さぼてん特化ブログ
売却価格 240,000円
記事数 55
月間PV 6,255PV (2,605 〜 10,177)
月間売上 4,447円 (2,873 〜 8,068)
成約状況 掲載3時間で交渉が6件入り成約
個人釣りブログ
売却価格 600,000円
記事数 355
月間PV 22,817PV (14,400 〜 35,900)
月間売上 5,000円
成約状況 掲載2日で交渉が10件入り成約

サイト移行代行サービスも提供しておりますので、感覚的にはライト層の方が非常に増えていると感じています。ブロガーさんやアフィリエイターさんの個人サイトの売買が非常に多いですね。

 

サイト売買プラットフォーム「ラッコM&A」「ラッコマーケット」ができた経緯

ラッコ株式会社坂谷様にインタビュー
 
-- (WEBST8 松本)どういった経緯でサイト売買のサービスを始められたのでしょうか??

(ラッコ 坂谷さん)当社が組織として動き始めたのが2018年からなのですが、この時期が個人アフィリエイターさん、ブロガーさんがSEOで苦戦し始めた時期でした。

そういった中、サイト運営のモチベーションが下がって人知れずサイトが消えていくのを多く見てきていたので、せっかく作ったサイトがただ消えてしまうのはもったいないなと感じていました。

-- (WEBST8 松本)確かに、今まで時間をかけて積み重ねた記事がなくなるのはもったいないですよね。

(ラッコ 坂谷さん)元々、サイト売買市場の歴史は2005年と浅く、専門知識のある方のみがサイト売買に携わっている状況でした。

誰かにとっては不要なサイトでも誰かにとっては価値のあるサイトであると思い、どうにかこれらのサイトを流通させられないかなと考え作ったのが「ラッコM&A」や「ラッコマーケット」です。

-- (WEBST8 松本)なるほど!

(ラッコ 坂谷さん)ブログやサイトを手軽に売買することができるようになれば、サイト運営者は売却益と言う新たな収益源を確保できます。

また、買主にとっては既にでき上がったサイトを買うことで、新しいサイトをスピーディに立ち上げることができるようになり、サイト運営事業の選択肢を広げられると考えました。

-- (WEBST8 松本)昔は不用品になったら捨てていた物を、今ではネットで出品できるようになっていますが、同じことをWebサイトでも実現できるサービスなんですね。

 

「ラッコM&A」の立ち上げにあたって苦労したこと

-- (WEBST8 松本)ラッコM&Aの立ち上げにあたって苦労したことなどありますでしょうか??

(ラッコ 坂谷さん)立ち上げには苦労しましたね。2020年1月にリリースしたものの、最初にサイト売買の成約が出るまでに3ヶ月かかりました。

リリース1ヶ月目は無理やりキャンペーンをして掲載案件を集めましたが、2ヶ月目の新規掲載案件はたったの3件という状態でした。

個人でも迷うことなく安全に取引完了まで進められるよう取引フローを作りシステムには自信があったのですが、実際に使ってもらわないと分かりにくかったのかもしれません。

最初は実績もないため、他のサービスと比較して選ばれにくい状態で、プラットフォームビジネスは生半可な力では立ち上がらないのだと実感しました。

-- (WEBST8 松本)そういった状況から、どうやってラッコM&Aを軌道に乗せることができたのですか?

(ラッコ 坂谷さん)一番大きかったのは、その後にラッコキーワードがリリースされたことです。

前身となる「関連キーワード取得ツール(仮名・β版)」がもともと月間100万PV近くあったのですが、ラッコキーワードとしてリニューアル。そこに検索キーワードと連動した案件情報表示という形で連携させたことで、一気に認知拡大が進み、何とか軌道に乗せることができました。

-- (WEBST8 松本)ラッコキーワードきっかけで一気に認知拡大が進んだのですね!

ラッコキーワード

ラッコキーワード

 

「ラッコマーケット」と「ラッコM&A」の違い

-- (WEBST8 松本)続いて、ラッコマーケットについて教えて下さい。M&Aもどちらもサイトを売買できるプラットフォームとのことですが、どういう違いがあるのでしょうか?

(ラッコ 坂谷さん)簡単にいうと、ラッコM&Aは「事業を売買するプラットフォーム」なのに対して、ラッコマーケットは「物を売買するプラットフォーム」というように位置付けています。

ラッコマーケットは小規模WordPressサイトの売買に特化しており、売主は案件名とカテゴリー、金額を決めて出品するだけ。買主は買いたいサイトを選んでカード決済するだけです。

買主との交渉や移行作業も一切なく、買主のカード決済と同時にサイト移行が自動的に行われるため、買って5秒でサイトを編集できます。

-- (WEBST8 松本)案件名とかだけで買主に十分な情報が伝わるのでしょうか?

(ラッコ 坂谷さん)掲載情報としては、そのサイト名・URLや記事数、文字数をはじめ、Ahrefs指標など客観的に取得できるデータを自動取得して掲載しています。物の取引と同じように「今見えている商品」だけを見て、買う買わないの意思決定ができます。

ラッコマーケットの掲載案件の例

ラッコマーケットの掲載案件の例


 

-- (WEBST8 松本)なるほどですね。

(ラッコ 坂谷さん)一方で、ラッコM&Aの方は、収益性があるものが多くエビデンスの確認や金額の交渉など、色んなチェックが行われた上で契約という流れになっています。

売主主体の情報量が増えることでトラブルが起こりやすくなるので、相手方との交渉や取引条件の合意が行われた後で、しっかりと契約書を締結して取引して頂くようなフローになっています。

-- (WEBST8 松本)サイト売買に関する経験や専門知識のないライト層の方だとラッコマーケットの方がおすすめという感じですか?

(ラッコ 坂谷さん)そうですね。ラッコマーケットだと売主と買主のやり取りがなく、数万円の小規模取引が多いので、サイト収益化ができておらず初めて売却したい方だとラッコマーケットの方が始めやすいかなと思います。

 

サイト売買時のトラブル防止のために工夫されている点

-- (WEBST8 松本)サイト売買をしたことがない人だと、相手とのトラブルとかに巻き込まれないか不安な人も多いと思います。

(ラッコ 坂谷さん)まずラッコマーケットの場合は、少額取引で掲載情報もシステムが自動収集した定量データ(=売主の主観的な情報が入らない)での取引のため、ほぼトラブルが起こったことがありません。

-- (WEBST8 松本)なるほど!ちなみにラッコマーケットを拝見したら、AIで文章を作ったと思われるブログが数万円で結構売りに出されていたのが気になったのですが、この辺はいかがでしょうか?

(ラッコ 坂谷さん)それは考え方次第かなと思います。AIで文章を作ったとしてもサイトや記事を整えるのには時間がかかるので、その整ったサイトに数万円の価値があると思われて買われる方もいらっしゃいます。

-- (WEBST8 松本)確かにWordPressインストール後に一から設定して記事作るよりも、土台が整ったサイトを購入した方が早いですし、そういった考えの方もいらっしゃるのですね。

(ラッコ 坂谷さん)はい。ラッコマーケットの方もガイドラインはあるので、ガイドラインに反したものは掲載取り下げ処置を行なっています。

-- (WEBST8 松本)なるほどですね!ラッコM&Aに関してはどうでしょうか?

(ラッコ 坂谷さん)ラッコM&Aの場合は記載できる情報量が増えるので、少しでも高く売るために誇張して書いたり、不都合な部分を隠したりする方もでてくる可能性があります。

そのため、こちらでもしっかり事前確認を行います。売却に案件登録をする際に「こういうことはありませんか?」のような形のチェック項目を設けたりすることでトラブル防止に取り組んでいます。

あとは、売主さんと買主さんの両方の本人確認とSMS認証も必須にしています。契約書の内容も売主・買主の両方にとってフェアな形になるようまとめさせて頂いています。

作成された契約書に対して、追加したい文言があるとか、契約書について相談したい場合は、無料の弁護士相談チャットを用意しており、我々が提携している弁護士さんから回答がもらえるようにしています。

 
■ラッコ社のメディアでサイト売買の失敗例とその対策がまとめられている


 

アクセスが減ったサイトも売れる?価格が決まる要因

-- (WEBST8 松本)最近だったらGoogleのアップデートで順位が下がったりといったサイトもあると思うのですが、そういったサイトでも問題なく売れるのでしょうか?

(ラッコ 坂谷さん)かなり売れていますね。直近でアクセスが減ったサイトでも1から作るよりも割に合う値段であれば売れている印象です。

-- (WEBST8 松本)落ちたサイトでも結構売れるのですね。

(ラッコ 坂谷さん)そもそも「いま絶好調」というサイトが売却に出されることは少なく、何らかの理由で続けられなくなったから売りに出された、というケースが多いと思います。

それでも、買主にとっては充実したコンテンツを一から作るよりもコストも期間も短く購入できるので、アップデートで下がったからといって売れなくなることはありませんね。

-- (WEBST8 松本)たしかにコンテンツの中身が良かったら、個人ブログとしては下がっていても、企業が買ったら上がることもあるかもしれないですしね。
 

-- (Ryouslash Web Studio池田さん)ちなみに、僕も個人でブログを運営しているので気になったのですが、サイトの価格はどういったところで決まるのでしょうか?

(ラッコ 坂谷さん)ラッコM&Aの方でいうと、やはり1番は「月にどのくらいの収益が出てるのか?」といった収益性です。収益が出ていないのであれば集客性がどのくらいあるか、PVがどれくらいあるかといったところが大きな決定要因です。

あとは、コンテンツの質であったり、自分で作った場合どれくらいのコストがかかるのかという点や、マネタイズしやすいジャンルかどうかといった点でも左右されます。

■ラッコ社のメディアでサイト売買の相場が掲載されている


 

-- (WEBST8 松本)基本は雑記より特化ブログの方が売れるという感じですよね。

(ラッコ 坂谷さん)そうですね。ラッコM&Aの中でも「雑記と特化とどちらが高い?」のようなブログ記事を書かせて頂いていますが、やはり特化ブログの方が値段がつきやすいですね。

面白い例で言うと、サボテンの特化ブログとかが売れていたりしました。

これだったら自分もサボテン栽培をしながら書けそうだなとか、身近なテーマで自分が取り組めそうな趣味とかジャンルとかで購入されるケースもあるのかなと思います。

 

ラッコ社様の今後の目標についてお聞きしました

-- (WEBST8 松本)ここまでありがとうございました。最後に、今後こういった方向を目指していきたいですとか、目標的なところをお聞きしても良いでしょうか?

(ラッコ 坂谷さん)まずラッコサーバーに関しては、2021年スタートということもあり、まだまだここからご利用者様を増やしていきたいといった状況です。

信頼性が重要なホスティング事業においてある程度仕方のない部分ではありますが、継続的な機能改善はもちろん、サーバーの安定稼働を継続して、より多くの方に信頼して頂けるように努めていきたいです。

また、ラッコサーバーを利用して頂けるユーザーが増えるとサイト売買の体験もぐっと近くなると思うので、今よりもっと気軽にサイトを売買してくれる人を増やしていきたいと考えています。

ラッコ社全体としては、今後もインターネットを通じて活躍する人を支援していきたいと考えていて、今後もインターネット業界に根ざしたサービス展開を軸に考えています。

--(WEBST8松本・Ryouslash Web Studio池田さん)なるほどです。ラッコ関連のツールは普段から使わせてもらっているので、今後も楽しみにしています。本日はお忙しい中インタビューにご協力いただきありがとうございました!
 

ラッコ株式会社坂谷様にインタビュー

写真下(ラッコ株式会社坂谷様)・写真右上(WEBST8松本)・写真左上(Webデザイナー池田さん)

 

企業情報・サービス情報

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主要Webサービス | ラッコサーバー、ラッコM&Aほか









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\WEBST8編集より/

今回は、インタビューにご協力いただきましてありがとうございました!

WEBST8でも以前ラッコM&Aで小さいサイトをラッコサーバー経由で購入したことがあり、その使いやすさは実感しておりました。今回ラッコ株式会社様に直接お話を聞くことができてよりサービスの理解が深まりました。

日本のサイト売買市場の盛り上がりを今後も楽しみにしています。本日はお忙しい中インタビューにご協力いただきありがとうございました!

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