WordPress(ワードプレス)でブログ・ホームページを始めようと思った時に、レンタルサーバー選びでどれが良いのか迷うことも多いのではないでしょうか
一口にサイトを作りたいと言っても、「初心者でブログを始めたい人」や「店舗のホームページを作りたい人」から、「法人ホームページを作りたい人」「複数・大規模サイトを作りたい人」などいろいろな目的の人がいると思います。
そこで今回は老舗・国内シェア上位3社の「エックスサーバー」「ロリポップ」「さくらインターネット」、および性能・機能面で最近注目されている「Conoha (コノハ)」と「mixhost(ミックスホスト)」の5社で、比較・解説します。
本記事で比較するレンタルサーバー
レンタルサーバーは国内でも100近くありますが、今回は「価格面」「使いやすさ」「サーバー性能・機能面」「運営実績・国内シェア」「サポート面」の5つの観点で、「目的に応じて自分に合った」レンタルサーバーを選ぶことができるように、5社に絞りました。
- エックスサーバー
のX10プラン
- ロリポップ!
のスダンダードプラン
- さくらのレンタルサーバ
のスタンダードプラン
- ConoHa WING
のベーシックプラン
- mixhost
のスタンダードプラン
たとえば、老舗レンタルサーバーは、国内でも利用者数が多くネットや書籍で情報が多く紹介されており困った時に解決策を探しやすいというメリットがあります。
一方、後発のレンタルサーバーは、最新のサーバー設備性能・高機能をユーザーに提供できるというメリットがあります。
ここでご紹介するレンタルサーバーについては本サイトですべてWordPressの開設手順などご紹介していますので、安心して各々の作りたいサイトに合わせたレンタルサーバー選びをしていただければ幸いです。
※ちなみに当サイトは、エックスサーバーを利用しています。
もくじ
ConoHa WING春待ちキャンペーン
~2月26日(金)18時まで〜
- 【12ヶ月契約】1200円/月→810円/月
- 【24ヶ月契約】1200円/月→765円/月
- 【36ヶ月契約】1200円/月→720円/月
※詳細は公式サイトをご確認ください。
↓↓ConoHa WINGで独自ドメイン取得・WordPressインストールする方法詳細こちら↓↓
【ConoHa WINGでWordPressをインストールする方法を徹底解説】
本記事記載の内容は、2021年1月時点で公式サイトなどから調べた情報です。今後、価格や機能面など時期によって本記事に記載の内容と変わってくることもあり得ますのでご注意ください。
また、当方が体感した・調べた範囲内での主観による評価・説明も含まれていることをご了承のうえ、最新の正確な情報は公式サイトで確認するようにしてください。
エックスサーバー・ConoHa・mixhost・ロリポップ・さくらレンタルサーバーを徹底比較
「性能・安定性重視」か「安さ・コスパ重視」かで選ぶ
サーバー比較にはいろいろな切り口がありますが、まずは自分が性能・サイト表示速度重視か、安さ・コスパ重視かを考えてみましょう。
ここでは月額500円の安価な価格帯で導入できるロリポップ・さくらレンタルサーバーと、月額1,000円の価格帯で導入できる高スペックなConoHa、mixhost、エックスサーバーに大別します。
- サーバースペック重視→ConoHa、mixhost、エックスサーバー
- 安さ・コスパ重視→ロリポップ、さくらレンタルサーバー
項目 | 性能・速度重視 | 安さ・コスパ重視 | |||
---|---|---|---|---|---|
エックスサーバー | ConoHa | mixhost | ロリポップ | さくらレンタルサーバー | |
特徴 |
国内シェアNo1 法人HPも多い |
簡単&高スペック&上場企業運営 若手ユーザー・ブロガー多い |
サーバー上位プランが豊富 アダルトジャンル運営可能 |
安価&中以上のスペック 個人店舗HP系が多い |
最老舗会社&一番安価 老舗ユーザーが多い |
おすすめプラン | X10 | WINGパックベーシックプラン | スタンダードプラン | スタンダードプラン | スタンダードプラン |
比較ポイント |
価格: 使いやすさ: 性能: サポート: 運営実績: |
価格: 使いやすさ: 性能: サポート: 運営実績: |
価格 使いやすさ: 性能: + サポート: 運営実績: |
価格 使いやすさ: 性能: サポート: 運営実績: |
価格 + 使いやすさ: 性能: サポート: 運営実績: + |
初年度合計費用 | 16,500円 | 11,880円 | 12,936円 | 8,250円 | 6,286円 |
2年目以降合計費用 | 13,200円 | 11,880円 | 12,936円 | 6,600円 | 5,238円 |
無料独自ドメインプレゼント | (基本)なし | いつでもあり | いつでもあり | いつでもあり(※条件あり) | なし |
運営実績・期間 | 長い(2003年〜) | 比較的短い(2013年〜) | 短い(2016年〜) | 長い(2001年〜) | 最も長い(1996年〜) |
運営会社 | エックスサーバー株式会社 | GMOインターネット株式会社 | アズポケット株式会社 | GMOペパボ株式会社 | さくらインターネット株式会社 |
公式はこちら |
エックスサーバー![]() |
ConoHa![]() |
mixhost![]() |
ロリポップ!![]() |
さくらのレンタルサーバ![]() |
(※)比較するにあたって、エックスサーバーはX10プラン、ConoHaはWINGパックベーシックプラン、mixhost・ロリポップサーバー・さくらレンタルサーバー共にスタンダードプラン、かつ一年契約の10%税込価格の場合で比較しました。
■パソコンでスペック重視でCore i7のモデルを選びたい人はエックスサーバーかConoHa
かmixhost
■コスパ重視でCore i5のPCを選ぶ人はロリポップ!かさくらのレンタルサーバ
といった感じででしょうか。
mixhostの社長にインタビューしました
レンタルサーバーサービスmixhost(ミックスホスト)を運営しているアズポケット株式会社の伊丹(いたみ)社長にレンタルサーバーについてインタビューをさせていただきました。
mixhostを立ち上げた経緯や、mixhostにかける想いについてじっくりお聞きしています。インタビュー詳細は「【mixhost伊丹社長インタビュー】本当に良いサーバーを追求し続けて」をご覧ください。
サーバー性能重視で選ぶならConoHaかmixhostかエックスサーバー
月額1,000円相当が予算内でサーバー性能重視で選ぶなら、ConoHaかmixhostかエックスサーバー を選べばOKです。
- 「アクセス(PV)重視のブログ型サイトを作りたい」
- 「サイトの表示速度が少しでも早い方が良い」
- 「目安10万PV以上のサイトを作るつもり」
- 「サーバースペック重視・安定性重視だ」
→ConoHaまたはmixhostまたはエックスサーバーがおすすめ
上記3社は基本的に国内でも最速レベルのサーバーですので、ホームページ・ブログが快適に動くことが期待できます。
3社の違いは下記になりますので、それぞれの重視する項目に応じて選ぶと良いでしょう。
■これまでの長い稼働実績・国内シェアNo1を重視する方や法人におすすめ
→エックスサーバー(XSERVER)

■安価&初心者に優しい管理画面&上場企業が運営と言う点を重視する方や学生・ブロガーにおすすめ
→ConoHa WING(コノハ ウイング)
■より大規模サイトを想定しているブロガー、またはアダルト・出会いジャンルを予定している方におすすめ
→mixhost(ミックスホスト)

安さ・コスパ重視で選ぶならロリポップかさくらレンタルサーバー
月額500円くらいで始めたい・安さ・コスパ重視で選ぶなら、ロリポップかさくらレンタルサーバーがおすすめです。
- 店舗ホームページタイプのサイト・地道にブログを始めたい
- 不便でない範囲であれば、サイトの表示速度やスペックを追求しない
- 目安5万PV以内のWebサイトを作るつもりの人
- コストパフォーマンス重視・安い方が良い
→ロリポップまたはさくらがおすすめ
上記2社は前述の3社レンタルサーバーよりも安価ですが、月間数千〜2,3万PVくらいのホームページ・ブログは(通常)ストレスなく動くレベルですので、ページ数がそれほど多くない店舗型のホームページなどにおすすめです。
また、スペックを求める際にはロリポップ・さくら共に上位プランがあります(※ロリポップは途中で上位プランに変更することもできます。)
■サーバー管理画面が簡単な方が良い・同価格帯ならスペック高い方が良い方におすすめ
→ロリポップ

■一番老舗が良い・できるだけ安い方が良い方ににおすすめ
→さくらのレンタルサーバー
(※)PV数に関してはサイトの内容に大きく依存するためあくまで目安です。ネット上の評判などを参考にし、比較的安全めと思われる値で記載しました。
合わせて読みたい記事
各レンタルサーバーの開設から独自ドメイン取得・WordPressインストールまでの具体的な手順を下記に記載していますので、早速進めてみたい方は下記をご参考ください。
5社レンタルサーバー詳細比較
先ほどは、簡単な比較をしましたが、ここではさらにスペックなどの面でも詳細に比較してみましょう。
項目 | エックスサーバー | ConoHa | mixhost | ロリポップ | さくらレンタルサーバー | 公式はこちら |
エックスサーバー![]() |
ConoHa![]() |
mixhost![]() |
ロリポップ!![]() |
さくらのレンタルサーバ![]() |
|
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
価格面 | 初年度費用 | 16,500円 | 11,880円 | 12,936円 | 8,250円 | 6,286円 | ||||||
2年目以降費用 | 13,200円 | 11,880円 | 12,936円 | 6,600円 | 5,238円 | |||||||
無料独自ドメイン | (基本)なし | あり | あり | あり(※条件あり) | なし | |||||||
使いやすさ | 体験版 | あり | なし | (基本)なし | あり | あり | ||||||
契約と同時にWP開設 | あり | あり | あり | なし | なし | |||||||
WordPress | WordPress対応&管理画面からの簡単インストール機能あり | |||||||||||
主な管理画面数 | 2 | 1 | 2 | 1+ | 2 | |||||||
性能 | Webサーバー | nginx | Apache + nginx | LiteSpeed | Apache2.4系 | nginx | ||||||
ディスク種類 | SSD | SSD | SSD | SSD | HDD (※)ただしデータベースサーバーはSSD | |||||||
ディスク容量 | 200GB | 250GB | 250GB | 150GB | 100GB | |||||||
転送容量制限 | 600GB/日 | 月18TB (1日600GB相当) |
月9TB (1日300GB相当) |
200GB/日 | 160GB/日 | |||||||
無料SSL | あり | あり | あり | あり | あり | |||||||
マルチドメイン | 無制限 | 無制限 | 無制限 | 200個 | 200個 | |||||||
MySQL | 無制限 (容量上限目安2GB/1個) |
無制限 (容量上限目安4.5GB/1個) |
無制限 (1個あたりの容量上限なし) |
50個 (容量上限目安記載なし) |
50個 (容量上限目安3.0GB/プランごと) |
|||||||
FTPアカウント | 無制限 | 無制限 | 無制限 | 1 | 1 | |||||||
ドメインごとのPHPバージョン変更 | 管理画面から可能 | 管理画面から不可 | 管理画面から可能 | 管理画面から可能 | 管理画面から不可 | |||||||
WAF機能 | あり 一部個別除外可能 |
あり 個別除外可能 |
あり 有効化無効化のみ |
あり 個別除外可能 |
あり 個別除外可能 |
|||||||
サポート | バックアップ&復元 | 初期状態であり (復旧データも無料で取得可能) |
初期状態であり (復旧データも無料で取得可能) |
初期状態であり (復旧データも無料で取得可能) |
あり(オプション月額300円) | あり(無料だが設定必要) | プラン変更 | 可能 | 可能 | 可能 | (上位プラン変更のみ)可能 | 不可(※)新規契約&移行必要 |
メールサポート | あり | |||||||||||
電話サポート | あり | あり | なし | あり | あり
運営実績・期間 |
長い(2003年〜) |
比較的短い(2013年〜) |
短い(2016年〜) |
長い(2001年〜) |
最も長い(1996年〜) |
|
|
アダルトジャンルのサイト運営 | 不可 | 不可 | 可能 | 不可 | 不可 | |||||||
公式はこちら |
エックスサーバー![]() |
ConoHa![]() |
mixhost![]() |
ロリポップ!![]() |
さくらのレンタルサーバ![]() |
(※)比較するにあたって、エックスサーバーはX10プラン、ConoHaはWINGパックベーシックプラン、mixhost・ロリポップサーバー・さくらレンタルサーバー共にスタンダードプラン、かつ一年契約の10%税込価格の場合で比較しました。
(※)プラン変更については、「可能」と記載の場合でも、細かい注意事項があるケースがあるので詳しくは公式サイトをご参照ください。
【比較ポイント1】価格面で比較する
価格の安さは、さくら>ロリポップ>ConoHa>mixhost>エックスサーバーの順
項目 | エックスサーバー | ConoHa | mixhost | ロリポップ | さくらレンタルサーバー |
---|---|---|---|---|---|
初年度合計費用 | 16,500円 初回3,300円 +1,100円*12 |
11,880円 初回0円 +990円*12 |
12,936円 初回0円 +1,078円*12 |
8,250円 初回1,650円 +550円*12 |
6,286円 初回1,048円 +5,238円(年間一括) |
2年目以降合計費用 | 13,200円 1,100円*12 |
11,880円 990円*12 |
12,936円 1,078円*12 |
6,600円 ※550円*12 |
5,238円 (年間一括、月額436.5円相当) |
サーバーにかかる費用の安さについては、さくらレンタルサーバー>ロリポップ>ConoHa>mixhost>エックスサーバーの順で、さくらレンタルサーバーが最も安価でエックスサーバーが最も高いです。
ロリポップ・さくらレンタルサーバーは安価ですが、通常のホームページ・ブログを運営する分においては問題ありません。
エックスサーバーやConoHa、mixhostの優位性が出るほどのサイトを運営する人は実際それほど多くないので、一般的なホームページを運営する多くの人にとっては、ロリポップ!やさくらのレンタルサーバ
の方がコストパフォーマンスが良いでしょう。
無料独自ドメインプレゼントはConoHa、mixhost、ロリポップがあります
項目 | エックスサーバー | ConoHa | mixhost | ロリポップ | さくらレンタルサーバー |
---|---|---|---|---|---|
無料ドメインプレゼント | (基本的に)なし | いつでもあり | いつでもあり | いつでもあり(条件あり) | なし |
通常サーバー契約と同時に独自ドメインを利用しますが、ConoHaとmixhostはサーバー契約と同時に無料独自ドメインが一つ利用できますので(サーバー契約中はずっと無料)、お得です。
価格は会社やタイミングで若干異なりますが、.comであれば年間1,500円程度ですので、ConoHaとmixhostは実質1,500円安く運用できることになります。
さらにロリポップドメインの新規取得・更新が無料になるサービス『ドメインずっと無料』が2020年9月にスタートされました。
こちらは適用条件がありますので詳しくは公式サイトをご覧ください。
『ムームードメイン』の対象ドメインと、『ロリポップ!』のレンタルサーバーの両方を新規でご契約いただく場合、レンタルサーバーをご契約中はドメインを無料でご利用いただける『ドメインずっと無料』の提供を開始しました。
・・・(中略)
ロリポップ!レンタルサーバーにて、以下条件をすべて満たしている必要があります。
- ライト、スタンダード、ハイスピード、エンタープライズのいずれかのプランでのご契約
- 12か月以上の契約期間でのご契約
- 自動更新の設定
2020/09/29 ドメインの新規取得・更新が無料になるサービス『ドメインずっと無料』を提供開始 | ロリポップより引用
エックスサーバーは基本的に独自ドメインは無料ではないですが、頻繁に一個無料キャンペーンを実施しているのでキャンペーン中であればConoHaとmixhost同様に1,500円程度安く運用できることになります。
【比較ポイント2】使いやすさで比較する
無料お試し体験版はさくら、ロリポップ、エックスサーバーがあります
項目 | エックスサーバー | ConoHa | mixhost | ロリポップ | さくらレンタルサーバー |
---|---|---|---|---|---|
体験版開設 | あり(10日間) | なし | なし(30日以内の返金制度あり) | あり(10日間) | あり(14日間) |
無料お試し体験版は、さくらレンタルサーバーが2週間、エックスサーバーとロリポップが10日間利用することができます。試しに使ってみたいという場合はおすすめです。
なお、mixhostは、体験版はありませんので支払いが必要ですが、30日以内であれば返金が可能です。
mixhostでは、お客様が安心してサービスをお申し込みいただけるよう、返金保証制度を設けております。
もし弊社のサービスにご満足いただけなかった場合でも、サービス別に定められた日数以内のご解約であればご利用料金を返金いたします。返金保証制度概要
対象プラン レンタルサーバー :30日間返金保証
※10日間無料お試しが存在しない場合
返金保証制度について | mixhost ヘルプより引用
無料トライアルサービスはありますか?
無料トライアルはございません。リファラープログラムとして「このとも」をご用意しておりますのでご活用ください。
FAQお申し込みについて | ConoHaより引用
管理画面の使いやすさ的にはConoHaが簡単で初心者向け
項目 | エックスサーバー | ConoHa | mixhost | ロリポップ | さくらレンタルサーバー |
---|---|---|---|---|---|
サーバー契約と同時にWordPress開設できる機能 | あり(WordPressクイックスタート) | あり(WordPressかんたんセットアップ) | あり(WordPressクイックスタート) | なし | なし |
サーバー開設後にWordPressインストールする機能 | あり | あり | あり | あり | あり |
管理画面の簡単さ | 2つの管理画面(Xserverアカウント・サーバーパネル) | 1つの管理画面 | 2つの管理画面(マイページ・cPanel) | 1つの管理画面(※ドメインは別サイトで取得) | 2つの管理画面(会員・サーバコントロールパネル) |
(※)上記以外でもそれぞれFTP管理画面・Webメール管理画面などありますがここでは割愛します。
WordPressの開設の簡単さ・および管理画面の使いやすさ面では、ConoHaが契約と同時に独自ドメインでWordPress開設でき、かつ管理画面が一つで最も簡単です。
サーバーの管理画面は、ConoHaが一つの管理画面で一通りのことができ、シンプルでわかりやすい作りになっているため、初心者に向いています。
ロリポップも管理画面が一つでわかりやすいです。ただし、ドメイン取得時にムームードメインなど別サイトにアカウント登録する必要があります。
エックスサーバーは、Xserverアカウントとサーバーパネルの2つの管理画面があります。ログイン情報も違うため、初めての人は最初少し違いが分からなくなることもあるかと思います。
mixhostは、マイページとcPanelの2つ画面があります。cPanelを触る場合は初心者にとっては少し難しいと感じることがあるかもしれません。
さくらレンタルサーバーも、会員パネルとサーバーコントロールパネルの2つ画面があります。初めて触る場合、どちらがどっちが少し迷うかもしれません。
【比較ポイント3】サーバースペック性能・機能面で比較する
Webサーバーソフトウェア。LiteSpeed、nginx採用サーバーが優位
項目 | エックスサーバー | ConoHa | mixhost | ロリポップ | さくらレンタルサーバー |
---|---|---|---|---|---|
Webサーバーソフトウェア | nginx | Apache + nginx | LiteSpeed | Apache2.4系 | nginx |
Webサーバーソフトウェアの性能的にはConoHaおよびエックスサーバー、mixhostともに、3社が高速環境を提供しています。
ConoHaおよびエックスサーバー は、nginx(エンジンエックス)を採用しており、mixhostではLiteSpeed(ライトスピード)というWebサーバーソフトウェアが使われています。
LiteSpeedもNginxもどちらも、従来から使われているApache(アパッチ)よりも高速処理が可能なWebサーバーソフトウェアです。あえていうと、LiteSpeedがWordPressの実行環境においてはより高速と言われており、LiteSpeedを採用しているmixhostが優位です。
LiteSpeed Webサーバーのメリットを教えて下さい
LiteSpeed Webサーバーは非常に高速で安定したWebサーバーです。
Apacheと完全な互換性を持ち、今まで利用してきたWebアプリケーションをそのままご利用いただけます。
例えばWordPressの実行速度はApacheよりも約84倍、nginxよりも12倍高速です。
LiteSpeed Webサーバーのメリットを教えて下さい | ご利用料金 | mixhostより引用
Webサーバーソフトウェアのシェア推移(2020年4月時点)。
https://w3techs.com/technologies/history_overview/web_serverより引用
ストレージ(ディスク)について。SSD実装のレンタルサーバーが優位
項目 | エックスサーバー | ConoHa | mixhost | ロリポップ | さくらレンタルサーバー |
---|---|---|---|---|---|
ディスクの種類 | SSD | SSD | SSD | SSD | HDD (※)ただしデータベースサーバーはSSD |
ディスク容量 | 200GB | 250GB | 250GB | 150GB | 100GB |
SSDを搭載しているサーバーは、データの読み取り書き取りの処理速度が早く、サイトが高速になる一因となります。
エックスサーバーとConoHa、mixhost、ロリポップがオールSSD化されています。(さくらもデータベースサーバーはSSDで一部高速化)
ディスク相当部分に関する処理性能としては、ConoHa=エックスサーバー=mixhostロリポップ>さくらレンタルサーバーの順になります。
ディスクの容量上限については、ConoHa=mixhost>エックスサーバー>ロリポップ>さくらレンタルサーバー、の順です。
ただし、どれも100GB以上あり1,2サイトの小規模サイトの運用であれば、それほど気にしなくても良いと思います。
転送容量制限(〇〇GB/日)について。各社十分高いのでそれほど気にしなくてOK
項目 | エックスサーバー | ConoHa | mixhost | ロリポップ | さくらレンタルサーバー |
---|---|---|---|---|---|
転送容量制限 | 600GB/日 | 18TB(日割計算で600GB/日相当) | 月9.0TB(日割計算で300GB/日相当) | 200GB/日 | 160GB/日 |
転送容量制限については、ConoHa≧エックスサーバー>mixhost>ロリポップ≧さくらレンタルサーバーとなっています。ただ、通常規模のサイト運営する99%の人にとっては、この上限はあまり関係ないですのでそれほど気にしなくて良いかもしれません。
転送容量とは、例えば「WEBサイトを閲覧する際に通信するデータ」や、「サーバーへファイルをアップロード・ダウンロードする際に発生するデータ」が該当します。転送容量制限(〇〇GB/日)は、1日あたりのこれらのデータ量の制限です。
仮に1回のWebページの閲覧で平均5MBのデータが発生すると仮定とします。容量制限が150GB/日≒150,000MB/日の場合、150,000[MB/日]÷5[MB/PV]=30,000[PV/1日]が概算の1日の上限値(1ヶ月換算で90万PV)ということになります。
1日あたりの転送容量制限で比較すると、ConoHa、エックスサーバーが600GB/日と最も高い上限値です。
なお、エックスサーバーは日単位の制限であるのに対して、ConoHaおよびmixhostは1日単位での転送容量制限をしていないため、1日に瞬間的なアクセス増がきても耐えうる環境が用意されています。
具体的にいうと、たとえば、自社ホームページがテレビなどに公開され、1日だけ瞬間的なアクセス増&転送容量が発生する場合などに、1日単位制限の場合は制限にひっかかりやすいですが、月単位制限の場合は制限にひっかかりにくくなるというメリットがあります。
ただ、2020年に各社転送容量を大幅増強したので、実質100万PV近くでも問題ないレベルになっており、ほとんどの人にはあまり関係ないので実質それほど気にしなくて良いかと思います。
マルチドメイン上限について。基本的にそれほど気なくてOKです
項目 | エックスサーバー | ConoHa | mixhost | ロリポップ | さくらレンタルサーバー |
---|---|---|---|---|---|
マルチドメイン(ドメイン上限) | 無制限 | 無制限 | 無制限 | 200個 | 200個 |
マルチドメイン(設置できるドメイン)に関してですが、200個〜となっていますが、一つのレンタルサーバーにドメインを200個以上入れる運用は通常起こり得ませんのでそれほど気にしなくて良いと思います。
あえていうと、複数・大規模サイト利用想定なら無制限のmixhost、エックスサーバー、ConoHaが優位です。
MySQL(データベース)について。エックスサーバー・ConoHa・mixhostが無制限
項目 | エックスサーバー | ConoHa | mixhost | ロリポップ | さくらレンタルサーバー |
---|---|---|---|---|---|
MySQL個数上限 | 無制限 (容量上限目安2GB/1個) |
無制限 (容量上限目安4.5GB/1個) |
無制限 (1個あたりの容量上限なし) |
50個 (容量上限目安記載なし) |
50個 (容量上限目安3.0GB/プラン) |
MySQL(データベース)については、複数・大規模サイト利用想定なら無制限のmixhost、エックスサーバー、ConoHaが優位です。
たとえば、WordPress1個インストールにつきMySQL1個利用する場合でもWordPress20個以上インストールする際に関連する上限になります。
実際にはそんなに多く導入することはありませんので、1,2サイトくらいの運営であれば、どれでもあまりにしなくてもOKです。
あえていうと、MySQLの容量上限がmixhostは上限なし、ConoHaは4.5GB/1個、エックスサーバーはは2GB/1個、さくらレンタルサーバーはプラン全体で3.0GB、ロリポップは公開情報なし、ということでたくさんのサイト・大規模サイトを運用する場合はmixhost>ConoHa>エックスサーバー>さくら、ロリポップの順になります。
基本的に、1,2サイト・100ページもいかないくらいの規模であれば5社どのレンタルサーバーでも通常問題ありません。何十サイト・何百ページにも昇るような規模で使う場合に関係してくる項目だと認識しておくと良いでしょう。
データベース容量に制限はありますか?
mixhostでは、ご契約のSSD容量の範囲内でご自由にデータベースをご利用いただけます。
お客様のアカウントの空き容量を上限として、1データベース辺りの容量制限はございません。
データベース容量に制限はありますか?
【リリース】[WING]データベース数を無制限に、さらにデータベース容量の増量を実施(2020年5月25日) | Conoha WING公式サイト
ご利用可能なデータベースが無制限に(2020年5月20日) | エックスサーバー 公式サイト
6.3. データベース使用量の目安 | さくらのレンタルサーバー基本仕様(公式サイト)
無料SSLについて。5社どれも標準で実装可能です。
SSLとはSecure Sockets Layerの略で、インターネット上でデータを暗号化して送受信する仕組みを指します。今回ご紹介している5社は、Let’s EncryptというSSLが無料で実現できます。
通信をSSL化(HTTPS)をすることで、通信データを保護し、クレジットカードのような他人に知られると悪用される重要な情報を守ります。
FTPアカウントを複数作れるエックスサーバー・ConoHa、mixhostはWeb制作者にとって便利
項目 | エックスサーバー | ConoHa | mixhost | ロリポップ | さくらレンタルサーバー |
---|---|---|---|---|---|
FTPアカウント数 | 無制限 | 無制限 | 無制限 | 1 | 1 |
Webサイト制作者側の場合、サーバー内に該当ディレクトリだけアクセス権限のあるFTPアカウントを作り、協力パートナーに教えて作業してもらう、といった利用の仕方もあります。
ロリポップ・さくらサーバーのスタンダードプランではFTPアカウントを複数持てないのでできませんが、エックスサーバーおよびConoHa、mixhostでは複数のFTPアカウントとディレクトリ単位での制限ができるため、Web制作関係の人にとっては便利なのでオススメです。

エックスサーバーFTPアカウント追加画面

ConoHa FTPアカウント追加画面
管理画面からドメインごとのPHPのバージョン変更はエックスサーバー・mixhostロリポップが対応
項目 | エックスサーバー | ConoHa | mixhost | ロリポップ | さくらレンタルサーバー |
---|---|---|---|---|---|
ドメインごとのPHPバージョン変更 | 管理画面から可能 | 管理画面から不可 | 管理画面から可能 | 管理画面から可能 | 管理画面から不可 |
サーバー管理画面からドメインごとのPHPのバージョン変更はエックスサーバー・ロリポップが対応しており、さくらとConoHaは対応していません。
一つのドメインのサイトを運営する場合は5社とも変わりはありませんが、複数のドメインをレンタルサーバーで運用するときに、さくらレンタルサーバーとConoHaはドメインごとのPHPのバージョン変更が管理画面からできない点に注意です。
たとえば、あたらしいドメインを取得してサイトを作ろうと思ったけれど、昔設置した古いサイト(放置しているけれど使っているサイト・定期的な管理がされていないようなサイト)がボトルネックになり、PHPのバージョンを上げにくいといったケースがあり得ます。
【比較ポイント4】サポート面で比較する
バックアップと復旧についてはConoHaとmixhost、エックスサーバーが親切
項目 | エックスサーバー | ConoHa | mixhost | ロリポップ | さくらレンタルサーバー |
---|---|---|---|---|---|
自動バックアップ | デフォルトであり(復旧データ取得も無料) | デフォルトであり(復旧データ取得も無料) | デフォルトであり(復旧データ取得も無料) | あり(オプション月額300円) | あり(無料だが設定必要) |
レンタルサーバーのバックアップについては、自動でサーバーバックアップされており、無料で復旧データも取得できるConoHaとmixhostおよびエックスサーバーが親切です。
エックスサーバーとConoHa、mixhostは、契約した時点で無料で自動でバックアップをとってくれますのでいざというときに復旧することができます。なお、エックスサーバーは復旧の際のデータの受け渡しについては下記の手数料が必要(有償)です。2020年9月24日から復旧データの受け渡しも無償になりました。
この度エックスサーバー、エックスサーバービジネスでは『自動バックアップ』機能で取得している「サーバー領域データ(Web・メールデータ)」のバックアップデータについて、お客様への提供価格をこれまでの5,000円(税抜)から無料に変更いたしました。
これにより、すでに無償で提供している「MySQLデータベースデータ」も含め、『自動バックアップ』からのデータの取得・復元が完全に無料でできるようになりました。
『自動バックアップ』からのデータ取得・復元が「Web・メール」も「データベース」も完全無料に!「Web・メールデータ」提供価格の無償化のお知らせより引用
ロリポップの場合は、月額300円のバックアップオプションに入ることで自動でバックアップの取得と復旧データの利用ができるようになります。ただし、基本の月額500円と加えると月額800円になるので少し格安感がなくなります。
バックアップオプションについて | ロリポップ
さくらレンタルサーバーの場合は、スタンダードプランの範囲内でバックアップ機能が無料で備わっています。難点は、自分で設定しなければならない点が初心者には少し手間というところでしょうか。
さくらのバックアップは、サイト情報、WordPressのデータベース、Webサイトを構成する情報を世代やディレクトリごとにスナップショットと言われる手法でバックアップしています。加えてステージング(テスト環境)やリリース機能(テスト環境の本番適用)も制作サイドにはありがたい機能があります。
バックアップ&ステージング | さくらインターネット
このように、バックアップと復旧データの取得については5社5様ですが、機能的にはmixhost、ConoHaおよびエックスサーバーが何もしなくてもバックアップ・復旧データ取得ができるので便利でしょうか。
WordPressの場合は、バックアッププラグインなどもありますので、そちらを使ってもバックアップできます。
WordPressのバックアップ 有名プラグインbackWPupの使い方
途中のプラン変更はさくらレンタルサーバーができない点に注意
項目 | エックスサーバー | ConoHa | mixhost | ロリポップ | さくらレンタルサーバー |
---|---|---|---|---|---|
プラン変更 | 可能 | 可能 | 可能 | (上位プラン変更のみ)可能 | 不可 |
プラン変更の親切さ的には、エックスサーバー≒ConoHa≒mixhost>ロリポップ>さくらレンタルサーバー、の順になります。
エックスサーバー・ConoHa・mixhostは途中で上位・下位プランに変更することが可能で、ロリポップは上位プランのみ変更することが可能です。
さくらレンタルサーバーのみ、サーバーのプランを途中で変更できないことに注意です。たとえば、ライトプラン→スタンダードプランに変更したい場合は新規契約に加えて移設作業をする必要がありますので、初心者にとっては少々大変です。
さくらのレンタルサーバは、プランごとに収容サーバが異なるため、プラン変更には現在対応できておりません。
別のプランを新規にお申込みいただき、データ等を移行していただく必要がございます。
サービスプランを変更する | さくらのサポート情報より引用
サポートについて mixhostは電話サポートがない点に注意
項目 | エックスサーバー | ConoHa | mixhost | ロリポップ | さくらレンタルサーバー |
---|---|---|---|---|---|
メールサポート | あり | あり | あり | あり | あり |
電話サポート | あり | あり | なし | あり | あり |
サポートについて、mixhostは電話サポートがありません。
5社共にメールサポートがあり問い合わせ対応できますので基本的に問題ありませんが、「メールが苦手・電話が良い!」という人の場合は注意が必要です。
【比較ポイント5】運営実績・国内シェアで比較する
レンタルサーバーの運営実績は、さくら>ロリポップ≧エックスサーバー>ConoHa>mixhost
項目 | エックスサーバー | ConoHa | mixhost | ロリポップ | さくらレンタルサーバー |
---|---|---|---|---|---|
サービス運営実績・期間 | 長い(2003年〜) | 比較的短い(2013年〜) | 短い(2016年〜) | 長い(2001年〜) | 最も長い(1996年〜) |
これまで比較した点を考慮すると、性能面では後発参入のConoHaやmixhostは老舗の3社エックスサーバー・ロリポップ・さくらをリードしている感があります。
一方、運営実績という点では、エックスサーバー・ロリポップ・さくらがConoHaやmixhostよりも10年以上長い稼働実績があり、市場シェアも大きくネットや本にも多く掲載されているという長所があります。
以下は日本のサーバー会社のシェアです。エックスサーバー・さくら・ロリポップが上位3位をしめています。
したがって、運営実績を重要視する場合は上記3社、最新の性能・サービス面を重要視する場合はConoHaかmixhostがおすすめです。
1996年12月さくらインターネットを創業。共用レンタルサーバサービス (さくらウェブ) 開始
沿革 | 企業情報 | さくらインターネットより引用
2003年 7月エックスサーバー(屋号)を設立。共有レンタルサーバーサービス、エックスサーバーの提供を開始
沿革 | 会社情報 | エックスサーバーより引用
2001年10月個人向けホスティングサービスを主要業務として、当社の前身となる合資会社マダメ企画を設立
2001年11月『ロリポップ!レンタルサーバー』提供開始
沿革 | 企業情報 |GMPペポパより引用
ConoHaの2013年7月「ConoHa」がリリース
『必要な機能をシンプルに、わかりやすく提供する』をコンセプトとしたホスティングサービス(レンタルサーバー)「ConoHa」がリリース。シンプルなプラン構成と定額制の料金体系で、多くのお客様にご利用いただいております。
ConoHa5周年記念キャンペーンより引用
2016年6月 ホスティングサービス「mixhost」提供開始
アズポケットの歩み 会社概要 | アズポケット株式会社
〜DOMAIN FREE&HALF PRICE〜
・12ヵ月以上のご契約で、対象ドメインが永久無料
・プレミアムプラン以上のご契約で、初回お支払い金額が半額
(※)時期によりキャンペーンは終了されている場合があります。
詳しい条件などは公式サイトをご確認ください。
↓↓mixhostでWordPressインストールする方法詳細こちら↓↓
【mixhost】WordPressクイックスタートでワードプレスインストール
5社レンタルサーバー 比較表まとめ
5社のスペック比較表のまとめです。こうしてみると、値段が倍近く高い分エックスサーバーやConoHa、mixhostの方がスペック視点では有利です。
項目 | エックスサーバー | ConoHa | mixhost | ロリポップ | さくらレンタルサーバー |
---|---|---|---|---|---|
値段 | △ | ○ | ○ | ◎ | ◎ |
無料ドメイン | ○ | ◎ | ◎ | ○ | △ |
体験版利用 | ◎ | △ | ○ | ◎ | ◎ |
WordPress開設の速さ | ◎ | ◎ | ◎ | ○ | ○ |
管理画面の簡単さ | ○ | ◎ | ○ | ○ | △ |
Webサーバーソフトウェア | ◎ | ◎ | ◎ | ○ | ◎ |
ディスクについて | ◎ | ◎ | ◎ | ○ | ○ |
転送容量について | ◎ | ◎ | ◎ | ○ | ○ |
無料SSL | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
マルチドメインについて | ◎ | ◎ | ◎ | ○ | ○ |
MySQLについて | ◎ | ◎ | ◎ | ○ | ○ |
FTPアカウント数 | ○ | ○ | ○ | △ | △ |
バックアップ&復旧 | ◎ | ◎ | ◎ | △ | ○ |
プラン変更について | ◎ | ◎ | ◎ | ○ | △ |
ドメインごとのPHP変更 | ○ | △ | ○ | ○ | △ |
運営実績・シェア | ◎ | ○ | △ | ◎ | ◎ |
メールサポート | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
電話サポート | ○ | ○ | △ | ○ | ○ |
アダルトジャンルのサイト運営 | × | × | ○ | × | × |
公式はこちら |
エックスサーバー![]() |
ConoHa![]() |
mixhost![]() |
ロリポップ!![]() |
さくらのレンタルサーバ![]() |
エックスサーバーの詳細
高速性・機能性・安定性を兼ね備えたオールSSDのハイスペックサーバー
エックスサーバーは、大量アクセスに強く、高速な環境を実現するハイスペックサーバーを採用しています。また、快適なサイト運営をサポートする機能を多数備えています。長い運用実績に基づく、徹底された高品質のサーバー環境を、お手ごろな料金で提供いたします。
アカウント開〜WordPressインストールまでの手順はこちら
下記の記事にエックスサーバーの開設から独自ドメインの取得、WordPress設置まで手順を記載しています。エックスサーバーに決めている方は合わせてご参考ください。
●【エックスサーバー】独自ドメイン取得〜WordPress設置まで手順解説
エックスサーバーの特徴
エックスサーバーは、今回比較対象のさくらレンタルサーバーやロリポップサーバーと比べると少し高いですが、それでも「値段の割に高性能」という良い評判なのがエックスサーバーです。
エックスサーバーはこんな人におすすめ
- アクセス(PV)重視のブログ型サイトを作る予定の人
- 少しでもWebサイトの表示速度が早い方が良い人
- 目安10万PV以上のWebサイトを作るつもりの人
- サーバースペック重視・安定性重視の人
(※)PVはサイトの内容に依存するためあくまで目安です。ネットの情報などを参考に比較的安全目と思われる値で記載しました。

エックスサーバーの各プラン機能・性能の比較
また、エックスサーバーでは、スタンダードなX10プランの他に、さらに上位のX20、X30プランも提供されています。下記は、エックスサーバーの各プラン比較です
エックスサーバープラン | X10 | X20 | X30 |
---|---|---|---|
初期費用 | 3,300円 | 3,300円 | 3,300円 |
月額費用 | 1,100円 | 2,200円 | 4,400円 |
ディスク種類 | オールSSD | オールSSD | オールSSD |
ディスク容量 | 200GB | 300GB | 400GB |
転送容量制限(※) | 600GB/1日 | 800GB/1日 | 1000GB/1日 | 独自ドメイン上限 | 無制限 | 無制限 | 無制限 |
MySQL個数上限 | 無制限 | 無制限 | 無制限 |
PHP(CGI版) | あり | あり | あり |
PHP(モジュール版) | あり | あり | あり |
メールサポート | あり | あり | あり |
電話サポート | あり | あり | あり |
プレゼントドメイン | なし | あり | あり |
(※)1年契約の場合の10%税込価格で記載。なお、3年契約の場合は月額費用が少し安くなります。
(※)2021年1月時点で公式サイトから確認した内容です。
エックスサーバーに関する余談
管理パネルの違いを抑えておこう
エックスサーバーでは、契約系の設定を管理するXserverアカウントパネル(旧インフォパネル)と、サーバー系の設定を管理するサーバーパネルの大きく2つのログイン画面・管理画面があります(そのほかにもファイルマネージャーやWebメール用の管理画面もあります。)
■Xserverアカウントログイン画面。アカウント情報・契約支払い関係・ドメインの新規取得などを行うための管理システム
■サーバーパネル画面。メールアカウントの作成・ドメイン設定の追加などサーバに関する設定を行うための管理システム。
Xserverアカウントにログイン情報とサーバーパネルにログイン情報は異なるので混同しないよう注意しましょう。
キャンペーン期間をうまく活用しよう
エックスサーバーでは、しばしば無料ドメインキャンペーンを実施しています。キャンペーンドメインは一回ドメインを取得したらエックスサーバーを契約している限り更新費用なしでドメインを一つ所持することができます。
「ドメインプレゼントキャンペーン」実施期間中にサーバーのお申し込みを行われたお客様に、独自ドメイン(.com / .net / .org / .info / .biz / .xyz / .link / .click のいずれか一つ)を無料で提供いたします。
キャンペーンドメイン | エックスサーバーより引用
詳細は、公式サイト「エックスサーバー」をご覧ください。
(補足)法人向けエックスサーバービジネス
エックスサーバーのX10プランでも中規模サイトを運営することは十分可能ですが、さらにセキュリティや設定サポートを受けたい法人・企業には、「エックスサーバービジネス」というサービスがおすすめです。
- 必要に応じてサーバー系に関する設定代行をして欲しい人・企業
- 企業認証SSL・EV SSLでサイトを運営したい人・企業
- Webサイトのセキュリティ運用をより厳密にしたい人・企業
- 既存のレンタルサーバーの環境が古い・Webサイトが遅く、より最新でハイスペックなサーバー環境に移行したい(移行も代行して欲しい)人・企業
特におすすめなのは、他サーバーからエックスサーバービジネスへの移転代行作業です。法人企業でよくある困りごとに、「今あるサーバーの環境に不満はあるけど、移転する技術がない。移転費用を見積もったら高い」という課題があるのではないでしょうか。
業者に見積もりをとった場合10万円〜数十万円以上かかる場合もありますが、エックスサーバービジネスの場合は1サイトの移転無料で、追加でも15,000円と非常に安価なのでサーバー変更に伴う負担を抑えられるでしょう。
■エックスサーバービジネス(B10)とエックスサーバー(X10)の比較
以下は、両者の一番ベーシックなプランでの簡単比較です。
項目 | エックスサーバービジネス (B10プラン) |
エックスサーバー (X10プラン) |
---|---|---|
初年度合計費用 | 66,660円 | 16,500円 |
2年目以降合計費用 | 50,160円 | 13,200円 |
Webサーバーソフトウェア | nginx | nginx |
ディスク種類 | オールSSD | オールSSD |
ディスク容量 | 200GB | 200GB |
転送容量制限 | 600GB/日 | 600GB/日 |
マルチドメイン (ドメイン上限) |
無制限 | 無制限 |
MySQL個数上限 | 無制限 | 無制限 |
自動バックアップ | デフォルトであり (復旧データの取得も無償) |
デフォルトであり (復旧データの取得も無償) |
無料SSL | あり | あり |
企業認証SSL | あり | なし |
EV SSL | あり | なし |
セコムセキュリティ診断 | あり | なし |
無料メールサポート | あり | あり |
無料電話サポート | あり | あり |
無料設定代行 | あり(月3回まで) | なし |
PHP | 対応 | 対応 |
オリジナルCGI | 対応 | 対応 |
Cron | 対応 | 対応 |
SSI | 対応 | 対応 |
FTPアカウント数 | 無制限 | 無制限 |
あとからプラン変更 | 可能(上位プランのみ) | 可能(上位プラン・下位プラン共に可能) |
公式はこちら |
エックスサーバービジネス![]() |
エックスサーバー![]() |
(※)2021年1月時点の内容。一年契約の10%税込価格の場合で比較しました。
エックスサーバービジネスについては「【法人向け 】エックスサーバービジネスの特徴とエックスサーバーとの違い」で詳しく説明していますので、こちらも合わせてご確認ください。
そのほかにもエックスサーバー社ではWordPress専用にチューニングした「wpX Speed」というサービスも提供しています。
ConoHa レンタルサーバーサービスの詳細
ConoHaは東証一部上場企業のGMOインターネット社が運営するホスティングサービスです。今回ご紹介しているレンタルサーバーサービスを始め、VPS(バーチャル・プライベート・サーバ)やWindows Serverなどのサービスも提供しています。
ConoHaの特徴
これまでご紹介した通り、ConoHaの特徴は、各レンタルサーバー会社と比較しても特に高機能・高能性を備えたサーバー環境を備えながら、月額900円・初期費用なし(WINGパック・ベーシック・1年間で算出)という、比較的リーズナブルな価格でWordPressを運営できる点です。
国内レンタルサーバーサービスの中でWebサーバー処理速度を調査したところ、ConoHa WINGの処理速度が最も速く、2位に約2倍の差をつけて第1位という結果となりました。国内No.1の圧倒的な速さを誇るConoHa WINGで、ストレスのない高速なサーバー環境を手に入れましょう。
なお、上記のサーバー処理速度の計測結果は、上記は2019年7月に日本国内シェアを90%以上占めたトップ10サービスの、各サービスの最下位プランをApache Benchで5回計測した平均値をもとに算出したようです。
ConoHaはこんな人におすすめ
- アクセス(PV)重視のブログ型サイトを作る予定の人
- 少しでもWebサイトの表示速度が早い・最新の環境の方が良い人
- 目安10万PV以上のWebサイトを作るつもりの人
- より最新でハイスペックな機能を重要視する人
(※)PVはサイトの内容に依存するためあくまで目安です。ネットの情報などを参考に比較的安全目と思われる値で記載。
2013年スタートしたConoHaサービス
ConoHaのレンタルサーバーサービスは、2013年にスタートしました。
レンタルサーバーの運営実績(運営期間)という点では、2013年からのスタートということで、ほかの3社(さくら・ロリポップ・エックスサーバー)と比較すると後発参入のサービスになりますが、その分他社よりも優位性の高い機能性・価格が強みになっています。
ConoHaの2013年7月「ConoHa」がリリース
『必要な機能をシンプルに、わかりやすく提供する』をコンセプトとしたホスティングサービス(レンタルサーバー)「ConoHa」がリリース。シンプルなプラン構成と定額制の料金体系で、多くのお客様にご利用いただいております。
ConoHa5周年記念キャンペーンより引用
WINGパックと通常プランの違い【WINGパックがおすすめ】
ConoHaのレンタルサーバーを導入しようと考えたときに、最初「通常プラン」と「WINGパック」のどちらかから選ぶ形になります。
ConoHaのレンタルサーバーを使うなら基本的にWINGパックがおすすめです。
WINGパックと通常プランの大きな違いとしては、「最低利用期間と課金体制」の違いです。通常プランは時間課金(上限値あり)で最低利用期間なしなのに対して、WINGパックは定額制で最低3ヶ月利用〜という点が違います。
■WINGパックと通常プランの違い
項目 | 通常プラン | WINGパック |
---|---|---|
課金 | 時間単位(上限1,200円) | 月額定額制(900円) |
最低利用期間 | なし(1時間〜) | あり(最低3ヶ月) |
その他 | - | 無料ドメイン1つ利用可能 |
(※)WINGパックは1年間の料金で記載。WINGパックは通常プランの月額上限値よりも25%OFFの値段になります。
WINGパックとは
2020年1月21日(火)より、レンタルサーバー通常料金より最大33%オフ、国内最安値水準の月額800円でご利用いただける長期利用割引プラン「WINGパック」の提供を開始しました。「WINGパック」は、ホームページを作成するのに必要なレンタルサーバーと独自ドメインがセットになったお得なパックです。独自ドメインは.comや.netを含む12種類の人気ドメインから1つお選びいただく事ができます。「WINGパック」の契約が継続されている間は独自ドメインの更新料金は0円、永久無料でご利用いただけます。
VPSは今回気にしなくてOK
ConoHaを申し込み画面や管理画面では、VPS(バーチャル・プライベート・サーバー)というサービスもありますが、VPSサービスは今回無視してOKです。レンタルサーバーサービスの方を選びましょう。
■Conoha VPSのページ
ConoHa WINGパックの機能・性能の比較
ConoHaのWINGパックには、「ベーシック」「スタンダード」「プレミアム」の3プランが用意されています。後からプラン変更もできるので、最初は「ベーシック」を選択すると良いと思います。
ConoHaプラン | ベーシック | スタンダード | プレミアム |
---|---|---|---|
初期費用 | 0 | 0 | 0 |
月額費用(※) | 990円 | 2,145円 | 4,290円 |
ディスク種類 | オールSSD | オールSSD | オールSSD |
ディスク容量 | 250GB | 350GB | 450GB |
転送容量制限 | 18TB/月 | 24TB/月 | 30TB/月 | 独自ドメイン上限 | 無制限 | 無制限 | 無制限 |
MySQL個数上限 | 無制限 | 無制限 | 無制限 |
PHP(LiteSpeed LSAPI版※) | あり | あり | あり |
メールサポート | あり | あり | あり |
電話サポート | あり | あり | あり |
無料ドメイン | あり | あり | あり |
(※)1年契約の場合の10%税込価格で記載。割引キャンペーンなどで価格が変わっている場合があります。
(※)2021年1月時点で公式サイトから確認した内容です。
(※)LiteSpeed LSAPI版について
ConoHaに関する余談
ブロガーに人気WordPressテーマの「JIN」と「SANGO」がお得
レンタルサーバーConoHa WINGでは、ConoHa WING契約時または管理画面でJINとSANGOを割引価格で購入できます(2020年7月時点)。
無料のCocoonも契約時にインストールできますので、JINやSANGOまたはCocoonを利用したい方はおすすめです。
(関連記事)WordPressおすすめテーマ
WordPressのおすすめテーマについては下記をご参考いただけると幸いです。
学割がお得
ConoHaは学割サービスというレンタルサーバーの中では珍しいサービスがあります。ブロガー目指す学生は少しお得です。
ConoHaでは学生・教職員の皆様を応援するためにConoHa学割を始めました!
ConoHa学割では、ConoHaカード等の対象商品を学割クーポン利用で10%OFFでご購入いただけます。
ご利用条件をご確認の上、ConoHa学割エントリーフォームに必要事項をご入力いただき、クーポンコードをお受け取りください。
ConoHa 学割 | 公式サイトより引用
なお、利用するには、ConoHaカードというプリペイドカードのようなカードを事前に学割価格で購入して、サーバーの支払いに利用する形になります。
ConoHa WING春待ちキャンペーン
~2月26日(金)18時まで〜
- 【12ヶ月契約】1200円/月→810円/月
- 【24ヶ月契約】1200円/月→765円/月
- 【36ヶ月契約】1200円/月→720円/月
※詳細は公式サイトをご確認ください。
↓↓ConoHa WINGで独自ドメイン取得・WordPressインストールする方法詳細こちら↓↓
【ConoHa WINGでWordPressをインストールする方法を徹底解説】
mixhostの詳細
mixhostは、2016年からレンタルサーバーサービスを提供しており、以前から「ハイスペック・安定稼働」という良い評判です。
mixhostはこんな人におすすめ
- 少しでも大量アクセスに強いサーバーが良い人
- より大規模なコンテンツにも対応しやすいサーバープランが用意されている方が良い人
- アダルト・出会い系ジャンルのサイト運営も(将来)考えている方
mixhostの社長にインタビューしました
レンタルサーバーサービスmixhost(ミックスホスト)を運営しているアズポケット株式会社の伊丹(いたみ)社長にレンタルサーバーについてインタビューをさせていただきました。
mixhostを立ち上げた経緯や、mixhostにかける想いについてじっくりお聞きしています。インタビュー詳細は「【mixhost伊丹社長インタビュー】本当に良いサーバーを追求し続けて」をご覧ください。
mixhostの各プラン・機能の比較
mixhostのレンタルサーバープランには、「スタンダード」「プレミアム」「ビジネス」「ビジネスプラス」そして「エンタープライズ」の5つのプランが用意されています。後からプラン変更もできるので、最初は「スタンダード」を選択すると良いと思います。
mixhostプラン | スタンダード | プレミアム | ビジネス | ビジネスプラス | エンタープライズ |
---|---|---|---|---|---|
初期費用 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
月額費用 | 1,078円 | 2,178円 | 4,378円 | 8,778円 | 15,813円 |
ディスク種類 | オールSSD | オールSSD | オールSSD | オールSSD | オールSSD |
ディスク容量 | 250GB | 350GB | 450GB | 550GB | 650GB |
転送容量制限 | 9.0TB/月 | 11.0TB/月 | 12.0TB/月 | 13.0TB/月 | 14.0TB/月 | 独自ドメイン上限 | 無制限 | 無制限 | 無制限 | 無制限 | 無制限 |
MySQL個数上限 | 無制限 | 無制限 | 無制限 | 無制限 | 無制限 |
PHPの動作モード | LiteSpeed LSAPI版 | LiteSpeed LSAPI版 | LiteSpeed LSAPI版 | LiteSpeed LSAPI版 | LiteSpeed LSAPI版 |
メールサポート | あり | あり | あり | あり | あり |
電話サポート | なし | なし | なし | なし | なし |
無料ドメイン | あり | あり | あり | あり | あり |
(※)1年契約の場合の10%税込価格で記載。
(※)2021年1月時点で公式サイトから確認した内容です。
mixhostは、株式会社アズポケットという会社が運営しているレンタルサーバーです。2016年からスタートしているので今回ご紹介しているレンタルサーバーの中では新規参入に該当しますが、その分既存のサーバー会社よりもより充実したサーバー環境が用意されています。
表示速度満足度No1のレンタルサーバー
WordPressを90秒でスタートできるクイックスタート
サーバーを申し込むだけで独自ドメインのWordPressが完成
表示速度を高速化するHTTP/3に日本初対応
安定性に自信があるからできる稼働率99.99%保証
mixhostの特徴
mixhostの一番の特徴としてはサーバー環境のスペック・高速化環境です。
より大量アクセス・大規模サイトにも耐えうる環境として上位プランが充実しており、ビジネスプラスさらには超大規模のエンタープライズプランが用意されています。
他のサーバー会社にはないレベルの上位プランが用意されているため、数百万PV・一千万PVをいくようなアクセス数・バズコンテンツにサイトが成長しても、mixhostで十分対応することができきます。
また、多くのレンタルサーバーは合法的なものであってもアダルト・出会い系分野は利用規約上禁止されていますが、mixhostはアダルト・出会い系分野も利用することができます(もちろん合法的なものに限られます)
mixhostの余談
サーバー環境情報が最も公開されています
mixhostでは、サーバーのCPUやメモリ、OSなどハードウェア・ミドルウェアの環境が3社の中で最も多くの情報が公開されています。
純粋なサーバースペック・高速化環境などについてはかなり追求しているようで3社の中でもかなりの環境が用意されています。
管理画面は契約系のマイページとサーバー操作系のcPanel
mixhostではアカウント管理・契約系のマイページと、サーバー操作系のcPanelが用意されています。
cPanelの方が一部英語表記されている部分もあるので、本当の初心者については最初は少し難しいと感じるかもしれません。ただし、操作マニュアルは充実しているので、見ながら操作すれば問題ないです
ロリポップサーバーの詳細
ご利用実績200万サイト以上!16年を迎える老舗格安レンタルサーバー。ホームページ運営なら、ずっと使えるレンタルサーバー「ロリポップ!」
簡単、無料SSL、充実サポート、高速性能で初心者から商用サイトまで利用されています。
http://webst8.net/
ロリポップの特徴
ロリポップはGMOペパボ株式会社が運営する格安レンタルサーバーサービスです。月額500円でいくつもサイトを導入できるというコストパフォーマンスに優れたサーバーです。
管理画面がわかりやすく比較的直感的に操作でき、サーバー性能的にも通常のホームページを運営する分には全く問題ないので、初心者におすすめのサーバーです。
ロリポップはこんな人におすすめ
- 店舗ホームページタイプのサイト・地道にブログを始めたい人
- 不便でない範囲であればサイトの表示速度やスペックを追求しない人
- 5万PV以内のWebサイトを作るつもりの人
- 価格・コストパフォーマンス重視の人
http://webst8.net/
ロリポップの各プランの機能・性能比較
スタンダードプランの他に下位プランであるエコノミープラン、ライトプラン、および上位プランのエンタープライズプランが提供されています。下記は、ロリポップの各プラン比較です。
プラン名 | エコノミープラン | ライトプラン | スタンダードプラン | ハイスピードプラン | エンタープライズプラン |
---|---|---|---|---|---|
初期費用 | 1,650円 | 1,650円 | 1,650円 | 0円 | 3,300円 |
月額費用 | 110円 | 275円 | 550円 | 825円 | 2,200円 |
ディスクの種類 | SSD | SSD | SSD | SSD | SSD |
ディスク容量 | 20GB | 100GB | 150GB | 250GB | 1TB(1000GB) |
転送容量制限 | 50GB/1日 | 100GB/1日 | 200GB/1日 | 360GB/1日 | 400GB/1日 |
独自ドメイン上限 | 50個 | 100個 | 200個 | 無制限 | 無制限 |
MySQL個数上限 | 未対応(WordPress不可) | 1個 | 50個 | 無制限 | 無制限 |
PHP(CGI版) | あり | あり | あり | ※LiteSpeed版として実装 | ※LiteSpeed版として実装 |
PHP(モジュール版※高速) | なし | あり | あり | ※LiteSpeed版として実装 | ※LiteSpeed版として実装 |
PHP(LightSpeed版※最高速) | なし | なし | なし | あり | あり |
WAFのログ検知・個別除外 | ○ | ○ | ○ | × | × |
メールサポート | あり | あり | あり | あり | あり |
電話サポート | なし | なし | あり | あり | あり |
(※)1年契約の場合の10%税込価格で記載。
(※)2021年1月時点で公式サイトから確認した内容です。
この中でのおすすめは、スタンダードプランとハイスピードプランです。
エコノミープランとライトプランは機能性能面を考慮するとあまりおすすめではありません。理由としては、まず月額100円のエコノミープランはWordPressインストールできないため除外します。
また、月額250円のライトプランもMySQLが一個しか利用できないのに対し(※)、月額500円のスタンダードプランは50個インストールできること、加えてサイト高速化につながるPHP(モジュール版)も利用できないためです。
(※)WordPress1つインストールにつき、MySQL1つが推奨されます。
またハイスピードプラン以上では、LiteSpeedという新しいWebサーバーを採用しており、スピード重視・スペック重視の方におすすめです。
ロリポップに関する余談
2020年8月以降大幅スペック増強を続けています
格安レンタルサーバーとして、コストパフォーマンスの高さで人気のロリポップですが、ここ最近はスペック増強と速度改善にも力を入れているようです。2020年8月には、全プランで転送容量が大幅アップデートされました。
大きなポイントは、ハードウェア増強に伴いハードディスクが全プランでSSD化されたことを始め、CPUやメモリも増強されたことによるサーバーの高速安定化です。
ロリポップ公式サイト、従来のハードウェアとの比較(スタンダードプラン)より引用
その後も、転送容量の増加など継続的にスペックアップしており、レンタルサーバーサービスに力を入れているのがわかります。
お客様のサイトがより多くの方にご覧いただけるよう、一部のプランの転送量上限を緩和いたしました。
既にロリポップをご契約されているお客様につきましても、転送量上限は変更済みでございます。実施日
2020年11月25日(水)変更点
スタンダードプラン:180GB/日 → 200GB/日
ハイスピードプラン:230GB/日 → 360GB/日
2020/11/25 スタンダード、ハイスピードプランの転送量上限緩和のお知らせ
ロリポップは管理画面が初心者にわかりやすい
ロリポップの管理画面は他のレンタルサーバーと比べてシンプルで初心者向けに優しい管理画面になっています。
WordPress操作時にWAFの誤検知が起きてしまう
WAF(Web Application Firewall)はサイトの改ざん防止のためのセキュリティ機能の一つです。
WAFは多くのレンタルサーバー会社が実装しているのですが、通常の管理画面操作やプラグインの操作でも誤検知がしばしば起こります。その場合は、一時的にWAF無効化もしくはプラグインで除外設定できます。
■ロリポップの403エラー画面
参考)PHPやCGIでプログラムの編集をすると403エラーが表示されます。 - よくある質問 | ロリップ
WordPressを触っていてWAFが誤検知された場合は、こちらの記事「【ロリポップで403エラーが出た時の対処法】WAFの無効化・除外設定」で回避することができますのでご参考ください。
ただし、ハイスピードプラン・エンタープライズの制限事項として、2020年8月時点では、WAF(Web Application Firewall)で検知・防御ログの確認と個別除外設定ができないようになっているようです。
403エラーが起きた際はWAFを無効化するか、都度無効化・有効化切り替えなど実施する必要がありますのでご注意ください。
検知ログの参照方法
ハイスピードプラン・エンタープライズプランではこの機能は利用できません。
WAFの解除・設定 | ロリポップ公式サイト
合わせて読みたい記事)
さくらレンタルサーバーの詳細
高速の通信回線と高度なセキュリティを備えた創業20年の信頼できるレンタルサーバー。無料SSL、ブログ開設、WordPress、ドメイン取得できます。
趣味から商用利用まで安心して利用できます。
→→「さくらのレンタルサーバ」はこちら
さくらレンタルサーバーの特徴
さくらレンタルサーバーは、老舗で法人・個人ともに多くの実績を持つ株式会社さくらインターネットが提供するレンタルサーバーです。自前でデータセンターを持ち、レンタルサーバー以外にもVPSや専用サーバーなど上級者向けにサーバーを提供しているのも特徴です。
さくらレンタルサーバーはこんな人におすすめ
- 店舗ホームページタイプのサイト・地道にブログを始めたい人
- 不便でない範囲であればサイトの表示速度やスペックを追求しない人
- 5万PV以内(※)のWebサイトを作るつもりの人
- 書籍を見ながらそのまま進めたい、安いのが良い人
- より価格・コストパフォーマンス重視の人
(※)PVはサイトの内容に依存するためあくまで目安です。ネットの情報などを参考に比較的安全目と思われる値で記載。
さくらレンタルサーバーの各プランの機能・性能比較
なお、スタンダードプランの他に下位プランであるライトプラン、および上位プランのプレミアムプラン、ビジネスプラン、ビジネスプロプラン、さらに一台専有タイプのマネージドプランが提供されています。下記は、さくらレンタルサーバーのプラン比較です。
プラン名 | ライトプラン | スタンダードプラン | プレミアムプラン | ビジネスプラン以上 |
---|---|---|---|---|
初期費用 | 1,048円 | 1,048円 | 1,048円 | 5,238円~ |
月額費用(※) | 130.9円 | 524円 | 1,571円 | 2,619円〜 |
ディスク種類 | HDD | HDD(DBサーバーのみSSD) | HDD | HDD〜 |
ディスク容量 | 10GB | 100GB | 200GB | 300GB〜 |
転送容量制限 | 40GB/1日 | 160GB/1日 | 200GB/1日 | 230GB/1日 | 独自ドメイン上限 | 20個 | 200個 | 300個 | 400個〜 |
MySQL個数上限 | 未対応(WordPress不可) | 50個 | 100個 | 200個〜 |
PHP(CGI版) | あり | あり | あり | あり |
PHP(モジュール版) | なし | あり | あり | あり |
メールサポート | あり | あり | あり | あり |
電話サポート | あり | あり | あり | あり |
(※)ライトプランは年間払いのみ。スタンダードプラン以上は月額費用が年間一括払いで記載の価格からさらに2ヶ月分安くなります。
(※)2021年1月時点で公式サイトから確認した内容です。1年契約の場合の10%税込価格で記載。
この中でライトプランは、WordPressに対応していないので除外します。WordPressを今すぐ使わない場合でも、また後からプラン変更があとからできないことを考慮すると、ライトプランよりもスタンダードプランがおすすめです。また、ビジネスプラン以上は企業向けのハイエンドタイプのため、新規で通常のホームページ・ブログを作るという人は除外して良いでしょう。
さくらレンタルサーバーの詳細は「さくらのレンタルサーバ」からご確認ください。
さくらレンタルサーバーに関する余談
WordPressの本で手順が紹介されているのが強い
初心者にとってさくらの大きな強みは、WordPressで初心者向けのベストセラー「いちばんやさしいWordPressの教本」では、さくらレンタルサーバーを題材にWordPressの作り方を紹介しているのが大きな強みです。
書籍で、さくらレンタルサーバーの開設手順が詳しく掲載されているので、本の通りやればそのままWordPressでホームページを作れてしまします。そういった意味で、さくらレンタルサーバーを利用すると、ホームページが作りやすいでしょう。
2020年10月14日にサーバー環境が増強されました。
さくらインターネットのレンタルサーバーは、ディスク制限・データベース・転送容量制限値が他のレンタルサーバーよりも大きい印象がありましたが、2020年10月14日にこれらの制限値が大幅に緩和されてより規模の大きいサイトも運用できるようになりました。
「さくらのレンタルサーバ/マネージドサーバ」の各種上限緩和について
昨今、ウェブアプリケーションの多様化や高度化が進みウェブ転送量が増加しているため、サーバのリソースも増加傾向にあります。さくらのレンタルサーバでは、お客さまにより快適にサービスを利用いただくため各種上限を引き上げることといたしました。
とはいえ、現時点でサーバーのプラン変更ができない点や、複数ドメイン運用時に管理画面上からドメイン指定でPHPのバージョン変更ができない点など、少し不便なところもまだ残っています。今後の改善にも期待です。
さくらはインフラ事業者として様々なサービス・実績があります
余談ですが、さくらインターネットは、レンタルサーバーの他にもVPSやクラウド・専用サーバーなど、法人向けの様々なインフラサービスを提供しており、自前のデータセンター(サーバー専用の建物)を所有している点も強みです。
実際、2018年に北海道で起きた大きな地震の際も、自前の予備電源で60時間の停電を乗り切り、大きな障害を起こすことなくサービスを継続することができたのが以前話題になりました。
2018年9月6日に北海道を襲った震災により、停電状態に陥ったさくらインターネットの石狩データセンターに対し、9月8日ようやく電力供給が再開された。想定を超えた約60時間を非常用電源設備で乗り切り、インフラ事業者としての矜持を見せた石狩データセンターの「奇跡」について、改めてきちんと説明していきたいと思う。
約60時間を非常用電源設備で乗り切った石狩データセンターの奇跡より引用
なお、さくらのレンタルサーバーを使っての独自ドメイン取得、WordPressまでの設置の詳細を「【さくらレンタルサーバー】WordPress独自ドメインインストール手順」に記載しています。さくらのレンタルサーバーを契約してWordPressをインストールする際にご参考ください。
WordPressにおすすめのレンタルサーバー5社比較は以上になります。
まとめ
まとめです。今回は、レンタルサーバーサービスを提供している「エックスサーバー」「ロリポップ」「さくらインターネット」および「ConoHa」「mixhost」の5社を初心者向けに比較・解説ました。

- 「アクセス(PV)重視のブログ型サイトを作りたい」
- 「サイトの表示速度が少しでも早い方が良い」
- 「目安10万PV以上のサイトを作るつもり」
- 「サーバースペック重視・安定性重視だ」
■これまでの長い稼働実績・国内シェアNo1を重視する方や法人におすすめ
→エックスサーバー(XSERVER)
■安価&初心者に優しい管理画面&上場企業が運営と言う点を重視する方や学生・ブロガーにおすすめ
→ConoHa WING(コノハ ウイング)
■より大規模サイトを想定しているブロガー、またはアダルト・出会いジャンルを予定している方におすすめ
→mixhost(ミックスホスト)

- 店舗ホームページタイプのサイト・地道にブログを始めたい
- 不便でない範囲であれば、サイトの表示速度やスペックを追求しない
- 目安5万PV以内のWebサイトを作るつもりの人
- コストパフォーマンス重視・安い方が良い
■サーバー管理画面が簡単な方が良い・同価格帯ならスペック高い方が良い方におすすめ
→ロリポップ
■一番老舗が良い・できるだけ安い方が良い方ににおすすめ
→さくらのレンタルサーバー
(※)エックスサーバーはX10プラン、ConoHaはWingパックベーシックプラン、mixhost・ロリポップ・さくらレンタルサーバーはスタンダードプランの想定での比較です。
(※)PV数に関してはサイトの内容に大きく依存するためあくまで目安です。ネット上の評判などを参考にし、比較的安全めと思われる値で記載しました。
また、特徴とおすすめ度を簡単にまとめたものが以下になります。
項目 | 性能・速度重視 | 安さ・コスパ重視 | |||
---|---|---|---|---|---|
エックスサーバー | ConoHa | mixhost | ロリポップ | さくらレンタルサーバー | |
特徴 |
国内シェアNo1 法人HPも多い |
簡単&高スペック&上場企業運営 若手ユーザー・ブロガー多い |
サーバー上位プランが豊富 アダルトジャンル運営可能 |
安価&中以上のスペック 個人店舗HP系が多い |
最老舗会社&一番安価 老舗ユーザーが多い |
おすすめプラン | X10 | WINGパックベーシックプラン | スタンダードプラン | スタンダードプラン | スタンダードプラン |
比較ポイント |
価格: 使いやすさ: 性能: サポート: 運営実績: |
価格: 使いやすさ: 性能: サポート: 運営実績: |
価格 使いやすさ: 性能: + サポート: 運営実績: |
価格 使いやすさ: 性能: サポート: 運営実績: |
価格 + 使いやすさ: 性能: サポート: 運営実績: + |
初年度合計費用 | 16,500円 | 11,880円 | 12,936円 | 8,250円 | 6,286円 |
2年目以降合計費用 | 13,200円 | 11,880円 | 12,936円 | 6,600円 | 5,238円 |
無料独自ドメインプレゼント | (基本)なし | いつでもあり | いつでもあり | いつでもあり条件あり | なし |
運営実績・期間 | 長い(2003年〜) | 比較的短い(2013年〜) | 短い(2016年〜) | 長い(2001年〜) | 最も長い(1996年〜) |
運営会社 | エックスサーバー株式会社 | GMOインターネット株式会社 | アズポケット株式会社 | GMOペパボ株式会社 | さくらインターネット株式会社 |
公式はこちら |
エックスサーバー![]() |
ConoHa![]() |
mixhost![]() |
ロリポップ!![]() |
さくらのレンタルサーバ![]() |
(※)比較するにあたって、エックスサーバーはX10プラン、ConoHaはWINGパックベーシックプラン、mixhost・ロリポップサーバー・さくらレンタルサーバー共にスタンダードプラン、かつ一年契約の10%税込価格の場合で比較しました。
■5社レンタルサーバー機能・性能まとめ
項目 | エックスサーバー | ConoHa | mixhost | ロリポップ | さくらレンタルサーバー |
---|---|---|---|---|---|
値段 | △ | ○ | ○ | ◎ | ◎ |
無料ドメイン | ○ | ◎ | ◎ | ○ | △ |
体験版利用 | ◎ | △ | ○ | ◎ | ◎ |
WordPress開設の速さ | ◎ | ◎ | ◎ | ○ | ○ |
管理画面の簡単さ | ○ | ◎ | ○ | ○ | △ |
Webサーバーソフトウェア | ◎ | ◎ | ◎ | ○ | ◎ |
ディスクについて | ◎ | ◎ | ◎ | ○ | ○ |
転送容量について | ◎ | ◎ | ◎ | ○ | ○ |
無料SSL | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
マルチドメインについて | ◎ | ◎ | ◎ | ○ | ○ |
MySQLについて | ◎ | ◎ | ◎ | ○ | ○ |
FTPアカウント数 | ○ | ○ | ○ | △ | △ |
バックアップ&復旧 | ◎ | ◎ | ◎ | △ | ○ |
プラン変更について | ◎ | ◎ | ◎ | ○ | △ |
ドメインごとのPHP変更 | ○ | △ | ○ | ○ | △ |
運営実績・シェア | ◎ | ○ | △ | ◎ | ◎ |
メールサポート | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
電話サポート | ○ | ○ | △ | ○ | ○ |
アダルトジャンルのサイト運営 | × | × | ○ | × | × |
公式はこちら |
エックスサーバー![]() |
ConoHa![]() |
mixhost![]() |
ロリポップ!![]() |
さくらのレンタルサーバ![]() |
基本的にここでご紹介しているレンタルサーバーはどれも十分良いサービスですので、どちらを選んでも大きな失敗の可能性は低いでしょう。自分にあったレンタルサーバーを使ってみてください。
今回は以上になります。最後までご覧いただきありがとうございました。
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