これから初めてWordPress(ワードプレス)でブログを始めようと思った時に、サーバー・ドメインの手続きなどわからないことだらけで困っているというお悩みをお持ちの方も多いのではないでしょうか。
今回は、WordPressでブログやアフィリエイトを始めたい初心者を対象にWordPressの始め方をご紹介していきます。
調べたらいろいろ出てきて、進まなくなりました・・・
■本記事で解説する範囲
今回は「エックスサーバー」を例に、WordPressの始め方をご紹介していきます。
もくじ
〜初期費用(3000円分)無料&ドメイン永久無料(4月1日18時まで)〜
初期費用無料は12ヶ月以上契約が対象です。詳しくは公式サイトをご参照ください。
当サイトもエックスサーバーを利用しています
↓↓エックスサーバー+独自ドメイン+WordPress設置までの開設手順はこちら↓↓
【エックスサーバー】独自ドメイン取得〜WordPress設置まで手順解説
はじめに WordPressの始め方概要手順
はじめに、WordPressブログの始め方の概要手順について説明してきます。
WordPressでブログを開設するためには「ドメイン」と「サーバー」を契約したのちに「WordPress」をインストールしてから、ブログを作っていく形になります。
サーバーとは、インターネット上の建物・部屋に相当し、ドメインはインターネット上の住所に相当します。建物・部屋の中に導入する中身がWordPressです。
- サーバー:インターネット上の建物・部屋のようなもの
- ドメイン:インターネット上の住所のようなもの
- 中身(WordPressブログ):建物・部屋の中にあるコンテンツ・サービスのようなもの
ですので、手順としては、「レンタルサーバー」および「独自ドメイン」を契約し、WordPressをインストールしてから、ブログを作っていくという手順になります。
- レンタルサーバー会社からサーバーを借りる
- ドメインサービス会社からドメインを取得する
- サーバーに中身(WordPress)を構築する
合わせて読みたい記事
サーバー・ドメイン・ホームページ(ブログ)などのより具体的な説明については「【2021年ホームページの作り方総まとめ】ホームページ自作方法を解説」を合わせてご参考ください。
より具体的には、今回は下記のステップでWordPressを使ったブログ・アフィリエイトを始め方をご紹介していきます。
- レンタルサーバーを契約する
- 独自ドメインを取得する
- サーバーとドメインを連携する
- WordPressをインストールする
- WordPressで常時SSLを設定する
- WordPressにログインする
- WordPressの「テーマ」を設定する
- WordPressでブログの書き方を覚える
- 必要なページを作ってサイトの形を整える
- WordPressの初期設定をする
- ASP・Adsenseに登録してアフィリエイトリンクを作成する
- ブログやアフィリエイトを勉強する
最近のレンタルサーバー「エックスサーバー」「ConoHa WING」「mixhost」などでは契約と同時にWordPressを始める機能が用意されています。今回はエックスサーバーのクイックスタート機能で1〜5までを契約と同時に進める手順で解説していきます。
関連記事
なお、WordPressでホームページを作る場合も基本的には同じです。上記ステップのうち7番目以降がホームページのコンテンツを作るという手順になるだけです。
【WordPressでホームページを作る方法総まとめ】
(1)〜(5)サーバー・ドメイン・WordPressを構築する
まず最初に、レンタルサーバー会社でサーバーを契約します。
当サイトでは、「エックスサーバー」を利用しています。国内シェアNo1で、大量アクセスに強い有名なレンタルサーバーで、今回はエックスサーバーを例に開設手順を説明していきます。
(関連記事)おすすめのレンタルサーバー
エックスサーバーの他には、ConoHa、mixhost、ロリポップ、さくらインターネットなどもおすすめです。
【おすすめレンタルサーバー比較5社総まとめ WordPress対応】では、当サイト独自の視点で目的用途別おすすめレンタルサーバーを記載していますので、気になる方はあわせてご参考ください。
まずはエックスサーバーにアクセスしてアカウントを作成しましょう。エックスサーバーは下記より開設することができます。
エックスサーバーのページにて、サーバー無料お試し「お申し込みはこちら」をクリックします。
「10日間お試し 新規お申し込み」をクリックします。
お申し込み情報でWordPressクイックスタートを「利用する」にチェックを入れます。
WordPressクイックスタートにチェックを入れると、サーバー契約・独自ドメイン取得と設定・WordPressインストール・SSL化(本手順の5まで)まで一気に設定できます。
WordPressサイトを簡単に開設できるのでとても便利ですが、お試し期間がないこととクレジットカード対応ないことに注意です。
「お試し期間で試したい」「クレジットカード以外の支払いが良い」という方は「エックスサーバー独自ドメイン取得&WordPressインストール方法」をご参照ください。
WordPressクイックスタートの注意事項の確認画面が表示されます。「確認しました」をクリックします。
契約期間や取得したいドメイン名、WordPressインストール情報(※)を入力し、「XServerアカウントの登録に進む」をクリックします。
サーバーの契約情報について
- サーバーID:自動で生成されるIDもしくは屋号などで良いかと思います。
※サーバーIDは初期ドメイン(サーバーID.xsrv.jp)に使われたり、サーバーパネルにログインする際に利用します。ID名は後から変更できませんが、独自ドメインを利用する場合一般のサイト訪問者にはサーバーIDは見えませんのでどんな文字列でも気にする必要はありません。 - プラン:通常のホームページ・ブログの解説であればX10プランで十分です。あとからプラン変更も可能です。
- サーバーの契約期間:3〜36ヶ月で選べます。12ヶ月が覚えやすく費用もバランスが良いのでおすすめです。
ドメインの契約内容
取得したいドメイン名を入力します。既に誰かが取得しているドメイン名を入力するとエラーが起きるので、その場合はドメイン名を変更して「取得可能」と表示されるように命名し直してください。
WordPressインストール情報
- ブログ名:サイトのタイトル(例. ホームページの作り方・WordPressの使い方ブログ)を入力
- ユーザー名:半角英数文字で任意の名前を入力します
- パスワード:複雑なパスワードにしましょう
(ユーザー名とパスワードはWordPressにログインする際に利用しますので忘れないようにしましょう。) - メールアドレス:任意の自分のメールアドレスを入力します(WordPressのパスワード忘れ時などに利用します)
つぎに、アカウント情報入力ページで登録者情報を入力して「次へ進む」をクリックします。
前手順で入力したメールアドレス宛に確認コードが届きますので控えます。
上記で控えた確認コードを入力後、「次へ進む」をクリックします。
内容を確認して、「SMS・電話認証へ進む」をクリックします。
電話番号を入力して認証コードを取得するボタンをクリックします。
携帯にSMS認証コードが受信されます。
SMS認証コードを入力後「認証して申し込みを完了する」をクリックします。
お申し込み内容が完了します。
エックスサーバーの管理画面(エックスサーバーアカウントパネル)が表示されます。この画面で設定することは現時点でないので一旦このままにしておきましょう。
入力が完了すると、「サーバーアカウント設定完了のお知らせ」メールが届きます。メールには、エックスサーバー にログインするためのIDやパスワードが記載されているので大切に保管しましょう。
エックスサーバーでは、契約系の設定を管理するXserverアカウントパネル(旧インフォパネル)と、サーバー系の設定を管理するサーバーパネルの大きく2つのログイン画面・管理画面があります(そのほかにもファイルマネージャーやWebメール用の管理画面もあります。)
■Xserverアカウントログイン画面。アカウント情報・契約支払い関係・ドメインの新規取得などを行うための管理システム
■サーバーパネル画面。メールアカウントの作成・ドメイン設定の追加などサーバに関する設定を行うための管理システム。
Xserverアカウントにログイン情報とサーバーパネルにログイン情報は異なるので混同しないよう注意しましょう。
以上で、サーバーの契約は完了です。
(6)WordPressにログインする
WordPressにログインする方法
それでは、WordPressのインストールが完了したら、早速WordPressにログインしましょう。
エックスサーバー開設時の「サーバーアカウント設定完了のお知らせ」メールにURL・ログインIDなどが掲載されています。管理画面URLをクリックします。
管理画面URLにアクセスすると下記のログイン画面が表示されます。
開設してすぐにWordPressにアクセスすると、下記のような「この接続ではプライバシーが保護されませんというエラー画面」、または「無効なURL」と表示されますが、気にしなくてOKです。
通常1時間〜2,3時間くらい経過すると反映されるようになるので、しばらく待ってから再度アクセスしてみましょう。
■この接続ではプライバシーが保護されません
■無効なURL
WordPressをインストールした際に入力したユーザーID(またはメールアドレス)とパスワードを入力するとログインすることができます。
下記のような管理者画面が表示されればOKです。ここで、ワードプレスの操作を行なっていきます。
なお、今アクセスした管理画面URL「http(s)://WordPressをインストールしたサイトのURL/wp-admin/」をブックマークしておくと次回簡単にログインできるので便利です。
http(s)://WordPressをインストールしたサイトのURL/wp-admin/
(例. https://webst8.org/wp-admin/)
WordPressの管理画面と覚えておきたい重要な使い方
ブログを書く前に、WordPressのダッシュボードの基本的な見方について説明していきます。
ダッシュボードとは、WordPressの管理画面のことです。元々は自動車の「計器盤」のことを指していたようで、情報をまとめて表示するツールという意味です。
下記は、WordPressのダッシュボード(初期設定状態)です。大きく、「上部メニューバー」「左メニューバー」「真ん中の設定画面」の3つのレイアウトに分かれています。
左管理メニューバーでは、投稿や固定ページ、外観、プラグインなどWordPressの重要な管理操作を行うことができます。
まずは管理画面とトップページの切り替え方法を覚えておきましょう。
左上のサイトのタイトル名>サイトの表示をクリックするとトップページに移動します。同様に、サイトのタイトル名>ダッシュボードをクリックすると管理画面(ダッシュボード)に移動します。
つぎに、WordPress管理画面の主な名前と意味について覚えておきましょう。

WordPress 管理画面 (ダッシュボード)
左メニューバーの各項目の意味は下記の通りです。詳しくは後ほど説明してきますので、ここではざっと読むくらいでOKです。
項目 | 内容 |
---|---|
投稿 | ブログは投稿で作成します。時系列で最新情報が一番上に表示されていきます。お知らせ情報やブログなど投稿機能を利用するのが一般的です。 |
固定ページ | 固定ページは会社情報やお問い合わせなどの単体ページで決まった箇所に表示しておきたいページで利用します。ページ作成の機能自体は投稿とほぼ同じですが、投稿と違って一覧のなかには表示されません。 |
外観 |
その名の通り、外観ではサイトの外観(デザイン)系の設定を行います。テンプレートやメニューバーなどもここで設定できます。
|
プラグイン | スマートフォンでいうアプリの追加機能です。お問い合わせ機能やサイトマップなどWordPress自体が持っていない機能をプラグインという形で追加することができます。 |
設定 | サイト名・キャッチフレーズやURLの構造設定、トップページの表示設定などの各設定ができます。 |
次章以降では、ブログに絞ったWordPressのはじめ方を説明していますが、WordPressの使い方の全体像をもっと覚えたい方は「【2021年版WordPress(ワードプレス)の使い方総まとめ】」を合わせてご参照ください。
(7)WordPressの「テーマ」を設定する
つぎに、WordPressでデザインテンプレートとなる「テーマ」を設定していきましょう。
人に例えると、「服」のようなイメージになります。テーマ(服)を変更することで、見た目や外観の変更・関連機能を変更することができます。
WordPressでは、無料・有料含めて様々なテーマがリリースされています。利用者は多数あるテーマの中から自分に合うデザイン・機能のテーマを利用することができます。

WordPress テーマ 追加画面
ここでは、無料のブログ用テーマとして有名な日本語版テーマ「Cocoon(コクーン)」を例に、インストール手順をご紹介します。
まずは下記のCocoon公式サイトにアクセスします。
Cocoon | WordPress無料テーマ
トップページに移動したらダウンロードボタンを押下します。
利用規約を確認して、Cocoon親テーマをダウンロードしましょう。
通常、パソコンのダウンロードフォルダにcocoon-master-xxxxx.zipがダウンロードされます。
次に、WordPressでzipファイルをアップロードします。WordPressの外観>テーマから新規追加ボタンを押下します。
テーマのアップロードボタンを押下します。

WordPress テーマのアップロード
ファイルを選択ボタンを押下します。

WordPress テーマのアップロード
先ほどの手順でダウンロードしたzipファイルを選択します。
今すぐインストールボタンを押下します。
インストール完了後回画面に遷移しますので、有効化ボタンを押下します。
テーマ「cocoon」が有効化されていることを確認するためにトップページを表示します。
テーマ「cocoon」用の外観になっていることを確認して完了です。再度、左上のサイトタイトルをクリックして管理画面に戻李ましょう。
ここでは、Cocoonの詳しい使い方は割愛しますが、Cocoonの主要な設定は管理画面のCocoon設定>Cocoon設定から設定することができます。
Cocoon設定。テーマ利用マニュアルから公式サイトで使い方を確認できます。
合わせて読みたい記事
当ブログでは、「AFFINGER5」を利用しています。このほかにもおすすめのブログアフィリエイト向けのテーマを「【2021年度】WordPressブログアフィリエイトにおすすめのテーマ8選」にご紹介していますので合わせてご参照下さい。
(8)WordPressでブログの書き方を覚える
テーマの設定が終わったら、WordPressのブログ機能である「投稿」の使い方を覚えていきましょう。
投稿はブログとして利用できる機能です。WordPressの初期状態では、通常トップページで最新の投稿一覧が表示されます。

投稿一覧ページでは書いたブログが時系列順で一覧で表示されます
投稿エディターの基本的な見方
投稿エディター(ブロックエディターと言います)の具体的な見方を説明していきます。
投稿を新規追加する
投稿を新規追加するには、投稿>投稿一覧をクリックします(投稿>新規追加でもOK)。
投稿一覧画面が表示されます。「新規追加」ボタンを押下します。
はじめてブロックエディターの画面を開いた時には、ガイドが表示されます。今回ば「×」を押していったん閉じます。
下記のような編集画面が初期状態で表示されます。大きく、メインのエディターエリアと上部ツールバー、右のツールバーがあります。
(※)上記はWordPress5.5の画面です。バージョンによって若干の差異があるのでその場合はご自身のご利用の画面に合わせて読み替えてください。
まずはタイトルと文章を書いたのち公開をして表示を確認してみましょう。
それでは、投稿で利用するエディター(ブロックエディターと言います)の基本的な使い方について詳しく説明していきます。
ブロックエディターの基本的な使い方
WordPressの投稿エディター(ブロックエディター)では、下記のようにブロックという単位で見出しや文章、画像などを追加していきます。
具体的にいうと、エディター内の+ボタンを押下することでブロックの追加ができます。※ご利用のバージョンによって若干画面が違う場合があります。
まず最初に覚えたいブロックは下記の6つです。下記の6つを覚えればまずは簡単なブログ記事やレイアウト作成ができます。
- 段落ブロック・・・通常の文章を記述したい時に利用するブロック
- 見出しブロック・・・見出しを記述したい時に利用するブロック
- 画像ブロック・・・画像を挿入したい時に利用するブロック
- リストブロック・・・箇条書きを記述したい時に利用するブロック
- カラム・・・2列や3列などの横並びをしたい時に利用するブロック
- カスタムHTML・・・HTMLで記述できるブロック
段落ブロックを挿入する
まずは段落ブロックを挿入してみましょう。段落ブロックは通常エディター末尾でエンターボタンを押下することで追加されます。あるいは+ボタンから「段落」を選択して挿入することができます。
■段落ブロックの追加
また、段落で文章を書いている途中でShift+Enterボタンを押下すると、同じ段落のまま改行されます(行間が大きく開きません)。※Enterボタンを押すと新しい段落ブロックとして改行されます(行間が大きくあきます)。
■Shift+Enterによる改行と、Enterによる改行の違い
見出しブロックを挿入する
次に見出しを挿入してみましょう。+ボタンを押して、「見出し」を選択します。文末の+から末尾に追加することもできますし、ブロック間の間にカーソルを合わせて表示される+からブロックを間に挿入することもできます。
なお、ブロックを選択すると、下記のようにブロックのすぐ上にツールバーが表示されます。見出しの場合は、見出しレベル(※)の変更やテキスト揃え、太字斜体などの設定ができます。また、右のメニューアイコンからブロック削除することもできます。
(※)見出しは本の章のようなもので階層を持つことができます。h1が本のタイトルに相当して、H2は第1章、第2章などに相当します。さらにH3は第1-1章、第1-2章、H4は第1-1-1章のような階層になります。
また、見出しのブロックを選んだ状態で、右サイドバーから(表示されていない場合は、右上の設定アイコンを押して表示できます)、色やその他の設定ができます。
画像ブロックを挿入する
次に画像を挿入してみましょう。右下+ボタンを押して「画像」を選択、自分の好きな画像を選択します。必要に応じて右ツールバーから画像ブロックの設定もできます。
(※)画像ブロックの詳細な使い方については「【画像ブロック】WordPressブロックエディター画像ブロックの使い方」をご参照ください。
リストブロックを挿入する
次に箇条書きを作るリストブロックです。リストのアイコンを選択すると、箇条書きを作ることができます。
なお、テーマやプラグインによっては、WordPress標準の設定以外に、各ブロックに対して設定できる項目が追加されている場合もあります。リスト以外のブロックでも同様にテーマによって追加の設定ができる場合があります。
(※)上記はLightning(VK ExUnit)を利用している例。いくつかのリストスタイルから設定を選択することができます。
リストブロックを挿入する
次に箇条書きを作るリストブロックです。リストのアイコンを選択すると、箇条書きを作ることができます。
なお、ご利用のテーマやプラグインによっては、WordPress標準でできる設定以外に、設定できる項目が増えている場合もあります。
(※)上記はLightning(VK ExUnit)を利用している例。いくつかのリストスタイルから設定を選択することができます。
2カラム(2列横並び)のレイアウトを作成する
デザイン>カラムを選択すると、2列や3列などの横並びのブロックを挿入することができます。カラムは後から比率を変えたり列数を変えたたりすることもできます。
■表示例(PCでは横並びでスマホの場合は縦に並びます)
ブロックを選択しにくい時はブロックナビゲーションが便利
カラムブロックの中にブロックを入れたり、いくつもブロックを組み合わせていくと、対象のブロックをうまく選択できない場合があります。
その場合は、ブロックナビゲーションが便利です。
対象のブロックの近くにあるブロックを選択してみてください。ブロックナビゲーションを選択すると、ブロックの階層構造を表示でき、選択したいブロックを選べます。
また、左下に現在選択されているブロックがぱんくずリスト形式で表示されているので、そこから対象ブロックの選択もできます。
■ブロックナビゲーションを活用して複雑なブロックからピンポイントで対象ブロックを選択する
カスタムHTMLを挿入する
カスタムHTMLを選択すると、任意のHTMLをページ内に挿入することができます。
下記は、GoogleMapの埋め込みコードをページ内に挿入する例です。
(関連記事)【WordPress】GoogleMap(グーグル マップ)を埋め込む方法
下書き保存・公開をする
ある程度ページを作成したら、保存しましょう。下書き保存を選択すると、下書き(公開していない)でページを保存することができます。
公開をする
ページを公開しても良い場合は、「公開」ボタンを押下して保存しましょう。ページが公開されて一般の人も閲覧できるようになります。
下書きに戻す
一度ページを公開してから再度下書きに戻したい場合は「下書きに戻す」ボタンを押下します。
ブロックの挿入・移動・削除・グルーピング
既存のブロックの間に新たにブロックを挿入したり、既存のブロックを移動したり、削除することもできます。また、複数ブロックをグルーピングすることもできます。
既存のブロックの間に挿入する
すでに作成したブロックとブロック境目にカーソルを合わせると「+」ボタンが表示されます。「+」ボタンを押下すると既存のブロックの間に新しいブロックを挿入することができます。
うまく「+」ボタンが出てこない場合は、一度エンターを押して空白を作ってから右にある「+」を押すとブロック間に新しいブロックを挿入できます。
既存のブロックを移動する
既存ブロックの左側の矢印を選択すると、ブロックの順番を変更することができます。
SHIFTボタンを押しながら複数のブロックを選択した状態で矢印を選択すると、複数ブロックまとめて順番を変更することもできます。
また、点々のあるアイコンをクリックしたままドラッグ&ドロップでブロックを任意の場所に移動することもできます。
既存のブロックを削除する
既存のブロックを削除したい場合は、既存のブロックを選択して、詳細設定アイコンを選択してブロックを削除することができます。
複数ブロックをグルーピングする
SHIFTキーを押しながら複数ブロックを選択してグルーピングすることもできます。グルーピングしておくことで、移動や編集がしやすくなります。
利用できるブロックはこのほかにもたくさんあります。ここでは割愛しますが、ブロックエディターの詳しい使い方は 「WordPress Gutenberg(ブロックエディター)の使い方を徹底解説」に記載していますので、ぜひご参照ください。
補足 2018年以前の旧エディター「クラシックエディター」
今回ご紹介しているエディターはWordPress5系から標準となった「ブロックエディター(グーテンベルクエディター)」と言われるエディターで説明しています。
WordPress4系までは長らくクラシックエディターというWord(ワード)に似たエディターが標準エディターとなっていました。
今からWordPressを始めたばかりの方なら本記事の記載のブロックエディターを利用すると良いでしょう。
しかし、何らかの事情で古いバージョンのWordPressを触る場合や、ご利用のテーマが従来のクラシックディターを推奨している場合にはClassic Editorプラグインを利用してクラシックエディターを利用することができます。
Classic Editorプラグインの導入方法は「【Classic Editor】WordPress5系でグーテンベルクから従来エディターに戻す方法」をご参照ください。クラシックエディターと新エディターを併用することもできます。
あわせてクラシックエディターでの投稿の使い方については【クラシックエディター版】WordPress投稿の書き方・使い方を解説をご参照ください。
(9)必要なページを作って形を整える
固定ページで必要なページを作成する
ブログを書くことに慣れてきたら、サイトに必要なページを作って形を整えていきましょう。
Google Adsenseなどの何かの審査をブログに対してかける場合、通常下記のようなページが最低限必要になります。
- お問い合わせ
- 運営者情報(プロフィール)
- プライバシーポリシー
(例)ヘッダーメニューの例
(例)フッターメニューの例
「運営者情報」や「お問い合わせ」などページ単体で独立しており、メニューバー項目として設定しておきたい内容は、一般的に投稿ではなく固定ページを利用します。
まず試しに固定ページを作成してみましょう。固定ページ>固定ページ一覧(新規追加でもOK)を押下します。
固定ページ>新規追加ボタンを押下します。
運営者情報やお問い合わせページなどをそれぞれ新規作成・公開して作ってみましょう。今は本文は空でもOKです。
※なお、エディターの使い方は、投稿とほぼ同様なのでここでは割愛します。
固定ページの詳しい使い方は「【2021年版】WordPress固定ページの使い方を徹底解説」をご参照ください。
なお、固定ページは、投稿と違ってページを作成しても投稿一覧の中には表示されません。自分でメニューバーに表示する設定が必要です。
メニューバーで固定ページを割り当てる
固定ページを作成したのち、メニューバーに設定する方法を説明していきます。
まずは管理画面から外観>メニューの設定を選択します。

WordPress 外観>メニュー
まずメニューを作成します。ここでは、「メインメニュー」(※)と入力して「メニューを作成」ボタンを押下します。
(※)名称はなんでもOKです。
メインメニューが作成されました。以下はメニューバーの構成です。左側のメニューアイテム(項目)があります。作成した固定ページからページを選択して「メニューに追加」ボタンを押下します。
(※)表示されていない固定ページがある場合は「全て表示」タブを選択すると全て表示されます。
メニューに追加されました。なおメニュー項目はドラッグ&ドロップで順番変更が可能です。
つぎにトップページ(HOME)をメニューに追加しましょう。左側のカスタムリンクでサイトのトップページのURLを入力してホームのリンクを作って「メニューに追加」ボタンを押下します。
最後にメニューの位置にチェックを入れて「メニューを保存」ボタンを押下して完了です。
(※)メニューの位置にある選択肢はご利用のテーマによって違います。また、テーマによっては1つしかチェックができない場合も3つある場合もあります。
以上で、メニューの追加は完成です。
他にもフッターメニューを新たに作りフッター用に別のメニューを設定することもできます。
より詳しい使い方は「WordPressヘッダーメニューバーの作り方と設定方法」を合わせてご参照ください。
お問い合わせフォームを作成する
次にお問い合わせフォームを作成していきましょう。お問い合わせフォームはプラグイン(スマホのアプリに相当します)を利用して作成していきます。
ここでは、お問い合わせフォームプラグインで有名なContact Form 7を例に説明していきます。
■Contact Form 7
■Contact Form 7で作った問い合わせフォームの例
お問い合わせフォーム「Contact Form 7」をインストールしていきます。
管理画面でプラグイン>新規追加を選択してください。
「Contact Form 7」と入力して検索します。富士山の絵が出てきている「Contact Form 7」をインストールします。
お問い合わせフォーム「ContactForm」を有効化します。
ContactForm7を有効化すると、左側の管理メニューに「お問い合わせ」が出現しています。コンタクトフォームを選択します。

お問い合わせが出現。コンタクトフォームを選択
「コンタクトフォーム 1」というお問い合わせフォームが初期状態で作られています。ここから問い合わせフォームのフォーム内容やメール内容をカスタマイズできますが、ここでは簡単のため一旦設定内容は割愛します。
事前に作成したお問い合わせページの編集画面を開きましょう。ここでは、事前に作成した固定ページ「お問い合わせ」に貼り付けています。ウィジェットからContact Form 7を埋め込みましょう。
プレビューを表示してお問い合わせフォームが表示されていれば完了です。実際にフォームに入力して問い合わせしてみましょう。
初期状態では、ワードプレスインストール時に設定したメールアドレス宛に問い合わせ内容が通知されていればOKです。(届いていない場合は迷惑メールも確認してみてください)
なお、Contact Form 7では、WordPress管理者へのメール通知のほか、ユーザーへの自動返信を行う設定ができます。

メール通知と自動返信メールを設定する
ここでは詳細は割愛しますが、お問い合わせフォームの導入の仕方は「【WordPressでお問い合わせフォーム作成】Contact Form 7の使い方」をご参照ください。
(10)WordPressの初期設定と使い方を覚える
WordPressのこれまでの操作に多少慣れてきたら、セキュリティ・バックアップ・SEO対策などの初期設定をしたり、WordPressの使い方をもっと覚えていきましょう。
本サイトでおすすめの初期設定は下記の通りです。
- サイト名とキャッチフレーズの設定をする
- URL構造 パーマリンクを変更する
- ブログ表示名(ニックネーム)を設定する
- 日本語バグ修正パッチを導入する
- セキュリティ対策をする
- バックアップ設定をする
- SEO対策を行う
関連記事)
SEO対策の設定などの初期設定系の内容は、初心者には少し意味のわからない設定も多いですので、まずはWordPressをしばらく触ってみて使い方に慣れてから初期設定を行うようにしましょう。
(10-1) サイト名とキャッチフレーズの設定をする
サイト名や初期状態のキャッチフレーズ「Just Another WordPress Site」は適切な内容に変更しておきましょう。
サイト名とキャッチフレーズの変更するには、設定>一般設定を選択します。
一般設定が表示されます。ここで、サイトのタイトルとキャッチフレーズを変更することができます。
ここでは下記のように変更して保存します。
サイト名やキャッチフレーズは、主にサイト表示した際にヘッダー部分やフッター部分に表示されます。また、Googleなどで検索したサイトのタイトルにも利用されるため、SEO対策上も非常に重要な設定です。
キャッチフレーズは、サイトのタイトルほど重要ではありませんが、サイトに表示されたり、SEOのタイトルの一部に組み込まれたりします(キャッチフレーズがどのように利用されるかはテーマによって異なります。)
(関連記事)【1分設定】WordPressのサイト名とキャッチフレーズを変更する
(10-2) URL構造 パーマリンクを変更する
次にWordPressのパーマリンクも変更しておきましょう。
パーマリンク(Permanent Link)とは直訳すると「恒久的なリンク」です。WordPressでは、固定ページ、投稿やカテゴリーなどの各ページのURLのことを指します。
パーマリンクの設定は後から実施することも可能ですが、最初に設定すべき項目です。なぜなら、後から変更すると、外部リンクからの以前のURLにアクセスした時に404エラーが起きたり、SEOに悪影響を及ぼす可能性があるからです。
それでは、具体的なパーマリンクの設定方法について説明していきます。ダッシュボード(管理画面)にて、設定>パーマリンク設定を選択します。

設定>パーマリンク設定
パーマリンクの共通設定画面が表示されます。ここでは、パーマリンクの共通設定を「投稿名」にして保存します。
以上でパーマリンクの共通設定は完了です。
注意)パーマリンクを変更すると今までの投稿URLも変更されますすでに投稿で何件かブログを書いている場合は、すでに公開しているブログのURLも変更されますので注意しましょう。
(10-3) ブログ表示名(ニックネーム)を設定する
ご利用のテーマによっては、ブログの投稿画面で、ユーザーIDがそのまま表示される場合があります。
管理者の設定で表示名は変更することができますので、表示名を変更してあげましょう。管理画面から、ユーザー>あなたのプロフィールを選択します。
自分のユーザーアカウント情報が表示されますので、ニックネームというところを変更します。ニックネーム変更後に、ブログ上の表示名をプルダウンでニックネームで設定した値を選択します。設定できたらユーザー更新ボタンを押して保存しましょう。
変更後、再度ブログを表示すると、前述の手順で設定したブログ表示名が表示されていることがわかります。
(10-4) WordPress日本語バグ修正パッチを導入する
次に、WordPress日本語バグ修正のプラグイン「WP Multibyte Patch」を導入しておきましょう。
WordPressはもともと英語圏で作らているため、日本語(マルチバイト)で不具合が起きやすい性質があります。Wp Multibyte Patchはこれを予防してくれます。最初に有効化しておきましょう。
プラグイン>新規追加から「WP Multibyte Patch」を検索してインストールしてください。
そのまま有効化します。
(10-5) セキュリティ対策を行う
WordPressの初期状態は、セキュリティ的にあまり強いとは言えません。本サイトでは、有名なセキュリティ対策プラグイン「SiteGuard WP Plugin」を導入しています。
SiteGuard WP Pluginは、WordPressにインストールするだけで、セキュリティを向上させることができるシンプルなセキュリティ対策プラグインです。不正ログインの防止やWebページの改ざん、スパムなどを防ぐことができます。
SiteGuard WP Pluginの主な機能
- 不正ログインの防止
- 管理ページ(/wp-admin/)への不正アクセスの防止
- コメントスパムの防止
基本的にプラグインをインストールすれば有効化されるばOKです。
具体的な導入方法や設定項目については「【セキュリティ対策】WordPress「SiteGuard WP Plugin」の使い方を徹底開設」をご参照ください。
(10-6) バックアップ対策を行う
WordPressを導入したら、万一トラブルが起きたときのために、バックアップの設定をしておきましょう。
WordPressを触っていると「間違って変なところを触って画面が真っ白になってしまった。。。」「WordPressをバージョンアップしたら画面がおかしくなってしまった。。。」という万一の事態が起こる可能性があります。
WordPressでは、「BackWPup」という無料のバックアッププラグインがあります。BackWPupを使うと簡単に自動バックアップを取ることができます。
具体的な操作方法については長くなるためここでは割愛します。「【backWPupの使い方】WordPressの定番バックアッププラグイン」の記事に導入手順を記載していますのであわせてご参照ください。
(10-7) SEO対策を行う
WordPressを導入した直後は、SEO対策・設定があまりなされていない状態です。
有名なSEO対策プラグインとして、「All in one SEO Pack」などがあります。
一部のSEOに強いテーマでは、All in one SEO Packの機能と重複するため、All in one SEO Packの導入を非推奨としているテーマもあります。
「ご利用のテーマ名」+「All in one SEO Pack」と検索すると非推奨の場合は、その旨の情報がヒットします。特に有料テーマで不要な場合が多いので、念のためご確認しておくことをおすすめします。
■賢威の場合
All in One SEO Packには初心者〜上級者向きまで用途に応じて様々な設定ができますが、主に設定したおいた方が良い項目は下記の通りです。
- トップページのタイトル・説明文・noindex設定
- Google アナリティクスの登録
- Google サーチコンソールの登録
- サイトマップ機能の有効化とサイトマップ登録
- 投稿・固定ページのタイトルと説明文
- SNS機能の有効化
具体的な操作方法については長くなるため割愛します。「【徹底解説】WordPressのSEO対策「All in one SEO Pack」の設定と使い方」に詳細な導入手順を説明していますのであわせてご参照下さい。
(10-補) そのほかの便利なプラグインを利用する
そのほかにもWordPressには便利なプラグインがたくさんあります。
作成したいホームページ・ブログによって必要か必要でないか変わりますが、例えば下記のようなものがあります。
WordPressを便利に使うためのプラグインの例
- 目次を導入するプラグイン
- 人気記事ランキング表示をするプラグイン
- スライドショーを導入するプラグイン
- レイアウト・デザイン作成を支援するプラグイン
- 会員サイト機能を導入するプラグイン
などなど
たとえば、「Table of Contents Plus」を利用すると、記事内の見出しをもとに目次を自動で表示することができます。
おすすめプラグインについては「【2021年版】目的別WordPressのおすすめプラグインを徹底解説!」でまとめて解説していますので、あわせてご参考いただければ幸いです。
(11)ASPに登録してアフィリエイトを行う
アフィリエイトをしたい人は、WordPressでブログが書けるようになったらASPに登録しましょう。
ASPとは、Affiliate Service Provider(アフィリエイトサービスプロバイダー)の略です。広告主(企業)とブロガー(個人)の仲介を行い、トラブルが起きないように契約の管理や金銭の管理・取りまとめを行う事業者のことを指します。
関連記事
アフィリエイトの仕組みやメリットデメリットについて改めて確認したい方は「【アフィリエイトとは】初心者向けにアフィリエイトの仕組みや特徴をやさしく解説」を合わせてご覧いただけますと幸いです。
ASP事業者は、他にもたくさんありますが、初心者にオススメなのは審査なしですぐ登録できる「A8.net」です。国内最大手でたくさんの広告プログラムが揃っています。
A8.netに登録するとアフィリエイトプログラムの提携ができるようになります。自分のブログのジャンルに近いアフィリエイトプログラムと提携すると、広告素材を選べるようになります。
好きなバナーまたはテキストの広告リンクのコードをコピーします。
WordPressの投稿の編集画面で、アフィリエイトリンクを挿入したい箇所でブロック追加の+を選択します。
ウィジェット>カスタムHTMLを選択します。
アフィリエイトコードを貼り付けます。
プレビューを見てアフィリエイトリンクが表示されていればOKです。
従来のClassic Editorを利用している場合は、投稿画面で「テキスト」を選択して、コピーした広告リンクを貼り付けます。
以上で、WordPressでブログ・アフィリエイトを始める準備は完了です。
そのほかにもValue Commerce(バリューコマース)や、afb(アフィb)
、もしもアフィリエイト、アクセストレード、レントラックスなどなどいくつものASP事業がありますので、また調べてみてください。
(補足)WordPressとは?改めてWordPressを補足説明
ここでは改めてWordPressの特徴や使い方について補足していきます。
WordPressの特徴とメリット・デメリット
WordPressを始めようかという方でまだメリットやデメリットなどを把握されていない方も多いのではないでしょうか。
ここでは補足として、「WordPressは全く初めてだよ」という方向けに、WordPressの特徴とメリット・デメリットについても説明したいと思います。
WordPressの主な特徴としては、「世界・日本で圧倒的なシェア(普及)があること」「オープンソースで無料で誰でも利用できること(商用利用も可能)」、「数千・万単位のデザインのテンプレート(テーマ)とプラグインがあること」の3点があります。
WordPressの3つの特徴
- 世界・日本でシェアNo1のCMS(ソフトウェア)
- 豊富なデザインテーマやプラグインが用意されている
- オープンソースで誰でも無料で利用できる
WordPressはCMS(≒Webサイトを作るソフトウェアの総称)のうち世界で60%ほどのシェアを占めています。CMS以外も含めた全Webサイトのうち30%以上のシェアを占めています。

2020年1月時点CMSのシェアランキング
https://w3techs.com/technologies/overview/content_management/allより引用
ただし、自由度が多い分、バージョンアップや不具合対応なども自分で実施しないといけないことをあらかじめ理解しておきましょう。
WordPressを利用する場合と営利企業が運営しているホームページ・ブログ作成サービスとの大きな違いとして、以下のような点があります。
タイプ | メリット | デメリット |
---|---|---|
WordPress | ◎ 自由度が大きく色々なカスタマイズや機能拡張ができる |
× サポートしてくれる問い合わせ先がない(不具合やわからないことは自分で調べて解決する必要がある) × バージョンアップやセキュリティ対策を自分でやる必要がある |
Jimdo,Wixをはじめとした営利企業が運営しているホームページ・ブログサービス |
◎ 問い合わせ先となるヘルプデスクがある(サポート条件は運営元やプランによるので要確認) ◎ バージョンアップや基本的なセキュリティ対策は運営会社がある程度行なっている |
×機能制限があり、WordPressほど自由度が大きくない |
関連記事
●【WordPressとは】ワードプレスの概要と特徴を徹底解説
●【圧倒的なWordPressシェア】世界と日本国内で有名なCMSシェア比較
●【初心者向け】目的別WordPressの勉強におすすめの本6選
勘違いしやすいWordPress.orgとWordPress.com
WordPressを始めようと思ってネットでWordPressで検索すると、wordpress.orgというサイトと、wordpress.comというサイトがヒットします。今回、ご紹介するのは、WordPress.comではありませんのでご注意ください。
WordPress.comは、WordPressを利用してアメブロやFC2、シーサーブログ、はてなブログなどのブログサービスを展開している営利組織です。
基本的に我々がWordPressと呼んでいる方のWordPressはWordPress.orgの配布しているパッケージソフトウェアを指しており、多くのレンタルサーバーではこのパッケージソフトウェアが簡単インストール機能などに組み込まれて利用する形になっています。
項目 | WordPress.org | WordPress.com |
---|---|---|
意味 | WordPressというソフトウェアは配布している組織・サイト。通常WordPressといえばこちらを指します | WordPressというソフトウェアを基盤にしたブログサービス |
WordPress.comのサービスを利用しても、独自ドメインでWordPressを利用することができますが、通常レンタルサーバーでWordPressをインストールするのと違って、プラグインやテーマの制限があります。
自由にカスタマイズ・拡張できるのがWordPressのメリットですが、WordPress.com上のWordPressを利用するとそのメリットが半減してしまいますので、WordPress.comを利用してのサイト運営は、あまりおすすめしません。
そもそもWordPressと無料ブログのどちらにするか迷われている方は、「【どっちがおすすめ?】WordPressと無料ブログを徹底比較」にそれぞれのメリット・デメリットを比較しましたのであわせてご参照ください。
WordPressの使い方をもっと覚えよう
WordPressには投稿機能のほか、固定ページやメニューバーを作る方法やスマートフォンのアプリのような機能「プラグイン」を利用する方法なたくさんの使い方があります。
- WordPressの管理画面にログインの仕方
- WordPressのテーマをインストール・設定する
- WordPressの投稿でブログを書く
- WordPressのユーザー名を変更する
- WordPressで固定ページを作成する
- WordPressでメニューバーを作成する
- WordPressで固定ページをトップページに設定する
- WordPressでウィジェットを使ってサイドバーを設定する
- WordPressのテーマカスタマイザーでテーマの設定をする
- WordPressでプラグインを導入する
- WordPressの投稿のコメント受付欄を消す
- WordPressのパーマリンク(URL構造)を設定する
長くなるのでここでは、割愛しますが、WordPressの使い方まで総まとめとして、「【WordPress使い方総まとめ】ワードプレスの使い方を徹底解説」に記載しています。
WordPressをバージョンアップする方法を覚えておこう
ここまで、WordPressの基本的な操作方法を説明してきました。最後にWordPressのバージョンアップについて説明していきます。
iPhoneのiOSやアプリと同様に、WordPress本体やテーマ、プラグインも新しいバージョンが次々にリリースされていきます。
WordPressをバージョンアップする場合、一般的な対象になるのは、「WordPress本体」「プラグイン」「テーマ」です。バージョンアップは、WordPressの管理画面から行うことができます。
- WordPress本体
- WordPressプラグイン
- WordPressテーマ
※場合によってはサーバー側でPHPのバージョンを上げる必要がある場合もあります。
WordPressやプラグインを古いバージョンのまま放置していると、セキュリティ的なリスクも高まりますので、基本的には最新バージョンに更新しておいた方が良いと言われています。
WordPressのバージョンアップは、ダッシュボード>更新から確認・更新することができます。
注意事項も含めた詳しいバージョンアップ方法は「WordPress(ワードプレス)のバージョンアップ・更新方法」を合わせてご参照ください。
WordPress本体やテーマ、プラグインをバージョンアップすると、各々の組み合わせによってまれに不具合が起きる場合もあります。
万一、不具合がおきた場合に差し戻しができるようにWordPressやプラグインのバージョンアップはバックアップを取ったうえ、自己責任で実施ください。
また、WordPressではバックアップのプラグインもありますので、最初に導入しておくと便利です。※WordPressのバックアップ 有名プラグインbackWPupの使い方
【補足】ブログの書き方・アフィリエイトの勉強をしよう
最後に、ブログの書き方・アフィリエイトの勉強をするようにしましょう。ここまできて、WordPressの基本的な使い方や初期設定が一通りできたと思います。
しかし、WordPressの操作を覚えて、ブログが書ける状態になっても、ブログの書き方やSEO対策・アフィリエイトの勉強をしないまま、日記のようなブログを書いていたら申し込みや・アフィリエイトとしての結果は出ません。
WordPressでブログを書き始められる状態になったら、並行してライティングやSEO対策、アフィリエイトの基本などの勉強もしましょう。
(補足)ブログアフィリエイトを始めるのにおすすめの学習フロー
- WordPressの使い方を覚える→ブログが書ける状態になる(済み)
- アフィリエイトの基本を覚える→アフィリエイトで収益を得られる状態になる
- Webライティングを覚える→記事の検索順位を上げて売れる文章を書く技術を身につける
- SEO対策を覚える→SEOの知識を深めてサイト全体の検索順位を上げる
- (慣れてきたら必要に応じて覚える)→デザイン・HTML・CSSやアクセス解析・サイト高速化など
まずはブログの書き方を覚えておきましょう。ブログライティングに関しておすすめの記事を下記にご紹介します。ブログの書き方を勉強したい方は合わせてご参照ください。
上記のほか、アフィリエイトを勉強する上でお勧めの本を「【初心者でもできる】アフィリエイトの勉強におすすめの本10選」でご紹介しています。
また、ライティングをさらにしっかり勉強したい方向けに「【初心者向け】目的別ライティングの勉強におすすめの本9選」にお勧めの本をご紹介しています。ご興味ある方は合わせてご参考ください。
(補足)有料テーマを検討しよう
WordPressでは、無料で利用できるテーマと、有料で購入できるテーマがあります。無料テーマでも数千以上のテーマがリリースされており、公式登録されたテーマは、一定の品質基準もクリアしているため、品質の高いサイトを作ることができます。
特に今回ご紹介したCocoonは、無料テーマのなかでもブログに使える機能が揃ったかなり高機能なテーマなので、そのままでもあまり困ることはないと思います。
しかし一般的には、有料テーマの方がデザイン性が凝っていて、記事のレイアウトや装飾などの設定機能が圧倒的に豊富です。初心者でも記事の見せ方を工夫できるので、有料テーマもおすすめです。
- 無料テーマでも品質の高いサイト・ブログを作成することができる
- 一般的に有料テーマは事装飾機能やテーマのデザイン・SEO・広告設定機能が無料テーマよりもかなり充実している
- 有料テーマは購入特典でマニュアルやサポートを受けられるところが多い
(※)無料テーマでもプラグインやHTML・CSSをつかった装飾・カスタマイズをすれば、有料テーマ並みのデザイン・機能追加は可能です。ただし、初心者にとってその手間は大変であり記事執筆にも集中できないのでブログ目的の場合は、特化型のテーマがおすすめです。
当ブログでは、「AFFINGER5」を利用しています。このほかにもおすすめのブログアフィリエイト向けのテーマを「【2021年度】WordPressブログアフィリエイトにおすすめのテーマ5選」にご紹介していますので合わせてご参照下さい。
(補足)素材サイトを利用しよう
実際にホームページを作って行く際に、良い画像がなくて素材不足になることがよくあります。また、ネットで検索して出てきたものは著作権で保護されているものもたくさんあるので安易に使ってはいけません。
ネットには、自由に使えて商用利用可能な画像素材サイトもたくさんあります。「【おすすめ素材サイト総まとめ】ホームページで使えるフリー・有料素材25選」にホームページ作成に使えるおすすめ素材サイトを一挙紹介していきますので、是非ご参考ください。
まとめ 実戦でブログを書いて覚えていきましょう
まとめです。今回は、WordPressでブログ・アフィリエイトを始めたい初心者を対象にWordPressの始め方」をご紹介しました。
- レンタルサーバーを契約する
- 独自ドメインを取得する
- サーバーとドメインを連携する
- WordPressをインストールする
- WordPressで常時SSLを設定する
- WordPressにログインする
- WordPressの「テーマ」を設定する
- WordPressでブログの書き方を覚える
- 必要なページを作ってサイトの形を整える
- WordPressの初期設定をする
- ASP・Adsenseに登録してアフィリエイトリンクを作成する
- ブログやアフィリエイトを勉強する
WordPressの始める準備ができたらWordPressの使い方やおすすめ初期設定も覚えていきましょう。
今回は以上になります。最後までご覧いただきありがとうございました。
合わせて読みたい記事
●【WordPress(ワードプレス)の使い方総まとめ】
●【テーマ自作】WordPress オリジナルテーマの作り方と基本
●【初心者でもできる】アフィリエイトの勉強におすすめの本10選
●【初心者向け】目的別ライティングの勉強におすすめの本9選
個別指導形式のスクールでは、自分の知りたいことをピンポイントで学習・達成でき、自分で更新もできるというメリットもあります。
教室の無料事前相談もしておりますので、まずはお気軽にご登録ください。