2018年11月4日 デザイナー
今回のインタビュー相手
今回は、フリーランスのグラフィックデザイナーとして活躍されている並木舎 並木有由美さんにインタビューさせていただきました。
並木さんは現在6歳の男の子のママさんでもあり、子育てと仕事の両立を図りながら主に個人事業主さま向けにグラフィックデザインのお仕事をされています。そんなに並木さんの、デザイナーになったきっかけや今のお仕事に対する想い、今後の目標などについてお話をうかがいました。
もくじ
女性・ママ目線に強いフリーランスデザイナーとして活動
今回のインタビュー相手 グラフィックデザイナーの並木有由美さん
- Q. 並木さんは、今どのようなお仕事をされているのでしょうか?
- (並木)フリーランスでグラフィックデザイナーをしています。
主に個人事業主様向けに印刷物、具体的には名刺やチラシ、パンフレットを作っています。
最近では、ホームページ制作もメニューに加えました。デザインでお客様の夢をかなえるお手伝いをしたいなと思っています。
- Q. 女性・ママ目線に強いデザインが得意とのことですが、お客様は主に女性になるのでしょうか?
- (並木)女性だけでなく男性から注文を受けることもあります。お客様が訴求したい相手(お客様のお客様)に女性、子ども、親子が多いといった感じです。
女性や子ども向けのやわらかいデザインは私の得意分野なんです。男性向けのビジネス的なカッチリしたデザインは別の得意な方にお任せして、私は自分の得意なデザインでお客様のお役に立っていきたいと考えています。
もともと絵を描くのが好きでデザインの世界へ
自分のライター時代の話も交えつつ、並木さんのお話を聞くインタビューアーの河本さん
- Q. ところで、どういったきっかけでデザインの世界に進まれたのでしょうか?
- (並木)もともと絵を描くのが好きだったこともあり、デザイン系の短大に入学しました。
卒業後は実家の美容師のお手伝いをしていたんですが、やはりどうしてもデザイナーになりたくて、大阪に引っ越してデザイン会社への就職活動をしました。ただ、デザイナーとしての実務経験がなかったので、なかなか就職できず飲食店のアルバイトを掛け持ちしたりしていました。24歳のときにやっとデザイナーとして雇ってもらえたときは、本当にうれしかったです。
- Q. 就職された会社では、どのようなお仕事をされていたのでしょうか?
- (並木)主に、新聞広告や新聞折込みチラシのデザインをしていました。
文字だらけの新聞広告を作っていたので、文字組み(※文字を読みやすくレイアウトする技術)を学べたと思います。その後は主に不動産に関わるデザインの仕事をしていたんですが、結婚を機に退職しました。結婚退職後もアルバイトでデザイン会社に入りました。代理店だったので、医療関係、老人ホーム、製薬会社、車のディーラーや情報誌などいろんな職種の広告を作りましたね。ただ、そのアルバイトもかなり忙しく終電続きで家庭の両立が難しくなってきたため、やめることにしました。
会社退職後は雑貨づくりをメインに活動。今のやさしいデザインに
並木舎の名刺とリーフレット
- Q.並木さんのデザインは、やわらかな線や文字やイラストが印象的です。この技術は会社員時代に習得したのでしょうか?
- (並木)イラストは独学です。もともと絵を描くのが好きでしたし。手先を動かして何かを作ることも好きで、デザイン会社のアルバイトを辞めた後はオリジナルの雑貨づくりをメインにしていました。
今のほっこりしたデザインやイラストは、この雑貨づくりの時期に培われたものだと思います。
- Q.ホームページに「現役ブランク7年」と書かれていましたが、この間に雑貨づくりをされていたのですね?
- (並木)そうです。雑貨づくりのウエイトが高い時期で、イベントに参加し、個展も2回ほど開きました。このときに、「アイデアをカタチにする」という力をつけたのだと思います。
会社勤めのときは、文章・写真・イラストなどの素材をきれいにデザインする技術を学びましたが、クライアントさんと話をしたり、何かを考えて生み出すことはほぼありませんでした。
以前は雑貨づくりに力を入れていたという並木さん
- Q.当時はどのような雑貨を作っていたのですか?
- (並木)刺繍雑貨と、レターセットやメッセージカードなど紙モノの雑貨です。普通に作るのではなく、アイデアを出してオリジナリティを加えていました。
雑貨づくりは、まず市場調査から入ります。どういったものが求められているのかなど、店を回ってニーズも考えていました。広告を作るときのお客様のヒアリングにも通じるところがあります。
- Q. 「現役ブランク7年」のときに、並木さんらしさが育まれたのですね。とても貴重な時期ですね。
- (並木)人生は、どんなことにも意味があるのだと思います。知り合いからデザインを依頼されたときは、話をじっくり聞きました。1対1で向き合って仕事をするって楽しいなと思いました。会社では得られなかった感覚です。
現在は子育てを大切にしながらデザインの仕事にも注力
- Q.お子様の子育てと仕事の両立でお忙しいのではないかと思いますが、現在はどのようなスタイルでお仕事をされているのでしょうか?
- (並木)長い人生のなかで、子ども中心の時期があってもいいと思って、子どもを預ける先は幼稚園を選びました。お昼の2時半には子どもが幼稚園から帰ってきます。幼い間は、子どもといる時間を大切にしたいなと思っています。
仕事面で時間に制限はありますが、SNSで私のことを知ってくださったり制作物を気に入ってくださったりもして、知り合いや紹介中心でお仕事をいただいています。
- Q.今後はどういった方向に進んで行きたいですか?
- (並木)現在息子は6歳になり、来年小学校に入学します。少しずつですが、仕事のウエイトも高めていけるかなと考えています。
今後フリーランスの横のつながりをつくって、チームを組んで仕事をしたいとも考えています。一人だけでは、仕事の規模に限界があるので、何人かの方と一緒に企業向けの仕事もできたらいいなと思います。今、交流会や勉強会に参加して、つながりを広げている最中です。
オリジナルミニチラシ。最後の折は一つ一つ端正込めて手で折っている
- Q.先ほど名刺サイズのチラシをいただきましたが交流会で配ると反響があるのでは?
- (並木)はい!交流会でも「このミニチラシを作ってほしい」と言われることも多いです。そういうことを狙って持って行ってるんですけどね(笑)
もともとお客様にミニチラシを依頼されて作ったことがきっかけで私も作りました。名刺サイズだと渡しやすいんです。
「ミニチラシを配って、仕事につながった」というお客様の声も聞いています。
2018年からはWebの勉強も本格スタート
今回リニューアルした並木舎のホームページ
- Q. 2018年からはWebの勉強も本格的に始められたそうですね。勉強しようと思ったきっかけはなんでしょうか?
- (並木)主に紙ベースのデザインを作っていましたが「ブログのヘッダーを作ってほしい」とか「ホームページを作ってほしい」という問い合わせもありました。当初は「できないんです」と答えていました。
しかし紙とWEBでデザインを統一した方が絶対いい。メインはグラフィックだとしても、長いデザイナー人生の中でWEB制作は避けて通れません。そこで、まずは独学でWebの勉強を始ました。
- Q.そこからなぜ、今のWEBスクール(※WEBST8)に通おうと思われたのでしょうか?
- (並木)最初は独学で、HTMLなどの知識がなくても作れるシステムを利用してホームページを作成していたのですが、デザインの制約もありもっとやれる範囲を広げたいと考えていました。
子育てと仕事の両立で時間に余裕もなかったので、単発のWebセミナーをあちこちで受けていましたが、結局単発ではしっかり理解しきれない状態でした。
どこか効率よく学べるところがないか探していたところ、こちらの開催している「SEO対策セミナー」でこのスクールを知りました。自由予約の個別指導ということで融通のきくシステムだし子どもの迎えもなんとか間に合う。学べる内容もよかったので、「あれこれ色々なところに顔を出すよりも、この際しっかりスクールに通って、WEBの分からないことを全部教えてもらおう!」と受講を決めました。
- Q. 実際にスクールに通ってみて、どうでしたでしょうか?
- (並木)実際受けてみると、2,3人の少人数で受けるような感じで、ほぼマンツーマン。
教科書に沿って一般的な内容を学ぶのではなく、自分がやりたいことに対してピンポイントで教えてもらえるので、効率よく濃く学ぶことができました。限られた時間しかない私にはぴったりで、ホームページも無事リニューアルすることができました。
リニューアルしたホームページを拝見
- Q. 今回ホームページをリニューアルしたとのことですが、なにか反響はありましたか?
- (並木)インスタ経由でホームページをご覧になった飲食店のオーナーさんからホームページ制作の注文が入りました!
10月にホームページを公開したばかりで集客効果はこれからだと思いますが、リニューアルしたホームページでは実績をしっかり載せました。そこを見ていただいて申し込まれたようです。リニューアルして良かったです。
- Q.スクールで得たWebスキルを活用して今後どのようにしていきたいですか?
- (並木)印刷物とWEBで統一感のあるデザインをご提供できるようにパッケージメニューを作る予定です。
「チラシと名刺はこの業者」「WEBはあの業者」とか、色々なところに注文するとデザインの統一感がなくなります。業者を調べる時間や打合せ時間もかかりますし、費用も高くなったりします。時間とお金がもったいないですね。
今後は、印刷物もWebもすべてお任せいただけるようになって、お客様に対してトータルでより良いサービスを提供できるようにしていきたいと考えています。
最後に一言お願いします
(並木)1回目のスクールコースでは、基本的なスキルを学ぶのと自分のホームページのリニューアルで精一杯でした。
今後延長での受講も考えていてリニューアルしたホームページのSEO対策やワードプレスの更にレベルの高いところを学びたいと思っています。
Web制作の仕事については、まだたくさんの数を受けることはできませんが、手掛けた仕事をきちんと完成できるようにしたいと思います。
最初の1年でステップアップのときなので、料金を安めに設定しています。1年間ぐらいはこの料金なので、お得な今がチャンス!だと思いますよ(笑)。
この一年がお得ということですね!お話ありがとうございました!!
デザイナーの並木さん・インタビューアーの河本さん・スクール運営の松本
今回は、第一回目のインタビューにご協力いただきましてありがとうございました!今回並木さんのデザインの仕事のきっかけや、想いを改めて詳しく知ることができました。
ママとして子育てもしている並木さんは、もともとHTML・CSSやワードプレスを覚えようと昼にある講座を探しておられましたが、平日昼間に開催の講座は少なく苦労されている状況でした。 そんな時に当スクールの自由予約で個別指導という形式がポイントで受講をいただきました。 スクールではHTML・CSS・レスポンシブデザインなどの基礎を進め、無事ホームページをリニューアルできました。
さっそく問い合わせもあったとのことでおめでとうございます!これからも頑張ってくださいね!
女性・ママ目線のデザインに強い 大阪のグラフィックデザイナー『デザイン屋 並木舎』
個人事業主さま・小規模事業主さま(ショップ経営・講師業・イベント運営など)向けに、 ロゴ・チラシ・パンフレット・リーフレット・DM・名刺・ショップカードなどのデザイン制作をはじめ、お客さまご自身で手軽に更新して頂ける、ワードプレスのHP制作も承っております。
『デザイン屋 並木舎のホームページ』はこちら
今回のインタビューアー
河本樹美(コピーライター)
大阪のコピーライター事務所
オフィスカワモト
今回の企画・撮影
松本 慶(スクール代表)
大阪のWebスクール・HP作成教室 WEBST8