2021年11月5日 行政書士
今回のインタビュー相手
尾西さんは元々コールセンターのマネージャー職として会社勤めされており、その後行政書士資格を取得。現在は建設業許可や、建築士事務所登録の申請代行を中心に行政書士として活動されています。
現在しているお仕事・事業について
— 現在の仕事内容を教えてください。
(尾西行政書士) 大阪で行政書士として活動しています。簡単に言えば、役所に提出する申請書類をお客様の代わりに作成・提出をするお仕事です。
行政書士の中でも、ぼくは特に建設業の許認可をメインにしています。建設業の許可申請や、建設会社の変更届などを代行しています。
ー 建設業関係がメインなのですね。
(尾西行政書士) はい。建設業関係で50社ぐらいのお客様がいます。レギュラーの仕事は、5年に1回更新する建設業許可申請や、年1回の決算変更届です。2月、3月決算の会社が多いので、その辺りは忙しいですね。
ー お客様対応で気を付けていることはありますか?
(尾西行政書士) 専門家として情報に間違い・不備がないように最新の注意を払っています。
万一、間違えて申請がつまずくと、お客様の業務がストップしかねません。要件を間違って建設業法違反になると大変です。そういったことがないように、隅々まで気をつかって書類作成します。
こういう仕事は一度やって、「行政書士に任せると安心」と思ってもらえると次も依頼していただけるので、長いお付き合いになります。
ースムーズに仕事を進めるために努力されていることは?
(尾西行政書士) 法律改正を把握しておくことですね。行政法や建築業法など、細かい部分が変更されたり、以前は必要なかったものが必要になったり、その逆だったりするので、常時アップデートに気を付けています。
行政のホームページをチェックしたり、行政書士の仲間と情報交換したり、行政書士会の研修で学んだり……いろいろアンテナを張っています。
尾西行政書士事務所の開業の経緯
— 行政書士として独立した経緯を教えてください。
(尾西行政書士) 行政書士になる前は、7、8年ほどクレジットカード会社のコールセンターのマネジャーをしていました。
いつか独立して自由に働きたいと思っていましたので、会社勤めしながら自己啓発として行政書士の資格取得の勉強をしました。法律を学んだことはなく、憲法、行政法、民法など一から勉強したので難しかったのですが、どうにか3回目の挑戦で資格取得できました。
その後、行政書士として独立することに決めました。
ー 周りの反応はどうでしたか?
(尾西行政書士) 周囲に独立することを伝えると、「会社を辞めるなんて怖い」と言う人が多かったですね。
「そんなことして大丈夫?」と止める人もいました。それでも会社を退職して、行政書士会に登録し、2016年8月に行政書士事務所を開業しました。
ー 開業後すぐに仕事があったのですか?
(尾西行政書士) 何のコネもなかったので、3ヵ月ぐらい仕事がまったくありませんでした。
どうしようかとネットで調べていると、大阪府の建築振興課の窓口が募集されていることを知り、そこに応募して採用されて、しばらく働くことになりました。
行政の窓口側の立場で働いた経験は今でもとても役立っています。どういう書類を見るのか、書類審査はどんな流れかなど、今の仕事の大事なところを知ることができました。
ー そこからどのように現在の仕事をするようになったのですか??
(尾西行政書士) 建築振興課で働いている間に他の士業の先生方とつながりができて、いろいろな情報をもらいました。
ある日、行政書士の先生が「仕事を請け負ってくれる人を探している」と言われたので、「やりますよ」と引き受けたのが、初めて自分で請け負った仕事です。
そこから知り合いが徐々に増えて、仕事を紹介してもらえるようになりました。
半年ほどで窓口業務の内容がわかり、行政書士の仕事が忙しくなったので、大阪府の仕事を辞めて、現在の活動に移っていきます。
ー その後、どのように仕事を広げられたのですか?
(尾西行政書士) 行政書士の先生から請け負う他に、自作したホームページや知人経由で仕事の依頼が少しずつ入ってきました。ひとつ仕事を終えると、「次もお願いします」と依頼されたり、知り合いの方を紹介してもらったりして、地道に広げていきました。
初めての内容の場合は、過去の申請事例を参考にしながらその内容をよく調べて取り組みました。
新しい案件をやると新たな実績になり、それを繰り返すと、仕事の幅が広がっていきます。そうやって広げていって、最終的に仕事を絞っていくというのが、行政書士事務所のスタンダードな運営のやり方だと考えています。
今の仕事のやりがいについて
ー 今の仕事でどのようなところにやりがいを感じていますでしょうか?
(尾西行政書士) お客様に喜んでいただくことが一番のやりがいです。
建設業の許可申請は、すごく提出書類が多いんです。手続きのための資料集めが大変だったりしますが、そういう申請をスッと通すとお客様に喜ばれて、「またお願いします!」と言われます。
先日は、システム構築の補助金申請のサポートをしました。うまく通ってお客様から「助かります!」と喜んでいただいたときも、やりがいを感じました。うれしいですよ。
ー いろいろなお客様と接する機会があるのですね。
(尾西行政書士) そうですね。人とつながっていくことにも、やりがいを感じています。
コロナ前は、行政書士会の研修や懇親会にはなるべく参加し、誘われたらできるだけ行ってみるようにしていました。会社員時代には出会えなかった人たちと出会えるのはうれしいと思います。
今は、いろんな士業の方と交流しています。行政書士以外にも、社労士、税理士、弁護士……。業務外のことをお客様から相談された場合、他の士業の方にお客様を紹介することもありますし、逆にお客様を紹介してもらうこともあります。
— 今後、仕事で力を入れてやっていきたいことはありますか?
(尾西行政書士) 専門分野を絞った方が認知されやすいので、引き続きそうしていきたいと考えています。
建設業の許認可がメインで、それに関する建築事務所登録と宅建業免許など周りの仕事を中心にやっていくスタンスです。もちろん、それ以外も依頼されたら柔軟に対応したいと思います。
自社のホームページのことについて
— ホームページのことについて教えてください。このスクール(WEBST8)で学ぼうと思った動機はなんでしょうか?
(尾西行政書士) 独立後しばらくしてホームページ自作しました。文章と写真を入れるだけでホームページができるという業者のCMSを利用していました。利用料が月額3,000円ほどでした。ホームぺージを公開して半年後、古物商許可の申請代行の依頼も舞い込みました。料金が安かったのが良かったとのことでした。
ー すでに自作されていたのですね。そこからなぜ改めて学ぼうと思ったのでしょうか。
(尾西行政書士) 自作したホームページは、自由度が低く、思うようなことができなくて、見栄えもいまひとつでした。
今度からホームページと同時にブログも両方やろうと考えてWordPressを検討し始めました。コロナ禍で人付き合いが減り、自分の時間が増えたので何かしようと思ったことも、きっかけです。
— スクールではどんな内容を学ばれたのでしょうか?
(尾西行政書士) まず新しいホームページを作り上げていって、ある程度できたら前のホームページサービスを廃止しました。
今回は「士業っぽい、堅いホームページにしたくない」というイメージをしていたんですが、具体的にどういうものを作っていいのかわかりませんでした。
ロゴもCanvaを使って作りましたし、教室でアドバイスを受けながら、自分のイメージに近いホームページを作ることができたと思います。
— このWebスクールに通ってみた感想は?
(尾西行政書士) 当初メインであったホームページリニューアルができましたし、古物商許可の申請代行サービスに特化したホームページも作りました。
また、「個人の趣味ブログも作りたい」と言ったら対応してもらえて作ることがきましたので、3つのホームページやブログを作ることができて、とても勉強になりました。
もし外注したら、それなりに費用がかかったと思うので、学びながら作ることができたのはお得でした。
— ホームページを今後どのように活用していきますか?
(尾西行政書士) まだまだアクセスも多くない状況ですが、コラムが結構読まれているようでだんだんとアクセスが増えてきました。
がんばって検索に引っかかりやすいようにしたいですね。ブログを充実させていろんな人に見てもらい、うちの事務所の存在を多くの人に知ってもらいたいと思います。
お話ありがとうございました!これからも引き続きよろしくお願いいたします!
\ Webスクール運営より /
インタビューにご協力いただきましてありがとうございました!
尾西さんは、元々とあるホームページ作成サービスでホームページを自分で作成されていましたが、 型に当てはめるだけのシンプルなもので色々拡張ができない状況でした。
そこで、改めてWordPressでホームページをリニューアルしようと考えられ、教室でホームページを作成しました。
メインの行政書士事務所のサイトを始め、業種特化サイトやブログなど合計3サイトを作ることができました。
今後もコンテンツ強化をしていかれるとのことで引き続き頑張ってください!
大阪市で建設業許可の代行申請なら尾西行政書士事務所
当事務所は、大阪市中央区の行政書士事務所です。
建設業許可申請を中心とした申請代行業務を行い、主に中小企業や個人事業主の方をサポートし自由と快適さを提供することを使命としております。
今回のインタビューアー
河本樹美(コピーライター)
大阪のコピーライター事務所
オフィスカワモト
今回の企画・撮影
松本 慶(スクール代表)
大阪のWebスクール・HP作成教室 WEBST8