今回はレンタルサーバー「さくらのレンタルサーバ(スタンダードプラン)」でphpMyAdminにログインする方法を解説します。
何らかの不具合でWordPressで利用しているデータベースMySQLを復旧する際などに、phpMyAdminへのログイン方法して復旧しなければならない場合があります。
今回は、WordPressを利用している前提で、さくらのレンタルサーバでphpMyAdminにログインする方法をご紹介します。
(関連記事) 【WordPress復旧手順】バックアップから復元・元に戻す方法
(※)意味がわからずにデータベースを操作して間違えるとサイトやデータが紛失・破壊される恐れがあります。本記事は特定の環境下における手順を示したものであり、ご利用の環境下ではその他の手順が必要になる場合もあります。データベースを操作する際はバックアップなどを取得した上で自己責任で慎重に実施してください。
もくじ
【はじめに】phpMyAdminとは
phpMyAdminはMySQLの操作・管理をWebブラウザ上で行うことを可能にするWebアプリケーションのことを言います。
エックスサーバーを含む多くのレンタルサーバーではphpMyAdminが標準搭載されており、サーバーの管理画面からログインすることができるようになっています。
さくらのサーバーでphpMyAdminにログインする方法
それではまずさくらのサーバーでphpMyAdminにログインする方法を解説します。
STEP. 1:サーバーコントロールパネルを開く
まずSTEP. 1では、さくらのサーバーのサーバーコントロールパネルを開きましょう。
上のリンクをクリックするとサーバーコントロールパネルのログイン画面が開かれるので、こちらに「ドメイン名」と「パスワード」を入力し「ログイン」をクリックします。
これでさくらのサーバーのサーバーコントロールパネルへのログインができました。
STEP. 2:phpMyAdminにログインする
サーバーコントロールパネルが表示されたら次に、phpMyAdminにログインしましょう。
さくらのサーバーでphpMyAdminにログインするには、左サイドバーから「Webサイト/データ」→「データベース」をクリックします。
以下のような画面が表示されるので、「phpMyAdminログイン」をクリックします。
あとは「ユーザー名」と「パスワード」を入力してから「実行」をクリックすればphpMyAdminの管理画面が開かれます。ここで使用するユーザー名とパスワードについては次に解説する方法で調べることができます。
phpMyAdminのログインユーザー名とパスワードの確認方法
さくらのサーバーでphpMyAdminログイン時に使用するユーザー名やパスワードを調べる方法を解説します。
WordPressを利用している場合、WordPressインストールフォルダの中にある「wp-config.php」の中に記載されています。
STEP. 1:ファイルマネージャーを開く
まず始めに、さくらのサーバーのファイルマネージャーを開きましょう。コントロールパネルの左サイドバーから「Webサイト/データ」→「ファイルマネージャー」をクリックします。
以下のようなファイルマネージャー画面が開かれます。
STEP. 2:対象WordPressの「wp-config.php」を確認する
操作対象のWordPressのインストールのフォルダを開いて「wp-config.php」を確認します。
さくらのサーバー上に複数のドメインを管理している場合は以下の画像のように複数のフォルダが表示されていると思いますが、対象のドメインが割り当てられているフォルダを探して、中にある「wp-config.php」ファイルを確認します。
編集画面で表示されている「wp-config.php」を見てユーザー名とパスワード確認しましょう。
該当するユーザー名とパスワードは「データベースのユーザー名」「データベースのパスワード」と書かれた箇所になります。データベース名も後で確認のため必要になるのでメモしておきましょう。
(補足)phpMyAdminを使ってデータベースを復旧する方法
最後にWordPressのバックアッププラグインbackWPupで取得したデータベースの復元ファイルをもとに、phpMyAdminを使ってデータベースを復旧するデモ操作をご紹介します。
backWPupの意味や操作方法については「【BackWPupの使い方】WordPress バックアッププラグイン」をご参照ください。
データベースの復元について
なお、さくらの場合は、バックアップ&ステージング機能を利用していればそこから復元することも可能です。詳しくは下記の関連記事をご参照ください。
データベースは、操作や対象を間違えると、サイトやデータが壊れる可能性があるため、自己責任で慎重に行ってください。
phpMyAdminの管理画面左サイドバーから対象となるデータベースをクリックします(先ほどのログインユーザー名・パスワードと共に確認したデータベース名です)。

データベースが選択されたら、画面上の「インポート」をクリックします。
「インポートするファイル」の「ファイルを選択」からデータベースのバックアップファイルをアップロードします。
※選択するファイルは、前述で説明したbackWPupで取得したバックアップデータの中にある、「データベース名.sql」です。
アップロード後に、画面下の「実行」ボタンを押せばOKです(本番サイトを復元する際は慎重に実施してください)。
実行後正常終了していることを確認します。以上で完了です。
まとめ
まとめです。今回はさくらのレンタルサーバでphpMyAdminにログインする方法を解説しました。
何らかの不具合でWordPressで利用しているデータベースMySQLを復旧する際などに、phpMyAdminへのログイン方法して復旧しなければならない場合がありますのでその際は本記事をご参考ください。
データベースの操作は、操作方法や対象を間違えるとサイトやデータが紛失・破壊される恐れのある重要な操作です。データベースを操作する際は操作前にバックアップなどを取得した上で自己責任で慎重に実施してください。
今回は以上になります。最後までご覧頂き、ありがとうございました。
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