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検索意図の4分類BUY・KNOW・DO・GOクエリを徹底解説

検索意図は大きく「〇〇を買いたい(BUY)」「〇〇を知りたい(KNOW)」「〇〇したい(DO)」「〇〇のサイトに行きたい(GO)」の4つに分類されます。

このユーザーの検索意図を満たすコンテンツ作りことで申し込みやアクセスの増加につなげることができます。

今回は、これら4つの検索意図Buyクエリ、Knowクエリ、Doクエリ、Goクエリについてご紹介します。

検索意図:BUY・KNOW・DO・GO
 


 

検索インテントの4つの分類とは

Googleが提唱している分類で、検索意図は大きくKnowクエリ、Goクエリ、Doクエリ、Buyクエリに分類できます。


 

それぞれの検索意図の特徴は以下の通りです。

種類 Buyクエリ Knowクエリ Doクエリ Goクエリ
検索意図 ◯◯を買いたい ◯◯を知りたい ◯◯したい ◯◯(のサイト)に行きたい
収益性 非常に高い 低い 比較的高い 普通
顧客層 新規顧客 新規顧客 新規顧客 既存顧客
検索上位をとる難易度 非常に高い 普通 高い 低い
広告単価 非常に高い 低い 高い 低い

 

Buyクエリ(~買いたい)

BUYクエリ(~を買いたい)の例
 

Buyクエリは、ユーザーがある特定の物、商品などを「~買いたい」という意図を持っているとされる検索キーワードのことです。

「カメラ 5万円以下」のような検索キーワードがこれに該当します。

BUYクエリのの検索キーワード例

  • WordPress 有料テーマ おすすめ
  • エックスサーバー 口コミ/評判
  • 女性にモテる 時計

 

Buyクエリの特徴は、検索したユーザーは購買意欲が高く検索した後で購買という行動を起こすことを前提としています。

そのため、高いコンバージョン率(成約率)が期待できます。

ただし、その分広告を出している企業も多く、SEOで上位表示するのが難しい検索キーワードです。

検索上位に表示するためには、Knowクエリ関連の検索キーワードでコンテンツを充実させそこからBUYクエリ関連のコンテンツへと導くといった方法や、被リンクの数を増やしてドメインパワーを強化するといった手法が代表的です。

また予算があるのであれば、同じく広告を出すのも1つの手段でしょう。

 

Knowクエリ(~知りたい)

Knowクエリが分かる画像
 
Knowクエリは、ユーザーに何らかの情報を「~知りたい」という意図があるとされる検索キーワードの分類です。

例えば「WordPress 投稿 使い方」のような検索キーワードがこれに該当します。

その他の検索キーワード例

  • WordPressとは
  • バナナ 栄養分
  • 安心 安全 違い

このKnowクエリ関連の検索キーワードの場合は、ユーザーはその検索キーワードに対する答えを探しています。

その為、検索キーワードに対する答えをちゃんど含んでいるのか、正しい情報をわかりやすく説明できているのかといったことを意識することが大切です。

なお、Knowクエリ関連の検索キーワードは資料請求や商品購入などをコンバージョンと設定している企業などにとってはコンバージョンから遠いキーワードではあります。

しかし、キーワードの母数が多い為、検索エンジンからの接触点を増やし企業のブランディングに役立つという側面も持っています。

KNOWクエリの特徴

  • 購入・申込などには直結しにくい
  • 購入に直結しない分、比較的検索上位を狙いやすい
  • キーワードの種類・母数が多くアクセスアップを狙いやすい

 

Knowクエリ関連の検索キーワードはコンバージョン(例: 資料請求、商品購入等)に直接的に影響はしませんが、間接的に役に立っていると言えますね。

 

Doクエリ(~したい)

DOクエリ(〜したい)の例
 
Doクエリユーザーがある特定の行動を「~したい」という意図を持っているとされる検索キーワードの分類です。

「Web制作 依頼」のような検索キーワードがこれに該当します。

その他の検索キーワード例

  • 引越し 見積もり
  • 転職 相談
  • 航空券 予約

 

Doクエリで検索するユーザーは、BUYクエリと同様に、検索した後で〇〇したいという特定の行動を起こすことを前提としていて似ています。

違いは「Buyクエリは購入したい(want to buy)」というクエリなのに対して、Doクエリはもっと広い意味で〇〇したい(want to do)というクエリです。

Doクエリも、Buyクエリ同様に企業側に取っては高いコンバージョン率が期待できますが、SEOで上位表示するのが難しい傾向があります。

 

参考) 以前はDoクエリとBuyクエリは分かれていなかった?

ちなみに、以前は元Googleのスパム対策チームのリーダーであったMatt Cutts(マット・カッツ)氏によって提唱された検索インテントの3つの分類(Navigational(案内型)Informational(情報型)Transactinal(取引型))が主流でした。


 

この中でNavigation(案内型)はGoクエリ、Informational(情報型)はKnowクエリに該当するのですが、DoクエリとBuyクエリはTransactinal(取引型)と1つの分類でまとめられています。

このことからも分かるように、基本的にはDoクエリとBuyクエリは少し似通った特徴を持つ検索インテントであると言えます。

 

Goクエリ(~行きたい)

GOクエリ(〜に行きたい)の例 

Goクエリは、ユーザーがある特定のサイトや場所などに「~行きたい」という意図があるとされる検索キーワードの分類です。

「Webst8 ブログ」などのように特定のサイト名が入った検索キーワード(指名検索)がこれに該当します。

その他の検索キーワード例

  • 株式会社WEBST8
  • Twitter ログイン
  • YouTube

など。

 

上のような例の場合は、「指名検索」と呼ばれサイト名がダイレクトで入力されている為、サイトの名前がありふれた名前でない限りそれといった特別な対策をしなくても問題はありません

なお、「大阪 ラーメン」のような検索キーワードは「指名検索」ではないのでGoogleビジネスプロフィールなどに登録し、口コミを増やすなどのMEO対策をすることが必要です。

Googleビジネスプロフィール
Googleビジネスプロフィール
 

MEO対策とは「Map Engine Optimization(マップエンジン最適化)」の頭文字を取った言葉で、Googleマップでの検索順位を高める施策のことを言います。

 

狙っているキーワードがどの分類に当たるのかを調べる方法

検索意図についてはロングテールキーワードで考える

検索意図については2語・または3語以上のロングテールキーワード(スモールキーワード)で考えるようにしましょう。

WordPressにログインできなくてログイン方法を調べている人であれば、「WordPress ログイン できない」といった3語です。

「WordPress」のような一語のみで検索ボリュームの大きいキーワードを「ビッグキーワード」といいます。

ビッグキーワードは検索意図を把握するのには不向きなため、できるだけ意図が明確にわかるロングテールキーワードで対策・検討すると良いでしょう。

ビッグキーワードとスモールキーワードの違い
 

種類 特徴 難易度
ビッグキーワード 1語のみの単語
例. 「WordPress」
難 上級者向け
(検索意図が不明確で書きにくい)
ロングテールキーワード(スモールキーワード) 2語・3語以上の組み合わせのキーワード
例. 「WordPress おすすめ テーマ」「WordPress ロリポップ インストール方法」など
簡単〜普通 初中級者
(検索意図が明確なので対策しやすい)

 

キーワードから顕在意図の下にある潜在意図を読み取る

顕在意図と潜在意図
 

キーワードの中にも、表層的な意図(顕在意図)と潜在意図(深層の意図)があります。

顕在意図は検索キーワードからすぐわかる直接的な意図です。

一方、潜在意図は直接的には読み取れない(その検索しているシーンや背景を深掘りして初めてわかる)深層の意図です。
 

表層的な意図と深層の意図の例

たとえば、「WordPress 始め方」は直接的にはWordPressの始め方を知りたい(KNOW)、WordPressを始めたい(DO)という要素が強いです。

さらに深掘りすると、「WordPressでブログ始めてアフィリエイトで収入を得たい」さらには「WordPressで収入を得たら会社を辞めてフリーランスになりたい」などが潜在意図などがあるかもしれません(深掘りしていく意図は多岐にわたっていきます)。

たしかにブログの始め方系のサイトって「副業」とか「独立」っていうコンテンツもよく見かけますね

 

他の例で言うと、「ダイエット やり方」などの場合は「ダイエットのやり方を知りたい(KNOW)」「ダイエットを始めたい(DO)」の先に、「楽して痩せたい(サプリや器具が欲しい)」あるいは「痩せて異性にモテたい」という意図があるかもしれません。

■KNOWの先にDOやBUYがある例
「ダイエット やり方」(KNOW)
→ダイエットを始めたい(DO)
→「ジムに通ってダイエットをしようか迷っている」「楽して痩せたい(サプリや器具が欲しい)」
→「異性にモテたい」

 

一方「腹筋 腰を痛めない やり方」の場合は、純粋なKNOWの要素が強く、基本的にDOやBUYにはつながりにくいと考えられます。

■純粋なKNOW
「腹筋 腰を痛めない やり方」(KNOW)
→(厳密にはその先に「腰を痛めない腹筋をする」ですが)基本的に調べて終わり

ですので、一概に「〇〇 やり方/始め方/作り方」などでKNOWかDO/BUYか判断することはできず、深掘りしていく必要があります。
 

狙っているキーワードがどの分類に当たるのかを調べる方法

検索クエリがどの分類の検索インテントに該当するのかを調べためには、実際に検索エンジンにキーワードを検索するのが最もわかりやすいです。

例えば、今回は「ブログ 収益化 難しい」という検索キーワードを狙っていると想定してGoogleで検索してみます。

すると、検索結果の上位に「ブログ収益化が難しい理由やブログのメリット・収益化のコツ」といったコンテンツが表示されることが分かります。

ブログ収益化難しいの検索結果
 

この結果から「表層の意図はブログの収益化が難しい理由を知りたい、潜在意図は収益化の方法を知りたい」というKnowクエリで検索しているということが分かります。

 

 

まとめ

まとめです。今回は検索インテントの基本的な4つの分類であるKnowクエリ、Goクエリ、Doクエリ、Buyクエリについて解説しました。

検索意図:BUY・KNOW・DO・GO
 

Googleの検索エンジンは日々進化しており、検索インテントをより正確に理解できるようになってきています。

コンテンツ製作者はより一層ユーザーの検索インテントを理解し、それを充足することが出来るコンテンツの制作をすることが重要です。

今回は以上になります。最後までご覧いただきありがとうございました。

 

 

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