タイトルは、その命名次第でアクセス数が倍以上変わることもあり、ブログをやるならタイトル決めは非常に重要な項目です。
今回は、ブログ初心者の方を対象にSEO対策を意識したブログ記事タイトルの作り方と8つの重要テクニックを説明していきます。
はじめに。ブログの「タイトル」の重要性
タイトルは、その命名次第でアクセス数が倍以上変わることもある項目で非常に重要な項目です。
具体的には、タイトルは検索順位・クリック率・反応(コンバージョン率)に項目にダイレクトに影響します。
- 検索順位にダイレクトに反映する
- ユーザーのクリック率に反映する
- ユーザーの反応・コンバージョン率に反映する
タイトルを作る上で特に意識しておきたいポイントは8つです。今回はこの8つの切り口でタイトルのつけ方を説明していきます。
- 【その1】検索キーワードをタイトルに含める
- 【その2】キーワードは3語以上の組み合わせ(スモールキーワード)で構成する
- 【その3】タイトルは記事の要約・結論を含める
- 【その4】文字数は35字程度以内(長くなる場合は重要部分を前半に寄せる)
- 【その5】読み手の興味を引くテクニックを使う
- 【その6】キーワードの検索ボリュームを把握する
- 【その7】キーワードが検索される目的を考える
- 【その8】購入キーワードか調べ物キーワードか意識する
タイトルの作り8つの重要テクニック
それでは、タイトルの作り方を8つのテクニック別にご紹介していきます。
【その1】検索キーワードをタイトルに含める
重要度:
Web上のコンテンツとなるブログでは検索キーワードを意識することが大事です。
多くの人はキーワード入力して検索して該当ページにたどり着きます。そして検索上位に表示されるための大きな要因の1つに、検索キーワードがタイトルに含まれているかどうかが関係します。
- WordPressの使い方をメインに紹介したブログ記事なら「WordPress+使い方」が候補となるキーワード
- 購買心理の内容を紹介したブログ記事なら「購買心理」が候補となるキーワード
- ブログの書き方をメインに紹介したブログ記事なら「ブログ+書き方」が候補となるキーワード
【その2】キーワードは3語以上の組み合わせ(スモールキーワード)で構成する
重要度:
キーワードは3語以上の組み合わせ(スモールキーワード)で構成するようにしましょう。検索キーワードにはビックキーワードとスモールキーワード(ロングテールキーワード)に大別できます。
「ライティング」のように、1語で検索ボリュームが多いものをビッグキーワードと言います。一方「Webライティング 基本 初心者」のように、複数語句で絞り込んだ組み合わせをスモールキーワード(ロングテールキーワード)といいます。
検索順位を上げるコツは、3語以上の組み合わせから構成されるスモールキーワードで考えることです。
種類 | 特徴 | 難易度 |
---|---|---|
ビッグキーワード |
■ビッグキーワードの例 | 初心者が狙うのは不向き |
スモールキーワード (ロングテールキーワード) |
■スモールキーワードの例 | 初心者が狙いやすい (オススメ) |
初めての方がビッグキーワードを狙うのは難しいので、スモールキーワードをまず1ページ目(できれば1位)を狙ってみてください。スモールワードといっても、実際やってみると検索上位に上げることは結構難しいことが実感できます。
「グーグルサジェスト キーワード一括DLツール」というサイトを利用すれば、キーワードの組み合わせ候補を一括で表示することができます。
グーグルサジェスト キーワード一括DLツール
■グーグルサジェスト キーワード一括DLツール
■Webスクールで検索結果
キーワードの組み合わせを考える上で、便利なツールですのでぜひ使っておきましょう。
【その3】タイトルは記事の要約・結論を含める
重要度:
タイトルは基本的に、ページの主題がわかるように要約して命名します。基本的に、結論までタイトルで述べてしまうのがおすすめです。
- ページの概要を要約したタイトルを作成する
- タイトルには結論まで含める
- ページの主題から離れる不要なキーワードは入れない(ある程度絞る)
下記は、当ブログのタイトルの例です。
【その4】文字数は34字程度以内(長くなる場合は重要部分を前半に書く)
重要度:
タイトルの文字数は合計34字前後に収まるようにしましょう(半角は0.5文字、全角は1文字でカウントします)。
タイトルはおおよそ34字前後で検索結果から「...」と省略表記されるようになります。
ただし、内容によっては、34字を超えることもあります。もし、そのようにタイトルに長くなる場合は、最初の34字以内の部分で意味が通じる文になるように構成すると検索時にユーザーから見て意味がわかりやすくなります。
タイトルが長すぎる場合や関連性が低いと見なされた場合、Google は検索結果にタイトルの一部のみや、自動的に生成されたタイトルを表示することがあります。
【その5】タイトルに興味を引くテクニックを使う
重要度:
読者がクリックしたくなるように興味を引くタイトルにしましょう。同じ検索順位でも、よりユーザーがクリックしたくなるような興味を引くタイトルになっていることで、クリック率が上昇しアクセスアップにつながります。
以下はよく使われるテクニックの一部です。
- 数字を使う
- 目立たせる
- 問いかける
- 煽る
- 最新情報
各テクニックの例
数字を使って具体的にする
【】を使って目立たせる
問いかける
煽りの文言を入れる
悲報
(※)煽りは事実を逸脱しない常識の範囲でしましょう。
最新であることを伝える
2019年最新版
ここでは、詳しいテクニックは割愛しますが、「【キャッチコピー作り方】売り上げ2倍!読者の心を掴むキャッチコピー作り」により詳しいキャッチコピーのテクニックをご紹介していますので合わせてご参考ください。
【その6】キーワードの検索ボリュームを把握する
重要度:
狙ったキーワードが実際に検索されているキーワードなのか、自分だけが使うキーワードなのか、検索ボリュームを把握しましょう。
たとえば、WordPressのセミナーを開催するページを作るとして、「WordPress セミナー」か「WordPress 講座」か、どちらがより検索に使われているか確認することで、より検索ボリュームが多い方をキーワードに採用することができます。
「WordPress 講座」の検索ボリューム
(※)検索数チェックツール aramakijakeより引用
「WordPress セミナー」の検索ボリューム
(※)検索数チェックツール aramakijakeより引用
ここで紹介するツール
- トレンドのキーワードを調査 Googleトレンド
- 検索ボリューム予測ツール aramakijake
- 正確な検索ボリューム調査ツール Googleのキーワードプランナー
トレンドのキーワードを調査 Googleトレンド
Googleトレンドを利用すると、トレンドのキーワードやトピックを調査することができます。
Googleトレンドにアクセス後、気になるキーワードやトピックを入力して調べます。
梅雨のトレンド。毎年6〜7月付近でアクセスが急上昇しているのがわかります。
検索ボリューム予測ツール aramakijake
aramakijakeは、Googleとyahooのおおよその月間検索ボリュームを予測してくれるフリーのツールです。
下記はaramakijakeで「ホームページ 作成 セミナー」で検索数チェックした結果です。Yahoo!とGoogleの検索数と、サイト順位ごとの流入予測数が表示されます
正確な検索ボリューム調査ツール キーワードプランナー
aramakijakeよりも、より正確な検索ボリュームを知りたい場合は、Google広告のキーワードプランナーというツールがおすすめです。広告用のツールですので多少の広告費用をかけないと正確な数値が出ないのですが、当サイトでは便利なのでよく利用しています。
■キーワードプランナー(Googleの正確な検索ボリュームが表示される)
キーワードプランナーで表示される検索ボリュームはあくまでGoogleでの検索ボリュームになります。YahooやBing!など他の検索エンジンも考慮すると、トータルの検索ボリュームは倍くらいで見積もっておいても良いかもしれません。
【その7】キーワードが検索される目的を考える
重要度:
キーワードを決める際は、ユーザーがなんのためにそのキーワードを利用して検索しているか(検索意図)を考えてキーワードを決めましょう。
検索意図ってなんですか??
検索した人の目的です。たとえば、「ホームページ作成 セミナー 大阪」で検索した人はどんな意図を持って検索したと思いますか??
大阪にあるホームページの作り方を教えてくれるセミナーを探しているんですよね!参加したいから探しているとか!
そうです!「ホームページ作成セミナー大阪」で検索した結果は「ホームページの作り方を教えてくれるセミナーに参加したい大阪(関西)の人」というように検索の意図が特定できます。
■「ホームページ作成 セミナー 大阪」で検索した結果
一方「webデザイナー 大阪」で検索すると、ヒットするのは、「webデザイナーの求人サイト」です。
求人サイトということは、検索している人は「webデザイナーになりたい、もしくは転職したい」っていうことですよね!
そうです!このキーワードはの検索意図は、Webデザイナーにweb制作して欲しくて検索したのではなく、「webデザイナーになりたいから検索した」と仮定できます。
キーワードの目的を考えることによって、最終的にブログ記事を読んだ後にどういうアクションを起こして欲しいのかを考えながら、ブログを作成することができます。
【その8】購入に繋がるキーワードか調べ物キーワードか意識する
重要度:
先ほどの検索の目的と関連する項目です。検索意図を、「購入に繋がるキーワード」か「調べもののキーワード」かを大別して見ましょう。
項目 | 例 | 特徴 |
---|---|---|
購入に繋がるワード | ・WordPress 有料テーマ おすすめ ・アフィリエイト おすすめ 本 | ・購入(申し込み)したい ・訪問してくれれば制約する確率が高い |
調べ物ワード | ・ワードプレス インストール方法 ・HTML 画像 書き方 | ・調べ物がしたい(購入には繋がらなにくい) ・訪問してくれても制約する確率は低い(調べ物が終わったら帰る) |
商品・サービスを売りたいなら、商品・サービスを購入したい人が使うキーワードを想定してタイトルを命名しましょう(もちろんブログ記事の中身もタイトルに沿った内容にしましょう)。
申し込みをして欲しい場合は、購入につながるキーワードを狙えば良いんですね!
じゃあ調べ物ワードは書かない方が良いんでしょうか??
もちろん一番力を入れるのは購入につながるキーワードですが、調べ物ワードもファンを増やしたり、ドメインの評価をあげるのに役立ちます。
書く余力があるならブログなどで積極的に書いていくと良いと思います。
キーワードは、「購入に繋がるキーワード」か「調べもののキーワード」かを意識するようにしましょう。
最後に、検索キーワードを決めたら、先にそのキーワードでGoogle検索して競合サイトをざっと調べておきましょう。
上位表示されているサイトは見本となるサイトです。上位表示されているサイトがどのような構成になっているのか確認することで、よりユーザーニーズに沿った精度の高い内容の記事を書けるようになる確率が高まります。なお、サイトを調べる際は、目次や主要見出しを中心にどのような構成になっているかを確認すると良いでしょう。
(※)他記事がどのような構成になっているかを参考として確認するぶんには構いませんが、そのままパクるのはもちろんNGで著作権侵害になるので気をつけましょう。
まとめ 習うより慣れましょう
まとめです。今回は、ブログ初心者の方を対象にSEO対策を意識したブログ記事タイトルの作り方と8つのコツを説明しました。
- 【その1】検索キーワードをタイトルに含める
- 【その2】キーワードは3語以上の組み合わせ(スモールキーワード)で構成する
- 【その3】タイトルは記事の要約・結論を含める
- 【その4】文字数は35字程度以内(長くなる場合は重要部分を前半に寄せる)
- 【その5】読み手の興味を引くテクニックを使う
- 【その6】キーワードの検索ボリュームを把握する
- 【その7】キーワードが検索される目的を考える
- 【その8】購入キーワードか調べ物キーワードか意識する
タイトル決めは、実際に書いてジッンしていかないとなかなか上達しないものです。今回は、テクニック論含めてご説明しましたが、『このキーワードで上位にあげるんだ』『自分はこういう結論で読者の役に立つんだ』というイメージを、記事を書く前からしておくことが大事です。
ぜひ実際にどんどん試していって上達していきましょう!!
今回は以上になります。最後までご覧いただきありがとうございました