ホームページを開設するために、まずドメイン名を取得します。このドメインを取得しただけでは「どのサーバーを使うのか」が決まっていないため、ドメイン名でアクセスすることができません。
そこで、対象のドメイン名をどのサーバーで使うのか設定を行います。
この設定をネームサーバー設定と言い、今回はネームサーバーの意味と設定方法についてご紹介していきます。
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ネームサーバー設定はサーバーとドメインを紐づける作業
ネームサーバー設定は取得したドメインと利用するサーバーを紐づけるための設定作業です。
ホームページを開設するために、まずドメイン名を取得されていると思います。このドメインを取得しただけでは「どのサーバーを使うのか」が決まっていないため、ドメイン名でアクセスすることができません。
そこで、ドメイン名とサーバー情報を紐づけるように設定を行います。
たとえば、ドメインサービス会社M社でwebst8.netを取得してレンタルサーバー会社Xでwebst8.netを利用したい場合、M社のネームサーバーでX社のネームサーバーにセットすることで、X社に設置したホームページにアクセスできるようになります。
- ドメインの取得契約手続きをしたM社のネームサーバーで、X社のネームサーバーをセットする
- 向き先がX社のネームサーバーにセットされる
- X社に設置したホームページにアクセスができるようになる
ネームサーバーはIPアドレスとドメイン名を紐づけるサーバー
ネームサーバーとは、ドメイン名とIPアドレスを紐づける表を持ったサーバーのことで、DNS(Domain Name System)とも呼ばれます。
インターネット上で位置(場所)を特定するためには、IPアドレス(例.192.168.1.100)というアドレスで特定されるように決まっています。
先ほどの例(ドメインサービス会社Mでwebst8.netを取得してレンタルサーバー会社Xでwebst8.netを利用したい場合)で考えてみましょう。
パソコンからwebst8.netにアクセスする流れは、下記のようになります。
- パソコンがM社のネームサーバーにwebst8.netの場所を問い合わせます。
- M社のネームサーバーは、X社のネームサーバーに問い合わせるようにパソコンに返事をします。
- パソコンがX社のネームサーバーにwebst8.netの場所を問い合わせます。
- X社のネームサーバーはwebst8.netが設定されているX社のサーバーのIPアドレス(192.168.1.200)にアクセスするように返事をします。
- パソコンが192.168.1.200にアクセスします。
- パソコンがwebst8.netのホームページを閲覧できます。
(※)なお、実際のアクセスの流れはもっと複雑ですが、ここでは説明のために簡略化して説明しています。
ドメイン名とIPアドレスを例えるならば、ドメイン名は住所に相当し、IPアドレスは住所を緯度経緯で表した位置指定のようなものです。
たとえば大阪城の住所は、「大阪府大阪市中央区大阪城1−1」ですね。人間が理解しやすい形です。
この形式の指定方法がドメイン名に当たります。
それに対して、大阪城の住所を緯度経度で表すと、緯度: 34.68559 経度: 135.52124になります。この緯度経度のような形式の指定方法がIPアドレスに相当します。
「緯度経度」は、GPSなどで使われるによる位置特定のための座標のようなものです。
どちらも同じ住所ですが、機械にとってはIPアドレスや緯度経度のような数字の方が理解しやすい一方、私たち人間は、数字の羅列よりも文字の方が理解しやすいので、このように2つの指定方法が存在しています。
ネームサーバーの設定が必要なケース
ここでは、ネームサーバーの設定が必要なケースと不要なケースについて説明していきます。
ネームサーバーの設定が不要なケース
ドメインを取得した会社と同じ運営会社のレンタルサーバーを利用する場合は、基本的にネームサーバーの設定は不要です。
理由は、自社(系列)のネームサーバー情報が初期状態で最初から設定されているからです。
■ネームサーバー設定が不要な例
- さくらインターネットで取得したドメインをさくらのレンタルサーバーで使う場合
- エックスサーバー(エックスドメイン)で取得したドメインをエックスサーバーで使う場合
- ムームードメインで取得したドメインをロリポップ!で使う場合(運営会社が同じGMPペパボ)
- お名前.comで取得したドメインをお名前.comのレンタルサーバーで使う場合
ネームサーバーの設定が必要なケース
ネームサーバーの設定が必要なケースは、ドメインの取得契約をした会社と利用するレンタルサーバー会社が異なる場合です。
たとえば、ムームードメインで取得したドメインをエックスサーバーで使いたい場合に必要になります。
このような場合は、ドメインを取得したムームードメインに対して、エックスサーバーのネームサーバーを設定します。
■エックスサーバー のネームサーバー情報
各社のネームサーバー名
ここでは、エックスサーバー・ロリポップ、さくらインターネットのネームサーバー名をご紹介します。
エックスサーバーのネームサーバーについては「ネームサーバーの設定 | エックスサーバー 」に記載があります。
ロリポップのネームサーバー名は「ネームサーバーの設定 | ロリポップ」に記載があります。
さくらのネームサーバーについては「ネームサーバーの設定 | さくらインターネット」に記載があります。
まとめ
まとめです。今回は、ネームサーバーの意味と設定方法についてご紹介しました。
ネームサーバー設定は取得したドメインと利用するサーバーを紐づけるための設定作業です。
今回は以上になります。最後までご覧いただきありがとうございました。
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