ネットショップ shopifyを使ってみた感想とメリットデメリット

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【shopifyを使ってみた感想】メリット・デメリットをレビュー

「ネットショップを開業したいな。」と検討した際に、「shopify(ショピファイ)」というネットショップ作成サービスを見つけた方も多いのではないでしょうか。

数年前ですと「カラーミーショップ」「BASE」「STORES」や「MakeShop」「ショップサーブ」などがネット上の記事で多かったのですが、最近ではshopifyが世界No1のシェアとなり非常に目に触れることが多くなりました。

結論としてはネットショップ作成サービスを利用してお店を始めるなら「shopify」はとてもおすすめです。

今回は、ネットショップ作成サービス「shopify」を実際に使ってみた感想をレビューとしてご紹介したいと思います。

※本記事の内容は2021年7月時点の情報です。時期により本記事の内容が古くなっている場合もありますので最新の正確な情報は公式サイトを参考にしてください。

「shopify」とは?

項目内容
サービス名shopify
詳細はこちら
おすすめ度低コスト(月額$29:約3,000円)で始められるネットショップ作成サービス。
事業の成長にあわせて、機能拡張も可能です。
(初心者にとっての)使いやすさ:
デザイン性:
機能性:
価格:
コメントプログラミングなどのITスキルがなくても、おしゃれなネットショップが作成可能。
6,000種類以上のShopifyアプリとの連携により、複雑なカスタマイズもできます。
実店舗でも販売ができるオムニチャネルにも対応していて便利です。

「shopify」はカナダに本社がある、世界175カ国で1,700,000以上のショップに導入されているECプラットフォーム。

海外発のサービスで、日本への本格的な進出は2017年で、国内でも導入企業が急速に増加しています。(導入事例:「靴下のTabio」、「土屋鞄製造所」、「オリオンビール」など多数。)

ここ最近で日本向けのサービスもどんどん増えていて、国内企業との提携も増加、日本市場の攻略に本腰を入れてきています。日本向けのサービスやアプリも年々充実してきており、低コストで本格的なネットショップを始めるなら「shopify」がおすすめです。

月額$29〜固定費がかかりますが、無料の14日体験が可能なので、まずは無料体験で試してみるのと良いと思います。

Shopifyは世界中の1,700,000件を超えるビジネスをサポートしています

ビジネスの立ち上げ、運営、成長に必要なものすべてが揃ったコマースプラットフォームです。

SHOPIFYのストーリー

Shopifyストアの第1号店は私たち自身のお店でした

10年以上前、スノーボードを販売するオンラインストアを始めました。当時は、どのEコマースソリューションもビジネスの成功に必要な管理方法を提供していなかったため、独自のソリューションを構築しました。そして現在、さまざまな規模のビジネスが、オンライン、実店舗、外出先といった販売方法でShopifyを利用しています。

SHOPIFYについてより引用 

「shopify」の特徴

「shopify」の特徴はなんといっても低コストでありながら、高機能でデザイン性に優れたネットショップをプログラミングのスキルがなくても簡単に作成できる点です。

初めて自分のネットショップを作ろうという方で、できるだけ低コストのサービスのなかから良いネットショップ作成サービスを利用したい場合は「shopify」はおすすめです。

shopify のホームページ

shopifyの具体的な特徴は以下のとおりです。

  • 月額費用が$29〜発生するが、その分月額費用0のネットショップよりも変動費(決済手数料・販売手数料など)が安い。
  • Shopify ペイメントを使用するとクレジットカード決済をすぐに受け付けることができる。スピーディかつ安全な支払いと多様な決済手段が可能。
  • デザインテンプレートは、無料種類(25スタイル)・有料64種類販売されており、初心者でも簡単にショップデザイン作成が可能。
  • オプションアプリが豊富に用意されており必要に応じて追加機能を実装可能
  • 入金サイクルが早い(Shopify ペイメントでの決済であれば、お店側の指定口座に毎週金曜日に入金できる)
  • ストア分析機能が充実しており、ショップの分析&改善がしやすい
  • 細かくカスタマイズが可能な配送設定

「shopify」を利用するメリット

他のネットショップ作成サービスと比較して「shopify」を利用するメリットは以下のとおりです。

変動費を抑えられコストパフォーマンスが良い

高機能なサービスをベーシックプランで月額$29から始めることができます。クレジットカード手数料も業界最安基準。取引ごとの注文手数料も必要ありません。(Visa、Mastercardは最安プランでも3.4%の手数料のみで決済可能。)

「shopify」はベーシックプランでも必要十分な機能を備えています。ネットショップ作成サービスを複数検討しましたが、費用対効果を考えると総合力で頭一つ抜けている印象を受けました。

ベーシックプランスタンダードプランプレミアムプラン  
月額料金$29$79$299
日本のカード手数料3.4%3.3%3.25%
海外/AMEXのカード手数料 3.9%3.85%3.8%
JCBのカード手数料4.15%4.1%4.05%
取引手数料(Shopify ペイメントを利用している場合)0%0%0%
取引手数料(Shopify ペイメントを利用していない場合)2.0%1.0%0.5%
商品登録可能数無制限無制限無制限
日本語のメールサポートとSNSサポート
スタッフアカウント数
(管理画面とShopify POSへのアクセス権があるスタッフメンバー)
2515
独自ドメイン可能可能可能
無料SSL証明書
カゴ落ち対策
レポート標準詳細

標準搭載のShopify ペイメントを使用すると、外部サービスのアカウントは不要でクレジットカードをすぐに受け付けることができます。また、Apple Pay、Google Pay、PayPal、Amazon Pay、携帯キャリア決済など多数の決済に対応しています。銀行振込や代金引換も個別に設定することができます。

豊富なデザインテンプレートから好きなデザインを選べる

shopify-design-theme.

デザインやプログラミングができなくても、レスポンシブ対応のデザイン性が高いショップを作成することができます。Shopifyの公式サイトでは無料のデザインテンプレートが9種類(25スタイル)、有料のものが64種類販売されており、有料・無料のテーマから選択できます。

色、画像、フォントなども手軽にカスタマイズでき、デザインスキルは不要です。あらかじめ用意されているテンプレートが洗練されているので、初心者でも見やすくきれいなショップを簡単に作成できます。クオリティの高さが評価されています。

すべてのshopifyテーマはあらゆる画面サイズに対応しており、スマホのレスポンシブ対応のために個別設定する必要がありません。他の高機能なネットショップ作成サービスではスマホのレスポンシブ対応のために、プログラミングなどのITスキルが必要になるケースが多いですが、Shopifyでは簡単にネットショップをスマホ対応できます。

テンプレートを選択して必要な情報と画像をアップデートするだけで、簡単にネットショップを作成することができました。

アプリが豊富に用意されている

必要に応じてアプリを活用してカスタマイズすることができます。

導入した当初は標準搭載されている機能で小さく始め、事業の展開にあわせて機能を拡張していくことが可能です。また、事業の拡大にともなってプラットフォームを移行する必要がない(必要なアプリを追加、もしくはカスタマイズして機能追加すればいい)ので、会員情報やポイントカードがそのまま活用できるのも大きなメリットです。

細かくカスタマイズが可能な配送設定

Shopifyの配送は、お店ごとの運用に合わせて配送業者の指定や配送料など、細かく設定ができます。

配送料金は毎回一律に設定したり、注文価格に基づいて段階的に設定したり、商品の重量や配送エリア等で設定することが可能です。「送料一律◯◯円」や、「お買い上げ◯◯円以上送料無料」、「メール便◯◯円」など細かい設定ができます。

店舗分析機能が充実していて分析→改善しやすい

標準搭載のストア分析ツールだけで、基本的な分析が可能です。

リピーターの購入状況、商品の閲覧状況、クロスセルの提案、優良顧客の状況など、一目でストアの状況がわかる仕様になっています。一目で分かりやすく店舗の状況がつかむことができて、次の一手を考えるのに役立ちます。

また、Shopifyモバイルアプリでストアを分析・管理できます。注文、フルフィルメント、分析など、スマートフォンからリアルタイムでアクセスが可能です。パソコンを立ち上げて確認しなくてもいいので便利ですね。

入金サイクルが早い

Shopify Payments

Shopify ペイメントでの決済であれば、お店側の指定口座に毎週金曜日に入金があります。

日本の大手ネットショップ作成サービスでは末締めの翌月末払いだったり、先方指定の口座に振り込むだったりが多いです。毎週自分の指定口座に入金があるのは、資金繰り上助かるのではないかと思います。

※Shopify ペイメントは、有効化するだけでプランによって異なる0.5%〜2.0%の取引手数料がゼロになります (PayPalやAmazon Payの決済でもゼロになります)。

「shopify」を利用するデメリット

一方で「shopify」を利用するデメリットは以下のとおりです。

毎月の固定費が必ずかかってくる

商品が売れても売れなくても毎月最低月額$29(約3,000円)がかかる点が大きなデメリットとして挙げられます。

BASEやSTORESであれば固定費用がかからないプランを選択することが可能です。まずは売るものがまだ十分準備できていない状態で、固定費を気にせずにネットショップを開設したいとお考えであれば、「shopify」は適さないです。

ただし固定費用がかからないサービスは、その分商品が売れた時の販売手数料(変動費)が高めに設定されていますので、商品が売れてきた際に費用が高くなってくる点に注意が必要です。

【比較表】Shopify・BASE・STORES・カラーミーの違い

  Shopify BASE STORES カラーミー
初期費用 0円 0円 0円 フリープランは無料その他は3,300円
月額費用 29ドル~299ドル 0円 無料/1,980円 0~7,945円
取引手数料 0円
(shopify payment利用時)
3% 0円 0円
決済手数料 3.25〜3.9% (各注文ごとに)3.6%+40円 無料プラン:5%
有料プラン:3.6%
フリープランは決済金額の6.6%+決済1件あたり30円
その他は、4.0%~
入金手数料 0円 【2万円未満:振込手数料250円
+事務手数料は500円】
【2万円以上:振込手数料250円】
【1万円以上:振込手数料275円】
【1万円以下:振込手数料275円+事務手数料275円】
0円
入金サイクル 毎週金曜 通常振込申請から10営業日
お急ぎ振り込みオプションあり
月末締め翌月末払い
スピードキャッシュオプションあり
月末締め翌々月20日
オプションで入金サイクル短縮可能

※2021年7月時点の情報。

ネットショップの費用を検討する際は「固定費(月額費用)」だけでなく「変動費(決済手数料、取引(販売)手数料)」も考慮しておくことで、結果的にコストを抑えることができます。

shopifyは変動費を抑えることができるため、ある程度ショップの売り上げがある場合(例.10万円以上)、Shopifyは費用対効果を考えると総合力でかなり強いのではないかと思います。

カスタマイズにはHTMLやCSSなどの知識が必要

使い慣れてきて、ネットショップをカスタマイズしたくなれば、HTMLやCSSなどプログラミングの知識が必要になってきます。自由にカスタマイズできるのも大きな魅力ではあります。必要に応じて外部の制作会社にカスタマイズを依頼するのも一つの選択肢かと思います。

サポートが強くはないこと

サポートは電話対応がなく、メールでの対応がメインとなります。その分、浮いたコストを低価格高機能なショップ作成サービスの充実にあてていると考えるのがいいですね。わからないことはサポートのブログフォーラムYouTubeチャンネル等で情報収集も可能です。

アプリの利用しすぎは固定費がかさむので注意

「shopify」のアプリは手軽に必要な機能を追加できて大変便利ですが、月額の利用料がかかってきます。追加し過ぎると固定費が想定以上にふくらむこともあるかと思います。本当に自分のショップに必要なものを見極める必要がありますね。

アプリには英語圏向けのサービスが日本語化されていないものもある

「shopify」自体は日本語仕様にローカライズされていますが、アプリはまだ英語が分からないと使いづらいものもあります。一例として、メルマガアプリで有名な「Klaviyo(クラビヨ)」は日本語での直接的なサポートを提供していません。どうしても必要な機能が英語仕様で自分が分からない場合は、外部のパートナーの協力が必要となります。

まとめ

Shopify TOPページ

まとめです。「shopify」は、海外発のサービスですが、機能面やサービス面などかなり充実しており、とても使いやすい印象です。

細かい送料の設定など、日本向けにローカライズされていないといった噂を聞いていましたが、特に問題なく日本向けの細かい設定もできるようになっておりどんどん日本仕様にアップデートしている印象です。

反面、固定費が最低月$29(約3000円)かかるため、月の売り上げが5〜10万円に行かないくらいの場合は、BASEなどの固定費0のプランの方が費用を抑えることができるので、ショップの売り上げ規模が小さい場合は別のサービスが良い場合もあります。

しかし「shopify」はかなり高機能なネットショップ作成サービスで、シェア拡大とともに進化が早いので、きれいなネットショップを自作して本格的に商売していきたい方におすすめです。

今回は以上になります。最後までご覧いただきありがとうございました。

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