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独自ドメインとは。取得するメリットや取得方法を解説

ブログやホームページを作成するときに、「独自ドメインって何?」と思う方あるいは、「独自ドメイン」を取得すべきか否か?について悩む方も多いでしょう。

独自ドメインは本サイトで言うと「webst8.com」の部分でありインターネット上の住所に相当します。

この記事では、独自ドメインとは何か?をはじめ、独自ドメインを利用するメリットや取得方法を紹介していきます。

ドメインの構成・命名の仕組み

独自ドメインとは

独自ドメインとは、「https://webst8.com/」というURLであれば、「https://webst8.com/」の赤字部分を独自ドメインといいます。

URL独自ドメイン
https://webst8.com/webst8.com
独自ドメイン

独自ドメインをわかりやすくいうと、「独自ドメイン = 住所」です。

独自ドメインとはインターネット上に存在する唯一のドメインで、同じドメインを2つ重複して持つことはできません。

当サイト(WEBST8)のドメインは、「webst8.com」ですが、このドメインを持っている人は当サイト運営者のみで、他の誰も取得することは不可能です。

また、webst8.comの「com」の部分をトップレベルドメインと言います。

独自ドメインを取得した際に、多くの場合「www」がありでも、なしでもどちらでも利用できることが多いです。

この「www」の意味については「wwwとは?wwwの意味とあり・なしの違いとSEO評価の注意点」で解説していますので合わせてご参照ください。

トップレベルドメイン(TLD)の意味と種類

「〇〇〇.com」の〇〇〇部分は好きな文字を選ぶことができますが、後ろにつく「.com」などのTLD(トップレベルドメイン)は決められた中から自由に選択する形になります。

TLD(トップレベルドメイン)の一例
TLD(トップレベルドメイン)の一例
「ドメイン名.〇〇〇」の〇〇〇にあたる「.com」「.net」などのことをTLD(トップレベルドメイン)と呼び、それぞれのTLDには意味があり利用用途によって使い分けることができます!
TLD
(トップレベルドメイン)
元々の意味やよく使うシーン登録対象
.com語源はcommercial(商業・商用)
商業・商用用途のサイトで世界的に広く使用されています。
gTLD(世界中の誰でも登録可)
.net元々はネットワーク関係を意味しています。
オンラインビジネスや起業によく利用されます。
gTLD(世界中の誰でも登録可)
.org語源はorganization(組織)
非営利団体でよく使用されます。
gTLD(世界中の誰でも登録可)
.info情報提供のホームページでしばしば使用されます。gTLD(世界中の誰でも登録可)
.biz商用のドメインで企業に使用されることがあります。gTLD(世界中の誰でも登録可)
.name個人名用のサイト(例) taro-yamada.name にしばしば使われます。gTLD(世界中の誰でも登録可)
.jp日本国内にいる人間しか取得できないるドメイン汎用JPドメイン※ccTLDの1種
(日本国内に住所を持つ個人・団体・組織に限定)
.co.jp法人用ドメイン属性型JPドメイン
(日本国内に住所を持つ法人に限定)
TLD(トップレベルドメイン)の一例

上記のトップレベルドメイン(.comや.net)は、下記のようにいくつかのタイプに分類することができます。

  • gTLD・新gTLD (Generic Top-Level Domain)
  • ccTLD (Country Code Top-Level Domain)
  • 属性型jp / 汎用型jp / 都道府県型jp

それぞれの名前を覚える必要はありません。概要をなんとなく把握できればOKです。

gTLD (Generic Top-Level Domain)

gTLDは「Generic Top-Level Domain」の略で、誰にでも利用できるトップレベルドメインを指します。

当初スタートしたのは「.com」「.net」「.org」などです。これらは特定の国や地域に依存しない、全世界で使用可能なドメインです。ブロガーにもgTLDを利用しているケースが多いです。

特に「.com」は商用サイトによく用いられ、信頼性が高いとされています。しかし、一般的であるがゆえに、希望するドメイン名が既に取得されている場合も多いです。

新gTLD(New Generic Top-Level Domain)

新gTLDは「New Generic Top-Level Domain」の略でgTLDの1種です。最初にリリースされた「.com」や「.net」などのあとに導入された新しい形式のトップレベルドメインです。

例えば「.blog」「.work」「.site」など、特定の業種や趣味、活動に特化した形式が多いです。

新gTLDは、特定のキーワードやブランドに合わせてカスタマイズできるため、独自性を出しやすいとされています。ただし、一般的なgTLDに比べて認知度はまだ低いものも多いです。

地域名を含む新gTLD

新gTLDのなかには、「.osaka」や「.tokyo」「.nagoya」などの地域名が使えるトップレベルドメインもあります。

たとえば、大阪にあるブルーベリー農園なら「xxxxxx.osaka」といったように地域性をアピールしたいホームページなどにおすすめのドメインです。

後述のJPドメインと違い、誰でも取得できるgTLDの一種なので日本在住などの要件はありません。

ccTLD (Country Code Top-Level Domain)

ccTLDは「Country Code Top-Level Domain」の略で、国ごとに割り振られたトップレベルドメインです。

例えば、日本に関連する「.jp」、アメリカに関連する「.us」、イギリスに関連する「.uk」などがあります。

ccTLDは、地域性を強調したい場合や、地域に密着したビジネスを展開する際に有用です。

ただし、ccTLDは原則としてその国や地域に在住する個人(団体)でないと取得できないなどの条件があります。たとえば、「.jp」は、日本に住んでいる人しか取得できません。

「.jpドメイン」はさらに「汎用JPドメイン」や「属性型jpドメイン」や「地域型jpドメイン」などに分類できます。

汎用JPドメイン例){文字列}.jp
セカンドレベルドメインに任意の文字列を指定できるドメイン(上記例の{文字列}の部分)。
日本にいる人なら誰でもいくつでも取得できるドメインです。
属性型jpドメイン例){文字列}.co.jp / {文字列}.ac.jp
セカンドレベルドメインが決められた組織の型を含むドメイン(上記例のcoやacの部分)
co.jpは日本の法人限定、ac.jpは日本の教育機関に限定など、組織によって取得できる種類が限定されます。
地域型jpドメイン例){文字列}.osaka.jp / {文字列}.tokyo.jp」
セカンドレベルドメインが日本の都道府県を含むドメインです。
日本にいる人なら誰でもいくつでも取得できるドメインです。

属性型jpドメイン

属性型jpは、セカンドレベルドメインが決められた組織の型を含むドメインです。一般的には日本企業向けの「.co.jp」や、学校法人向けの「.ac.jp」などがあります。

coやacが組織を表すセカンドレベルドメインです。「co.jp」セットでトップレベルドメインと呼ばれる場合もあります。

属性型jpドメインは、特定の属性や資格を持つ団体・企業が使用することができます。

例えば「co.jp」のcoはcorporateを意味し、株式会社や合同会社などの会社組織のみが利用できます。

また「ac.jp」のacはacademicを意味し大学などの教育機関が、「.go.jp」のgoはgovernmentを意味し政府系の組織が利用できます。属性型jpは、その名の通り特定の属性を強調するために使われ、企業や教育機関信頼性や権威を高める効果があります。

ただし、取得には属性型JPドメインに準じる組織であること(登記情報などが必要)などの条件が必要であり、原則1組織で複数の属性型jpドメインを取得することはできません(法人1社でco.jpを2つ取得することはできない)。

独自ドメインが必要になるシーン

独自ドメインの使い方は以下2つの使い方があります。

  • ブログやホームページなど、自社・個人専用のWebサイトを作る時
  • 自分のメールアドレスを作る時

ブログやホームページなど、自分のWebサイトを作る時

多くのケースでは、ブログやホームページなど、自分のWebサイトを持つとき独自ドメインを利用します。

はてなブログやSTUDIOなど、無料でブログやホームページが作成できるサービスは多々ありますが、その際に独自ドメインを使わずにそのサービスの共有ドメイン(サブドメイン)を使ってWebサイトを運用した場合、後々「WebサイトをWordPressに移行したい」と思った際に、共有ドメインは引っ越しできないので、引越し作業がかなり面倒になります。

自分のWebサイトを持つときは、なるべく独自ドメインを利用する方が賢明でしょう。

共有ドメインについて

共有ドメインとは、利用するサービスのサブドメインを使い、自分が作成したWebサイトに割り当てて運用するドメインのことです。

例えばSTUDIOを使って無料でWebサイトを作成すると「◯◯◯.studio.site」などのようなSTUDIOのサブドメインで運用することになります。

STUDIOのサブドメインで運用すると、後々STUDIOから別のサービスに乗り換えたいと思っても「◯◯◯.studio.site」というドメインは使えなくなるため、運用してきた中で積み上げたSEOや被リンクの評価が一気になくなってしまいます。

ブログを始めたい方でGoogle Adsenseを始めてみたいと言う方も多いと思います。

Google Adsenseでは、サブドメインは不可で独自ドメインである必要がありますので注意しましょう。

独自ドメインかどうか

(関連記事)Googleアドセンス審査合格のための9個のポイントを徹底解説

自分のメールアドレスを作る時

自分のWebサイトを持つときに独自ドメインを使うのは想像しやすいかと思いますが、自分のメールアドレスを持つときにも独自ドメインを使うことができます。

Googleのサービスで無料で利用できるGmailが有名ですが、Gmailを利用してメールアドレスを取得した場合、「〇〇〇@gmail.com」というメールアドレスになります。

これは「gmail.com」というGoogleが所有している独自ドメインを利用してアドレスを発行していることになります。

独自ドメインを取得することで、「〇〇〇@gmail.com」の「@gmail.com」の部分を、取得した独自ドメイン名でメールアドレスを発行することができます。

取得した独自ドメイン名でメールアドレスを発行する場合、個人の趣味として利用するというよりも、会社・事業用のメールアドレスとして利用する場面が多いです。

会社のメールアドレスが「〇〇〇@gmail.com」よりも「〇〇〇@***co.jp」の方が、圧倒的に信頼性も高くなるでしょう。

独自ドメインでメールアドレスを使う例

上記のように、会社はそれぞれの目的(通常の会社用メールアドレス・採用のメールアドレス・カスタマーサポート用のメールアドレス等)で分けて利用することで、目的に応じて管理できます。

また、ビジネス用途の何らかのサービスに申し込む際に、yahooやgmailなどのフリーメールでは受け付けてくれず、独自ドメインでないと登録ができない場合もありますので注意しましょう。

独自ドメインを取得するメリットとデメリット

次に独自ドメインを取得するメリットとデメリットについて紹介していきます。

独自ドメインを取得するメリット

「webst8.com」のように独自ドメインを取得するメリットは下記のようなポイントがあります。

  • ビジネス用途のサイトの場合、独自ドメインの方が信頼性が高い
  • ビジネス用途系のサービスに申し込む際で独自ドメインのホームページが必要な場合がある
  • ブログを運営する場合、Google Adsenseの審査要件の一つである独自ドメインを満たす
  • 独自ドメインの場合、プラットフォームを変更しやすい(サイトの引越し・リニューアル)

先程、無料でWebサイトが作れるSTUDIOを例にあげましたが、STUDIOを利用して無料でWebサイトを作ると「◯◯◯.studio.site」などのように、STUDIOのサブドメインで運用することになります。

もし仮に、STUDIOがサービス終了した場合や、作成したWebサイトをWordPressに移行したい場合、「◯◯◯.studio.site」のサブドメインはもう使うことができなくなります。SEOや被リンクなどの積み上げてきた評価が基本的にリセットされてしまいます。

独自ドメインを取得していれば、基本的に利用しているサービスが終了した場合や、別のサービスに移行したい場合でも、SEOや被リンクなどの積み上げてきた評価を引き継いで引っ越しすることができます。

独自ドメインを取得するデメリット

独自ドメインを取得するデメリットは、ドメインの取得・更新費用がかかることです。

ドメインは利用するTLD(トップレベルドメイン)や取得するサービスによって値段の違いがありますが、一番よく使われる「.com」であれば大体年間1000円〜1500円程で利用することができます。

エックスサーバーやロリポップ、ConoHa WINGなどの最近の有名なレンタルサーバー会社であれば、サーバー契約をすると1つの独自ドメインを無料で取得して更新費がかからないところもでてきたので、そういったところに申し込むとお得です。

おすすめのレンタルサーバーを「【徹底解説】レンタルサーバーおすすめ比較12選・選び方」の記事で詳しく説明していますので、独自ドメイン取得・レンタルサーバーをご検討されている方は合わせてご参照ください。

デメリットとはいえ、ビジネス用途の自分のホームページを持つ場合はドメイン・サーバーの維持費は必須経費ですので、独自ドメインを取得した方がメリットが多いと思います。

共有ドメインとは?独自ドメインとの違い

共有ドメインは、既存のサービス名が含まれる形式のドメインです。

例えば、ブログサービス『はてなブログ』を使用する場合、ドメイン名が「username.hatenablog.com」のようになります。「〜〜.hatenablog.com」のドメインをみんなでシェアするように使うので、「共有ドメイン」と呼ばれています。

共有ドメインのメリットには、以下のようなものがあります。

  • サービス全体のSEO評価が自分の記事にも適用される
  • 費用がかからない
  • 設定が簡単

共有ドメインは手軽さに優れている一方、サイトの引越しが難しい点や、ブランドの信頼性やSEO対策には不利な面があります。
 

独自ドメインの取得方法

次に独自ドメインの取得方法についてご紹介します。

独自ドメインの取得手順は簡単で、取得したいドメイン名を決めて、ドメイン取得サービスで取得するです。

  • ドメイン名を決める
  • ドメイン取得サービスで取得する

【STEP1】ドメイン名を決める

ドメインを取得する前に、ドメイン名を決めましょう。

ドメイン名に使用できる文字は、「半角英数字(A~Z,0~9, -)」、文字数は「3文字以上63文字以下」で、ドメイン名の決め方としては、あまり長くなり過ぎず運用するWebサイトの内容(サービス・ブログ名等)がURL(またはドメイン名)を見てなんとなく想像がつく文字・文字数が好ましいでしょう。

ドメイン名の決め方のコツについては「【パターン別】独自ドメイン名の付け方・決め方のコツ」で詳しく説明しています。

【STEP2】ドメイン取得サービスで取得する

ドメイン取得サービスとは、ドメインを購入できる専門のサービスで、「ムームードメイン」「お名前.com」等が有名で、それらは利用ユーザーも多いので安心して利用することができます。

サービス名公式サイト
ムームードメインhttps://muumuu-domain.com/
お名前.comhttps://www.onamae.com/
ラッコドメインhttps://rakkodomain.com/
Xserver Domainhttps://domain.xserver.ne.jp/
ドメイン取得サービスの一例

最近ではレンタルサーバー契約で独自ドメインが無料で取得できる場合も増えてきました

なお、エックスサーバーやロリポップ、ConoHa WINGなどの最近の有名なレンタルサーバー会社であれば、サーバー契約をすると1つの独自ドメインを無料で取得して更新費がかからないところもでてきたので、そういったところに申し込むとお得です。

おすすめのレンタルサーバーを「【徹底解説】レンタルサーバーおすすめ比較12選・選び方」の記事で詳しく説明していますので、独自ドメイン取得・レンタルサーバーをご検討されている方は合わせてご参照ください。

お名前.comで独自ドメインを取得する例

以下は「お名前.com」の画面キャプチャで、お名前.com公式サイトへアクセスした後、取得希望の文字列を入力という箇所に、取得したいドメイン名を入力して取得することができます。

https://www.onamae.com/

お名前.comの公式サイトはこちら

もし仮に取得したいドメイン名を入力しても購入できない場合、そのドメインは他の誰かが既に取得してるドメインですので、別のドメイン名を入力して取得しましょう

まとめ

まとめです。この記事では、独自ドメインとは何か?をはじめ、独自ドメインを利用するメリットや取得方法を紹介しました。

独自ドメインをわかりやすくいうと、「独自ドメイン = 住所」です。

独自ドメインとはインターネット上に存在する唯一のドメインで、同じドメインを2つ重複して持つことはできません。

なお、エックスサーバーやロリポップ、ConoHa WINGなどの最近の有名なレンタルサーバー会社であれば、サーバー契約をすると1つの独自ドメインを無料で取得して更新費がかからないところもでてきたので、そういったところに申し込むとお得です。

おすすめのレンタルサーバーについては「【徹底解説】レンタルサーバーおすすめ比較12選・選び方」で詳しく説明していますので、レンタルサーバーをお探しの方は合わせてご覧いただければと思います。

また、良い独自ドメイン名を思い浮かばないという方は【パターン別】独自ドメイン名の付け方・決め方のコツ」をご参照ください。

今回は以上になります。最後までご覧いただきありがとうございました。
 

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