WordPressでテーマをインストールする方法は大きく2種類あります。
1つ目は公式テーマを検索でインストールする方法で、2つ目はzipファイルのテーマをアップロードする方法です。今回は2通りのWordPressのテーマインストール・変更方法を説明していきます。
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もくじ
【はじめに】WordPressテーマはデザインのテンプレート
まずは簡単にWordPressのテーマとは何か、変更時の注意点についてご説明したいと思います。
WordPressテーマはデザインのテンプレート
WordPressで利用する「テーマ」とは、一言で言うとデザインのテンプレートのことです。
人に例えると、「服」のようなイメージになります。テーマ(服)を変更することで、見た目や外観の変更・関連機能を変更することができます。
WordPressは世界日本共にシェアNo1で非常に多くの個人・企業・公的機関が利用しています。無料で利用できるテーマも数千以上リリースされていますし、企業や個人のデザイナーたちが有料で販売しているものもあります。
テーマは、これらの誰かが作った既成テーマをそのまま利用することもできますし、既成テーマを自分でカスタマイズして運用することも、一から自作することもできます。

項目 | 既成テーマ カスタマイズなし |
既成テーマ カスタマイズあり |
テーマ自作 |
---|---|---|---|
自分で作成する際の難易度 | 簡単 | 普通〜やや難しい | 難しい |
外注時の価格 | 安い | 普通〜やや高い | 高い |
ここでは、テーマのカスタマイズやテーマの自作については割愛しますが、下記にカスタマイズや自作する方法も紹介していますので、興味ある方はご覧ください。

WordPress テーマ 追加画面
WordPressのテーマを適用する方法
WordPressでテーマを適用する方法は大きく2種類あります。1つ目は公式テーマを検索でインストールする方法で、2つ目はzipファイル化されたテーマをアップロードする方法です。今回はこの2通りのWordPressのテーマインストール方法を説明していきます。
- 公式テーマの場合:WordPressの管理画面から検索でインストールする
- 公式以外のテーマの場合:zipファイル化されたテーマをアップロードする(主に有料テーマはこちらの方法)
(このほか、テーマをFTPでアップロードする方法などもありますが、ここでは割愛します。)
WordPressテーマ変更時の注意点
すでに運営しているWordPressでテーマ変更する場合は、テーマ変更により今まで機能していた部分が欠落したり、レイアウトが崩れたりなど、不具合が起きる場合もありますので注意が必要です。
たとえば、テーマ独自の管理メニュー(設定項目)やレイアウトやその他機能など、テーマ変更でクリアされるので変更後のテーマでも再度設定する必要があります。
テーマ変更時に変更される項目と変更されない項目(環境によって違いがあるので注意)
- メインビジュアルをはじめとしたデザインレイアウト
- テーマ独自の管理メニュー(設定項目)
- テーマ独自で用意されていたカスタム投稿やカスタム分類
- ウィジェットやメニューバーの設定(一部)
- 管理画面から作成した固定ページや投稿ページの中身・画像ファイル類
- インストールしたプラグインとその設定
- そのほかWordPress自体が用意してある設定項目(一般設定やユーザー情報など)
すでに運用済みの本番環境で導入する場合は、事前にバックアップを取得しておく、必要に応じて検証環境を作って事前に試しておくなどが推奨されます。テーマの変更は自己責任でお願いいたします。
【やり方1】zip形式のテーマをアップロートしてインストールする方法
まずは、サイトからダウンロードしたzip形式のテーマを適用する方法を紹介します。
なぜ公式テーマじゃない?
また、無料のテーマでも公式テーマとして登録されていないものもたくさんあります。公式テーマの登録には、グローバル対応や審査時間・プロセスなど問題で、時間と労力がかかるためです。
ですので、公式テーマでなくても公式テーマよりも高機能なものもたくさんありますので、良さそうなテーマがあったらぜひ検討してみましょう。(注意点としては、低品質なものや中には悪質なプログラムが仕込んだテーマもあり得ますので、気になる方は適用前にテーマ名で検索してそのテーマの評判を確認してみると良いでしょう。)
無料のブログ用テーマ「stinger」をインストールする
ここでは、無料のブログ用テーマ「stinger」を例に、インストール手順をご紹介します。
まずは下記のstinger公式サイトにアクセスします。
無料WordPressテーマ「STINGER」 ~ SEOに強いブログ作成テンプレート
ダウンロードボタンを押下します。
利用規約を確認して、stinger8をダウンロードしましょう。(※)同ページにstinger plus2 というテーマもありますが、ここではよりシンプルな機能のsinger8を選択します。
通常、downloadsディレクトリ(windowsであればダウンロードフォルダ)にstinger8.zipがダウンロードされます。
WordPressでzipファイルをアップロードする
次に、WordPressでzipファイルをアップロードします。外観>テーマから新規追加ボタンを押下します。
テーマのアップロードボタンを押下します。

WordPress テーマのアップロード
ファイルを選択ボタンを押下します。

WordPress テーマのアップロード
先ほどの手順でダウンロードしたzipファイルを選択します。
今すぐインストールボタンを押下します。
インストール完了後回画面に遷移しますので、有効化ボタンを押下します。
テーマ「stinger」が有効化されていることを確認してトップページを表示します。
テーマ「stinger」用の外観になっていることを確認して完了です。
テーマは複数インストールできます
試したいテーマがあれば複数インストールして、試すことができるので色々試してみましょう(ただし、管理面を考慮すると、本番運用開始する場合は、使わないテーマは削除しておきましょう)。
テーマを変更しても固定ページや投稿ページの情報(文字や写真)が消えることはありません。
ただし、トップページの画像やメニューバーの設定、CSSの設定などテーマ自身が保持する設定項目については一旦クリアされるため、再設定する必要があります。
【やり方2】WordPress公式テーマを設定する方法
次に、WordPressの公式テーマを設定する方法を説明していきます。
公式テーマはWordPressがそのテーマが一定の基準をクリアしたものと認めたもので、WordPressの管理画面から検索してダウンロードすることができます。
WordPressの管理画面上の外観>テーマを選択します。
新規追加ボタンを押下します。
検索窓で探しているテーマを入力します。ここでは有名なテーマである「Lightning」を例にして説明します。「Lightning」と入力して表示された下記のテーマをインストールします。
有効化します。
以上でテーマの適用は完了です。
トップページを参照するとテーマが適用されて、見た目がガラリと変わっていることがわかります。
合わせて読みたい記事
Lightningの詳しい使い方を「WordPressテーマLightning(ライトニング)の使い方」に説明していますので、Lightningをご利用される方は合わせてお読みください。
【徹底解説】WordPressテーマLightningの使い方【VK All in one Expansion Unitも解説】
(補足)有料テーマと無料テーマの違い
WordPressでは、無料で利用できるテーマと、有料で購入できるテーマがあります。無料テーマでも1万を超えるテーマがリリースされており、公式登録されたテーマは、一定の品質基準もクリアしているため、品質の高いサイトを作ることができます。
- 無料テーマでも品質の高いサイト・ブログを作成することができる
- 一般的に有料テーマは、無料テーマよりも機能面でさらに充実している
- 有料テーマは購入特典でマニュアルやサポートを受けられるところが多い
おすすめ有料テーマ一覧はこちら
当サイトがおすすめする有料テーマを「【2019年度】タイプ別WordPressおすすめ有料テーマ8選をご紹介」で紹介しています。
また、アフィリエイト目的の方向けには、「【2019年度】WordPressブログアフィリエイトにおすすめのテーマ5選」で解説していますので、アフィリエイト目的の方はこちらをご覧ください。
おすすめ無料テーマ一覧はこちら
当サイトがおすすめする無料テーマを「【2019年度】タイプ別WordPressおすすめ無料テーマ8選をご紹介」で紹介しています。
(補足)テーマのカスタマイズおよびテーマの自作
HTML・CSSおよびPHPやワードプレスの仕様を覚えると既成のワードプレステーマをカスタマイズしたり、テーマそのものを自作することができます。
子テーマで既成のワードプレステーマにカスタマイズを加える
既成のテーマをカスタマイズする方法の一つに、「子テーマ」というやり方があります。子テーマは親となる既成のテーマをベースに差分をカスタマイズしていく方法です。
子テーマの作り方の詳細は「WordPressで子テーマを作成してカスタマイズする方法」をご参照ください。
1からテーマを自作する
またHTML・CSSで静的なWebページをを作った後で、それをワードプレス化することもできます。
テーマの自作方法の詳細は「初心者向けワードプレス オリジナルテーマの作り方と基本」をご参照ください。
まとめ
今回は、WordPressのテーマの適用方法について説明しました。
公式テーマはWordPressのダッシュボード上から検索・インストールすることができますし、ほかにもWordPressのテーマを配布している各サイトからダウンロードして適用することもできます。
WordPressでは、有名&高機能なテーマがたくさんありますので、自分の目的・用途に合わせて自由にテーマを適用してホームページを作っていってください。
ここでご紹介したワードプレステーマ以外にも、「WordPress テーマ おすすめ」や「WordPress 有料テーマ おすすめ」、「WordPress 無料テーマ おすすめ」などで検索するとよく使われるテーマが一覧で紹介されているサイトもありますので参考にしてみてくださいね。
今回は以上になります。最後までご覧いただきありがとうございました。
合わせて読みたい記事
WordPressの使い方に関する総まとめを「【2019年度版 WordPress使い方総まとめ】ワードプレスの使い方を徹底解説」で説明していますので、WordPress初心者の方は合わせてお読みいただけば参考になると思います。
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