WordPressでテーマをインストールする方法は大きく2種類あります。
1つ目は公式テーマを検索でインストールする方法で、2つ目はzipファイルのテーマをアップロードする方法です。今回は2通りのWordPressのテーマインストール・変更方法を説明していきます。
■WordPress(ワードプレス)テーマのインストール・変更方法(動画解説版)
【はじめに】WordPressテーマはデザインのテンプレート
WordPressで利用する「テーマ」とは、一言で言うとデザインのテンプレートのことです。
人に例えると、「服」のようなイメージです。テーマ(服)を変更することで、見た目や外観の変更・関連機能を変更することができます。
WordPressは世界日本共にシェアNo1で非常に多くの個人・企業・公的機関が利用しています。無料で利用できるテーマも数千以上リリースされていますし、企業や個人のデザイナーたちが有料で販売しているものもあります。

WordPress テーマ 追加画面
ここでは、テーマのカスタマイズやテーマの自作については割愛しますが、下記にカスタマイズや自作する方法も紹介していますので、興味ある方はご覧ください。
WordPressのテーマをインストール・変更する方法
WordPressでテーマをインストール・変更する方法は大きく2種類あります。
1つ目は公式テーマを検索でインストールする方法で、2つ目はzipファイル化されたテーマをアップロードする方法です。
- 公式テーマの場合:WordPressの管理画面から検索でインストールする
- 公式以外のテーマの場合:zipファイル化されたテーマをアップロードする(主に有料テーマはこちらの方法)
(このほか、テーマをFTPでアップロードする方法などもありますが、ここでは割愛します。)
【やり方1】zip形式のテーマをアップロートしてインストールする方法
まずは、サイトからダウンロードしたzip形式のテーマを適用する方法を紹介します。
テーマ(zipファイルを)ダウンロードする
まずはテーマファルをダウンロードします。今回は、Cocoonを例に説明します。「Cocoon公式サイト」にアクセスします。
(※)Cocoonではない別の有料テーマを利用する方は、購入先からテーマのzipファイルを入手しておいてください。
トップページに移動したらダウンロードボタンを押下します。
利用規約を確認して、Cocoon親テーマをダウンロードしましょう。
通常、パソコンのダウンロードフォルダにcocoon-master-xxxxx.zipがダウンロードされます。
WordPressでzipファイルをアップロード・インストールする
次に、WordPressでzipファイルをアップロード・インストールします。WordPress管理画面で外観>テーマを選択します。
新規追加ボタンを押下します。
テーマのアップロードボタンを押下します。

WordPress テーマのアップロード
ファイルを選択ボタンを押下します。

WordPress テーマのアップロード
先ほどの手順でダウンロードしたzipファイルを選択します。
今すぐインストールボタンを押下します。
インストール完了後回画面に遷移しますので、有効化ボタンを押下します。
テーマ「cocoon」が有効化されていることを確認するためにトップページを表示します。
テーマ「cocoon」用の外観になっていることを確認して完了です。再度、左上のサイトタイトルをクリックして管理画面に戻李ましょう。
合わせて読みたい記事
当ブログでは、「AFFINGER6」を利用しています。このほかにもおすすめのブログアフィリエイト向けのテーマを「【2023年版】WordPressブログアフィリエイトにおすすめのテーマ8選」にご紹介していますので合わせてご参照下さい。
なぜ公式テーマじゃない?
基本的に、有料テーマは購入者だけに配布するものですし、無料テーマでも公式テーマの登録には、グローバル対応や審査時間・プロセスなど問題で、時間と労力がかかるそうです。
ですが、公式テーマでなくても公式テーマよりも高機能なものもたくさんありますので、良さそうなテーマがあったらぜひ検討してみましょう。
注意点としては、低品質なものや中には悪質なプログラムが仕込んだテーマもあり得ますので、気になる方は適用前にテーマ名で検索してそのテーマの評判を確認してみると良いでしょう。
【やり方2】WordPress公式テーマを設定する方法
次に、WordPressの公式テーマを設定する方法を説明していきます。
公式テーマはWordPressがそのテーマが一定の基準をクリアしたものと認めたもので、WordPressの管理画面から検索してダウンロードすることができます。
WordPressの管理画面上の外観>テーマを選択します。
新規追加ボタンを押下します。
検索窓で探しているテーマを入力します。ここでは有名なテーマである「Lightning」を例にして説明します。「Lightning」と入力して表示された下記のテーマをインストールします。
有効化します。
以上でテーマの適用は完了です。
トップページを参照するとテーマが適用されて、見た目がガラリと変わっていることがわかります。
なお、Lightningの詳しい使い方については「WordPressテーマLightning(ライトニング)の使い方」に説明していますので、Lightningをご利用される方は合わせてお読みください。
テーマは複数インストール可能
イメージとしては、WordPressのインストールは服を購入してクローゼットに入れている状態です。一方、有効化は服を着用するのに相当します(着用できるのは一着のみ)。
試したいテーマがあれば複数インストールして、試すことができるので色々試してみましょう(ただし、管理面を考慮すると、本番運用開始する場合は、使わないテーマは削除しておきましょう)。
【注意点】WordPressテーマ変更時に起こるトラブル・レイアウト崩れ
すでに運営しているWordPressでテーマ変更する場合は、テーマ変更により今まで機能していた部分が欠落したり、レイアウトが崩れたりなど、不具合が起きる場合もありますので注意が必要です。
たとえば、テーマ独自の管理メニュー(設定項目)やレイアウトやその他機能など、テーマ変更でクリアされるので変更後のテーマでも再度設定する必要があります。
テーマ変更時に変更される項目と変更されない項目(環境によって違いがあるので注意)
- メインビジュアルをはじめとしたページのデザインレイアウト
- テーマ独自の管理メニュー(設定項目)
- テーマ独自で用意されていたカスタム投稿やカスタム分類
- ウィジェットやメニューバーの設定(一部)
- 管理画面から作成した固定ページや投稿ページの中身・画像ファイル類
- インストールしたプラグインとその設定
- そのほかWordPress自体が用意してある設定項目(一般設定やユーザー情報など)
すでに運用済みの本番環境で導入する場合は、事前にバックアップを取得しておく、必要に応じて検証環境を作って事前に試しておくなどが推奨されます。テーマの変更は自己責任でお願いいたします。
【テーマの更新】WordPressテーマのバージョンアップ
WordPressのテーマは、不定期で新しいバージョンがリリースされています。
テーマにもよりますが、1ヶ月に何回も行われるテーマもあれば、数ヶ月・1年に一回という場合もありますが、通常新しいバージョンのテーマがリリースされればバージョンアップすることが推奨されています。
テーマおよびWordPress本体やプラグインのバージョンアップについては「【徹底解説】WordPressのバージョンアップ・更新方法」に詳しく解説していますので合わせてご参照ください。
(補足)有料テーマと無料テーマの違い
WordPressでは、無料で利用できるテーマと、有料で購入できるテーマがあります。無料テーマでも1万を超えるテーマがリリースされており、公式登録されたテーマは、一定の品質基準もクリアしているため、品質の高いサイトを作ることができます。
- 無料テーマでも品質の高いサイト・ブログを作成することができる
- 一般的に有料テーマは、無料テーマよりも機能面でさらに充実している
- 有料テーマは購入特典でマニュアルやサポートを受けられるところが多い
当サイトがおすすめする有料テーマや無料テーマを下記にご紹介していますので、ご興味ある方はあわせてご参照ください。
- 【2023年版】タイプ別WordPressおすすめ有料テーマ8選をご紹介
- 【2023年版】WordPressブログアフィリエイトにおすすめのテーマ5選
- 【2023年版】タイプ別WordPressおすすめ無料テーマ8選をご紹介
(補足)テーマのカスタマイズおよびテーマの自作
テーマは、公式テーマや有料テーマなど、誰かが作った既成テーマをそのまま利用することもできますし、既成テーマを自分でカスタマイズして運用することも、一から自作することもできます。

項目 | 既成テーマ カスタマイズなし |
既成テーマ カスタマイズあり |
テーマ自作 |
---|---|---|---|
自分で作成する際の難易度 | 簡単 | 普通〜やや難しい | 難しい |
外注時の価格 | 安い | 普通〜やや高い | 高い |
子テーマで既成のワードプレステーマにカスタマイズを加える
既成のテーマをカスタマイズする方法の一つに、「子テーマ」というやり方があります。子テーマは親となる既成のテーマをベースに差分をカスタマイズしていく方法です。
子テーマの作り方の詳細は「WordPressで子テーマを作成してカスタマイズする方法」をご参照ください。
1からテーマを自作する
またHTML・CSSで静的なWebページを作った後で、それをワードプレス化することもできます。
テーマの自作方法の詳細は「初心者向けワードプレス オリジナルテーマの作り方と基本」をご参照ください。
まとめ
今回は、WordPressのテーマの適用方法について説明しました。
公式テーマはWordPressのダッシュボード上から検索・インストールすることができますし、ほかにもWordPressのテーマを配布している各サイトからダウンロードして適用することもできます。
WordPressでは、有名&高機能なテーマがたくさんありますので、自分の目的・用途に合わせて自由にテーマを適用してホームページを作っていってください。
ここでご紹介したWordPressテーマ以外にも、「WordPress テーマ おすすめ」や「WordPress 有料テーマ おすすめ」、「WordPress 無料テーマ おすすめ」などで検索するとよく使われるテーマが一覧で紹介されているサイトもありますので参考にしてみてくださいね。
今回は以上になります。最後までご覧いただきありがとうございました。
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WordPressの使い方に関する総まとめを「【2022年度版 WordPress使い方総まとめ】ワードプレスの使い方を徹底解説」で説明していますので、WordPress初心者の方は合わせてお読みいただけば参考になると思います。
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