WordPressのブロックエディターには「再利用ブロック」という機能があり、記事で繰り返し使うような「定型文」や「レイアウト用のテンプレート」など登録・利用することができます。
再利用ブロックとして一度テンプレートを作成すれば、任意の他のページでも簡単に再使用することができるので便利です。
本記事では、WordPressブロックエディターにおける再利用ブロックの使い方や編集・管理方法を解説していきます。
(※)本記事は2023年7月時点で更新した内容です。無料テーマLightningを利用した環境で説明していますが、ご利用の環境によって画面が異なる場合がありますのでご了承ください。
(関連記事)ブロックエディターの使い方について
本記事では、再利用ブロックの使い方に絞って説明していますが、エディターの使い方全体を勉強したい方は「【総まとめ版】WordPressブロックエディターの使い方」を合わせてご参照ください。
再利用ブロックとは
ブロックエディタ(Gutenberg)の機能のひとつとして「再利用ブロック」があります。
再利用ブロックは、記事で繰り返し使う「定型文」や「レイアウト用のテンプレート」などを、複数のページで再使用するためのブロックです。
再利用ブロックとして一度作成すれば、任意のページのエディターから簡単に再使用することができます。
ここでは、WordPressの再利用ブロックについての基本的な使い方や編集・管理方法について解説します。
再利用ブロックの基本的な使い方
【STEP1】再利用ブロックを作成・登録する方法
まず、再利用ブロックを作成する方法をご紹介します。投稿や固定ページの編集画面で作成したブロックを再利用ブロックとして登録していきます。
(再利用ブロックに登録したい)任意のブロックを選択して、ブロックツールバーの詳細設定アイコンをクリックします。
「再利用ブロックに追加」を選択します。
任意の名前を入力して保存します。
これで、選択したブロックを再利用ブロックに登録・変換できました。
【STEP2】投稿・固定ページ・再利用ブロックを使用する
次に、登録した再利用ブロックを他のページで利用する方法をご紹介します。
任意の投稿・固定ページの編集画面を開きます。再利用ブロックを挿入したい箇所にカーソルを合わせて左上の「+」をクリックします。
「再利用可能」をクリックします。
先ほど登録した、登録済みの再利用ブロックが一覧表示されるので選択して追加します。
再利用ブロックが適用されました。
他にも任意のページで登録した再利用ブロックを呼び出し・利用することができます。
再利用ブロックを管理・編集する
ここからは再利用ブロックを管理・編集する方法をご紹介します。
再利用ブロックを編集するときの注意点
再利用ブロックを編集する前に覚えておきたいこととして、再利用ブロックを編集すると、同じ再利用ブロックを参照している他のページにも影響する点です。
再利用ブロックをページ編集画面から変更する
まずは再利用ブロックを編集するやり方から説明します。再利用ブロックを利用している(固定ページまたは投稿ページの)編集画面から直接中の文言や画像を編集することができます。
更新ボタン(または公開/下書き保存)を押下します。
編集した再利用ブロックの更新にチェックが入っていることを確認して更新します。
前述の通り、同じ再利用ブロックを参照している他のページにも編集した内容が反映されていることに注意しましょう。
再利用ブロックをブロック管理画面から編集する
WordPressでは、ブロック管理画面から編集することもできます。
投稿・固定ページ編集画面の右上の「オプション」をクリックして、「すべての再利用ブロックを管理」を選択します。
再利用ブロックの一覧画面を開きます。新規追加や既存再利用ブロックの編集ができます。
■再利用ブロックの編集画面
■一覧画面で新規追加ボタンを押下すると、再利用ブロックを新規作成できます。
通常のブロックに変換して個別に編集する
挿入した再利用ブロックを通常のブロックへ変換することで、再利用ブロックから切り離して再利用ブロックの内容を記事ごとに編集できます。
再利用可能ブロックを個別に編集したいブロック周辺を選択後、左下ナビゲーションから「再利用ブロック名」をクリックします。
再利用ブロックが選択された状態で、通常のブロックへ変換するアイコンをクリックします。
通常のブロックに変換されます。左下のブロックナビゲーションを確認すると、先ほどあった再利用ブロックがなくなっていることがわかります。
再利用ブロックの用途例
最後に、再利用ブロックの用途例についてご紹介します。
記事内で頻繁に使う定型文である、補足・注意事項などを再利用ブロックとして登録して使用することで記事を効率的に作成できます。
たとえば、CTA(例:問い合わせボタンなど)のような内容を再利用ブロックとして登録し、記事内の好きな場所に設置するといった使い方もできます。
あとで変更になった際も、一回の操作で同じ再利用ブロックを使用している他のページにも全て反映されるので、手間がかからず便利です。
まとめ
まとめです。今回は、WordPressブロックエディターにおける再利用ブロックの使い方を解説しました。
再利用ブロックを上手く活用すると効率よくページを作成することができて便利です。
今回は以上になります。最後までご覧いただきありがとうございました。
個別指導形式のスクールでは、自分の知りたいことをピンポイントで学習・達成でき、自分で更新もできるというメリットもあります。
教室の無料事前相談もしておりますので、まずはお気軽にご登録ください。
YouTubeチャンネル開設しました!
最大月間50万PVの当ブログをベースに、Youtube動画配信にてWordPress、ホームページ作成、ブログのことについてお役立ち情報を随時配信していきます。
ご興味ある方はぜひチャンネル登録をしていただけますと幸いです。