無料テーマArkhe(アルケー)の感想メリットとデメリット WordPressテーマレビュー

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無料テーマArkhe(アルケー)を使った感想・使い方

今回は、WordPressの無料テーマ「Arkhe(アルケー)」を感想や、有料プラグインのライセンス体系や使い方についてご紹介します。

Arkhe(アルケー)はWeb制作のベースとして使いやすいテーマです。ただし、機能性を求める場合は実質年額課金型の有料プラグインが必要になってくる点に注意です。

WordPressテーマ「Arkhe(アルケー)」

 

 

この記事に記載の内容は、2024年7月確認時点の情報です。またWEBST8が体感した・調べた範囲内での主観による評価・説明も含まれていることをご了承のうえ、最新の正確な情報・利用ルールは公式サイトをご確認ください。

 

Arkhe(アルケー):HP制作向けの無料テーマ

Arkheの特徴と料金体系

項目 内容
テーマ名 Arkhe(アルケー) 公式サイトはこちら
用途 ホームページ制作向き
価格 無料(テーマ本体の価格)
※ただし、より高機能を求める場合は別途有料のプラグインを購入する必要があります。
オススメ度 シンプルなデザイン・機能の上にCSSなどで上書きしてデザインをスタマイズしたいWeb製作者向き

  • 初心者にとっての使いやすさ:
  • デザイン性:
  • 機能性:
コメント 全体的に余白や文字のサイズといったスタイルが調整されており、さらにCSSでの上書きがしやすいような作りになっています。
ただし、有料版プラグインを導入しなければ便利な機能があまり使えないテーマでもあります。

 

「Arkhe(アルケー)」は人気有料テーマである「SWELL」を開発したWordPressディベロッパー、了さんが開発したWordPressの無料テーマです。

余白などがテーマ側で良い感じで調整されており、CSSで上書きがしやすいように作られています。

「Arkhe」のコンセプト
WordPressテーマ「Arkhe(アルケー)」は、WEB制作におけるベーステーマの最適解 を目指して開発されました。
ローコードで効率良く制作したい。でも、コンテンツはリッチに作り込みたい…。そんな方々が使いやすくなるような、WordPressテーマです。

引用:Arkhe | ミニマム、シンプル、ちょうどいい。WEB制作用の無料WordPressテーマ

 

コンセプト上テーマ自体の機能性は高くない作りになっており、より多くの機能を利用しようとすると有償プラグインが必要になる点に注意が必要です。


 
関連【SWELLの評判】超人気テーマSWELLを徹底レビュー

Arkheの良い評判と良くない評判

Arkheの良くない評判

◾️Arkheの良くない評判・口コミ

  • カスタマイズを前提としているテーマである
  • 有料プラグインを使うとランニングコストがかかる

 

Arkheはカスタマイズを前提としているテーマのため、カスタマイザーやブロック機能だけでサイト制作をしようとすると限界があります。

また、Arkheのテーマ自体は無料ですが、Pro版機能を使用するには有償プラグインの導入が不可欠です。

これらプラグインを最新版へアップデートさせるには年間6,600円(税込)(※個人ライセンスの場合)のライセンス料金がかかります。
 

Arkheの良い評判

◾️Arkheの良い評判・口コミ

  • 柔軟にカスタマイズができる
  • コーポレートサイト・Web制作に使える
  • パターンライブラリが充実している

特に「柔軟にカスタマイズができる」や「コーポレートサイト・Web制作の土台テーマとして使える」といった声が見受けられました。

Arkheには専用のブロックパターンライブラリが公開されており、「パターンライブラリが充実している」といった声もいくつか見られました。

なおシンプルな土台の上に自分でコードを買いてカスタマイズができるので一部のユーザーからはブログ用途としても人気なようです。
 

Arkheはこんな人におすすめ

WordPressの無料テーマArkheは以下のような方におすすめです。

Arkhe(アルケー)はこんな人におすすめ

  • シンプルな作りでメンテナンス工数を小さく済ませたいWeb制作者
  • 既存テーマのCSS上書きを少なく抑えたい方
  • プラグインで機能拡張し便利に使いたい方

 

反面、WordPress初心者の方でできるだけ無料で簡単に色々な機能を使いたい場合にはあまり向いていないかもしれません。

そういった方は無料のCocoonやLightningや買い切り型のSwellなど他のテーマを検討してみるのも良いでしょう。

関連【2024年版】目的別WordPressおすすめ無料テーマ6選
関連【2024年版】WordPressおすすめ有料テーマ10選

 

Arkheを使用して感じたデメリット

ここからはArkheを使用して感じたデメリットをご紹介します。

機能性を求めると有償プラグインが必要になる

1つ目は、機能性を求めると有償プラグインが必要になるという点です。

Arkheのテーマ自体は機能性が高くないため、機能を求めると有償プラグインが必要になります。

Arkhe専用プラグインとして「Arkhe Blocks Pro」「Arkhe Tools」「Arkhe Wookit」の3つがあることは上述しましたが、2024年7月時点の料金は以下の通りです。

アルケーの専用プラグイン

引用元: Arkhe公式サイト(https://arkhe-theme.com/ja/)

プラグイン名 価格
Arkhe Blocks Pro 5,500円(税込)
Arkhe Toolkit 3,300円(税込)
Arkhe Wookit 5,500円(税込)

 

■(参考)Arkhe BlocksとArkhe Blocks Proで使用できるブロックの違い

Arkhe BlocksとArkhe Blocks Proの違いを表した図

引用:Arkhe Blocks のカスタムブロック一覧 | Arkhe

 

バージョンアップのために実質年額課金が必要になる

2つ目は、プラグインを更新するには実質年額課金が必要になる点です。

ライセンスの購入費用は最低年額6,600円(税込)で、クライアント向けに制作したサイトの場合でもライセンスキーを使用したい場合は年額9,900円(税込)がかかります。

Arkheライセンス-制作ライセンス

 

WordPressを運用する場合プラグインのバージョンアップも必要になってくるので、実際には、初回のプラグイン購入費用だけでなく、サブスクリプションのようにライセンス購入費用も必要です。

ライセンスまで購入するとなると、有料テーマを購入するよりも高くつく場合もあるかもしれません。

 

フォーラムがあまり活発でない

3つ目は、フォーラムがあまり活発でないという点です。

Arkheにはテーマや有償プラグインに関する不具合や質問ができるフォーラムが存在しますが、質問をしても回答を得られていないものや回答までに1ヶ月程度の時間がかかっているものも見られます。

無料版テーマではフォーラムがないことも多いため、あることの方がメリットと言えるかもしれませんが、有料版ユーザーでサポートをしっかりと受けたいという方であれば、Lightning G3 ProやSnow Monkeyといったテーマの方が良いかもしれません。

関連有料テーマSnow Monkeyの評判やデメリット・料金をレビュー
関連【Lightning G3 Pro】有料・無料版の違いやデメリットを解説
 

Arkheを使用して感じたメリット

つぎに実際にArkheを使って感じたメリットを紹介します。
 

制作後の保守メンテナンス工数を削減できる

1つ目のメリットは、制作後の保守メンテナンス工数を削減できるという点です。

テーマ側であまり機能を増やさずWordPress本体やArkheテーマのバージョンアップによる仕様変更の影響を受けにくい作りになっており、バージョンアップによる保守管理の負担が低いように配慮されています。

またテーマ側である程度のスタイルが整えられつつ、CSSでの上書きもしやすいというメリットがあります。

テーマによってはCSSの上書きだらけ・仕様変更でメンテナンスだらけといったこともありますが、Arkheの場合はWeb制作者向けにそのあたりが考慮されています。

■Arkheを使用したデモサイト

 

開発者用のマニュアルが用意されている

2つ目のメリットは公式サイトに開発者向けのマニュアルが用意されている点です。

Arkheの制作者向けマニュアル(2024年7月撮影)

マニュアル | Arkhe

マニュアルにはclass名の命名規則などのCSS設計ガイドやアクションフック・フィルターフックなど、通常のテーマではあまり公開されていない内容が記載されており、Web制作者がカスタマイズしやすいようになっています。

 

専用のオプションプラグインで拡張できる

3つ目のメリットは専用のオプションプラグインで機能を拡張できる点です。

 

Arkhe Blocksで便利なブロックが使える

Arkhe専用のプラグイン「Arkhe Blocks」をインストールすれば、約15種類のブロックが使えるようになります。

◾️Arkhe Blocksで使用できるブロック例

  • アコーディオン
  • ボタン
  • ブログカード
  • コンテナ
  • セクション
  • ステップ

など約15種類

 

よくあるレイアウトをブロックとして挿入して簡単に作成することができます。

 

■(参考)Arkheブロックの「アコーディオン」ブロックを使用した例

 

■(参考)Arkheブロックの「ステップ」ブロックを使用した例

Arkhe-ステップブロック

 

(補足)有料版のArkhe Blocks Pro

有料版のArkhe Blocks Proを利用すれば、さらに高機能なホームページ制作に適したブロックが使用できるようになります。

Arkhe Blocks Proの費用

 

Arkhe Blocks Proで追加されるブロック

また、無料版で使用できる一部のブロックではArkhe Blocks Proをインストールすることで機能が拡張され、より柔軟なカスマイズができるようになります。

 

■(参考)Arkheブロックの「セクション」ブロックを使用した例
Arkhe-セクションブロック

※セクションブロックではそのセクション箇所のみ背景色を変更したり、上下の境界線の形状を変更したりできます。ブロック自体は無料版で利用できますが、上の例のように上部境界線の形状を変えたい場合はPro版プラグインの導入が必要です。

 

ただし、Arkhe Blocks Proプラグインは有料で、バージョンアップのためにライセンスキー購入費用が必要になるためランニングコストがかかる点に注意です。

 

(補足)専用のプラグインを使用すればWooCommerceに対応させることができる

有料のArkhe Wookitというプラグインを使用すればネットショップに対応させることもできます。

Arkhe Wookitの費用

Arkhe Wookitについて
 

Arkheのマニュアルやサポートについて

ここからは、Arkheのマニュアルやサポートについてご紹介します。

WordPress中級者~上級者向けのマニュアルサイトがある

Arkheには中級者〜上級者向けのマニュアルサイトがあります。

「どういったアクションフックやフィルターフックが用意されているのか?」といったことや「CSS設計はどうなっているのか?」といったような、制作者向け中心の内容になっており、カスタマイズしたい方に便利です。

反面Web制作者向けの内容になっているので、全くWordPressの知識がない初心者の方だと理解するのが難しいかもしれません。

Arkheの制作者向けマニュアル(2024年7月撮影)

Arkheマニュアル

 

同じ開発者が開発したSWELL(スウェル)のマニュアルサイトであれば「基本設定」「トップページの設定」「投稿・固定ページの設定」といったWordPress基本操作が解説されていますが、Arkheではその辺はわかっている前提のマニュアルになっています。

 

質問はフォーラムにて可能(無償/有償あり)

Arkheを使用していて質問がある場合は、フォーラムで質問することができます。

基本的にはフォーラムチケット(有償)が必要になりますが、不具合報告に関しては無料で質問ができます。

Arkheのフォーラム(2024年7月撮影)

Arkheフォーラムについて

 

不具合報告ではないテーマに関する質問だったり、プラグインに関する質問をしたい場合は、別途フォーラム利用チケットを220円(税込)で購入する必要があります。

Arkheフォーラムチケット

しかし、Arkheライセンスを購入している方だと個人ライセンスで年間10枚(=10回)制作ライセンスで制限無くフォーラムでの質問が可能です。

また、Arkheライセンスを購入するとフォーラムに加えて購入者限定のDiscordコミュニティに参加できるようになります。

 

まとめ ArkheはWeb制作向けのシンプルなテーマ

まとめです。今回はWordPressの無料テーマ「Arkhe(アルケー)」の評判・口コミや実際に使ってみた感想をご紹介しました。

基本的にはWeb制作者の想定方向けのテーマとなっていますが、シンプルなサイトであれば有償プラグインなしで初心者でも作成できます。

反面、機能性を求めると有償プラグインやライセンス購入が必要になってきます。

Arkhe(アルケー)はこんな人におすすめ

  • シンプルな作りでメンテナンス工数を小さく済ませたいWeb制作者
  • 既存テーマのCSS上書きを少なく抑えたい方
  • プラグインで機能拡張し便利に使いたい方

 

まずはテーマ本体は無料なのでまずは試してみると良いでしょう。

今回は以上になります。最後までご覧いただきありがとうございました。

 

 

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