【Whois情報公開代行とは】独自ドメイン登録者情報の非公開設定

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【Whois情報公開代行とは】ドメイン登録者情報の非公開設定

Whois情報とはインターネット上に公開される独自ドメインの登録情報のことで、登録者の氏名やメール・電話番号・住所などが公開されています。

Whois情報公開代行とは自分の個人情報を非公開にしたい場合に、代わりにサービス会社の情報を公開する設定です。

特に匿名で運営しているつもりのサイトでWhois情報を代理公開していないと、知らないうちに個人情報が公開されている状態になっているので注意しましょう。

個人運営のブログの場合は基本的に代理公開にチェックを入れていればOKです。ただし、.jpや.co.jpなど代理公開できないドメインの種類もありますので詳しく解説します。

 

 

whois情報とは

whois情報とはドメインの登録情報

Whois情報とはドメインの登録情報のことです。whois情報として掲載される登録者情報はインターネット上に公開されており、誰でも閲覧することができます。

独自ドメインにはそのドメインの登録者情報をインターネットに公開しなければならないという世界共通のインターネットのルールがあるためです。

whois情報で必要となる項目には例えば下記のような情報があります。

■Whois情報の例

  • 登録者の名前
  • 住所
  • 電話番号
  • メールアドレス

※厳密には登録者、管理者、技術担当者、請求先担当者など毎に上記の情報が登録されています。

トラブルが発生した際に利用者同士で解決できるようにするためでアメリカの規格団体により義務づけられたようです。

 

■例. ムームードメインの設定画面。Whois情報の設定
whois情報 whois情報代理公開なしの設定
 

Whois(フーイズ)とは、インターネット上に公開されているドメインの登録情報のことです。
公開される情報の中には以下情報が含まれています。
・管理を行っているレジストラ
・登録者の名前、住所、電話番号
・登録日や契約終了日
・ネームサーバ名

ドメインの登録情報は第三者が確認できる状態で公開することが義務付けられています。個人情報に該当する情報も公開が必要となります。
不要な情報開示を行いたくないお客様には、新規ドメインの取得手続き時、または、ドメイン取得後にコントロールパネル内で、弊社の情報を代理情報として公開(Whois代理公開)することが可能となっております。
(※)Whois | よくある質問 | ムームードメインより引用

 
 

whois情報公開代行とはサービス会社の情報を登録情報として代理公開する設定

さて、個人で匿名運営しているサイトをはじめ、自分の情報が公開されてしまうのはちょっと・・・という方も多いと思います。

そういった人のために、ムームードメインなどのドメイン取得サービス会社では、登録者の個人情報の代わりに運営会社の情報を代理公開する設定を選ぶことができます。

実際には登録情報を非公開にすることはできないので代わりの情報を公開してもらう。これがwhois情報公開代行(代理)という設定項目です。
 

■whois情報代理公開しているドメインの例
whois情報 whois情報代理公開の設定
 

ドメイン取得する際に、事前に自分のログインアカウントを作っているかと思いますが、知らないうちにアカウント作成時の情報が全世界に公開されている可能性があるので気をつけて下さい。

whois情報代理公開はドメイン取得時に選択することができます。
 

■ムームードメインでドメイン取得時のwhois情報代理公開の設定
ムームードメイン 通常は何も選択しなくてOK
 

また、ムームードメインやエックスドメインなどの大抵のドメイン取得サービス会社では、通常後からWhois情報を変更することが可能です。

■エックスサーバー でのwhois情報代理公開設定画面
エックスサーバーでのwhois公開代理設定
 

ただし、上記のように「代理公開する」に入れて代理公開できるサービスもあれば、自分でドメイン会社の名前や住所を手入力する必要があるサービスもあります。

親切なサービス会社は代理公開がデフォルトでチェックされていますが、中にはデフォルトでチェックが入っておらず、後で設定変更する場合は費用が発生するサービス会社もありますので気をつけて下さい。

 
 

whois情報は公開されているので誰でも確認できる

whois情報は、インターネット上に公開されています。whois情報を確認できるWebサイトもたくさんあり、誰でも簡単に確認することができます。
 

WHOIS検索 | TechUnlimited
WHOIS検索 | tech-unlimited
 

でも、個人でブログしている場合に自分の家の住所とか電話番号とか見られたくないですね・・・

 

whois情報代理公開できるドメインとできないドメイン

whois情報代理公開できるドメインとできないドメインの違い

whois情報代理公開できるドメインとできないドメインがあります。

ざっくりいうと、「.com | .net | .info | .biz | .org」などのドメインはWhois情報の代理公開が基本的に可能です。

反対に、属性JPドメイン「.co.jp」などの法人用ドメインは代理公開ができません。法人情報がWhois情報として公開されます。

汎用ドメイン「.jp」はその中間といったところで、ドメイン登録サービスによって非公開にできるケースもあればできない場合もあります。

TLD(トップレベルドメイン)の一例
TLD(トップレベルドメイン)の一例

 

インターネットで定められている3つのドメインの種類・カテゴリー

「.com」「.net」などのことをTLD(トップレベルドメイン)と呼びます。

インターネット上で下記のようにカテゴリー化されており、それぞれ取り扱いが違うようにルール化されています。

ドメインの種類 主なトップレベルドメイン 変更手順
gTLDドメイン .com | .net | .info | .org | .biz | .blog | .work | .site | .osaka | .tokyo | .nagoya など 特定の国や地域に依存しない、全世界で使用可能なドメイン
汎用JPドメイン・都道府県型JPドメイン .jp | .osaka.jp | .tokyo.jp など 日本国内に住所がある人なら誰でもいくつも取得できるドメイン(海外にいる人は取得できないドメイン)
属性jpドメイン .co.jp | .or.jp | .ne.jp | .gr.jp | .ac.jp | .ed.jp | .go.jp 日本国内の人が取得できるドメイン。.co.jpは日本の法人限定、ac.jpは日本の教育機関に限定など、組織によって取得できる種類が限定されます。

このほかにもドメインの種類の名称・分類はありますがここではメジャーなもののみ取り上げています。

関連独自ドメインとは。取得するメリットや取得方法を解説
 

日本の政府系だけが使えるドメイン(.go.jp)、日本の法人だけが使えるドメイン(.co.jp)といったようにルール化されており、この種類によってWhois情報の取り扱いの厳格さも異なっているという形です。

たとえば、さくらインターネットで取得したドメインも、上記の3つで変更できるWhois情報の項目や変更方法が異なります。

関連【Whois代行】さくらのドメインでWhois情報を変更する方法

 

国内の有名ドメイン取得サービス

最後に国内の有名ドメイン取得サービスをご紹介します。

国内で有名なサービスとして下記の通りです。サービス会社によって取得可能なドメインの種類や価格に違いがあるので、これからドメインを取得する予定の方は調べてみると良いでしょう。

サーバーサービス 特徴 メリット・デメリット レンタルサーバー サポート
エックスサーバードメイン
おすすめ度
70種類以上のドメイン
.com取得費用:1円
(2個目以降は770円)
.com更新費用:1,428円

  • 取得・更新費用共に安価
  • 価格体系がシンプル
  • ドメイン種類は多くない

エックスサーバーからの申し込みで無料特典あり
メール・チャット・電話
ムームードメイン
おすすめ度
400種類以上のドメイン
.com取得費用:1,100円
.com更新費用:1,728円
+サービス維持調整費用

  • 連携サービスが豊富
  • ドメインの種類が豊富
  • 価格体系が分かりにくい

ロリポップからの申し込みで無料特典あり
メール・電話
バリュードメイン
おすすめ度
570種類以上のドメイン
.com取得費用:500円
(2個目以降は1,853円)
.com更新費用:1,853円

  • 取得・更新費用共に安価
  • ドメインの種類が豊富
  • 価格体系が分かりにくい

コアサーバー(V2プラン)からの申し込みで無料独自ドメイン特典あり
メール・チャット
お名前.com
おすすめ度
620種類以上のドメイン
.com取得費用:0円
.com更新費用:1,287円〜

  • ドメインの種類が国内最大級
  • 取得・更新費用が安価
  • 価格体系が複雑で分かりにくい
  • Whois公開代理の変更に年払い必要

お名前.comレンタルサーバーとの同時申し込みで無料独自ドメイン特典あり
メール・電話
さくらのドメイン
おすすめ度
20種類程度のドメイン
.com取得費用:2,790円
.com更新費用:2,790円

  • 価格体系がシンプル
  • 取得・更新費用が高い目
  • ドメイン種類が少ない

さくらのレンタルサーバ(無料特典は基本なし)
メール・チャット・電話(予約制)
スタードメイン
おすすめ度
40種類以上のドメイン
.com取得費用:980円
.com更新費用:1,780円

  • 価格体系がシンプル
  • スターサーバーがややマイナー
  • ドメイン種類は多くない

スターサーバーを無料利用特典あり。※スターサーバーからの契約で無料ドメイン特典もあり
メール

 
なお、最近では上記以外のレンタルサーバー会社でドメイン取得・管理できる場合もあります(実際にはお名前.comと提携して代理管理しているといったケースも多い)

各サービス会社のWhois設定がどうなのかを調べたい場合は、「ムームードメイン Whois情報代理公開 (汎用JP)」のように「ドメイン取得サービス名 Whois情報代理公開 (汎用JP)」などで検索すると、各サービスの仕様がわかります。

 

関連【徹底比較】おすすめ独自ドメイン取得サービスと選び方
 

まとめ Whois情報代理公開について

まとめです。今回は、ドメイン取得時に表示されるwhois情報公開の意味について説明しました。

Whois情報とはインターネット上に公開されるドメインの登録情報のことで、登録者の氏名やメール・電話番号・住所などが公開されます。

特に匿名で運営しているつもりのサイトでWhois情報を代理公開していないと、知らないうちに個人情報が公開されている状態になっているので注意しましょう。

今まで気にしていなかったんですがこんな重要な設定項目だったんですね!

ドメイン取得時には気をつけてくださいね。

 

今回は以上になります。最後までご覧いただきありがとうございました。
 

 

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