今回は、エックスサーバー社のWordPress専用サーバー「シン・レンタルサーバー」の特徴やメリット・デメリットをご紹介します。
結論からいうと、シン・レンタルサーバーはWordPressの高速化を目指すエックスサーバー経験者におすすめのレンタルサーバーサービスです。
WordPressでブログ・ホームページを始めることを検討している初心者や安定性・実績重視の法人なら「通常のエックスサーバー」がおすすめです。
他社含めたレンタルサーバー比較について
本記事では、シン・レンタルサーバーを中心にご紹介していますが、他社含めたおすすめのレンタルサーバーを「【おすすめレンタルサーバー比較】WordPress対応5社総まとめ」をあわせてご参照ください。
もくじ
本記事記載の内容は、2022年12月12日時点で公式サイトなどから調べた情報です。今後、価格や機能面など時期によって本記事に記載の内容と変わってくることもあり得ますのでご注意ください。また、当方が体感した・調べた範囲内での主観による評価・説明も含まれていることをご了承のうえ、最新の正確な情報は公式サイトで確認するようにしてください。
WordPress専用サーバー「シン・レンタルサーバー」の特徴
シン・レンタルサーバーは、エックスサーバーのシステムをベースとして高速化チューニングを施したレンタルサーバーサービスです。
KUSANAGI(※)の技術を取り入れて、WordPressに特化したチューニングおよび最新技術を取り込むことで、通常のエックスサーバーよりもさらなる最速性能を実現しています。
価格も月額770円〜と、通常のエックスサーバー(月額990円〜)よりも安い料金でWordPressサイトを運用できることが大きな魅力です。
また、エックスサーバーよりもリソース管理(仮想メモリや仮想CPUなど)が厳格にされているため、他ユーザーの高負荷利用の影響を受けにくいという特徴があります。
KUSANAGIについて
超高速CMS実行環境「KUSANAGI」(以下「KUSANAGI」)は、プライム・ストラテジーが開発・提供する高速でセキュアな仮想マシンイメージです。
KUSANAGIによるWordPress高速実行環境を利用するためには、通常VPSを構築する必要がありますが、初心者には難しいです。
シン・レンタルサーバーはプライム・ストラテジーと技術協力をしてKUSANAGIの技術を取り入れてWordPressの高速化を実現しています。
エックスサーバーとの違い
シン・レンタルサーバーとエックスサーバーとの大きな違いは、「最新性能・機能」を重視しているか、「安定性」を重視視しているかの違いです。
「シン・レンタルサーバー」は革新性、「エックスサーバー」は安定性に重点を置いたサービスです。
「シン・レンタルサーバー」では、新機能の迅速な実装を目指す一方、「エックスサーバー」では、新機能の採用は膨大な検証データを元に慎重に導入が検討されます。
また、「シン・レンタルサーバー」は「エックスサーバー」と異なり、1ユーザー当たりのCPU/メモリリソースの割り当てが厳格に設定されています。
利用者が使えるサーバーの基本機能には大きな違いはありませんが、料金面の比較で言うと、シン・レンタルサーバーは月額770円〜、通常のエックスサーバー(月額990円〜)なので、月額200円以上安価に利用できることも大きな特徴です。
シン・レンタルサーバー ベーシックプラン |
エックスサーバー スタンダードプラン |
|
---|---|---|
初期費用 | 無料 | 無料 |
月額料金 | 770円〜 | 990円〜 |
無料ドメイン | ○(1つ) | ○(1つ) |
WordPress | ○ | ○ |
ディスク容量 | 300GB | 300GB |
バックアップ・復元 | ○(14日間) | ○(14日間) |
マルチドメイン | 無制限 | 無制限 |
データベース個数 | 無制限 | 無制限 |
転送容量 | 900GB/日 | 無制限 |
Webサーバー | nginx | nginx |
メールアドレス作成 | 無制限 | 無制限 |
Webフォント | 無制限 | 無制限 |
メールサポート | ○ | ○ |
チャットサポート | × | ○ |
電話サポート | ○ | ○ |
公式サイト | シン・レンタルサーバー![]() |
エックスサーバー![]() |
シン・レンタルサーバーを利用するメリットとデメリット
シン・レンタルサーバーを利用するメリット
シン・レンタルサーバーを利用するメリットは、エックスサーバーもよりも安価に、よりWordPressの高速化環境を利用できる点です。
管理画面はエックスサーバーとほぼ同じ画面が採用されているため、エックスサーバーを利用したことがある人に馴染みがある操作感になっています。
また、エックスサーバーよりもリソース管理(仮想メモリや仮想CPUなど)が厳格にされているため、他ユーザーの高負荷利用の影響を受けにくいというメリットもあります。
シン・レンタルサーバーのデメリット
シン・レンタルサーバーの注意点としては、安定性よりも最新技術・速さを追求した作りになっている点です。
まだ、ネット上の情報も少ないので、基本的にトラブルシューティングがある程度できる人や、レンタルサーバーやWordPressを一度でも使ったことがある人の方がおすすめです。
WordPress以外に静的サイトやphpやcgiプログラムなど稼働させることは可能ですが、サイト運営していく中で固有の注意制限がでてくる可能性があるかもしれないため注意が必要です。
安定性を重要視する企業や初心者には通常のエックスサーバーがおすすめです。
シン・レンタルサーバーの具体的なメリットとデメリットをまとめると下記の通りです。
メリット | デメリット | |
---|---|---|
シン・レンタルサーバーの特徴 |
|
|
シン・レンタルサーバーのプラン比較
シン・レンタルサーバーのプランは下記の通りです。プラン変更は可能なので、通常のサイトであればベーシックプランで十分です。
プラン | ベーシック | スタンダード | プレミアム | ビジネス |
---|---|---|---|---|
初期費用 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 |
月額費用 | 770円〜 | 1,540円〜 | 3,080円〜 | 6,160円〜 |
無料独自ドメイン | あり | あり | あり | あり |
ディスク容量 | 300GB | 400GB | 500GB | 600GB |
転送容量制限 | 900GB/1日 | 1,200GB/1日 | 1,500GB/1日 | 1,500GB/1日 | 独自ドメイン上限 | 無制限 | 無制限 | 無制限 | 無制限 |
MySQL個数上限 | 無制限 | 無制限 | 無制限 | 無制限 |
メールサポート | ◯(24時間受付) | ◯(24時間受付) | ◯(24時間受付) | ◯(24時間受付) |
チャットサポート | × | × | × | × |
電話サポート | ◯(平日10:00〜18:00) | ◯(平日10:00〜18:00) | ◯(平日10:00〜18:00) | ◯(平日10:00〜18:00) |
公式サイト | シン・レンタルサーバー![]() |
(※)2023年1月3日時点の10%税込表示。
まとめ
まとめです。今回は、「シン・レンタルサーバー」の特徴や評判、メリットデメリットをご紹介しました。
なお、そのほかのおすすめレンタルサーバーを下記に紹介していますので、ご興味ある方はあわせてご参照ください。
【おすすめレンタルサーバー比較】WordPress対応5社総まとめ
今回は以上になります。最後までご覧いただきありがとうございました。
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