WordPressには「同期パターン(旧:再利用ブロック)」という機能があり、共通で何回も使うような「定型文・テンプレート」を登録・利用することができます。
同期パターンとして一度テンプレートを作成すれば、任意の他のページでも簡単に再使用することができるので便利です。
本記事では、同期パターン(旧再利用ブロック)の使い方や編集・管理方法を解説していきます。
(※)本記事は2024年6月時点で更新した内容です。無料テーマLightningを利用した環境で説明していますが、ご利用の環境によって画面が異なる場合がありますのでご了承ください。
同期パターン(旧再利用ブロック)の基本的な使い方
【概要】同期パターンでできること
WordPressにはブロックを雛形として登録・同期できる「同期パターン」があります。※以前は再利用ブロックという名称でした。
同期パターンは、記事で繰り返し使う「定型文」や「レイアウト用のテンプレート」で利用し、複数のページで再使用できます。
パターンは同期されており、同期パターンを編集すると、すべてのページ内の同期パターンが更新されます。
【STEP1】同期パターンを作成・登録する方法
同期パターンを作成する方法をご紹介します。
投稿や固定ページの編集画面で作成したブロックを同期パターンとして登録していきます。
(同期パターンに登録したい)任意のブロックを選択して、ブロックツールバーの詳細設定アイコンをクリックします。
「パターンを作成」を選択します。
任意の名前を入力し、「同期」にチェックが入っていることを確認してから「生成」をクリックします。(カテゴリーは空欄でOK。後に解説します。)
これで、選択したブロックを同期パターンに登録できました。
【STEP2】投稿・固定ページに同期パターンを使用する
次に、登録した同期パターンを他のページで利用する方法をご紹介します。
任意の投稿・固定ページの編集画面を開きます。同期パターンを挿入したい箇所にカーソルを合わせて左上の「+」をクリックします。
「パターン」タブをクリックします。
今回はカテゴリーを設定していないので、「未分類」に作成した同期パターンが分類されています。
先ほど登録した、登録済みの同期パターンが表示されるので選択して追加します。
同期パターンが追加されました。
他にも任意のページで登録した同期パターンを呼び出し・利用することができます。
同期パターンを管理・編集する
ここからは同期パターンを管理・編集する方法をご紹介します。
同期パターンを編集するときの注意点
注意点として、同期パターンを編集すると、同じ同期パターンを参照している他のページにも影響する点です。
同期パターンをブロック管理画面から編集する
登録済みの同期パターンはブロック管理画面から編集できます。
作成したパターン一覧を確認したい場合は、「http(s)://ドメイン名/wp-admin/edit.php?post_type=wp_block」にアクセスします。
例)ドメイン名がwebst8.comの場合・・・http(s)://webst8.com/wp-admin/edit.php?post_type=wp_block
パターンの一覧画面を開きます。一覧画面からは新規追加や既存パターンの編集ができます。
■パターンの編集画面
■一覧画面で新規追加ボタンを押下すると、パターンを新規作成できます。
同期パターンを投稿・固定ページ編集画面から変更する
同期パターンは、投稿や固定ページからも編集できます。
同期パターンを利用している(固定ページまたは投稿ページの)編集画面で同期パターンを選択し、「オリジナルを編集」をクリックします。
パターンを編集して「更新」をクリックします。
編集された固定ページとパターンのチェックボックスにチェックが入っていることを確認し、「保存」をクリックします。
前述の通り、同じ同期パターンを参照している他のページにも編集した内容が反映されていることに注意しましょう。
同期パターンを通常のブロックに変換して個別に編集する
挿入した同期パターンを通常のブロックへ変換することで、同期パターンから切り離して同期パターンの内容を記事ごとに編集できます。
個別に編集できるようにしたい同期パターンを選択後、「︙(縦三点リーダー)」をクリックし、「解除」をクリックします。
通常のブロックに変換されます。
左下のブロックナビゲーションを確認すると、先ほどまでは表示されていた同期パターンに付けた名前(本例では「コース詳細」)が消えていることがわかります。
補足:非同期パターンとして登録する方法
パターンの内容を同期型ではなく、非同期パターンとして登録しておくのが便利です。
非同期パターンは、ページ毎に内容を編集できるので予め大まかな型が決まっているもののページ毎に内容を修正したい場合に便利です。
同期パターンと非同期パターンの違いや、非同期パターンの登録方法は以下の記事をご覧下さい。
関連ブロックパターンとは?WordPressパターンの作り方・使い方
まとめ
まとめです。今回は、WordPressの同期パターン(旧再利用ブロック)の使い方を解説しました。
同期パターンを上手く活用すると効率よくページを作成することができて便利です。
今回は以上になります。最後までご覧いただきありがとうございました。
■WordPressよく使うブロック一覧
使用頻度 | 項目 | 説明 |
---|---|---|
高 | 段落 |
通常のテキストを入力するためのブロック 解説記事 |
高 | 見出し |
見出しを入力するためのブロック 詳細記事 |
高 | リスト |
リスト(箇条書き)を入力するためのブロック ※詳細記事 |
高 | 画像 |
画像を入力するためのブロック 詳細記事 |
中 | カラム |
カラム(2列3列横並び)を定義するためのブロック ※詳細記事 |
中 | カスタムHTML |
HTML文を入力するためのブロック 詳細記事 |
中 | メディアとテキスト |
画像とテキストを横並びにするブロック 詳細記事 |
中 | ギャラリー |
ギャラリー画像(画像を一覧表示したもの)を入力するためのブロック 詳細記事 |
中 | スペーサー |
縦に空白を入れるためのブロック 詳細記事 |
中 | ボタン |
ボタンリンクを入れるためのブロック 詳細記事 |
中 | テーブル |
テーブル(表)を入力するためのブロック 詳細記事 |
低〜中 | 動画 |
動画(mp4)を入力するためのブロック 詳細記事 |
低〜中 | カバー |
背景画像・背景色を設定するするためのブロック 詳細記事 |
低 | ファイル |
PDFファイルなどを表示・ダウンロードさせるためのブロック 詳細記事 |
低 | 最新の投稿 |
WordPressの最新の投稿一覧を挿入するためのブロック 詳細記事 |
低 | ショートコード |
ショートコードを入力するためのブロック |
低〜中 | グループ |
ブロック同士をグルーピングするブロック 詳細記事 |
低〜中 | 横並び(縦積み) |
ブロック同士を横並びにするブロック(縦積みは縦並び) 詳細記事 |
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