今回はシンプルなWordPressテーマシリーズである「Minimal WPシリーズ」の特徴と、そのうちの1つである「Minimal Cafe」を使用した感想・レビューをご紹介します。
結論から言うと、今回使用したMinimal Cafeを含めMinimal WPシリーズは、シンプルなホームページ系のサイトにおすすめです。
この記事を読むと分かること
- Minimal WPシリーズの概要について
- Minimal WPシリーズのテーマ一覧と使用用途の違いについて
- Minimal WPシリーズのマニュアル・サポート等について
- Minimal Cafeを使用した感想
もくじ
(※)価格は、2021年8月確認時点の情報です。価格や情報が執筆時点以降変更されている場合があります。
また、あくまで当方が体感した・調べた範囲内での主観による評価・説明も含まれていることをご了承のうえ、最新の正確な情報・利用ルールは公式サイトをご確認ください。
Minimal WPシリーズの概要・特徴
引用元: Minimal WP公式サイト(https://minimalwp.com/)
Minimal WPシリーズの特徴
- シンプルで落ち着いた大人っぽいデザインのサイトが作れる
- 機能がシンプルでアップデートも少ないので作成・管理工数が少なくて済む
- Minimal WPシリーズは基本的に全て価格
11,000円→9,999円(税込)の買い切り型 - アップデート方法は少し特殊なため注意が必要
Minimal WPシリーズは、月間最高48万PVを誇る個人ブログ「オニマガ」を運営しているオニマガさんが開発されたWordPressテーマシリーズです。
2012年にスタートして以降、現在までに1万を超えるウェブサイトで利用されており、機能数が多くない分、簡単な操作でシンプルでおしゃれなサイトが作れるのが大きな特徴です。
2021年8月現在確認時点では計13のテーマが販売されており、それぞれのテーマは公式サイトでウェブサイトの用途毎(例: ブログ用、企業用サイト、ポートフォリオサイト用など)に以下のように分けられています。
引用元: Minimal WP公式サイト(https://minimalwp.com/category/gallery/)
※下のテーブルの「使用用途」は公式サイトの記載を参考にしています。
テーマ名 | 使用用途 |
---|---|
Minimal Cafe |
|
Minimaga |
|
Folclore |
|
Flore deux |
|
White Studio |
|
My Song |
|
Minimal Journal |
|
Slauson |
|
Black Studio |
|
Vanilla City |
|
Holiday |
|
Pantomime |
|
Remember |
|
販売終了になっているテーマも40ほどあったので、現在販売されているテーマはこれら販売終了済みテーマが改良されてより良いものにアップデートされて出来たもののようです。
(参考) 開発者のオニマガさんってどんな人?
開発者のオニマガさんはMinimal WPを開発しながら音楽レーベル「abcdefg*record」を運営したりと非常に多方面の分野で活躍されている方です。
さらに個人ブログ「オニマガ」を運営されており、Minimal WPシリーズをベースに作成されたこちらのブログは最高月間48万PVと大きなメディアへと成長しています。
WordPressテンプレート今週の人気ランキングベスト3(2021年8月16日〜8月22日) | シンプルでおしゃれなWordPressテーマ Minimal WPhttps://t.co/pkPNPuQ7KX
— オニマガ (@onimaga_jp) August 22, 2021
Minimal WPシリーズの基本的なカスタマイズ方法
多くは外観>Minimal WPカスタムで設定する
Minimal WPシリーズでは基本的に「外観」→「Minimal WPカスタム」画面から独自機能の設定をすることが出来ます。
基本的に独自機能は少なく、設定出来る項目は大体以下の通りです(テーマによって違いはあります)。
Minimal WPカスタムで設定できる項目
- ロゴ画像の設定
- イメージヘッダー画像、あるいはイメージヘッダースライドショーの画像変更(※テーマによって異なります。)
- トップページの新着記事一覧の見出しの文言変更(※「新着記事一覧」が自動表示されるようになっているテーマに限ります。)
など。
テーマ独自のウィジェットが用意されている
テーマ独自のウィジェットも用意されています(テーマによって追加出来るウィジェットの箇所や数が異なっています。)
■(参考)「Minimal Cafe」で設定出来るウィジェット項目
■(参考)トップページのウィジェットエリア
■(参考)シングルページ(投稿)のウィジェットエリア
テーマ独自のカスタムブロックは用意されていない
こちらは注意点になりますが、投稿や固定ページ等で使用出来るカスタムブロックのようなものは基本的にありません。
最近人気なWordPressの有料テーマであれば、「カスタムブロック」と呼ばれるそのテーマ専用のオリジナルブロックが用意されていることが多いですが、Minimal WPシリーズではこれがありません。
その為、投稿や固定ページのコンテンツをよりリッチにしたいといった場合はMinimal WPシリーズでは少し物足りなく感じるかもしれません。
■(参考)WordPressテーマ「SANGO」をインストールした場合使用出来るようになるカスタムブロック
Minimal WPシリーズはアップデートを手動で行う必要がある点に注意
Minimal WPシリーズは、テーマアップデートを手動で行う必要がある点が特殊な点として挙げられます。
Minimal WPシリーズのテーマのアップデートをしたいといった場合はWordPressの管理画面上「更新」からは出来ず、全て変更箇所のコードを手動でコピー&ペーストしていく必要があります。
ご利用ありがとうございます!
全テーマのアップデートを行いました。
Gutenberg(ブロックエディター)の埋め込みブロックのレスポンシブ対応、
不要なコードを削除して軽量化、コードの追加修正です。以下、コピペのみで修正可能です。
...(以下略)...
引用元: 【アップデート情報】全テーマ:ブロックエディター埋め込みブロックのレスポンシブ対応、その他コードの軽量化・追加修正を行いました 重要度★★☆(https://minimalwp.com/26488/)
テーマがアップデートされているのかどうかといった情報に関しては公式サイトの「アップデート情報」ページより確認することが出来ます。
シンプルなテーマですのでテーマの更新頻度は少なく更新も微修正レベルが多いですが、PHPファイルを直接触ってアップデートを行うといった方法はWordPress初心者の方にとってはリスクもあり、難しく感じてしまうと思うので注意が必要です。
フッターのテキストリンクを削除するにはPHPファイルを編集する必要がある
また、フッターのテキストリンクを削除するにはPHPファイルを編集する必要があります。
Minimal Cafeやその他Minimal WPシリーズのテーマをインストールすると、デフォルトではフッターの著作権表記の隣にMinimal WPの公式サイトへと飛ぶテキストリンクが記載されてしまいます。
このようなブランドとは関係のない表記は削除したいと思う方が多いと思いますが、Minimal WPシリーズではこれを管理画面上の「カスタマイズ」画面等で消すことは出来ない為、footer.phpを開いて削除してあげる必要があります。
Q: フッターの著作権表示・クレジットは削除してもいいですか?
A: Minimal WPのクレジットは消しても問題ありませんので、ご自由にどうぞ!
ダッシュボード>外観>テーマエディター(テーマの編集)>テーマフッター(footer.php)
から不要な記述を直接削除すればOKです。引用元: 使い方・よくある質問(https://minimalwp.com/faq/)
作業自体は難しいことではないのですが、ソースコードを触るので初心者には少し難しいかもしれません。
Minimal WPシリーズのマニュアルやサポート等について
公式サイトにマニュアルがあります
Minimal WPシリーズの使い方で不明な点がある場合は、Minimal WPシリーズの公式サイトの方で設定方法を解説しているページが準備されています。
引用元: Minimal WPテーマの設定方法(https://minimalwp.com/category/settei/)
こちらのマニュアルではMinimal WPシリーズの独自設定の方法についてだけでなく、そもそもテーマをインストールして適用する方法やウィジェットの使い方といったWordPressの基本操作についても併せて解説されていますので、WordPress初心者がMinimal WPシリーズを使う際につまづくであろう内容を網羅してくれているといった印象を受けました。
また、それでも分からないことがあるといった場合、公式サイトの方でよくある質問のページもあるので、こちらも参考にされると良いかと思います。
引用元: 使い方・よくある質問(https://minimalwp.com/faq/)
購入後は30日間の無料メールサポートが受けられる
また、Minimal WPシリーズを購入した方は、テーマの導入方法について購入から30日間であれば無料メールサポートが受けられます。
その為、WordPress初心者でMinimal WPのテーマをインストールするのが不安と思われている方でも、この間にサポートを受けながらインストールから設定までを済ませてしまうことが可能です。
テーマの使い方と無料サポート範囲について
・Minimal WPテーマの導入方法(解説のSETP2〜STEP3の範囲)のみ、30日間無料メールサポートを行なっています。
一般的なWordPressの操作方法、コード編集(HTML/CSS/PHP/Js編集)を伴うカスタマイズに関するご質問、
他社製プラグイン・レンタルサーバーに関するご質問は、サポート範囲外のためお答えできませんのでご了承下さい。◎サポート・お問い合わせは「無料サポート専用メールフォーム」からどうぞ。
購入にあたっての確認事項(利用規約) | シンプルでおしゃれなWordPressテーマ Minimal WPより引用
Minimal Cafeを使ってみた感想
ここからは、実際にMinimal WPシリーズのテーマであるMinimal Cafeを使ってみた感想についてご紹介します。
Minimal Cafeは名前の通り、個人のカフェや飲食店などに向いていて、あまり細かい設定などをしなくても良いテーマを探しているという方におすすめです。
※なお、Minimal WPシリーズ共通の特徴に関することは基本的に割愛しています。
おしゃれなカフェサイトがすぐ作れる
Minimal Cafeの良い点は、テーマをインストールするだけでおしゃれなカフェサイトが作れる/span>という点です。
Minimal Cafeという名前の通り、カフェを想定したテーマになっているため、汎用テーマと違ってカフェのサイトが作りやすいです。
もちろんサイトコンテンツは別途ウィジェット等を使用して追加していかなければならないのですが、デザインとしてはすでに出来上がっていて雑誌の1ページのようなトップページが作れます。
■(参考)Minimal Cafeをインストールしたサイトのトップページファーストビュー(※画像は変更しています。)
写真がすごく映えるようなデザインになっているので、個人で営んでいる飲食業や形のある商品などを販売したいといった方に向いているテーマです。
サイドバーはなくコンテンツの多いサイトには不向き
Minimal Cafeを使用して感じたデメリットは、Minimal Cafeはワンカラムのテーマですので、サイドバーを表示することが出来ないという点です。
元々Minimal Cafeは「ショップ・飲食店・作家・サロン等の公式サイト」や「ランディングページ・ペラ1枚・シングルページサイト」を作成するテーマとして開発されていることもあるため、ブログなどでコンテンツを増やしてしたい・サイドバーを表示させたいといった運用にはあまり向いていないかも。
まとめ
まとめです。今回はシンプルなWordPress有料テーマ「Minimal WPシリーズ」の特徴とと、そのうちの1つであるMinimal Cafeを感想をご紹介しました。
Minimal WPシリーズの特徴
- シンプルで落ち着いた大人っぽいデザインのサイトが作れる
- 機能がシンプルでアップデートも少ないので作成・管理工数が少なくて済む
- Minimal WPシリーズは基本的に全て価格
11,000円→9,999円(税込)の買い切り型 - アップデート方法は少し特殊なため注意が必要
あわせて読みたい記事
Minimal WPシリーズ以外にもおすすめのWordPressテーマを下記の記事でご紹介していますのでご興味ある方は合わせてご参考いただければ幸いです。
【2021年度】タイプ別WordPressおすすめ有料テーマ9選
【2021年度】タイプ別WordPressおすすめ無料テーマ6選
【2021年版】ブログアフィリエイトおすすめWordPressテーマ8選
今回は以上になります。最後までご覧頂き、ありがとうございました。
個別指導形式のスクールでは、自分の知りたいことをピンポイントで学習・達成でき、自分で更新もできるというメリットもあります。
教室の無料事前相談もしておりますので、まずはお気軽にご登録ください。
YouTubeチャンネル開設しました!
最大月間50万PVの当ブログをベースに、Youtube動画配信にてWordPress、ホームページ作成、ブログのことについてお役立ち情報を随時配信していきます。
ご興味ある方はぜひチャンネル登録をしていただけますと幸いです。