WordPressでブログやホームページを始めようと思った時に、ConoHa WING(コノハ ウイング)とmixhost(ミックスホスト)のどちらにするか迷っている人も多いのではないでしょうか。
ConoHa WINGはより安価&いろいろな特典を重視する学生や若手ブロガーに、mixhostはアダルト/出会いジャンルをはじめアクセスの多いブログ・メディアサイトを予定している方におすすめです。
今回は、サーバー性能・速度で定評のあるレンタルサーバー「ConoHa WING(コノハ ウイング)」と「mixhost(ミックスホスト)
」の2社の比較・解説していきたいと思います。
合わせて読みたい記事
今回は、ConoHa WINGとmixhostで比較しますが、そのほかのレンタルサーバー含めた比較検討したい方は、「【レンタルサーバー比較】WordPressおすすめサーバー5選+」をご参照ください。
サーバー | 公式サイト | キャンペーン内容 | 期間 |
---|---|---|---|
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※(更新日)2023年9月15日。キャンペーンは予告なく終了される場合があります。適用条件含めた最新の正確な情報は各公式サイトをご確認ください。
本記事記載の内容は、2023年9月15日時点で公式サイトなどから調べた情報です。今後、価格や機能面など時期によって本記事に記載の内容と変わってくることもあり得ますのでご注意ください。また、当方が体感した・調べた範囲内での主観による評価・説明も含まれていることをご了承のうえ、最新の正確な情報は公式サイトで確認するようにしてください。
ConoHa WINGとmixhostの人気プランで簡単比較
ConoHa WINGとmixhostともにブログアフィリエイトにおすすめのレンタルサーバーですが、先に結論としてはそれぞれ下記のような方におすすめです。
- アクセス(PV)が多いサイトの作成に向いている
- 同価格帯でサーバースペック・表示速度は両サーバー共に国内有数
- WordPressを簡単に利用できる(クイックスタート/かんたんセットアップ)
そのなかでも
■ConoHa WINGは下記のような方におすすめ
- より安価に利用したい方(無料ドメイン2つ/学割/テーマ割引など特典あり)
- 上場企業が運営と言う点を重視する方
■mixhostは下記のような方におすすめ
- より規模の大きいサイトを上位プランで運用検討している方
- アダルト(を連想させる)ジャンルを予定している方
以下は、ConoHa WINGとmixhostの簡単比較です。
項目 | ConoHa WING | mixhost |
---|---|---|
おすすめプラン | ベーシックプラン | スタンダードプラン |
おすすめ度 (当サイト基準) |
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運営実績・期間 | 比較的新規(2013年〜) | 比較的新規(2016年〜) |
特徴 |
WordPressテーマ割引、学割など特典が多い 初心者ブロガーが使いやすい |
サーバー上位プランが豊富 アダルトジャンル運営可能 |
月額費用 | 968円(3年契約)〜 | 1,320円(3年契約)〜 |
無料独自ドメイン | 2個 | 1個 |
運営会社 | GMOインターネット株式会社 | アズポケット株式会社 |
公式はこちら |
ConoHa![]() |
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(※)2023年9月時点の内容です。(※)ConoHaは、サービス維持費用を含んだ価格で表記。
ConoHa WINGとmixhostを徹底比較
次に、ConoHa WINGのベーシックプランとmixhostのスタンダードプランの両者で、スペック面から見た詳細な比較もしてみましょう。
項目 | ConoHa WING (ベーシックプラン) |
mixhost (スタンダードプラン) |
公式はこちら |
ConoHa WING![]() |
mixhost![]() |
---|---|---|---|
Webサーバー機能 | Webサーバーソフトウェア | Apache+nginx | LiteSpeed |
ディスク種類 | SSD | SSD | |
ディスク容量 | 300GB | 無制限 | |
転送量制限 | 無制限 | 無制限 | |
無料SSL | ◯ | ◯ | |
マルチドメイン (ドメイン上限) |
無制限 | 無制限 | |
MySQL上限 | 無制限 (容量上限目安4.5GB/1個) |
無制限 (1個あたりの容量上限なし) |
|
FTPアカウント数 | 無制限 | 無制限 | |
ドメインごとのPHPバージョン変更 | 管理画面から不可 | 可能 | |
WAF機能 | あり 個別除外可能 |
あり 有効化無効化のみ |
|
メール機能 | メールボックス容量制限 | 20GB/1アドレス | 無制限 |
メール送信サイズ制限 | 100MB/送受信 | 不明 | |
メール送信数制限 | 不明 | 100送信/時間 1,000送信/日 |
|
メーリングリスト | ◯ | ◯ | |
メールマガジン | × | × | |
サポート | 自動バックアップ | ◯(最大14日分・設定不要) | ◯(最大14日分・設定不要) |
あとからプラン変更 | ◯ | ◯ | |
メールサポート | ◯ | ◯ | |
電話サポート | ◯ | × | |
チャットサポート | ◯ | ◯ | |
アダルト・出会い系ジャンル | × | ◯ | |
運営実績・期間 | 比較的新規(2013年〜) | 比較的新規(2016年〜) | |
公式はこちら |
ConoHa![]() |
mixhost![]() |
(※)2023年9月時点の内容です。
【比較ポイント1】ConoHa WINGとmixhostの料金面で比較
契約期間ごとの比較ではConoHa WINGの方が安価でお得
下記は、ConoHa WINGのベーシックプランおよびmixhostのスタンダードプランでの比較です。

ConoHa WINGとmixhost月額費用比較 (2023年9月時点)
項目 | ConoHa WING ベーシック |
mixhost スタンダード |
---|---|---|
初期費用 | 無料 | 無料 |
月額費用(3ヶ月契約の場合) | 1,331円 | 2,200円 |
月額費用(6ヶ月契約の場合) | 1,210円 | なし |
月額費用(1年契約の場合) | 1,089円 | 1,650円 |
月額費用(2年契約の場合) | 1,028円 | なし |
月額費用(3年契約の場合) | 968円 | 1,320円 |
(※)2023年9月時点の税込表示の通常価格。ConoHaはサービス維持費用を含んだ価格で表記
両レンタルサーバーの下位プランである、ConoHa WINGの「ベーシックプラン」、mixhost「スタンダードプラン」における契約期間別価格の比較です。
ConoHa WINGの方がmixhostよりも月額費用が安価なため、コストを抑えて運営することができます。
レンタルサーバーは契約期間を長くした方が月額価格が安くなります。
一年以上の契約の方がキャンペーン適用される条件になっていたり、後述の無料ドメインが利用できるケースが多いので、契約する場合は1年以上が良いでしょう。
(※注)ConoHa WINGのサービス維持費用
2023年2月より為替レートの影響などで、ConoHa WINGの契約料金が10%のサービス維持費用上乗せされるようになりました。国内電気料金や為替等が去年と同程度に戻る場合に撤廃も含め柔軟に対応するととの記載があり、今後撤廃される可能性もありますが、現時点で10%上乗せされる形になります。

ConoHa WING サービス維持費用について
無料独自ドメインはConoHaWINGが2つ利用できてお得
項目 | ConoHa WING (ベーシックプラン) |
mixhost (スタンダードプラン) |
---|---|---|
無料独自ドメイン | あり(2つ) | あり(1つ) |
通常サーバー契約と同時に独自ドメインを利用しますが、ConoHa WINGは無料独自ドメインが2つ利用可能で複数サイト運営する場合はお得です。
価格は会社やタイミングで若干異なりますが、.comであれば年間2,000円程度ですので、ドメイン一つあたり実質2,000円安く運用できることになります。
対象ドメイン独自ドメインが2つ永久無料
WINGパックの契約中は、独自ドメインを最大2つまで永久無料でご利用いただけます。お好きな独自ドメインをお選びいただき、レンタルサーバーと組み合わせてすぐにご利用いただけます。
WINGパック | ConoHaWING公式サイトより引用
ConoHa WINGとmixhostの各プランでの比較
次にConoHa WINGとmixhostの各プランのラインナップと料金で比較します。
項目 | プラン名 | 月額費用 | 初期費用 |
---|---|---|---|
ConoHa WING | ベーシック | 968円/月〜 | 無料 |
スタンダード | 2,117円/月〜 | 無料 | |
プレミアム | 4,235円/月〜 | 無料 | |
mixhost | スタンダード | 1,320円/月〜 | 無料 |
プレミアム | 2,640円/月〜 ※初回大幅割引あり | 無料 | |
ビジネス | 5,280円/月〜 ※初回大幅割引あり | 無料 |
(※)2023年9月時点での税込表示価格
サーバー性能的には2社拮抗するレベルの環境が提供されており、ハイスペックな環境が利用できるレンタルサーバーですが、サーバーの各プランを比較すると、ConoHa WINGの方がmixhostよりも全体的に安価です。
両サーバーのスペックや機能はある程度似通っているところが多いですが、そのなかでも価格面ではConoHa WINGの方が安価で、テーマ割引特典や学割など様々な特典があるのでコストパフォーマンスに優れています。
ただし、mixhostは初回割引を強化しており上位プランだとmixhostがかなりお得に利用できます。
特にプレミアムプラン以上は初回に半額以上割引されており、2023年9月時点でたとえばビジネスプランを36ヶ月契約した場合(月5,280円→1,980円/月)で3年間で12万円弱を節約できることになります。

契約期間別サーバー月額費用(6月時点)
両社もっともベーシックなスタンダードプラン同士の比較だと同程度の価格帯ですが、中規模以上のサイトを上位プランで利用する場合は、mixhostがかなりお得に運用できます。
【比較ポイント2】ConoHaとmixhostの運営実績・国内シェアで比較
ConoHaとmixhostの運営実績・国内シェアは下記の通りです。
項目 | ConoHa | mixhost |
---|---|---|
サービス運営実績・期間 | 2013年〜 | 2016年〜 |
国内シェア | 確認できず | 確認できず |
ConoHa WINGおよびmixhostともにここ数年でシェアを大きく伸ばしているものの、老舗サーバーのエックスサーバーやロリポップ!、さくらインターネットと比較すると10年以上後発のサービスになるため実績・期間が短いです。
多少の価格差・性能よりも安定稼働・サポート実績を重要視する法人・個人にとって老舗サーバーの方が良いかもしれません。
2016年6月 ホスティングサービス「mixhost」提供開始
アズポケットの歩み 会社概要 | アズポケット株式会社
ConoHaの2013年7月「ConoHa」がリリース
『必要な機能をシンプルに、わかりやすく提供する』をコンセプトとしたホスティングサービス(レンタルサーバー)「ConoHa」がリリース。シンプルなプラン構成と定額制の料金体系で、多くのお客様にご利用いただいております。
ConoHa5周年記念キャンペーンより引用
【比較ポイント3】ConoHa WINGとmixhostのWebサーバー機能・性能で比較
つぎに、Webサーバー機能・性能で比較します。
管理画面はConoHaが1画面で最もシンプルで初心者向き
項目 | ConoHa WING (ベーシックプラン) |
mixhost (スタンダードプラン) |
---|---|---|
管理画面 | 1つの管理画面 | 2つの管理画面(マイページとcPanel) |
(※)上記以外でもそれぞれFTP管理画面・Webメール管理画面などありますがここでは割愛します。
サーバーの管理画面は、ConoHaが一つの管理画面で一通りのことができ、シンプルでわかりやすい作りになっているため、初心者に向いています。※ただし若干の重たさを感じる人もいるかもしれません。
mixhostは、マイページとcPanelの2つ画面があります。cPanelを触る場合は初心者にとっては少し難しいと感じることがあるかもしれません。
WebサーバーソフトウェアはmixhostがWordPress高速のLiteSpeed採用
項目 | ConoHa WING (ベーシックプラン) |
mixhost (スタンダードプラン) |
---|---|---|
Webサーバーソフトウェア | Apache + nginx | LiteSpeed |
ConoHaは、nginx(エンジンエックス)を採用しており、mixhostではLiteSpeed(ライトスピード)というWebサーバーソフトウェアが使われています。
あえていうと、WordPressの実行環境においてはより高速と言われているLiteSpeedを採用しているmixhostが優位です。
LiteSpeed Webサーバーのメリットを教えて下さい
LiteSpeed Webサーバーは非常に高速で安定したWebサーバーです。
Apacheと完全な互換性を持ち、今まで利用してきたWebアプリケーションをそのままご利用いただけます。
例えばWordPressの実行速度はApacheよりも約84倍、nginxよりも12倍高速です。
LiteSpeed Webサーバーのメリットを教えて下さい | ご利用料金 | mixhostより引用
(参考)【Webサーバーソフトウェアとは】Apache/Nginx/LiteSpeed
ストレージ(ディスク)について。共にSSDで高速化を実現
項目 | ConoHa WING (ベーシックプラン) |
mixhost (スタンダードプラン) |
---|---|---|
ディスク種類 | オールSSD | オールSSD |
ディスク容量 | 300GB | 無制限 |
SSDを搭載しているサーバーは、データの読み取り書き取りの処理速度が早く、サイトが高速になる一因となります。ConoHaとmixhostともに全ストレージオールSSDで高速化が実現されています。
ディスクの容量上限についてはConoHaが300GB、mixhostは無制限となっています。基本的にこれらの容量を超える使い方は稀でしょう。
(参考)レンタルサーバーのSSDとは?特徴・HDDとの違いやメリット
転送量制限はmixhost、ConoHaともに無制限
項目 | ConoHa WING (ベーシックプラン) |
mixhost (スタンダードプラン) |
---|---|---|
転送量制限 | 無制限 | 無制限 |
転送量制限については、ConoHaおよびmixhostともに無制限になっています。
転送量とは、例えば「WEBサイトを閲覧する際に通信するデータ」や、「サーバーへファイルをアップロード・ダウンロードする際に発生するデータ」が該当します。転送量制限(〇〇GB/日)は、1日あたりのこれらのデータ量の制限です。
仮に1回のWebページの閲覧で平均5MBのデータが発生すると仮定とします。容量制限が600GB/日≒600,000MB/日の場合、600,000[MB/日]÷5[MB/PV]=120,000[PV/1日]が概算の1日の上限値(1ヶ月換算で360万PV)ということになります。
なお、ConoHa、mixhostともに転送量制限をしていないため、PV数の多いサイトや瞬間的なアクセス増がきても耐えうる環境が用意されています。
ただし、特殊な使い方などで転送データが極端に多くなり他の利用者に影響が出そうな場合においては、どのサーバーでも制限がかかる可能性があります。
(参考)レンタルサーバーの転送量制限とは?必要なデータ量や計算・確認方法
マルチドメイン上限は両社無制限
項目 | ConoHa WING (ベーシックプラン) |
mixhost (スタンダードプラン) |
---|---|---|
マルチドメイン (設置ドメインの上限) |
無制限 | 無制限 |
マルチドメイン(設置できるドメインの上限数)は、基本的に2社共に同等で無制限になっています。
マルチドメインについては、一つのレンタルサーバーに複数のドメインを運用する機能です。
無制限とありますが、ドメインを何十個も取得・運用することは稀ですのでそれほど気にしなくても良いでしょう。
(参考)【マルチドメインとは】メリットや注意点・よくある運用ケース
MySQL上限について。mixhostがDB容量制限なし
項目 | ConoHa WING (ベーシックプラン) |
mixhost (スタンダードプラン) |
---|---|---|
MySQL上限 | 無制限 (容量上限目安4.5GB/1個) |
無制限 (1個あたり上限なし) |
またMySQL(マイ エスキューエル)の個数上限はConoHa・mixhostともに無制限となっています(つまり何個でもWordPressを入れられることになります)。
(※)MySQLは、WordPressを運用する際に必要なデータの蓄積・管理するためのソフトウェアで、データベースと言われます。WordPressなどでのCMS(ソフトウェア)を利用する際に使用します。
なお、MySQLの1個あたりの容量上限については、ConoHaが4.5GB/1個となっており、mixhostが制限なしなので、mixhostの方がより大きいサイズのデータベースを扱うことができます。
2023年9月時点投稿ページ数400ほど・月間30万PV・6年ほど運営で、「380MB」ほどでした。まだまだ余裕があります。基本的にこの上限を超える運用は稀ですので、それほど気にしなくても良いでしょう。
無料SSLについて。ConoH・mixhost共に実装可能
無料SSLについては、ConoHa・mixhost共に実装可能なので、基本的に気にしなくて構いません。
SSLとはSecure Sockets Layerの略で、インターネット上でデータを暗号化して送受信する仕組みを指します。今社は、Let’s EncryptというSSLが無料で実現できます。
通信をSSL化(HTTPS)をすることで、通信データを保護し、クレジットカードのような他人に知られると悪用される重要な情報を守ります。
(関連記事)【SSLとは】SSLの意味と必要性および仕組みや種類を解説
FTPアカウントは2社共に複数アカウント作れてWeb制作者にとって便利
項目 | ConoHa WING (ベーシックプラン) |
mixhost (スタンダードプラン) |
---|---|---|
FTPアカウント数 | 無制限 | 無制限 |
Webサイト制作者側の場合、サーバー内に該当ディレクトリだけアクセス権限のあるFTPアカウントを作り、協力パートナーに教えて作業してもらう、といった利用の仕方ができるのできます。
ConoHaおよびmixhostでは複数のFTPアカウントとディレクトリ単位での制限ができるため、Web制作関係の人にとっては便利なのでオススメです。
※なお、ここでは比較対象外ですがさくらレンタルサーバーやロリポップではFTPアカウントは一つのみのため、ディレクトリ単位でのアクセス権限に分けることができません。

ConoHa FTPアカウント追加画面
管理画面からドメインごとのPHPのバージョン変更はmixhostが対応しており便利
項目 | ConoHa WING (ベーシックプラン) |
mixhost (スタンダードプラン) |
---|---|---|
ドメインごとのPHPバージョン変更 | 管理画面から可能 | ドメインごとのPHPバージョン変更不可 |
サーバー管理画面からドメインごとのPHPのバージョン変更はmixhostが対応しており運用上便利です。ConoHaは2023年9月時点で対応していません。
一つのドメインのサイトを運営する場合は2社とも変わりはありませんが、複数のドメインをレンタルサーバーで運用するときに、ConoHaはドメインごとのPHPのバージョン変更が管理画面からできない点に注意です。
たとえば、あたらしいドメインを取得してサイトを作ろうと思ったけれど、昔設置した古いサイト(放置しているけれど使っているサイト・定期的な管理がされていないようなサイト)がボトルネックになり、PHPのバージョンを上げにくいといったケースがあり得ます。
セキュリティWAF機能はConoHaは個別除外設定ができる
項目 | ConoHa WING (ベーシックプラン) |
mixhost (スタンダードプラン) |
---|---|---|
WAF機能 | あり | あり |
WAF機能の個別除外 | 個別除外可能 | ON/OFFのみ |
WAF(Web Application FireWall)というセキュリティ機能は、2社全ての実装されています。ConoHaは特に細かく設定することができますので、403エラーが起きたときに柔軟に対応することができます。
■ConoHaのWAF個別除外設定
(関連記事)【ConoHa 閲覧できません(Forbidden Access)エラー時の解決方法】
【比較ポイント4】ConoHaWINGとmixhostのメール機能での比較
つぎに、各レンタルサーバー会社のメール機能で比較します。
メーリングリストは各社標準装備。メールマガジンは両社なし
項目 | ConoHa (WING ベーシックプラン) |
mixhost (スタンダードプラン) |
---|---|---|
メーリングリスト機能 | ◯ 無制限 |
◯ 無制限 |
メールマガジン機能 | × | × |
メール送信数制限 | 不明 | 100送信/時間 1,000送信/日 |
mixhostは送信件数の上限が少し厳しい目であることから、メール送信が多い法人やメール機能を重要視する方はConoHa WINGが良いでしょう。
また、メーリングリストはConoHaWING、mixhostともに標準装備しています。一方、メールマガジンについては両社ともに備わっていません。
メーリングマガジン運用をレンタルサーバーで実施したい場合は、メルマガ機能のあるエックスサーバーやロリポップを視野に入れても良いかもしれません。
(関連)【レンタルサーバー比較】WordPressおすすめサーバー5選+
メールボックス容量制限・送受信数制限はそれほど気にしなくてOK
項目 | ConoHa (WING ベーシックプラン) |
mixhost (スタンダードプラン) |
---|---|---|
メールボックス容量制限 | 20GB/1アドレス | 無制限 |
メール送信サイズ制限 | 100MB/送受信 | 不明 |
メールボックス容量制限については、ConoHa WING(20GB/1アドレス)、mixhostが無制限です
1回のメールの送信で許容できる最大サイズは、ConoHaが100MB/送受信となっています。
この辺は無制限だから良いというわけでもなく、通常の運用では両社全く問題ない数値ですので、それほど気にしなくて良いと思います。
【比較ポイント5】ConoHaWINGとmixhostのサポート面での比較
最後にConoHaWINGとmixhostのサポート面での比較をします。
バックアップは2社共に標準装備
項目 | ConoHa WING (ベーシックプラン) |
mixhost (スタンダードプラン) |
---|---|---|
自動バックアップ | ◯ (最大14日分・設定不要) |
◯ (最大14日分・設定不要) |
ConoHa・mixhostは、契約した時点で無料で自動でバックアップをとってくれますのでいざというときに復旧することができます。
ConoHa WINGでは過去14日間分のバックアップを自動で取得しています。リストアをすることで指定した日時の状態へ復元することが出来ます。
WordPressの場合は、BackWPupやUpdraftPlusなどのバックアッププラグインなどもありますので、そちらを使ってもバックアップできます。
WordPressのバックアッププラグインbackWPupの使い方
バックアッププラグインUpdraftPlusの使い方と復元方法
サポートについて。mixhostは電話サポートがないことに注意
項目 | ConoHa WING (ベーシックプラン) |
mixhost (スタンダードプラン) |
---|---|---|
メールサポート | ◯(24時間) | ◯(24時間) |
チャットサポート | ◯(平日10:00~18:00) | ◯(平日10:00〜18:00) |
電話サポート | ◯(平日10:00~18:00) | × |
サポートについて、ConoHa WINGは、チャットサポート・電話サポートがあるのに対して、mixhostのスタンダードプランは電話サポートがありません。
2社共にメールサポートがあり問い合わせ対応できますので基本的に問題ありませんが、「メールが苦手・電話が良い!」という人の場合は注意が必要です。
アダルトジャンルのサイトはmixhostが可能でConoHaは不可
項目 | ConoHa WING (ベーシックプラン) |
mixhost (スタンダードプラン) |
---|---|---|
アダルトジャンル運営 | × | ◯ |
アダルトジャンルのサイトは、ConoHa WINGは禁止されています。一方mixhostはmixhostはアダルト・出会い系分野も利用することができます(もちろん合法的なものに限られます)。
アダルトや出会い系サイトでの利用は可能ですか?
出会い系サイトやわいせつ、児童ポルノ若しくは児童虐待に相当する画像、映像、音声若しくは文書等を送信又は表示する行為、又はこれらを収録した媒体を販売する行為、又はその送信、表示、販売を想起させる広告を表示又は送信する行為は禁止しています。弊社にて確認次第、サービスの制限をいたします。その他禁止事項に関しましては「ConoHa会員規約」[第21条]をご覧ください。
ConoHaについて | ConoHaサポートより引用
「アダルトは運営しないよ」という方でも、肌の露出の激しい画像やグッズなど、アダルトジャンルが連想されると判断されるとサイト規制の対象になる場合があるので、アダルトじゃなくても類する可能性があると思う場合は最初からmixhostを選んでおいた方が無難です。
ConoHa WINGとmixhostの比較表まとめ
ConoHaベーシックプランとmixhostスタンダードプランスペック表のまとめです。
項目 | ConoHa | mixhost |
---|---|---|
価格 | ◎ | ◯ |
上位プラン | ◯ | ◎ |
管理画面のわかりやすさ | ◎ | ◯ |
Webサーバーソフトウェア | ◯ | ◎ |
ディスクについて | ◎ | ◎ |
転送量について | ◎ | ◎ |
無料SSL | ◯ | ◯ |
マルチドメイン | ◎ | ◎ |
MySQL | ◎ | ◎ |
FTPアカウント数 | ◯ | ◯ |
WAF機能 | ◎ | ◯ |
プラン変更について | ◯ | ◯ |
ドメインごとのPHP変更 | △ | ◯ |
メーリングリスト | ◯ | ◯ |
メールマガジン | × | × |
バックアップ・復元について | ◎ | ◎ |
運営実績・期間 | 比較的新規(2013年〜) | 比較的新規(2016年〜) |
メールサポート | ◯ | ◯ |
チャットサポート | ◯ | ◯ |
電話サポート | ◯ | × |
アダルトサイト | × | ◯ |
公式はこちら |
ConoHa![]() |
mixhost![]() |
【ConoHa WING】大手GMOが運営する高速&高コスパの注目サーバー
ConoHa WINGの特徴
項目 | 内容 | ||||
---|---|---|---|---|---|
公式サイト | 公式サイトはこちら![]() |
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コメント |
大手GMOが運営するレンタルサーバー。初心者にわかりやすい管理画面とリーズナブルな価格&高速表示性能でブロガーを中心にシェア急拡大
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おすすめプラン | ベーシックプラン(968円〜) | ||||
プラン | 初期費用 | 月額費用 | WordPress | 無料ドメイン | バックアップ |
ベーシックプラン | 無料 | 968円〜 | ◯ | ◯(2つ) | ◯ |
スタンダードプラン | 無料 | 2,117円〜 | ◯ | ◯(2つ) | ◯ |
プレミアムプラン | 無料 | 4,235円〜 | ◯ | ◯(2つ) | ◯ |
※2023年9月15日時点の税込表示。※サービス維持費用を含んだ料金表記
ConoHa WING(コノハウィング)は東証一部上場企業のGMOインターネット社が運営するレンタルサーバーサービスです。
ConoHa WINGの特徴は、各レンタルサーバー会社と比較しても特に高機能・高能性を備えたサーバー環境を備えながら、月額880円・初期費用なしという、比較的リーズナブルな価格でWordPressを運営できる点です。
国内レンタルサーバーサービスの中でWebサーバー処理速度を調査したところ、ConoHa WINGの処理速度が最も速く、2位に約2倍の差をつけて第1位という結果となりました。国内No.1の圧倒的な速さを誇るConoHa WINGで、ストレスのない高速なサーバー環境を手に入れましょう。
ConoHa WINGを使った感想・評判・口コミ
具体的には、WordPress人気テーマ「JIN:R」「SANGO」などの割引特典や、独自ドメイン2つ永久無料など、他社にないサービスが揃えられています。
反面、老舗サーバーに比べると後発の参入で、運営実績を重視する法人にはデメリットと感じるかもしれません。
ConoHa WINGの良い評判・口コミ
ConoHa WINGを利用している知人やネット上の口コミを集約すると、「サイトの表示速度が速い」や「エックスサーバーよりも安くてお得でConoHaにしてよかった」といった声が多いです。
特に、サイトのビジュアルも今どきの若い人向けを意識した作りになっていて、学生や若手ブロガーから特に人気・支持されている印象があります。
(関連)ConoHaWINGとエックスサーバー比較【おすすめはどっち?】
ConoHa WINGの悪い評判・口コミ
一方、悪い口コミ・評判としては、「サイト表示は早いけどサポートが微妙・・・」というネット上の声がいくつか見受けられました。
また、2021年頃にサーバー側でのSSL系の更新不備・不具合があり、「サイトに繋がらなくて不安・・・」といった声がネット上に挙がっていました。
【お知らせ】[WING] 無料独自SSL自動更新に関するご案内 https://t.co/tKTyWpdbRf
現在ConoHa WINGの一部のお客様につきまして、無料独自SSLの自動更新が正常に完了するドメイン状態であっても更新失敗になる事象を確認しています。お客様には大変ご不便をおかけしており誠に申し訳ございません。
— ConoHaPR (@ConoHaPR) September 6, 2021
なお、ConoHa WINGを使ってみた感想やメリットデメリットについて「【使用感想】ConoHaWINGのおすすめプランとメリットデメリット」で詳しく紹介していますので、ConoHa WINGを検討されている方は合わせてご参考いただけたらと思います。
ConoHa WINGの提供プランとおすすめプラン
ConoHa WINGには、「ベーシック」「スタンダード」「プレミアム」の3プランが用意されています。あとからプラン変更もできるので、最初は「ベーシック」を選択すると良いと思います。
通常プランとWINGパックがありますが、通常はWINGパックでOK
ConoHaのレンタルサーバーでは、「WINGパック」のほかに「通常プラン」があります。通常プランは時間課金(上限値あり)で最低利用期間なしなのに対して、WINGパックは定額制で最低3ヶ月利用〜という点が違います。
WINGの方はドメイン無料特典などが適用されるので、通常プランよりもWINGパックを選ぶと良いでしょう。
項目 | WINGパック | 通常プラン |
---|---|---|
課金 | 月額定額制 | 時間単位 |
最低利用期間 | あり(最低3ヶ月) | なし(1時間〜) |
その他 | 無料ドメイン1つ利用可能 | - |
ConoHa WINGを利用するメリットとデメリット
ConoHa WINGを使ってみた感想としては、特典も豊富で同等レベルサーバー性能を提供するサーバー会社の中では一番安価・コスパが良いが良いという点です。
反面、実績やシェアがまだまだ少ないのがデメリットとしてあります。
具体的なメリットとデメリットは下記の通りです。
メリット | デメリット | |
---|---|---|
ConoHa WINGの特徴 |
|
|
ConoHa WINGを利用するメリット
ConoHa WINGを利用するメリットとしては下記の通りです。
- 月額1000円クラスのサーバープランの中では一番コストパフォーマンスが良い
- 初心者でもWordPressを始めやすい
月額1000円クラスのサーバープランの中では一番コストパフォーマンスが良い
一つ目のメリットは、高速高性能を謳っている月額1000円クラスのエックスサーバーやmixhostと比較しても、月額費用が最も安価でコスパがよいと言う点です。
加えて、契約中は独自ドメインが二つ永久無料で利用可能であったり、WordPressテーマ割引など、特典が豊富です。
- 契約中は独自ドメインが二つ永久無料で利用できる
- ブロガー向けWordPressテーマ「JIN:R」「SANGO」「SONIC」「THE THOR」の割引特典あり
- 学生や教職員は学割購入ができる
独自ドメイン2つ永久無料
WordPressテーマ割引(2023年9月時点)
(関連記事)WordPressおすすめテーマ
学割特典
ConoHaでは学生・教職員の皆様を応援するためにConoHa学割を始めました!
ConoHa学割では、ConoHaカード等の対象商品を学割クーポン利用で10%OFFでご購入いただけます。
ご利用条件をご確認の上、ConoHa学割エントリーフォームに必要事項をご入力いただき、クーポンコードをお受け取りください。
ConoHa 学割 | 公式サイトより引用
初心者でもWordPressを始めやすい
二つ目のメリットは、初心者でもWordPressを始めやすい点が挙げられます。
WordPressかんたんセットアップ機能で契約と同時にWordPressサイトを開設することができます。
サーバー契約と同時に独自ドメイン取得・WordPress設置、SSL設定ができるので、初心者でもつまずくことなくWordPressを始めることができます。
ConoHa WINGを利用するデメリット
ConoHa WINGを利用するデメリットとしては下記の通りです。
- 実績が短く、本やネットでの情報も多くない
- 小さいサイトを運営する場合は割高になりがち
- サービス維持費導入により月額価格が分かりにくい
実績が短く、本やネットでの情報も多くない
一つ目のデメリットは、急成長しているものの稼働実績などは老舗サーバーに比べると期間が短いです。
実績重視の法人・個人の場合は、エックスサーバーやさくらなどの老舗サーバーの方が良いかもしれません。
国内シェアの上位はエックスサーバー(2003年サービススタート)、ロリポップ(2001年サービススタート)、さくらインターネット(1996年サービススタート)であるのに対して、ConoHaは2013年スタートのサービスでシェアもまだ国内トップ10に入っていません。
小さいサイトを運営する場合は割高になりがち
二つ目のデメリットは、小さいサイトを運営する場合は割高になりがちという点です。
実際問題、ConoHa WINGのサーバー性能を十分使うレベルのサイトはあまり多くありません。
例えば、個人の趣味サイトや非営利のサークル活動などの小規模サイトを運営する場合、月額500円以下で利用できるロリポップやさくらレンタルサーバーで十分というケースも多いと思います。

契約期間別サーバー月額費用(2023年9月時点)
(関連記事)おすすめのレンタルサーバー
ロリポップやさくらも含めたおすすめのレンタルサーバーの選び方・比較については「【レンタルサーバー比較】WordPressおすすめサーバー5選+」をご参考ください。
サービス維持費導入により月額価格が分かりにくい
三つ目のデメリットは、サービス維持費導入により月額価格が分かりにくくなったという点です。
ConoHa WINGでは2023年2月以降、為替レート・電気代高騰・半導体不足などの影響を受けてサービス維持費用という名目で本来の価格に10%上乗せされた額での新規契約・契約更新となっています。
これにより若干月額価格が上がったことに加えて、定価と総額で若干価格帯系が分かりにくくなりました。
(参考)サービス維持費用についてのご案内 | ConoHa 公式サイト
(参考)ConoHa WING 価格表 (PDF) | 公式サイト
ConoHa WINGはこんな人におすすめ
以上を踏まえるとConoHa WINGは下記のような人・法人におすすめです。
ConoHa WINGはこんな人におすすめ
- 表示速度やサーバー性能を重視つつできるだけ安価なサーバーを利用したい人
- 少なくとも独自ドメインを二つ取得する予定の方
- 学生・教職員の方やWordPressテーマ「JIN:R」「SANGO」「SONIC」を使う予定の方
- アクセス(PV)重視のブログ型サイトを作る予定の人
- Webサイトの表示速度が早い方が良い人
- 目安10万PV以上のWebサイトを作るつもりの人
(※)PVはサイトの内容に依存するためあくまで目安です。ネットの情報などを参考に比較的安全目と思われる値で記載。
【mixhost】上位プランが初回半額&アダルトサイト運営可能なサーバー
mixhostの特徴
mixhostの概要
項目 | 内容 | ||||
---|---|---|---|---|---|
公式サイト | 公式サイトはこちら![]() |
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コメント |
高速表示性能でシェア急拡大の注目サーバー。上位プラン契約なら初回契約時半額特典でかなりお得
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おすすめプラン | プレミアムプランまたはスタンダードプラン | ||||
プラン | 初期費用 | 月額費用 | WordPress | 無料ドメイン | バックアップ |
スタンダードプラン | 無料 | 1,320円〜 | ◯ | ◯ | ◯ |
プレミアムプラン | 無料 | 2,640円〜 | ◯ | ◯ | ◯ |
ビジネスプラン | 無料 | 5,280円〜 | ◯ | ◯ | ◯ |
※2023年9月15日時点の税込表示
mixhost(ミックスホスト)

mixhostは、後発参入になりますが、その分サーバー環境への投資・高速化へ力を入れており、アダルト・出会い系分野も利用することができます(合法的なものに限られます)。
mixhostの大きな特徴として、プレミアムプラン以上の利用が最大36ヶ月分半額以下で運用することができ、上位プランを利用するなら他社よりもmixhostが圧倒的にコスパが良いです。

契約期間別サーバー月額費用(2023年9月時点)
mixhostは、2016年参入と後発のホスティングサービスですが、サーバースペック・高速表示環境が評判で近年急拡大しています。

NUMBER OF AZPOCKET より引用
mixhostを使った感想・評判・口コミ
逆に、サーバー性能・速度よりも安定性や実績、安さを重要視する場合には他のレンタルサーバーを検討しても良いと思います。
mixhostは、アダルト系サイトを運営できる数少ないレンタルサーバーです。

mixhostの評価(当サイト独自)
mixhostの社長にインタビューしました

インタビュー詳細は「【mixhost伊丹社長インタビュー】本当に良いサーバーを追求し続けて」をご覧ください。
mixhostの良い評判・口コミ
mixhostを利用している知人やネット上の口コミを集約すると、「サイト表示が早くなって他社から移行してよかった!」や「メールサポートの回答速度が早いし丁寧で満足」といった声が多いです。
どんなに高性能なサーバーを提供していてもサポートがダメだと悪評が立ちやすいのですが、mixhostは電話サポートがない分、その分メールでのサポート対応にリソースを集中してスピーディーなサポートを心がけているようです。
積極的に最新技術・最新性能のサーバーやミドルウェア(ソフトウェア)を取り入れているレンタルサーバーなので、「サイトが遅くて困っている!」といったブロガーやアフィリエイターに支持されています。
mixhostの悪い評判・口コミ
一方mixhostの悪い口コミ・評判としては、「サーバーが落ちすぎ!」や「管理画面(cPanel)が分かりにくい・・」というネット上の声がいくつか見受けられました。
mixhostは参入当初から最新の高速性能Webサーバーソフトウェア「LiteSpeed」を搭載・売りにしていましたが、当時LiteSpeedのバグが原因で何回かサーバーが落ちてしまったことがあり、当時のユーザーの不満の声がネット上に残っていました。
また、管理画面は、外部の管理コントロールパネルソフトウェア「cPanel」を採用していますが、初心者には若干慣れにくいかもしれません。

mixhostのcPanel
ただし、初心者でもWordPressをすぐ構築できるように契約時に同時セットアップできるように配慮されているのと、そもそもサーバー管理画面(cPanel)を触ることは少ないので、あまり気にしなくても良いと思います。
mixhostでWordPressを始める具体的な方法については「mixhostでWordPressを始める方法」をご参照ください。
mixhostのおすすめプランと料金
mixhostのレンタルサーバープランには、「スタンダード」「プレミアム」「ビジネス」の3つのプランが用意されています。おすすめはプレミアムプランです。
最初からプレミアムプランで契約しておくと、最大36ヶ月間月額費用を半額以下で抑えることができるのでお得です。
上位プラン(プレミアムプラン以上)で提供されるサービス
mixhostの特徴として、上位プラン(プレミアムプラン以上)では、zoomサポートをはじめステージング環境(テスト環境)の提供、脆弱性診断などかなり手厚い内容です。
他社レンタルサーバーの多くの上位プランはスペックが多少上がっているだけといった内容が多い反面、mixhostの上位プランは機能やサービス面でもかなり強化されているので、上位プランで比較するとかなりリードしている感があります。
スタンダードプランと上位プランの主な違い
機能 | スタンダード | プレミアム | ビジネス |
---|---|---|---|
テストサイトの作成&本番反映 | × | ◯ | ◯ |
サイトの複製 | × | ◯ | ◯ |
脆弱性診断 | × | ◯ | ◯ |
スマートアップデート(※) | × | ◯ | ◯ |
Zoomサポート(※) | × | ◯ | ◯ |
優先サポート | × | ◯ | ◯ |
WordPress移行サービス | △(有料) | △(有料) | ◯(無料) |
WordPress高速化サービス | △(有料) | △(有料) | ◯(無料) |
(※)スマートアップデートはWordPressアップデート時に自動的にテスト環境が構築されてサイトに悪影響がないかAIが事前検証して安全にアップデートする仕組み。
(※)zoomサポートはWordPressの操作方法についてzoomを使ったサポート
(※)WordPress移行サービスと高速化サービスは後述の「その他のmixhostのオプションサービス」をご参照ください。
mixhostの各プランの主なスペック
mixhostの各プランにおける主なスペックです。
mixhostプラン | スタンダード | プレミアム | ビジネス | |
---|---|---|---|---|
料金・価格 | 初期費用 | 無料 | 無料 | 無料 |
月額費用 | 1,320円〜 | 2,640円〜 | 5,280円〜 | |
無料ドメイン | ◯ | ◯ | ◯ | |
Webサーバー機能 | ディスク種類 | オールSSD | オールSSD | オールSSD |
ディスク容量 | 無制限 | 無制限 | 無制限 | |
転送容量制限 | 無制限 | 無制限 | 無制限 | |
独自ドメイン上限 | 無制限 | 無制限 | 無制限 | |
MySQL個数上限 | 無制限 | 無制限 | 無制限 | |
Webフォント提供 | × | × | × | |
テストサイトの作成&本番反映 | × | ◯ | ◯ | |
サイトの複製 | × | ◯ | ◯ | |
スマートアップデート | × | ◯ | ◯ | |
メール機能 | メールアカウント作成数制限 | 無制限 | 無制限 | 無制限 |
メールボックス容量 | 無制限 | 無制限 | 無制限 | |
メール1通のサイズ制限 | 不明 | 不明 | 不明 | |
メール送信数制限 | 100送信/時間 1,000送信/日 |
100送信/時間 1,000送信/日 |
100送信/時間 1,000送信/日 |
|
メーリングリスト機能 | ◯(無制限) | ◯(無制限) | ◯(無制限) | |
メールマガジン機能 | × | × | × | |
サポート面 | バックアップ | ◯(14日間) | ◯(14日間) | ◯(14日間) |
復元機能(データ取得) | ◯ | ◯ | ◯ | 脆弱性診断 | × | ◯ | ◯ |
メールサポート | ◯(24時間受付) | ◯(24時間受付) | ◯(24時間受付) | |
チャットサポート | ◯ | ◯ | ◯ | |
zoomサポート | × | ◯ | ◯ | |
優先サポート | × | ◯ | ◯ | |
WordPress移行サービス | △(有料) | △(有料) | ◯(無料) | |
WordPress高速化サービス | △(有料) | △(有料) | ◯(無料) | |
プラン変更 | 可能 |
※2023年9月15日時点の税込表示
mixhostを利用するメリットとデメリット
mixhostを利用するメリットとデメリットをまとめると、下記の通りです。
mixhostは上位プランが初回半額(最大3年分)で契約ができるのでで、他社サーバーの上位プランよりも圧倒的にコスパが良くお得です。
デメリットとしては、上位プランを十分活用できるサイト規模は実際多くなく、下位プラン(スタンダードプラン)契約する場合はConoHaWINGやエックスサーバーと比べて割高になる点です。
メリット | デメリット | |
---|---|---|
mixhostの特徴 |
|
|
mixhostを利用するメリット
mixhostを利用するメリットとしては主に下記のような点があります。
- 上位プランが他社よりも圧倒的にコスパが良い
- 高速高性能なサーバー環境が利用できる
- 初心者でも簡単にWordPressサイトが導入できる
- アダルトサイトの運営ができる
上位プランが他社よりも圧倒的にコスパが良い
一つ目は、上位プランが他社よりも圧倒的にコスパが良いという点です。
大きな特徴は上位プラン(プレミアムプラン/ビジネスプラン)が初回支払時半額以下で利用できることと、アダルト・出会い系分野も利用できることが挙げられます。

ご利用料金 | mixhost公式サイト 2023年9月時点
また、価格だけではなくプレミアムプラン以上では、zoomサポート・優先サポートなどのサポート面のほか、テスト環境の提供やサイト複製、脆弱性診断などサービス・機能面も強化されています。
高速高性能なサーバー環境が利用できる
二つ目は、大量アクセスに強い高速・最新性能のサーバー環境が利用できるという点です。
LiteSpeedを搭載しており、WordPressが快適に動作する環境が提供されています。

mixhost公式サイトより引用
自動バックアップ・復元データ取得も標準装備されており、何かあった際に復元できるので安心です。
初心者でも簡単にWordPressサイトが導入できる
三つ目は、初心者でも簡単にWordPressサイトが導入できるという点です。
mixhostのクイックスタートでは、サーバー契約・独自ドメイン契約・WordPressインストール・SSL化を、契約と同時に一気に設定することができます。
アダルトサイトの運営ができる
四つ目は、アダルトサイトの運営ができるという点です。mixhostは、アダルト系サイトを運営できる数少ないレンタルサーバーです。
アダルトサイトの運営について
日本国内において合法なアダルトサイトの運営を行う事ができます。無修正など違法性の高いサイトは運用できません。
ヘルプ&サポート | mixhost公式サイトより引用
DMMやエログちゃんねるとのコラボ企画もあり、アダルトジャンルを運営したいアフィリエイターにもおすすめです。

mixhost公式サイトより引用
「アダルトは運営しないよ」という方でも肌の露出の激しい画像やグッズ・出会い系など、アダルト系と判断されると規制対象になる場合があるので、最初からアダルト許可のmixhostを選んでおいた方が無難です。
mixhostを利用するデメリット
mixhostを利用するデメリットとしては主に下記のような点があります。
- 小さいサイトを運営する場合は割高になりがち
- 安定稼働実績などは老舗サーバーに比べると期間が短い
- 初心者には少し管理画面が難しくサポートがメールのみ
- メール送信数の制限が大きい
小さいサイトを運営する場合は割高になりがち
一つ目のデメリットは、小さいサイトを運営する場合は割高になりがちという点です。
上位プランで比較するとmixhostはかなりお得ですが、実際問題上位プランのサーバー性能を十分活用できるサイトを作れる人はそう多くありません。
利用者の多い下位プランのスタンダードプランで比較すると、他の人気サーバー(エックスサーバーやConoHaWING)よりも月額費用が高くなります。
また、個人の趣味サイトや非営利のサークル活動などの小規模サイトを運営する場合、月額500円以下で利用できるロリポップやさくらレンタルサーバーで十分というケースも多いと思います。

契約期間別サーバー月額費用(2023年9月時点)
(関連記事)おすすめのレンタルサーバー
エックスサーバーやロリポップなどその他のおすすめのレンタルサーバーの選び方・比較については「【レンタルサーバー比較】WordPressおすすめサーバー5選+」をご参考ください。
 
安定稼働実績などは老舗サーバーに比べると期間が短い
二つ目のデメリットは、安定稼働実績などは老舗サーバーに比べると期間が短いという点です。
国内シェアの上位はエックスサーバー(2003年サービススタート)、ロリポップ(2001年サービススタート)、さくらインターネット(1996年サービススタート)であるのに対して、mixhostは2016年スタートのサービスでシェアもまだ国内トップ10に入っていません。

2023年日本でのウェブホスティングマーケットシェア hostadviceより引用 2023年時点
後発のサービスのため、老舗サーバーと比べると相対的にネットや本などで情報は少ないというデメリットがあります(※最近ではネット上でのかなり情報も増えてきました)。
そのため、シェアや実績期間を重視する法人には向いていないかもしれません。
初心者には少し管理画面が難しく電話サポートがない
三つ目のデメリットは、初心者には少し管理画面が難しく電話サポートがないという点です。
実際サーバーの管理画面を触る機会や問い合わせをする初心者は多くないのでそれほど大きな問題ではありません。
ただし、管理画面「cPanel」は一部英語表記されている部分もあり、使わない項目もあるで、初心者については最初は少し難しいと感じるかもしれません。

mixhostのcPanel
また、サポートに電話がないので、「電話サポートでないと嫌だ」という方は注意が必要です。
【デメリット】メール送信数の制限が大きい
四つ目のデメリットは、メール送信数の制限が大きいという点です。
mixhostでは、全プランで1時間あたりのメール送信数制限が100送信まで(1日あたり1,000送信まで)と制限されています。
ホームページやブログ主体でサーバーを利用する分には十分な性能を持っていますが、企業利用で社員のメール利用が多い場合に注意が必要です。
また、mixhostではメーリングリスト運用が可能ですが、メーリングリストを利用するとすぐに制限に達してしまう可能性があります。
メール利用主体の法人の場合は別サーバーを検討しても良いかもしれません。
項目 | エックスサーバー | mixhost |
---|---|---|
メール送信数制限 | 1,500送信/時間 15,000送信/日 |
100送信/時間 1,000送信/日 |
mixhostはこんな人におすすめ
上記の良い口コミ・悪い口コミを考慮すると「アダルトジャンル・アクセスの多いサイト・トレンドサイトなどを作る予定の人にmixhostはおすすめ」です。
mixhostはこんな人におすすめ
- 中規模サイト以上のサイト運営を予定しており上位プラン契約を考えている方
- 最新の高スペックなサーバー性能・高速表示環境を利用したい方
- より大規模なコンテンツにも対応しやすいサーバープランが用意されている方が良い人
- アダルト・出会い系ジャンルのサイト運営をする(予定)の方
逆に、安定性と実績を重視する法人や、小規模のホームページを作成したい場合は他のレンタルサーバーを検討しても良いと思います。
なお、mixhost含めたおすすめのレンタルサーバー一覧・選び方や比較については「【レンタルサーバー比較】WordPressおすすめサーバー5選+」をご参考ください。
(関連記事)アズポケットが提供するVPNサービス
mixhostを運営するアズポケット社はMillenVPN(ミレンVPN)というVPN(仮想プライベートネットワーク)も提供しており、海外出張・旅行予定の方や海外動画を見たい方におすすめです。
詳しくは「【MillenVPNの評判は?】特徴・使用した感想やデメリット」をご参考ください。
まとめ
まとめです。今回は、レンタルサーバーサービスを提供している「ConoHa WINGベーシックプラン」と「mixhostスタンダードプラン」で比較しました。
- アクセス(PV)が多いサイトの作成に向いている
- 同価格帯でサーバースペック・表示速度は両サーバー共に国内有数
- WordPressを簡単に利用できる(クイックスタート/かんたんセットアップ)
そのなかでも
■ConoHa WINGは下記のような方におすすめ
- より安価に利用したい方(無料ドメイン2つ/学割/テーマ割引など特典あり)
- 上場企業が運営と言う点を重視する方
■mixhostは下記のような方におすすめ
- より規模の大きいサイトを上位プランで運用検討している方
- アダルト(を連想させる)ジャンルを予定している方
レンタルサーバー会社は国内に百社近くありますが、2社ともにスペック高めで値段もリーズナブルな良いサービスを提供されています。基本的にどちらを選んでも大きな失敗の可能性は低いでしょう。自分にあったレンタルサーバーを使ってみてください。
サーバーの開設〜WordPressインストールまでの手順はこちら
関連記事
●まとめ記事
【レンタルサーバー比較】WordPressおすすめサーバー5選+
●ConoHa WINGに関する記事
・【使用感想】ConoHaWINGのおすすめプランとメリットデメリット
・ConoHa WINGでWordPressをインストールする方法
●mixhostに関する記事
・【使用感想】mixhostのおすすめプランとメリットデメリット
・【mixhost】WordPressクイックスタートでワードプレスインストール
今回は以上になります。最後までご覧いただきありがとうございました。
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