【ここだけ見れば作れちゃう!】初心者向けホームページの作り方まとめ
前回の記事「初心者でもわかる!ワードプレスの使い方を徹底解説!」でワードプレスの管理画面に関する一通りの操作を説明しました。
ワードプレスを導入後は、色々な設定やプラグインがあって何をどう設定すれば良いか分からないという人も多いと思います。そこでここでは、WordPressインストール後に実施したいオススメの初期設定をご紹介します。
オススメの初期設定とかないでしょうか??
確かにワードプレスを初めて導入すると何をどう設定したら良いのか分からないですよね!
運用によって色々やり方はピンキリであるんですが、ここでは初心者向けにWordPressインストール後に実施したいオススメの初期設定をご紹介していきますね!
【WordPress対応】自分でホームページ・ブログを作成したいWebスクールWEBST8
(※)ご利用のテーマやプラグインの組み合わせによっては競合する場合がありますのでご注意ください。
前提条件
今回は、以下の設定が完了している前提で説明を進めていきます。
前提条件
- サーバー・独自ドメインの設定が完了している
- ワードプレスのインストールが完了している
- ワードプレスのテーマ設定など完了している
日本語バグ修正設定
- 日本語バグ修正設定
- エディタ・レイアウト強化設定
- SEO対策設定
- バックアップ設定
- セキュリティ強化設定
WP Multibyte Patchとは
- 日本語版WordPressの日本語(マルチバイト)対応機能を強化するプラグイン
- 初期状態でインストール済み。最初に有効化しておきましょう。
WordPressはもともと英語圏で作らているため、日本語(マルチバイト)で不具合が起きやすい性質があります。Wp Multibyte Patchはこれを予防してくれます。最初に有効化しておきましょう。
WP Multibyte Patch 設定方法
WP Multibyte Patchはワードプレス導入時点で既にインストールされています。
初期状態では無効状態なので有効化します。設定は管理画面のプラグイン>インストール済みプラグインから「WP Multibyte Patch」を有効化すればOKです。
エディタ・レイアウト強化設定
- 日本語バグ修正設定
- エディタ・レイアウト強化設定
- SEO対策設定
- バックアップ設定
- セキュリティ強化設定
ホームページやブログページを書く際に、エディタやレイアウト機能を強化してくれるプラグインをご紹介します。
ワード感覚で記事装飾 TinyMCE Advanced
TinyMCE Advancedは、WordPressのビジュアルエディタ機能を強化するプラグインです。Wordのようにビジュアルエディタから見出しを入れたり表を挿入したり、フォントや文字色を変えたりすることができます。
TinyMCE Advancedの主な機能
- テーブルの作成と編集のサポート
- フォントサイズやフォントファミリーの変更
- リストの作成(オプション設定可能)
- 見出し・フォント装飾(太字・斜体・下線etc)
■WordPressビジュアルエディタ デフォルトの状態
■TinyMCE Advancedインストール後のWordPress ビジュアルエディタの状態
TinyMCE Advancedの設定
まずはプラグインのインストールを行います。
管理画面>プラグイン>新規追加を選択します。
「TinyMCE Advanced」で検索してプラグインをインストールします。
TinyMCE Advancedを有効化します。有効化後、WordPressのビジュアルエディタでTinyMCEのエディタを利用することができるようになります。
以下は任意で行うTinyMCEの設定方法です。設定>TinyMCE Advancedから設定を行うことができます。
必要な機能をドラッグ&ドロップで追加することができます。後述のPageBuilderを利用する場合は上のツールバーに必要な機能を配置しておきましょう。
(補足)ドラッグアンドドロップでページを作成 Page Builder
レイアウト作成に便利なプラグイン「Page Builder(ページビルダー)」です。使わない場合は導入する必要はありませんが、HTML・CSSをしならくても横並びの設定などもできて便利なので一度利用してみることをおすすめします。
下記のオプションプラグイン「SiteOrigin Widgets Bundle」もインストールしておく必要があります。
ページビルダーの特徴
- 投稿ページや固定ページで、文章・画像および各ウィジェットをドラッグアンドドロップで自由に配置することができるプラグイン
ページビルダーの設定
まず下記の2つのプラグインをインストールしてます。
- Page Builder by SiteOrigin
- SiteOrigin Widgets Bundle
管理画面>プラグイン新規追加を選択します。
「Page Builder by SiteOrigin」で検索後、プラグインをインストール・有効化します。
同様に管理画面>プラグイン新規追加を選択します。
「SiteOrigin Widgets Bundle」で検索後、プラグインをインストール・有効化します。
ページビルダー使い方
ページイビルダーインストール後は、固定ページまたは投稿ページを開くと「ページビルダー」というエディタが新たに追加されていますのでクリックします。
下記はページビルダーのエディター画面です。
基本的に、列(カラム)追加→ウィジェット追加という手順でレイアウトを作っていきます。
■ページビルダー簡易デモ
SEO対策設定
- 日本語バグ修正設定
- エディタ・レイアウト強化設定
- SEO対策設定
- バックアップ設定
- セキュリティ強化設定
ワードプレスにSEOプラグインを導入してSEO対策を行います。ここでは、有名なSEOプラグイン「All in One SEO Pack」を紹介します。
All in One SEO Packには初心者〜上級者向きまで用途に応じて様々な設定ができます。
ここでは基本の設定に絞って説明します。
ここで行う基本設定
- Google アナリティクスの登録
- Google サーチコンソールの登録・サイトマップの登録
- SNS機能の有効化
- その他おすすめの設定
まず「All in One SEO Pack」をインストールします。管理画面>プラグイン>新規追加を選択して「All in One SEO Pack」と入力後、インストールしてください。
Google Analyticsの設定
GoogleアカウントでGoogleAnalyticsAnalyticsにお申し込みします。
下記URにアクセスして下さい。
Google Analytics
アカウント名、ウェブサイトの名前、サイトURLなどを入力していきます。アカウント名・
ページ下部にあるトラッキングIDを取得をクリックします。
利用規約を確認して「同意する」を押下します。
トラッキングコードが発行されるのでトラッキングIDをメモしておいてください。
つぎにワードプレスの管理画面でAll in One SEO Pack>一般設定を設定します。
Google AnalyticsからトラッキングIDを貼り付けます。
高度な分析オプションにチェックを入れて自分自身のアクセス(管理者としてログインしている状態)を除外する設定をしておきましょう。
■設定の流れ(動画)

設定完了後に実際にホームページにアクセスします。ワードプレスで管理者としてログインしている場合は一旦ログアウト後にアクセスしてください。
Google Analyticsのリアルタイム>概要で自分のアクセスがカウントされていれば設定完了です。
Google Search Consoleの登録
つぎにGoogleサーチコンソールに登録します。
Googleにログインしている状態で「Googleサーチコンソール」にアクセスします。
下記URLにアクセスしてください。
Google ウェブマスターツール
初回はグーグルのパスワードを尋ねられる場合があります。必要情報を入力して進めてください。
プロパティを追加します。
自分のホームページのURLを入力して追加します。
(SSL化(URLがhttps://〜)している場合は、https://〜で登録しましょう。)
所有権の確認を行います。先にGoogle Analytics登録済みの方はグーグルアナリティクスで所有権を確認できます。
問題なければ所有権の確認が完了します。
管理画面に入れたらOKです。
サイトマップの登録
サーチコンソールの登録が終わったら、HPのサイトマップを登録しましょう。
サイトマップはWebサイトのページ情報がまとめられたマップ(地図)になります。
Webサイトにどのようなページがあっていつ更新されたかが一覧で記録されています。
サイトマップの特徴
- サイトマップはWebサイトのページ情報がまとめられたマップ(地図)
- 新しく公開したページや更新ページが検索エンジンに反映されやすくなる(SEO対策)
■サイトマップの例
ワードプレスの場合、All in One SEO Packというプラグインを利用してサイトマップを生成できます。
管理画面の機能設定より XMLサイトマップを有効化します。
管理画面のAll in ONE SEO PackよりXMLサイトマップを選択します。
Googleに登録する必要のない不要な項目はサイトマップから除外しておきます。
通常は下記の黄色部分のチェックを外せばOKです。
また、除外する画像(Exclude Images)にチェックを入れておきましょう。
設定を更新ボタンを押下します。
サーチコンソールの画面に行きサイトマップを登録します。
サーチコンソール>クロール>サイトマップからサイトマップの追加ボタンを押下します。
「sitemap.xml」と入力して送信ボタンを押下します。
更新するとサイトマップが登録されてグーグルに送信されていることがわかります。
以上で、サイトマップの登録は完了です。
SNS機能の有効化
つぎにFacebookやTwitterなどのSNS連携をする際に、サムネイルやタイトルなどが適切に出るようにSNS機能を有効化しておきます。
ワードプレスの管理画面から「All in One SEO Pack」>「機能管理」を選択します。
ソーシャルメディアで「Activate」ボタンを押下します。
つづいて、SNSの詳細設定を行います。ワードプレスの管理画面から「All in One SEO Pack」>「ソーシャルメディア」を選択します。
Facebookシェア時のサムネイルの設定です。「Featured Image(アイキャッチ)」を選択します。デフォルトのサムネイル画像も設定しておきましょう。
Twitterシェア時のサムネイルの設定です。「ようやくの大きい画像(Summary Large)」を選択します。
更新ボタンを押下します。
その他おすすめの設定
ここではAll in One SEO Packのおすすめの設定を説明します。
管理メニューの「All in One SEO Pack」 > 「一般設定」を選択します。
ここでは、下記のようにNoIndex設定をしておきましょう。
タグページなどの中身にないページにはNoindex設定をしておくことで、Googleから意図せぬ低評価を受けることを避けることができます。
以上で基本設定は完了です。
バックアップ設定
- 日本語バグ修正設定
- エディタ・レイアウト強化設定
- SEO対策設定
- バックアップ設定
- セキュリティ強化設定
「変なところをいじって間違って画面が真っ白になってしまった。。。」「WordPressをバージョンアップしたら画面がおかしくなってしまった。。。」
などの万が一WordPressに何かあった時に戻せるようにするために、バックアップの設定を行います。
ここで紹介するのは、backWPupというワードプレスのバックアッププラグインで、WordPressの管理画面上からWordPressサイトを手軽にバックアップできます。
BackWPupの主な機能
- WordPressデータベース及びファイルのバックアップ機能
- サーバー内ディレクトリのほか外部サービス(FTPサーバー,Dropboxなど)への保存機能
- バックアップ時のメール通知機能
- スケジュールバックアップ機能
- バックアップファイルの世代管理機能
backWPupの設定方法
まずは管理画面からプラグイン>新規追加ボタンを押下します。
まずはBackWPupをインストールします。
インストール後に有効化してください。
ここからバックアップを自動化するためにバックアップジョブを作成していきます。
管理メニューの「BackWPup」>「新規ジョブを追加」を選択します。(ご利用の環境によっては英語表示されている場合があります。)
バックアップジョブの設定画面が表示されます。ここでは契約したサーバー内のフォルダーに毎日バックアップすることにします。
一般タブではジョブの名前とバックアップファイルの保存先を設定します
- ジョブの名前を「DailyBackup」とする(※)好きな名前で構いません
- バックアップファイルの保存先を「フォルダーへバックアップ」を選択
続けてスケジュールの設定をします。スケジュールタブを開きます
- WordPressのcronを選択します
- スケジューラーの種類は「基本」にします。
- 任意のタイミングを設定できます。ここでは「毎日 3:10」にバックアップを取得する設定を行います
最後に保存先を設定します。フォルダータブを開きます
- バックアップを格納するフォルダーを選択します。初期値で構いません。
- ファイルを削除:何世代分のバックアップデータを残すかを設定できます。ここでは15を選択します(※)
(※)自動でバックアップするとどんどんデータがたまるので、今回の場合だと16回目のバックアップ以降は最も古いファイルから自動削除されます。
設定完了後は「変更を保存」でバックアップジョブを保存します。
以上でバックアップ設定の完了です。ここでは、今すぐバックアップしておきましょう。
作成したジョブを確認するために左の管理画面から「BackWPup>ジョブ」を選択します。
前述の手順で作成したバックアップジョブに対して、「今すぐ実行」で手動でバックアップを実行します。
バックアップが完了した場合は以下のように完了画面が表示されます。
バックアップファイルを確認するために左側の管理メニューから「BackWPup>バックアップ」を選択します。
先ほど実行したバックアップファイルがあることを確認します。
現状はサーバーのフォルダにバックアップファイルがある状態ですが、「Download」でPCにダウンロードすることができます。
復旧(リストア)手順はここでは割愛します。ご興味ある方は下記をご覧ください。
http://WordPressのバックアップ 有名プラグインbackWPupの使い方
セキュリティ強化設定
- 日本語バグ修正設定
- エディタ・レイアウト強化設定
- SEO対策設定
- バックアップ設定
- セキュリティ強化設定
セキュリティプラグインSite Guard(サイドガード)
ワードプレスのセキュリティは初期状態ではやや弱いので、一定のセキュリティレベルまであげておきましょう。
ここで紹介するのはSite GuardというWordPressのセキュリティを強化してくれるプラグインです。
ログインページの変更、ログイン時のエラーメッセージ詳細無効化、かな入力による画像認証の設定など、WordPress標準状態よりもセキュリティを上げて、スパム・悪意ある第三者からの攻撃を防止してくれる効果がありますのでおすすめです。
Site Guardの主な機能の主な機能
- ログインページの変更
- ログインページ、コメント投稿に画像認証追加
- ログインエラー時の詳細なエラーメッセージに変えて、単一のメッセージにする
- ログイン失敗を繰り返す接続元を一定期間ロック
- ログインがあったことを、メールで通知(使いやすそうなものを抜粋)
まずは、Site Guard WP Pluginをインストールして下さい。
設定>SiteGuardからセキュリティの設定ができます。
※インストール後にデフォルトでログインページ(http://ドメイン/wp-login.php)が変更されますので新たしいログインページをブックマークしておきましょう。
各種セキュリティの設定ができます。
ログインアラートを無効にする例
必要な設定のみONにしましょう。
(※)セキュリティの設定は奥が深く、用途や重要度に応じてもっと必要な設定もあります。しかし、設定の難易度が上がるためここでは簡単にできる設定のみ紹介しています。
合わせて読みたい
初期状態では、WordPressのログインユーザーIDがブログなどでそのまま表示される場合があります。WordPressのログインユーザーIDをブログから見えないように設定もしておきましょう。
パフォーマンス改善
投稿・固定ページのリビジョン制限 Revision Control
WordPressでは、固定ページや投稿ページ、カスタム投稿を中心に「リビジョン」というバージョン管理機能を持っています。リビジョンは保存するごとに記録され、あとから前の状態に戻すことが可能です。
リビジョン機能はとても便利な機能ですが、何回も保存更新していると、リビジョンが50、100、200、300…と無制限に増えていきます。そして、増えすぎるとデータベースの肥大化、パフォーマンスに悪影響を及ぼす恐れがあります。
Revision Controlというシンプルなプラグインを利用してリビジョンを最新の〇〇件のみ保存するという設定方法をご紹介します。
具体的な設定方法はこちらの記事をご参照ください。
表示速度改善に。画像圧縮・最適化する EWWW Image Optimizer
■公式サイト
EWWW Image Optimizer - WordPressプラグイン
EWWW Image Optimizerは、画像を圧縮・最適化して、ページの表示速度の向上を支援してくれるプラグインです。
ホームページが著しく遅い・重いと利便性が損なわれ、SEOに悪影響を及ぼしたりサイトの離脱につながります。
画像の表示速度が遅いなと思ったら、適切な画像サイズに修正したり、画像の圧縮・最適化を図ってみると改善する可能性がありますので試してみてください。
まとめ
ここでは、これは知っておきたい・導入しておきたい初心者にオススメのワードプレス初期設定をご紹介しました。
そのほかのおすすめプラグインについて「知っておきたいおすすめWordPress プラグイン 一覧」でご紹介していますので、次のステップとしてぜひご参考にしてみてください。
【ここだけ見れば作れちゃう!】初心者向けホームページの作り方まとめ
今回は以上になります。最後までご覧いただきありがとうございました。
弊社は、自分でホームページを作ることを推奨しています。「業者に任せたけど、更新ができない」「本で独学は時間がかかりすぎる・・」そんなお悩みの方も多いのではないでしょうか。
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