WordPressの「使い方がわからない」「どう操作すれば良いのかわからない」と悩んでいる初心者の方も多いです。
今回は、WordPress(ワードプレス)を使ってホームページまたはブログを作りたい初心者の方向けに、WordPressの導入から使い方まで説明していきます。
【はじめに】WordPress(ワードプレス)の概要と始め方
WordPressはホームページ・ブログを作成・管理するソフトウェア
WordPressは、ブログおよびホームページを作成・運用するためのソフトウェア(CMS:コンテンツマネジメントシステム)の一つです。
主な特徴は、世界・日本で圧倒的なシェア(世界中のWebサイトのうち30%程度がWordPress)で、ホームページや個人ブログでもよく利用されています。
無料で誰でも利用でき(商用利用可)、最近では多くのレンタルサーバーでWordPressのプログラムが組み込まれていて、初心者でも簡単にインストールできるようになっています。
WordPressを始めるために準備するもの(サーバー・ドメイン)
WordPressを始めるには「サーバー」「ドメイン」「WordPress本体」の3つが必要です。
- インストール先となるサーバーを選ぶ
- WordPressをサーバーにインストールする
- 中身(ページ)を作成する
ここでは、サーバーの契約方法については割愛しますが、詳しい手順は下記をご参考ください。
インストール先サーバーの選び方と無料で始める方法
WordPressのインストール先としては一般的な有料のレンタルサーバーのほか、検証・勉強向きの無料レンタルサーバーやローカル開発環境を利用することもできます。
ホームページやブログとして運用するなら有料レンタルサーバー、勉強や検証目的であれば無料サーバー・開発環境、というように使い分ければ良でしょう。
ここからは、WordPressをインストールした後のWordPressの使い方を説明していきます。
【超基本】WordPressの基本操作と見方を覚える
ここからはWordPressインストール完了後に何をすれば良いのかわからない方向けに、基本的な操作や管理画面の見方を説明します。
WordPressへログインする方法を覚える
WordPressにログインするためには、まずは自分がインストールしたWordPressのサイトの管理画面URLにアクセスする必要があります。初期状態ではWordpress管理画面のURLは下記になります。
WordPress管理画面用のURL
http(s)://WordPressをインストールしたサイトのURL/wp-admin/
(例. https://webst8.net/wp-admin/)または
http(s)://WordPressをインストールしたサイトのURL/wp-login.php
(例. https://webst8.net/wp-login.php)
ここで、よくある間違いとして、URL入力時にGoogle検索の候補を選んでしまう人いますが、この方法ではログイン画面にいけないのでご注意ください。
ログインのURLは通常検索エンジンにヒットしない設定で非公開になっていますので、検索でURLを調べてもヒットしませんのでご注意ください。
上記の管理画面URLにアクセスすると下記のログイン画面が表示されます。WordPressをインストールした際に入力したユーザーID(またはメールアドレス)とパスワードを入力するとログインすることができます。
管理画面に入れればOKです。
ログインできないときは?
WordPressにログインできないとき、WordPressのログインに関する詳しい説明やログインできないときの対処法などは「【WordPressログイン方法】管理画面にログインできない時の対処法」をご参照ください。
WordPressの管理画面の見方を覚える
ここからは、WordPressの管理画面の基本的な見方について説明していきます。
下記は、WordPressの管理画面です。大きく、「上部メニューバー」「左メニューバー」「真ん中の設定画面」の3つのレイアウトに分かれています。
左管理メニューバーでは、投稿や固定ページ、外観、プラグインなどWordPressの重要な管理操作を行うことができます。
まずは管理画面とトップページの切り替え方法を覚えておきましょう。
左上にあるサイトのタイトル名>サイトの表示をクリックするとトップページに移動します。同様に、サイトのタイトル名>ダッシュボードをクリックすると管理画面(ダッシュボード)に移動します。
WordPress管理画面の主な名前と意味は下記の通り。後ほど詳しく説明していきます。
項目 | 内容 |
---|---|
投稿 | ブログは投稿で作成します。時系列で最新情報が一番上に表示されていきます。お知らせ情報やブログなど投稿機能を利用するのが一般的です。 |
固定ページ | 固定ページは会社情報やお問い合わせなどの単体ページで決まった箇所に表示しておきたいページで利用します。ページ作成の機能自体は投稿とほぼ同じですが、投稿と違って一覧のなかには表示されません。 |
外観 | その名の通り、外観ではサイトの外観(デザイン)系の設定を行います。テンプレートやメニューバーなどもここで設定できます。
|
プラグイン | スマートフォンでいうアプリの追加機能です。お問い合わせ機能やサイトマップなどWordPress自体が持っていない機能をプラグインという形で追加することができます。 |
設定 | サイト名・キャッチフレーズやURLの構造設定、トップページの表示設定などの各設定ができます。 |
以下はWordPressでまず覚えておきたい重要な使い方です。今回は、下記の内容に沿って具体的に操作しながらWordPressの操作方法を説明してきます。
WordPressをインストールしたらまず覚えておきたい重要な使い方
- テーマをインストール・設定する方法
- 投稿機能を使ったブログの書き方
- 固定ページを作成する方法
- メニューバーを作成する方法
- 固定ページをトップページに設定する方法
- ウィジェットを使ってサイドバーを設定する方法
- テーマカスタマイザーでテーマの設定をする方法
- プラグインを導入する方法
- 各種初期設定(サイト名/コメント/パーマリンク/ユーザー表示名)
関連【WordPressダッシュボード】管理画面の見方と使い方を徹底解説
WordPressデザインテンプレート「テーマ」を設定する
まずはWordPressのテーマをインストールしていきましょう。「テーマ」とは、一言でいうとデザインのテンプレートのことです。
テーマは人に例えると、「服」のようなイメージになります。テーマ(服)を変更することで、見た目や外観の変更・関連機能を変更することができます。
WordPressでは、無料・有料含めて様々なテーマがリリースされています。利用者は多数あるテーマの中から自分に合うデザイン・機能のテーマを利用することができます。
合わせて読みたい記事
WordPressには数千以上のテーマがあり、初心者にはどれが良いのか迷うことも多いです。下記に無料・有料それぞれでのおすすめテーマをまとめましたのでご参照ください。
ここでは、WordPress初期テーマから無料テーマ「Lightning」を適用する例で説明していきます。
WordPressの管理画面上の外観>テーマを選択します。
新規追加ボタンを押下します。
検索窓で探しているテーマを入力します。ここでは有名な無料テーマ「Lightning」を使います。「Lightning」と入力して表示された下記のテーマをインストールします。
有効化します。
以上でテーマの適用は完了です。トップページを参照するとテーマが適用されて、見た目がガラリと変わっていることがわかります。
Lightningの使い方については「【徹底解説】WordPressテーマLightning(ライトニング)の使い方」をご参照ください。
(補足)zip形式のテーマをインストールする方法
前章で公式テーマをWordPress管理画面から設定する方法を説明しましたが、公式テーマ以外にも無料・有料含めたくさんの魅力的なテーマが存在します。
公式テーマ以外のテーマは、テーマファイルをzip形式でダウンロード後アップロードして適用するという手順になります。
zip形式のテーマをインストール・設定する方法については、「【徹底解説】WordPressテーマ変更・インストール方法」をご参照ください。
【超基本】WordPressでページを作成・編集方法を覚える
WordPress投稿でブログ記事・お知らせページを作成する
WordPressの「投稿」の使い方を覚えていきましょう。投稿はブログとして利用できる機能です。一般的には、お知らせやコラム、技術情報や時事情報などで使われることが多いです。
投稿を新規追加するには、投稿>投稿一覧をクリックします(投稿>新規追加でもOK)。
投稿一覧画面が表示されます。「新規追加」ボタンを押下します。
下記のような編集画面が初期状態で表示されます。大きく、メインのエディターエリアと上部ツールバー、右のツールバーがあります。
(※)上記はWordPress6.3の画面です。バージョンによって若干の差異があるのでその場合はご自身のご利用の画面に合わせて読み替えてください。
まずはタイトルと文章を書いたのち公開をして表示を確認してみましょう。
WordPressのページ編集画面(ブロックエディター)の使い方を覚える
WordPressの投稿(および固定ページ)の編集画面をブロックエディターと言い、「ブロック」と言われる単位で見出しや画像や文章を追加してページを作っていく形になります。
段落ブロックを挿入する
まずは段落ブロックを挿入してみましょう。段落ブロックは通常エディター末尾でエンターボタンを押下することで追加されます。あるいは+ボタンから「段落」を選択して挿入することができます。
■段落ブロックの追加
また、段落で文章を書いている途中でShift+Enterボタンを押下すると、同じ段落のまま改行されます(行間が大きく開きません)。※Enterボタンを押すと新しい段落ブロックとして改行されます(行間が大きくあきます)。
■Shift+Enterによる改行と、Enterによる改行の違い
見出しブロックを挿入する
次に見出しを挿入してみましょう。+ボタンを押して、「見出し」を選択します。文末の+から末尾に追加することもできますし、ブロック間の間にカーソルを合わせて表示される+からブロックを間に挿入することもできます。
なお、ブロックを選択すると、下記のようにブロックのすぐ上にツールバーが表示されます。見出しの場合は、見出しレベル(※)の変更やテキスト揃え、太字斜体などの設定ができます。また、右のメニューアイコンからブロック削除することもできます。
(※)見出しは本の章のようなもので階層を持つことができます。h1が本のタイトルに相当して、H2は第1章、第2章などに相当します。さらにH3は第1-1章、第1-2章、H4は第1-1-1章のような階層になります。
また、見出しのブロックを選んだ状態で、右サイドバーから(表示されていない場合は、右上の設定アイコンを押して表示できます)、色やその他の設定ができます。
画像ブロックを挿入する
次に画像を挿入してみましょう。右下+ボタンを押して「画像」を選択、自分の好きな画像を選択します。必要に応じて右ツールバーから画像ブロックの設定もできます。
投稿記事を公開をする
ページを公開しても良い場合は、「公開」ボタンを押下して保存しましょう。ページが公開されて一般の人も閲覧できるようになります。
ここでは、簡単なブロックのみ紹介しました。さらに詳しい説明は「【総まとめ版】WordPressブロックエディターの使い方」をあわせてご参照ください。
■WordPressの投稿機能の使い方(動画解説版)
補足 2018年以前の旧エディター「クラシックエディター」
今回は、「ブロックエディター(グーテンベルクエディター)」と言われるエディターで説明していますが、2018年以前までは長らくクラシックエディターというWord(ワード)に似たエディターが標準エディターとなっていました。
今からWordPressを始めたばかりの方なら本記事の記載のブロックエディターを利用すると良いでしょう。しかし、何らかの事情で従来のクラシックディターを推奨している場合にはClassic Editorプラグインを利用してクラシックエディターを利用することができます。
Classic Editorプラグインの導入方法は「【Classic Editor】WordPressを旧エディターに戻す方法」をご参照ください。クラシックエディターと新エディターを併用することもできます。
ブロックエディターの詳しい説明は「【総まとめ版】WordPressブロックエディターの使い方」を参照ください。
WordPress固定ページを作成・追加する
次に、固定ページで会社情報やお問い合わせページなど必要なページを作って形を整えていきましょう。
今回は、下記に固定ページを作成してメニューバーを設定するやり方をご紹介します。(※)メニューの位置や見え方はテーマによって異なります。
固定ページと投稿の違い
一般的に固定ページでは「会社情報」や「お問い合わせ」などページ単体で独立しており、メニューバーに表示させるページは固定ページで利用します。
固定ページで作成したページは投稿一覧の中には表示されません。
固定ページは固定ページ>新規追加から作成することができます。
まずは事前準備として、ここでは下記の固定ページを作成しておきます。
固定ページ新規作成>タイトルだけ入力(本文はなしでOK)>公開の手順を繰り返して、下記の固定ページを作成してみてください。
- HOME
- お問い合わせ
- お客様の声
- ブログ
- 会社情報
(関連)【初心者向け】WordPress固定ページの作り方と編集方法
(参考)【カスタム投稿タイプとは】WordPressカスタム投稿の作り方
【基本】WordPressの外観レイアウトを整える
外観>メニューからメニューバーを作成・表示する
固定ページを一通り作成できたらメニューを作成していきます。
管理画面から外観>メニューの設定を選択します(※)。
(※)WordPress初期テーマなどのフルサイト編集ブロックテーマの場合、「外観>メニュー」という項目はないため注意。
メニューを作成します。ここでは、「メインメニュー」(※)と入力してメニューを作成ボタンを押下します。
(※)名称はなんでもOKです。
メインメニューが作成されました。以下はメニューバーの構成です。左側のメニューアイテム(項目)があります。任意のメニューアイテムを作成したメニューに設定し、最後に位置を決めて保存することができます。
ここでは事前に作った固定ページの項目をチェックして、「メニューに追加」ボタンを押下します。
(※)固定ページがたくさんあり表示されていない固定ページがある場合は「全て表示」タブを選択すると全て表示されます。
追加したメニューは、ドラッグ&ドロップでメニューの順番を変えることができます。
最後にメニューの設定を行います。ここではHeader NavigationとFooterNavigationおよびMobile Navigationにチェックを入れて最後にメニューを保存ボタンを押下します。
(※)Header NavigationとFooterNavigationという名称はご利用のテーマによって違います。また、テーマによっては1つしかチェックができない場合も3つある場合もあります。
以上で、メニューの追加は完成です。
手順としては、まず(1)箱(入れ物)となるメニューを作り、(2)その中に先ほど作った固定ページ(メニューアイテム)を割り当て、(3)最後に作成したメニューをどこに表示するという順番になります。
他にも任意のURLを設定したり(カスタムリンク)、投稿カテゴリーや個々の投稿ページなどをメニューバーに割り当てることもできます。
詳しい使い方は「【WordPressメニューバー】作り方とカスタマイズ方法を解説」を合わせてご参照ください。
外観>ウィジェットでサイドバーやフッターを設定する
次に、外観>ウィジェットからサイドバーやフッターを設定していきましょう。
WordPressのウィジェットとは、ブログパーツ(部品)のことです。サイドバーやフッターなどの部分でバナーを追加したり、投稿一覧を表示することができます。
ウィジェットの追加方法について説明して行きます。ウィジェットは外観>ウィジェットから設定します。(※)
(※)WordPress初期テーマなどのフルサイト編集ブロックテーマの場合、「外観>ウィジェット」という項目はないため注意。
下記のようなウィジェットの画面が表示されます(※注)
投稿や固定ページのブロックエディターのように、ブロック単位でウィジェットを組み合わせて行く形になります。
WordPress5.8から導入されたブロックウィジェットについて
2021年7月20日にリリースされたWordPress5.8以降は、ブロックウィジェットという新しい画面になりました。
今回ご紹介したLightningでは新版のブロックウィジェットが採用されていますが、テーマによっては従来のクラシックウィジェットの画面になっている場合もあります。
詳細については「【WordPressウィジェットとは】ウィジェットの使い方を徹底解説」をご覧ください。
外観>カスタマイズから色やロゴなどの設定を行う
次に、メインビジュアルや色などのテーマの設定を行っていきましょう。外観>カスタマイズから、テーマカスタマイザーを開くことができます。
テーマカスタマイザーは、テーマのレイアウト・表示に関する設定を行う機能です。
Lightningの場合は、「Lightning トップページスライドショー」からスライドショーの設定変更ができます。f
実際に変更してみましょう。下記のようにスライドショーの画像を変更して「公開」ボタンを押せば完了です。
Lightningの使い方については「【徹底解説】WordPressテーマLightning(ライトニング)の使い方」をご参照ください。
設定>表示設定で固定ページをトップページに割り当てる
表示設定から作成した任意の固定ページをトップページに割り当てることができます。ここでは、固定ページをトップページに割り当てる表示設定を行なっていきます。
(※)ブログ型サイトを作成したい方で、トップページに固定ページではなくブログ一覧を表示させておきたい方は本操作は不要です。
ダッシュボードの設定>表示設定を選択します。
表示設定が表示されます。
初期設定は、トップページの表示が「最新の投稿」一覧が表示される設定になっています。
トップページに事前に作成した固定ページ「HOME」を割り当てます。
「投稿ページ」に事前に作成した固定ページ「ブログ」を割り当てましょう。
設定が完了したら最後に変更を保存しましょう。
以上で設定は完了です。トップページに「HOME」の内容が、「ブログ」にはブログ一覧が表示されていれば完了です。
【ステップアップ】WordPressの基本的な初期設定をする
つぎに、WordPressの基本的な初期設定についてご紹介します。
サイト名とキャッチフレーズの設定をする
サイト名や初期状態のキャッチフレーズ「Just Another WordPress Site」は適切な内容に変更しておきましょう。
サイト名とキャッチフレーズの変更するには、設定>一般設定を選択します。
一般設定が表示されます。ここで、サイトのタイトルを変更します。また、同時にキャッチフレーズも変更することができます。
ここでは下記のように変更して保存します。
「サイトのタイトル」および「キャッチフレーズ」と検索結果で使われるtitleタグの関係
「検索結果で使われるtitleタグの設定」と、先ほど設定したWordPressの「サイトのタイトル」および「キャッチフレーズ」の関係について説明します。
サイトのタイトルおよびキャッチフレーズと、titleタグの関係ですが、多くの場合は下記のようになります。
ページの種類 | titleタグの命名規則 |
---|---|
トップページ | サイトのタイトル – キャッチフレーズ 例)WEBST8のブログ – ホームページの作り方・ブログの始め方 |
トップページ以外 | 各ページのタイトル – サイトのタイトル 例)会社情報 – WEBST8のブログ (固定ページ「会社情報」の場合) |
ただし、テーマやプラグインの導入状況によっては、命名ルールが変わっている場合もあります。
URL構造 パーマリンクを変更する
次にWordPressのパーマリンクも変更しておきましょう。
WordPressでパーマリンクは、固定ページ、投稿やカテゴリーなどの各ページのURLのことを指します。
パーマリンクの共通設定は後から変更するとSEOに悪影響を及ぼす可能性があるので、最初に設定しておきましょう。
パーマリンクの共通設定は、設定>パーマリンク設定から変更できます。
パーマリンクの共通設定画面が表示されます。ここでは、パーマリンクの共通設定を「投稿名」にして保存します。
以上でパーマリンクの共通設定は完了です。
注意)パーマリンクを変更すると今までの投稿URLも変更されますすでに投稿で何件かブログを書いている場合は、すでに公開しているブログのURLも変更されますので注意しましょう。
(関連記事)WordPressのパーマリンクの変更手順とおすすめ設定
ブログ表示名(ニックネーム)を設定する
ご利用のテーマによっては、ブログの投稿画面で、ユーザーIDがそのまま表示される場合があります。
管理者の設定で表示名は変更することができますので、表示名を変更してあげましょう。管理画面から、ユーザー>あなたのプロフィールを選択します。
自分のユーザーアカウント情報が表示されますので、ニックネームというところを変更します。ニックネーム変更後に、ブログ上の表示名をプルダウンでニックネームで設定した値を選択します。設定できたらユーザー更新ボタンを押して保存しましょう。
変更後、再度ブログを表示すると、前述の手順で設定したブログ表示名が表示されていることがわかります。
コメント受付をオフにする
WordPressのインストール直後は投稿のコメント受付設定がONになっていて、訪問者からコメントを受付・表示されるように設定されています。
コメントを受け付けたくない人はコメント受付を無効化しておきましょう。
まず、デフォルト設定で新規記事へのコメント受付を無効化します。
「設定>ディスカッション」を選択します。
ディスカッション設定で「新しい投稿へのコメントを許可」のチェックを外します。
前述の手順で、コメント無効化の初期設定を行いましたが、設定前に作成した投稿記事についてはまだコメント受付の設定になっています。
ディスカッション設定の実施前に作成した投稿記事は、以下の方法でコメント非表示の設定をする必要があります。
「投稿>投稿一覧」から、コメント欄を無効化したい投稿の上で「クイック編集」をクリックします。
「コメントを許可」のチェックを外すことで、1ページ毎にコメント欄を非表示にすることができます。
(参考)【WordPressコメント非表示】コメント欄を無効化・消す方法
【ステップアップ】WordPressの運用を強化する
必要なプラグインを導入する
プラグインは、スマートフォンでいうアプリ機能に相当します。お問い合わせ機能や目次機能、スライダー(スライドショー)などWordPress自体が持っていない機能をプラグインという形で追加することができます。
プラグインを導入する目的
プラグインを導入する目的ですが、大きく2つあります。
- 1つ目はWordPressが持っていない(機能的に弱い)部分を補完するプラグイン
- 2つ目はWordPressをさらに便利に使うためのプラグイン
1つ目のWordPressが持っていない(もしくは機能的に弱い)部分とは、下記のようなものがあります。
- 日本語対応強化機能(WordPressは英語圏で作られているため)
- バックアップ機能
- セキュリティ対策機能
- SEO対策機能
- パフォーマンス改善機能など
2つ目のさらに便利プラグインの場合は、例えば下記のようなものがあります。
- お問合せフォームを導入するプラグイン
- スライドショーを導入するプラグイン
- 作成したページを複製するプラグインetc..
(例)WordPress日本語バグ修正パッチを導入する
日本語サイトであれば、WordPress日本語バグ修正のプラグイン「WP Multibyte Patch」を導入しておきましょう。
Wp Multibyte Patchは前述のWordPressの弱い機能を補完するプラグインで、もともと英語圏で作られているWordPressの日本語(マルチバイト)対応を強化するプラグインです。
プラグイン>新規追加から「WP Multibyte Patch」を検索してインストールしてください。
そのまま有効化します。設定は特に必要ありません。
お問い合わせフォーム「Contact Form 7」を導入する
ここでは、有名なお問い合わせフォームプラグイン「Contact Form 7」を利用してお問い合わせフォームを作成する例をご紹介したいと思います。
本手順の事前準備として、はじめに「お問い合わせ」という本文なしの固定ページを作成しておいてください。
つづいてお問い合わせフォーム「Contact Form 7」をインストールしていきます。
プラグインを追加するために、管理画面でプラグイン>新規追加を選択してください。
「Contact Form 7」と入力して検索します。富士山の絵が出てきている「Contact Form 7」をインストールします。
お問い合わせフォーム「ContactForm」を有効化します。
ContactForm7を有効化すると、左側の管理メニューに「お問い合わせ」が出現しています。コンタクトフォームを選択します。
「コンタクトフォーム 1」の右側にある[]内のショートコードをコピーします。
任意のページにコピーしたショートコードを貼り付けます。ここでは、事前に作成した固定ページ「お問い合わせ」に貼り付けています。「+(ブロックを追加)」からショートコードブロックを追加し、埋め込みましょう。
プレビューを表示してお問い合わせフォームが表示されていれば完了です。実際にフォームに入力して問い合わせしてみましょう。
初期状態では、ワードプレスインストール時に設定したメールアドレス宛に問い合わせ内容が通知されていればOKです。(届いていない場合は迷惑メールも確認してみてください)
Contact Form 7では、フォームの入力項目の追加や通知メールの設定、サンクスメールの設定など色々な設定ができます。詳しくは「【Contact Form 7の使い方】問い合わせフォーム作成方法」をご参考ください。
SEO対策(アクセス解析ツール)を導入する
サイトの運用フェーズに入ったら、どのくらいのアクセスがあるか解析することで、SEO対策がしやすくなります。
メジャーな解析ツールは下記の通りです。
- Google Analyticsに登録する
- Google Search Consoleに登録する
Google Anlayticsの登録は「【GA4対応】Googleアナリティクスの仕組み・見方と設定方法」を参考にトラッキングID(G-XXXXXXX)を発行してみてください。
Google AnalyticsとWordPressの連携方法は、ご利用のテーマやプラグインによって異なりますが、ここではLightningを利用している場合を例にやり方をご紹介します。
※「ご利用のテーマ名+Analytics」などで検索すると、多くの場合やり方がヒットしますので確かめてみてください。
Lightningをご利用の場合は、VK ExUnitというオプションプラグインを使うと便利です。
WordPress管理画面「プラグイン>新規追加」をクリックします。
プラグインの検索窓が出てくるため「VK All in One Expansion Unit」と入力し、出てきたオレンジ枠で囲ったプラグインを「今すぐインストール&有効化」します。
インストール・有効化後はダッシュボード上部や左サイドバー上に「ExUnit」という項目が追加されます。ExUnitの各種設定はここから行なっていきます。
「ExUnit>メイン設定」内にある「Google Analytics設定」 箇所ではGoogle Analyticsの設定ができます。Analyticsの測定IDを入力し「変更を保存」をクリックすればOKです。
ExUnitの詳しい使い方は「VK All in one Expansion Unitの使い方【LightningプラグインEXUnit】」をご参照ください。
同様にしてGoogle Search Consoleも設定しておきましょう。詳しい手順は「Googleサーチコンソールの登録方法・設定方法を徹底解説」をご参照ください。
WordPressのバックアップ対策をする
WordPressを触っていると「WordPressをバージョンアップしたら画面がおかしくなってしまった。。。」という万一の事態が起こる可能性があります。
万が一WordPressに何かあった時に戻せるようにするために、バックアップの設定を行います。
サーバー側の自動バックアップが取られている場合
エックスサーバーではサーバー側で自動バックアップがとられているため、本手順は必須ではありません。自分でも個別でバックアップしたい場合に実施してください。
ここでは有名なバックアッププラグイン「UpdraftPlus」でバックアップを取る方法をご紹介します。
WordPressの管理画面から「プラグイン」→「新規追加」をクリックし、プラグインの検索箇所で「UpdraftPlus」と検索します。
出てきたこちらを「今すぐインストール」し、「有効化」しましょう。
有効化が出来ると、管理画面の「設定」の中に新たに「UpdraftPlus バックアップ」という項目が追加されたのが確認出来ると思います。
UpdraftPlusのインストール、有効化が終わったら、次はバックアップを取ります。
まずは「設定」→「UpdraftPlus バックアップ」の画面を開き、「バックアップ / 復元」タブにある、「今すぐバックアップ」ボタンを押して下さい。
下のようなアラートが表示されます。「バックアップにデータベースを含める」と「バックアップ内のすべてのファイルを含める」にチェックが入っていることを確認し、「今すぐバックアップ」をクリックします。
「今すぐバックアップ」を押してしばらくすると、下のような「バックアップの実行が終了しました」と書かれた画面が表示されます。
これが表示されればバックアップは完了です。
「閉じる」を押して、「バックアップ / 復元」タブの下の方を見てみると、今したバックアップが「既存のバックアップ」と書かれている箇所に追加されていることが分かります。
Updraftplusは週1回や月一回自動でバックアップなどスケジュール設定することもできます。
UpdraftPlustの使い方は「バックアッププラグインUpdraftPlusの使い方と復元方法」をご参照ください。
WordPressのセキュリティ対策をする
WordPressはシェアが大きい分、ハッキング被害も多いため、セキュリティに気を付ける必要があります。
関連【WordPressハッキング事例】ウイルス・マルウェア感染
WordPressの最も基本的なセキュリティ対策は「WordPressのバージョンを最新にする」および「パスワードを複雑にする」の二つです。
WordPressをバージョンアップする場合、一般的な対象になるのは、「WordPress本体」「プラグイン」「テーマ」です。バージョンアップは、WordPressの管理画面から行うことができます。
WordPressやプラグインを古いバージョンのまま放置していると、セキュリティ的なリスクも高まりますので、基本的には最新バージョンに更新しておいた方が良いと言われています。
WordPressのバージョンアップは、ダッシュボード>更新から確認・更新することができます。ダッシュボード>更新をクリックしましょう。
WordPress本体、プラグイン、テーマをそれぞれアップデートすることができます。
まとめ WordPressの使い方総まとめ
まとめです。今回は、WordPressの使い方総まとめということで、WordPressの概要から管理画面の見方、各種使い方まで詳しく説明しました。
WordPressを始める一般的な手順としては、(1)サーバーを用意して、(2)ドメインを用意して、(3)WordPressをインストールし、(4)中身を作っていくという手順になります。
今回は以上になります。最後までご覧いただきありがとうございました。
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