レンタルサーバーロリポップを使ってみた感想 メリットとデメリット 

レンタルサーバー

【利用歴5年強】ロリポップ!の評判と特徴・おすすめプラン比較

2020年5月6日

レンタルサーバーをどれにしようか検討したときに、「ロリポップ!」を選択肢として検討している人も多いのではないでしょうか。

結論から言うと、月額500円以下の予算でレンタルサーバーを検討しているなら、ロリポップは特におすすめのレンタルサーバーです。

今回は、ロリポップ!を検討されている方向けに、「ロリポップの評判や特徴、おすすめプラン」を解説します。
 

5年以上ロリポップを使用しておりますので、実際の使用者のリアルな口コミ・評判としても参考にできると思います。

 

今回紹介するレンタルサーバー ロリポップ!

(関連記事)他社含めたレンタルサーバー比較について

今回ご紹介した「ロリポップ」を中心にご紹介していますが、他社含めたおすすめのレンタルサーバーを「【おすすめレンタルサーバー比較】WordPress対応5社】」に記載しています。レンタルサーバーを比較・ご検討したい方はあわせてご覧ください。

 

サーバー 公式サイト キャンペーン内容 期間
エックスサーバー
エックスサーバー
公式サイト 半額キャッシュバック!月額実質495円〜利用できるキャンペーン 2023年3月24日(金)12:00まで
ConoHaWING
ConoHa ロゴ
公式サイト 最大55%OFF!WINGパックが月額652円~使えるキャンペーン 2023年3月31日(金) 16:00まで
ロリポップ!
ロリポップ!ロゴ
公式サイト ハイスピードプラン36ヶ月契約で実質月額467円!キャッシュバックキャンペーン実施中 2023年3月24日(金)23:59まで
さくらのレンタルサーバ
さくらインターネットロゴ
公式サイト 現在キャンペーンなし
mixhost
mixhost ロゴ
公式サイト 最大62%OFF!月額990円〜使える初回割キャンペーン 2023年4月3日まで

※(更新日)2023年3月16日。キャンペーンは予告なく終了される場合があります。適用条件含めた最新の正確な情報は各公式サイトをご確認ください。


 


 

本記事記載の内容は、2022年12月1日時点で公式サイトなどから調べた情報です。今後、価格や機能面など時期によって本記事に記載の内容と変わってくることもあり得ますのでご注意ください。また、当方が体感した・調べた範囲内での主観による評価・説明も含まれていることをご了承のうえ、最新の正確な情報は公式サイトで確認するようにしてください。

 

ロリポップの特徴と感想・評判

レンタルサーバーロリポップトップページ
 

項目 内容
公式サイト ロリポップ公式サイト
コメント GMOペパボが運営する老舗のレンタルサーバー。昔は格安な分サーバー性能・表示速度が遅いとの声もありましたが、ここ2,3年でサーバー性能大幅リニューアルにより安価&高性能のサーバーになりました。
おすすめプラン ハイスピードプラン
プラン 初期費用 月額費用 WordPress 無料ドメイン バックアップ
エコノミードプラン 1,650円 99円〜 × × ×
ライトプラン 1,650円 220円〜 × ×
スタンダードプラン 1,650円 440円〜 × ×
ハイスピードプラン 無料 550円〜 ◯(※注1)
エンタープライズプラン 無料 2,200円〜

(※)2023年3月1日時点の10%税込表示。(※注1)復元データの取得申し込みは別途有償

ロリポップ!はGMOペパボ株式会社が運営するレンタルサーバーで、安さ・コストパフォーマンスの高さで人気のサーバーです。

WordPressを利用できるライトプランが月額200円代と安く利用できる一方、性能・速度を求める人向きの上位プランも揃っているので、小さいホームページ型のサイトから中規模以上のブログ・メディアサイトまで幅広く使えます。
 

ロリポップを使った感想・評判・口コミ

ロリポップを使ってみた感想としては、月額400〜500円くらいの予算ならロリポップが第一候補という印象です。
 
昔は「いかにも格安」「安いけど性能・安定性は微妙・・」といった感じでしたが、ここ2,3年で見た目も性能も大幅にアップしたため、一般的なホームページやブログを運営する分には全く問題ないと思います。

反面、上位プラン(ハイスピードプラン以上)でPHP設定やセキュリティ周りで一部使えなくなる機能がある(後述)ことがまだ改善事項だなと感じられました。

 

ロリポップ!の良い評判・口コミ

ロリポップを利用している知人やネット上の口コミを集約すると、「安く利用できて助かる」「普通のホームページやブログなら高いサーバーを選ばなくてもロリポップで十分」といった声が多いです。

月額1,000円代の高速高性能を謳っているエックスサーバーやConoHa、mixhostを使って優位性が出るほどのサイトを運営する人は実際それほど多くありません。

一般的なホームページやブログを運営する多くの人にとっては、ロリポップの方がコストパフォーマンスが良いでしょう。
 

ロリポップ!の悪い評判・口コミ

一方、悪い口コミ・評判としては、「サポートの対応が微妙だった・・」や「セキュリティ機能のWAFでエラーが起きやすい」というネット上の声がいくつか見受けられました。

WAF(Web Application Firewall)はセキュリティ機能の一つですが、誤検知してしまって解決に時間がかかったという方や除外設定が面倒臭いといった人がいました。

サポートにの対応としては、私自身の体験としては次の過去の体験があり、個人的にはサポートに不満はありません。

 

(体験談)過去サポートで問い合わせた際の対応は丁寧で早かった

2017年〜2018年頃の話になりますが、ホームページ制作でロリポップを利用していた頃、夜の時間帯になると表示にかなり時間がかかる(5秒〜10秒ほど)トラブルがありました。

その際、サポートに問い合わせたところ、「ご利用のサーバーが高負荷だったため、別の負荷の低いサーバーに移設させていただきます」との回答がすぐにありスムーズにサーバー移設してもらいました。

この度はお問合せいただき、誠にありがとうございます。
カスタマーサービス ●●よりご案内いたします。

お問合せいただきました件に関しまして確認いたしましたところご利用いただいておりますサーバー(●●)にて高負荷が発生しておりました。そのためサイトの表示に時間がかかっていた可能性がございます。

お客様にはご迷惑をおかけ致し申し訳ございません。つきましては、負荷の低いサーバーへの移設をご提案させていただきたく存じます。

移設につきましては弊社にて対応を行わせていただき費用は発生いたしません。

>まだ、立ち上げたばかりでアクセスもほとんどない状況なのですが、サイトの表示がタイミングによって著しく遅い件(10秒以上かかることがたびたびおこる)についてご確認いただきたくご連絡させていただきました。...(以下略)
(当時のサポート問い合わせメールの回答から抜粋)

 

当時は高負荷なサーバー(?)と思いましたが、サポートデスクの返事は早かったです。2020年頃からサーバースペックも上がり、当時のような現象は少ないのではないのかなと思います。

 

2020年8月以降大幅スペック増強を続けているロリポップ

昔は「安さだけ」「安いけど性能は微妙・・・」といった声が多かったですが、2020年8月頃から全プランでサーバー性能が大幅にアップし続けています。

今ではビジネス用のホームページやアクセス数の多いブログにも十分対応できるようになったのではないかと思います。

ロリポップ 爆速宣言
従来のハードウェアとの比較(スタンダードプラン)

ロリポップ公式サイト、従来のハードウェアとの比較(スタンダードプラン)より引用
 

 

ロリポップのおすすめプランと料金・性能比較

ロリポップの 各プランポートフォリオ
 

ロリポップでは、5つのプランを提供していますが、この中でロリポップのおすすめプランは、「ハイスピードプラン(月額550円〜)」です。次いで、スタンダードプラン(月額440円〜)がおすすめです。

後述の注意点が若干あるものの()、スタンダードプランとの価格差が100円程度でありながらハイスピードプランでは高速環境・初期費用0・無料独自ドメイン・自動バックアップが付いている点を考慮すると、とてもお得です。

プラン名 エコノミープラン ライトプラン スタンダードプラン ハイスピードプラン エンタープライズプラン
おすすめ度
初期費用 1,650円 1,650円 1,650円 0円 0円
月額費用 99円〜 220円〜 440円〜 550円〜 2,200円〜
WordPress ×
利用不可

可能・普通

可能・普通

可能・高速

可能・高速
電話サポート × ×
無料独自ドメイン × × ×
自動バックアップ × × ×
復元 × × × △(手数料あり)
公式サイト ロリポップHPはこちら

(※)価格は税込の場合の表記です。メールサポートは全プラン標準でついています。
(※)おすすめ度は、「価格」「性能」「提供機能」のバランスを考慮して当サイト独自の評価をしています。

 

3年契約が最もコストパフォーマンスが高い

ロリポップ 契約期間ごとの月額価格(初期費用除く)

ロリポップ 契約期間ごとの月額価格(初期費用除く)


 

ロリポップの場合、契約期間が長いほど月額費用が安くなる傾向がかなり強いです。

特にハイスピードプランやスタンダードプランは、期間を長くすると価格が安くなる傾向が大きいため、長期間契約のメリットが大きくなります。逆に、3年契約未満は月額費用が高い目になるため、ロリポップを契約するなら3年契約の方が良いでしょう。
 

ロリポップのメリットとデメリット

ロリポップの具体的なメリットとデメリットについて幾つかを改めてご紹介します。

メリット デメリット
ロリポップの特徴
  • ライトプラン月額220円〜と格安でWordPressを利用できる
  • サーバー契約中はドメインが一つ無料で取得・更新できる(ハイスピードプラン以上)
  • サーバー契約と同時にWordPress開設する機能がある
  • プラングレードアップができるので、安く始めて運用に応じて拡張することができる
  • 老舗サーバーなので本やネットに情報が多い
  • 簡易的なメールマガジン機能がある
  • 3年未満の契約(2年契約以下)の場合、月額料金が割高になる
  • バックアップオプションが有償でオプション付けると格安感がなくなる
  • ハイスピードプラン以上がWAF除外設定不可・php.ini設定不可など若干制限あり
  • アダルトサイト運営は不可

 

ロリポップのメリット

ロリポップを使うメリットは下記の通りです。

  • プランが豊富。ライト月額220円〜、スタンダード月額440円〜、ハイスピード月額550円〜でWordPressを利用できる
  • ハイスピードプラン以上はサーバー契約中はドメインが一つ無料で取得・更新できる
  • WordPress同時セットアップ機能で契約と同時にWordPressサイトを開設できる
  • プラングレードアップができるので、安く始めて運用に応じて拡張することができる
  • 老舗サーバーなので本やネットに情報が多い

 

ロリポップの魅力はなんといってもコストパフォーマンスの良さです。ライト月額220円〜、スタンダード月額440円〜、ハイスピード月額550円〜でWordPressを利用できます。

月額1,000円の価格帯のエックスサーバー、ConoHa、mixhostの半分の500円以下の価格帯で格安でWordPressを開設・運用できます。

プラングレードアップもできるので、最初は小さなプランから始めて複数サイト運営や・サイトの規模が大きくなればプランをアップグレードできるので、コストを最小限に抑えながら運営できます。

加えて、ロリポップでは、2022年6月にWordPress同時セットアップ機能がリリースされて初心者でもよりWordPressを始めやすくなりました。なお、WordPressの始め方については後述の「ロリポップのWordPressを始める方法」をご参照ください。
 

ロリポップのデメリット

一方、ロリポップを使うデメリットは下記の通りです。

  • スタンダードプラン以下でバックアップオプション(有償)をつけると格安感がなくなる
  • ハイスピードプラン以上がWAF除外設定不可・php.ini設定不可など若干制限あり
  • 予算が月額1,000円あるなら別サーバーの検討の余地あり
  • アダルトサイト運営は不可

スタンダードプラン以下ではバックアップオプションが有償(月額330円)になるため、バックアップオプションをつけると少し格安感がなくなります。

また、ハイスピードプラン以上の上位プランは高速高性能な環境があるものの、PHPやWAF周りでで少し注意点があります。
 

ハイスピードプラン以上の注意点

ハイスピードプラン以上の注意点として、中級者向けの機能ですが、WAF除外設定不可であることと、php.ini設定不可など若干制限あります。

プラン名 エコノミープラン ライトプラン スタンダードプラン ハイスピードプラン以上
WAF
WAF除外 ×
php.iniの利用 ×

 

注意)WAFとphp.iniの制限

上位プランの制限事項として、2022年12月時点では、WAF(Web Application Firewall)で検知・防御ログの確認と個別除外設定ができなかったり、php.iniが触れないなどの制限があります。
 
403エラーが起きた際はWAFを無効化するか、都度無効化・有効化切り替えなど実施する必要がありますのでご注意ください。

検知ログの参照方法
ハイスピードプラン・エンタープライズプランではこの機能は利用できません。
WAFの解除・設定 | ロリポップ公式サイト

上位プランでの注意制限については今後の改善に期待ですね。

 

ロリポップはこんな人におすすめ

以上を踏まえるとロリポップ(スタンダードプラン)は、下記のような人・法人におすすめです。

ロリポップはこんな人におすすめ

  • 月額400〜500円くらいの予算でできるだけ良いサーバーを探している人
  • 下位プランから小さく始めて規模に応じてサーバーを拡張したい人
  • 店舗ホームページタイプのサイトや地道にブログを始めたい人

 

月額400〜500円代のレンタルサーバー検討するならロリポップが第一候補のサーバーです。

反面、上位プランに若干制限がある点を考慮すると、月額1,000円代の予算があるならバックアップ・復元が無料で備わっているエックスサーバーやConoHa WINGなどの他のサーバーを検討しても良いと思います。

なお、他のレンタルサーバーを含めた具体的な機能比較については「【おすすめレンタルサーバー比較】WordPress対応5社総まとめ」をご参照ください。
 

 
 

ロリポップの各プラン機能・性能比較

ここからはあらためてロリポップの各プランの性能について説明していきます。
 

ロリポップの各プラン機能・性能比較表

ロリポップの各プラン機能・性能比較表は下記の通りです。ロリポップでは、基本的にあとから上位プラン変更も可能ですので、自社サイトの規模に合わせて変更することもできます(※)。

プラン名 エコノミープラン ライトプラン スタンダードプラン ハイスピードプラン エンタープライズプラン
おすすめ度
主な使用用途 専用メールアドレスの利用・静的サイトにおすすめ 趣味のホームページの新規作成におすすめ ビジネス用途の店舗HPやブログサイトなど全般におすすめ WordPressで高速表示したい方におすすめ 大規模サイト・法人サイトにおすすめ
料金・価格 初期費用 1,650円 1,650円 1,650円 0円 0円
月額費用 99円〜 220円〜 440円〜 550円〜 2,200円〜
無料独自ドメイン × × × 1個 1個
Webサーバー機能 WordPress ×
利用不可

可能
◯+
可能・高速

可能・最高速

可能・最高速
ディスクの種類
SSD

SSD

SSD

SSD

SSD
ディスク容量
70GB

200GB

300GB
◯+
400GB

1.2TB(1200GB)
転送容量制限
無制限

無制限

無制限

無制限

無制限
Webサーバーソフトウェア
Apache

Apache

Apache

LiteSpeed

LiteSpeed
独自ドメイン上限
50個

100個
◯+
200個

無制限

無制限
MySQL個数上限 ×
未対応
(WordPress不可)

1個

50個

無制限

無制限
PHP
(CGI)

(CGI+Module)

(CGI+Module)

(LiteSpeed)

(LiteSpeed)
WAFのログ検知・個別除外 × ×
Webフォント提供 × × × × ×
メール機能 メールアカウント作成数制限 20個/1ドメイン 無制限 無制限 無制限 無制限
メールボックス容量 1GB/1アドレス 5GB/1アドレス 5GB/1アドレス 20GB/1アドレス 20GB/1アドレス
メール1通のサイズ制限 100MB/送受信 100MB/送受信 100MB/送受信 100MB/送受信 100MB/送受信
メール送信数制限 100送信/時間
1,000送信/日
300送信/時間
3,000送信/日
1,000送信/時間
10,000送信/日
1,000送信/時間
10,000送信/日
1,000送信/時間
10,000送信/日
メーリングリスト機能 ◯(1件)
1リスト500アドレスまで
◯(5件)
1リスト500アドレスまで
◯(10件)
1リスト500アドレスまで
◯(10件)
1リスト500アドレスまで
◯(30件)
1リスト500アドレスまで
メールマガジン機能 ◯(1件)
1メルマガ500アドレスまで
◯(5件)
1メルマガ500アドレスまで
◯(10件)
1メルマガ500アドレスまで
◯(10件)
1メルマガ500アドレスまで
◯(30件)
1メルマガ500アドレスまで
サポート面 自動バックアップ × × ×
無料付属(復元は有料)

無料付属(復元は有料)
バックアップ&復元オプション オプション300円 オプション300円 オプション300円 オプション300円 無料申込可能
メールサポート ◯(24時間受付) ◯(24時間受付) ◯(24時間受付) ◯(24時間受付) ◯(24時間受付)
チャットサポート ◯(平日:9:30〜13:00 14:00〜17:30) ◯(平日:9:30〜13:00 14:00〜17:30) ◯(平日:9:30〜13:00 14:00〜17:30) ◯(平日:9:30〜13:00 14:00〜17:30) ◯(平日:9:30〜13:00 14:00〜17:30)
電話サポート × × ◯(平日:10:00〜18:00) ◯(平日:10:00〜18:00) ◯(平日:10:00〜18:00)
プラン変更 可能(上位プランのみ)
公式サイト ロリポップ公式サイト

(※)2023年3月1日時点の10%税込表示。


(※)プラン変更については細かい条件・注意点があるので、詳細は公式サイトやサポートで確認するようにしてください。
プラン変更はできますか? - よくある質問 | ロリポップ
プラン変更の際の注意点はありますか? - よくある質問 | ロリポップ
 

 

各サーバープラン性能・機能の注目ポイント

ここでは、主要な機能・性能についての説明を少し補足していきます。
 

ストレージのHDDとSSD搭載について

ディスク部分(ストレージ)の種類について
 

プラン名 エコノミープラン ライトプラン スタンダードプラン ハイスピードプラン エンタープライズプラン
ディスクの種類
SSD

SSD

SSD

SSD

SSD
ディスク容量
70GB

200GB

300GB
◯+
400GB

1.2TB(1200GB)

 

ディスクは2020年8月のハードウェア増強に伴って、全プランオールSSDが実現され、高速化が実現されました。
 

SSDはSolid State Drive(ソリッドステートドライブ)の略です。HDD(ハードディスクと)と同じ記憶装置ですがデータの読み取りや書き取りの処理速度がHDDよりも早くなります。
 

ストレージの容量上限については、300GBあるスタンダードプラン以上がおすすめです。エンタープライズプランが1TBとかなり大きく、複数・大規模サイトでも安心です。
 
 

転送容量制限について

転送容量制限についての説明
 

プラン名 エコノミープラン ライトプラン スタンダードプラン ハイスピードプラン エンタープライズプラン
転送容量制限
無制限

無制限

無制限

無制限

無制限

 
転送容量制限をイメージで例えると、携帯の通信パケット制限と同じで、サーバーとのデータの送受信の合計量に関する制限のことです。

ロリポップは2022年3月に全プラン無制限になりました。
 

転送容量の簡単な計算

仮に1回のWebページの閲覧で平均5MBのデータが発生すると仮定とします。容量制限が300GB/日≒300,000MB/日の場合、300,000[MB/日]÷5[MB/PV]=60,000[PV/1日]が概算の1日の上限値(1ヶ月換算で180万PV)ということになります。

ただし、特殊な使い方などで転送データが極端に多くなり他の利用者に影響が出そうな場合においては、どのサーバーでも制限がかかる可能性があります。

 

Webサーバーソフトウェア。ApacheとLiteSpeed

Webサーバーソフトウェアについて
 
Webサーバードフトウェアの性能では、最新の「LiteSpeed」が採用されている、ロリポップの「ハイスピードプラン」と「エンタープライズプラン」が高速処理が可能になっています。
 

プラン名 エコノミープラン ライトプラン スタンダードプラン ハイスピードプラン エンタープライズプラン
Webサーバーソフトウェア
Apache

Apache

Apache

LiteSpeed

LiteSpeed

「Webサーバーソフトウェア」は、サーバー(Webサイト)とPC(端末)間の通信を支える仕組みとなるソフトウェアです。

ロリポップのハイスピードプラン以上では、LiteSpeed Technologies社によって開発された最新の「LiteSpeed Web Server」が採用されています。

スタンダードプラン以下は従来型のWebサーバー「Apache(アパッチ)」が使われています。
 

Webサーバーソフトウェアのシェア推移(2022年10月時点)
Webサーバーソフトウェアのシェア推移
https://w3techs.com/technologies/history_overview/web_serverより引用

 

「LiteSpeed Web Server」は、新しいWebサーバーソフトウェアのため世界的シェアは少ないものの、少しずつシェアを伸ばしてきていますね。

 
 

PHP(CGI・Module版・LiteSpeed)

Webサーバー CGI・モジュール版・LiteSpeed版
 

プラン名 エコノミープラン ライトプラン スタンダードプラン ハイスピードプラン エンタープライズプラン
PHP
CGI
◯+
CGI+Module
◯+
CGI+Module

Lite Speed

Lite Speed

 

PHPの動作モードは、LiteSpeedを採用しているハイスピードプラン・エンタープライズプランが最高速、モジュール版が利用できるスタンダードプラン・ライトプランが高速、エコノミープランがCGI版で低〜中速になります。
 

PHPにはCGI(Common Gateway Interface)版とモジュール版という大きく二つの動作モードがあります。
 

CGI版は、Apacheとは別の外部プロセスとしてPHPを処理する形で低〜中速なのに対して、モジュール版はApache(の拡張機能)で直接をPHP処理をさせる形になるので、CGIに比べると早くなります。

LiteSpeed版はApacheのモジュール版のような形式でLiteSpeedで直接処理させる形で、Webサーバーソフトウェアの性能によりさらに高速になっています。

 

バックアップサービスについて

バックアップと復元(データ提供)機能について
 

プラン名 エコノミープラン ライトプラン スタンダードプラン ハイスピードプラン エンタープライズプラン
自動バックアップ × × ×
無料付属(復元は有料)

無料付属(復元は有料)
バックアップ&復元オプション オプション
300円
オプション
300円
オプション
300円
オプション
300円
無料申込可能

 

「ハイスピードプラン」と「エンタープライズプラン」では、自動バックアップ機能が最初から付属しています。

万一サーバーデータが紛失した場合でもバックアップデータをもとに復元することが可能です(復元時手数料がかかる)。
 

また、各プランでオプションのバックアップサービス(月額300円)を申し込むことで、Webサーバーとデータベースサーバーに対して、スケジュールバックアップ&復元できるようになります。エンタープライズプランでは、このオプションバックアップサービスも無料で申し込みできます。
 

7世代バックアップ
月額300円で簡単にWebサーバーとデータベースサーバーの自動バックアップが行える機能です。
バックアップ間隔は、お客様のニーズに合わせて自由に設定可能です。データの取り出しも簡単で、専門的な知識も難しい操作も必要ありません。
過去7回分のバックアップデータをいつでもダウンロードできます。
WordPressなどのCMSをご利用中の方にピッタリの機能です。

有料オプションです。エンタープライズプランは無料でご利用いただけます。
バックアップオプション | ロリポップ公式サイトより引用

 

 
 

ロリポップの各プランの特徴とおすすめ度

ここからは、ロリポップの各プランの特徴とおすすめ度について改めて説明していきます。
 

月額100円代の最安プラン「エコノミープラン」

ロリポップ>エコノミープラン
 

エコノミープラン おすすめ度:

 

 

エコノミープランは、月額99円でできる最もロリポップの中でも格安なプランです。

HTML・CSSなどの静的サイトを開設する際に利用したり、独自ドメインを利用した専用メールアドレスの運用などをしたい場合におすすめです。
ただし、WordPress利用不可・電話サポートなしと、汎用性が大きくないため、あらかじめ用途が決まっている場合を除いてあまりおすすめではありません。
 

エコノミープランの主な機能スペック

  • 容量70GB
  • WordPress利用不可
  • WebサーバーApache
  • 転送容量無制限
  • MySQL利用不可
  • PHP(CGIのみ)
  • 電話サポートなし

 

(関連記事)おすすめ格安レンタルサーバー比較とメリットデメリットをご紹介
 

WordPressが利用できる格安プラン「ライトプラン」

ロリポップ>ライトプラン
 

ライトプラン おすすめ度:

 

 

ライトプランは、月額220円(税込)〜利用できる格安プランです。エコノミープランと違って、WordPressが使えます。

ただし、WordPressで利用するデータベースMySQLが1個のみ(通常WordPress一個につき1個が望ましい)・電話サポートなしと、スタンダードプランに比べるとかなり機能・性能が制限されるので、WordPress利用目的の場合はスタンダードプランがおすすめです。
 

ライトプランの主な機能スペック

  • 容量200GB
  • WordPress利用可能
  • WebサーバーApache
  • 転送容量無制限
  • MySQL個数上限1個
  • PHP(CGI・Module両方対応)
  • 電話サポートなし

 
 

コストパフォーマンスに優れた人気プラン「スタンダードプラン」

ロリポップ>スタンダードプラン
 

スタンダード おすすめ度:

 

 

スタンダードプランは、月額440円(税込)〜でWordPressも使えて、機能・性能と価格のバランスに優れた人気プランです。個人店舗のホームページやブログなど幅広い目的で利用することができます。

また、前述の月額330円のライトプランもMySQLが一個しか利用できないのに対し、月額660円のスタンダードプランは50個インストールできます。

電話サポートも対応しているため、コストパフォーマンスに優れた人気プランですね。

 

スタンダードプランの主な機能スペック

  • 容量300GB
  • WordPress利用可能
  • WebサーバーApache
  • 転送容量無制限
  • MySQL個数上限50個
  • PHP(CGI・Module両方対応)
  • 電話サポートあり

 
 

WordPressで速度を重視するなら「ハイスピードプラン」

ロリポップ>ハイスピードプラン
 

ハイスピードプラン おすすめ度:

 

 

ハイスピードプランは、月額550円(税込)〜利用できる上位プランです。WordPressの表示速度向上を重視したプランで、検索順位で上位を狙うアフィリエイターやページ数の多いサイトにおすすめです。

特に、ハイスピードプランでは、スタンダードプランとの価格差が100円程度でありながら初期費用0・無料独自ドメイン・自動バックアップ機能付きを考慮すると、今現在最もおすすめのプランです。
 

ハイスピードプランの主な機能スペック

  • 容量400GB
  • WordPress利用可能
  • WebサーバーLiteSpeed
  • 転送容量無制限
  • MySQL個数無制限
  • PHP(LiteSpeed)
  • 自動バックアップ無料(復元有料)
  • 電話サポートあり

 

ただ制限事項として、ハイスピードプランおよび後述のエンタープライズでは、2022年10月時点ではWAF(Web Application Firewall)で検知・防御ログの確認と個別除外設定ができないようになっていたり、php.iniが触れないなどの制限があります。
 
403エラーが起きた際はWAFを無効化するか、都度無効化・有効化切り替えなど実施する必要がありますのでご注意ください。

折角の上位プランなので、今後の改善に期待したいですね。

 

検知ログの参照方法
ハイスピードプラン・エンタープライズプランではこの機能は利用できません。
WAFの解除・設定 | ロリポップ公式サイト

 

大規模サイトでも使える最も贅沢なプラン「エンタープライズプラン」

ロリポップ>エンタープライズプラン
 

エンタープライズプラン おすすめ度:

 

 

エンタープライズプランは、月額2,200円(税込)のロリポップが用意しているハイスピードのさらに上位の最上プランです。
 

エンタープライズプランの主な機能スペック

  • 容量1.2TB(1200GB)
  • WordPress利用可能
  • WebサーバーLiteSpeed
  • 転送容量無制限
  • MySQL個数無制限
  • PHP(LiteSpeed)
  • 自動バックアップ(復元有料)
  • バックアップ復元オプション(無料申込可能)
  • 電話サポートあり

 
 

ロリポップでのWordPressの始め方

ロリポップでは、ライトプラン以上でWordPressに対応、ハイスピードプラン以上で無料独自ドメインが利用できます。

ロリポップでWordPressサイトを開設するには、まず「ロリポップ!」にアクセスしてアカウントを作成しましょう。
 

 

ロリポップトップページに移動します。「まずは無料でレンタルサーバーを利用しよう」ボタンを選択します。
ロリポップトップページ
 
下記例では、独自ドメインが契約中ずっと無料で利用できる「ハイスピードプラン」を選択しています
ロリポップ ハイスピードプランを選択
 

アカウント情報を入力します。初期ドメイン・パスワード・メールアドレスを入力したあと、今回は「無料で独自ドメインを取得する」にチェックを入れて、契約と同時に独自ドメインを取得設定していきます。
ロリポップ アカウント開設手続き1
(※)「無料で独自ドメインを取得する」は、クレジットカード支払いのみ・12ヶ月以上契約・契約種別個人のみなどになります。詳しくはページ内の記載事項をご確認ください。

初期ドメインについて

初期ドメインはロリポップにログインする際に利用する半角英数のIDです。屋号などの覚えやすい値がおすすめです。
ロリポップ アカウント解説 初期ドメインについて

独自ドメインを利用する場合、一般のサイト訪問者にはこのIDは見えませんので、基本的にどんな文字列でも気にする必要はありません。

 

ここでは以降の詳しい手順は割愛します。詳細については「【ロリポップ版】WordPressインストール方法・始め方」をご参照ください。
 

まとめ 自分に合ったプランを選ぼう

今回紹介するレンタルサーバー ロリポップ!
 

まとめです。今回は、レンタルサーバー「ロリポップ」をご検討されている方向けに、「ロリポップの特徴と各プランの比較」をしました。
 

プラン名 エコノミープラン ライトプラン スタンダードプラン ハイスピードプラン エンタープライズプラン
おすすめ度
主な使用用途 専用メールアドレスの利用・静的サイトにおすすめ 趣味のホームページの新規作成におすすめ ビジネス用途の店舗HPやブログサイトなど全般におすすめ WordPressで高速表示したい方におすすめ 大規模サイト・法人サイトにおすすめ
料金・価格 初期費用 1,650円 1,650円 1,650円 0円 0円
月額費用 99円〜 220円〜 440円〜 550円〜 2,200円〜
無料独自ドメイン × × × 1個 1個
Webサーバー機能 WordPress ×
利用不可

可能
◯+
可能・高速

可能・最高速

可能・最高速
ディスクの種類
SSD

SSD

SSD

SSD

SSD
ディスク容量
70GB

200GB

300GB
◯+
400GB

1.2TB(1200GB)
転送容量制限
無制限

無制限

無制限

無制限

無制限
Webサーバーソフトウェア
Apache

Apache

Apache

LiteSpeed

LiteSpeed
独自ドメイン上限
50個

100個
◯+
200個

無制限

無制限
MySQL個数上限 ×
未対応
(WordPress不可)

1個

50個

無制限

無制限
PHP
(CGI)

(CGI+Module)

(CGI+Module)

(LiteSpeed)

(LiteSpeed)
WAFのログ検知・個別除外 × ×
Webフォント提供 × × × × ×
メール機能 メールアカウント作成数制限 20個/1ドメイン 無制限 無制限 無制限 無制限
メールボックス容量 1GB/1アドレス 5GB/1アドレス 5GB/1アドレス 20GB/1アドレス 20GB/1アドレス
メール1通のサイズ制限 100MB/送受信 100MB/送受信 100MB/送受信 100MB/送受信 100MB/送受信
メール送信数制限 100送信/時間
1,000送信/日
300送信/時間
3,000送信/日
1,000送信/時間
10,000送信/日
1,000送信/時間
10,000送信/日
1,000送信/時間
10,000送信/日
メーリングリスト機能 ◯(1件)
1リスト500アドレスまで
◯(5件)
1リスト500アドレスまで
◯(10件)
1リスト500アドレスまで
◯(10件)
1リスト500アドレスまで
◯(30件)
1リスト500アドレスまで
メールマガジン機能 ◯(1件)
1メルマガ500アドレスまで
◯(5件)
1メルマガ500アドレスまで
◯(10件)
1メルマガ500アドレスまで
◯(10件)
1メルマガ500アドレスまで
◯(30件)
1メルマガ500アドレスまで
サポート面 自動バックアップ × × ×
無料付属(復元は有料)

無料付属(復元は有料)
バックアップ&復元オプション オプション300円 オプション300円 オプション300円 オプション300円 無料申込可能
メールサポート ◯(24時間受付) ◯(24時間受付) ◯(24時間受付) ◯(24時間受付) ◯(24時間受付)
チャットサポート ◯(平日:9:30〜13:00 14:00〜17:30) ◯(平日:9:30〜13:00 14:00〜17:30) ◯(平日:9:30〜13:00 14:00〜17:30) ◯(平日:9:30〜13:00 14:00〜17:30) ◯(平日:9:30〜13:00 14:00〜17:30)
電話サポート × × ◯(平日:10:00〜18:00) ◯(平日:10:00〜18:00) ◯(平日:10:00〜18:00)
プラン変更 可能(上位プランのみ)
公式サイト ロリポップ公式サイト

(※)2023年3月1日時点の10%税込表示。


 

うーん、やっぱり悩みますね。

自分のやりたいことに合わせて、プラン選択すると良いと思います。一般的な用途ならスタンダードプランもしくはハイスピードプランで良いのではないでしょうか。

 

 

ロリポップを使っての独自ドメイン取得、WordPressインストール・ホームページ作成までの手順を「【WordPressホームページの作り方総まとめ」にも掲載してます。ロリポップでWordPressを導入したい方は合わせてご参考ください。
 

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ロリポップ含めたおすすめのレンタルサーバーの選び方・比較については「【おすすめレンタルサーバー比較総まとめ】WordPress対応5社」をご参考ください。

 
今回は以上になります。最後までご覧いただきありがとうございました。
 

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