レンタルサーバーロリポップを使ってみた感想 メリットとデメリット 

レンタルサーバー

【利用歴6年】ロリポップ!の評判と特徴・おすすめプラン比較

レンタルサーバーをどれにしようか検討したときに、「ロリポップ!」を選択肢として検討している人も多いのではないでしょうか。

結論から言うと、月額500円位の予算でレンタルサーバーを検討しているなら、ロリポップは特におすすめのレンタルサーバーです。

今回は、ロリポップ!を検討されている方向けに、「ロリポップの評判や特徴、おすすめプラン」を解説します。
 

PICK UP】 ロリポップの中の人にインタビューしました!

GMOペパボ本社にて。WEBST8松本・撮影協力松尾さん、ロリポップ林田様
レンタルサーバー「ロリポップ!」を運営しているGMOペパボ様に、ロリポップ高速化の取り組みやセキュリティ対策、サポート体制の強みなど詳しくお聞きしてきました!
 

 

 


 

ロリポップの各プランマップ
 

6年以上ロリポップを使用しておりますので、実際の使用者のリアルな口コミ・評判としても参考にできると思います。

 

(関連記事)他社含めたレンタルサーバー比較について

今回ご紹介した「ロリポップ」を中心にご紹介していますが、他社含めたおすすめのレンタルサーバーを「【レンタルサーバー比較】WordPressおすすめサーバー5選+」に記載しています。レンタルサーバーを比較・ご検討したい方はあわせてご覧ください。

 

サーバー 公式サイト キャンペーン内容 期間
エックスサーバー
エックスサーバー
公式サイト 最大30%オフ月額693円〜利用できるキャンペーン 2023年10月2日(月)12:00まで
ConoHaWING
ConoHa ロゴ
公式サイト 最大53%オフ!月額678円~使えるキャンペーン 2023年10月3日(火)16:00まで
ロリポップ!
ロリポップ!ロゴ
公式サイト
さくらのレンタルサーバ
さくらインターネットロゴ
公式サイト co.jpドメインが3,000円OFFキャンペーン 2023年10月25日(水)23:59まで
mixhost
mixhost ロゴ
公式サイト 最大70%OFF!月額968円(税込)〜使える初回割キャンペーン 現時点で期限なし

※(更新日)2023年9月15日。キャンペーンは予告なく終了される場合があります。適用条件含めた最新の正確な情報は各公式サイトをご確認ください。


 

 

本記事記載の内容は、2023年9月15日時点で公式サイトなどから調べた情報です。今後、価格や機能面など時期によって本記事に記載の内容と変わってくることもあり得ますのでご注意ください。また、当方が体感した・調べた範囲内での主観による評価・説明も含まれていることをご了承のうえ、最新の正確な情報は公式サイトで確認するようにしてください。

 

ロリポップの特徴と感想・評判

レンタルサーバーロリポップトップページ
 

項目 内容
公式サイト ロリポップ公式サイト
コメント GMOペパボが運営する老舗レンタルサーバー。ここ2,3年でサーバー性能がアップされ安価&高性能のサーバーに進化。

  • 自動バックアップ・復元データ取得標準装備
  • 契約中は独自ドメイン2つ永久無料
  • WordPressテーマ(Diver/THE THOR/Colorful)割引特典あり
おすすめプラン ベーシックプラン(旧ハイスピードプラン)
プラン 初期費用 月額費用 WordPress 無料ドメイン バックアップ
エコノミードプラン 無料 99円〜 × × ×
ライトプラン 無料 220円〜 × ×
ベーシックプラン 無料 550円〜 ◯(2個)
エンタープライズプラン 無料 2,200円〜 ◯(2個)

(※)2023年9月15日時点の10%税込表示。

ロリポップ!はGMOペパボ株式会社が運営するレンタルサーバーで、安さ・コストパフォーマンスの高さで人気のサーバーです。

WordPressを利用できるライトプランが月額200円代と安く利用できる一方、性能・速度を求める人向きの上位プランも揃っているので、小さいホームページ型のサイトから中規模以上のブログ・メディアサイトまで幅広く使えます。
 

ロリポップを使った感想・評判・口コミ

ロリポップを使ってみた感想としては、月額200円〜月額500円くらいの予算ならロリポップが第一候補という印象です。
 
昔は「いかにも格安」「安いけど性能・安定性は微妙・・」といった感じでしたが、ここ2,3年で見た目も性能も大幅にアップしたため、一般的なホームページやブログを運営する分には全く問題ないと思います。
 
反面、ベーシックプラン以上でphp.ini設定やセキュリティ周りで一部使えなくなる機能がある(後述)ことがまだ改善事項だなと感じられました。

 

ロリポップ!の良い評判・口コミ

ロリポップを利用している知人やネット上の口コミを集約すると、「安く利用できて助かる」「普通のホームページやブログなら高いサーバーを選ばなくてもロリポップで十分」といった声が多いです。

月額1,000円代の高速高性能を謳っているエックスサーバーやConoHa、mixhostを使って優位性が出るほどのサイトを運営する人は実際それほど多くありません。

一般的なホームページやブログを運営する多くの人にとっては、ロリポップの方がコストパフォーマンスが良いでしょう。
 

ロリポップ!の悪い評判・口コミ

一方、悪い口コミ・評判としては、「サポートの対応が微妙だった・・」や「セキュリティ機能のWAFでエラーが起きやすい」というネット上の声がいくつか見受けられました。

WAF(Web Application Firewall)はセキュリティ機能の一つですが、誤検知してしまって解決に時間がかかったという方や除外設定が面倒臭いといった人がいました。

サポートにの対応としては、私自身の体験としては次の過去の体験があり、個人的にはサポートに不満はありません。

 

(体験談)過去サポートで問い合わせた際の対応は丁寧で早かった

2017年〜2018年頃の話になりますが、ホームページ制作でロリポップを利用していた頃、夜の時間帯になると表示にかなり時間がかかる(5秒〜10秒ほど)トラブルがありました。

その際、サポートに問い合わせたところ、「ご利用のサーバーが高負荷だったため、別の負荷の低いサーバーに移設させていただきます」との回答がすぐにありスムーズにサーバー移設してもらいました。

この度はお問合せいただき、誠にありがとうございます。
カスタマーサービス ●●よりご案内いたします。

お問合せいただきました件に関しまして確認いたしましたところご利用いただいておりますサーバー(●●)にて高負荷が発生しておりました。そのためサイトの表示に時間がかかっていた可能性がございます。

お客様にはご迷惑をおかけ致し申し訳ございません。つきましては、負荷の低いサーバーへの移設をご提案させていただきたく存じます。

移設につきましては弊社にて対応を行わせていただき費用は発生いたしません。

>まだ、立ち上げたばかりでアクセスもほとんどない状況なのですが、サイトの表示がタイミングによって著しく遅い件(10秒以上かかることがたびたびおこる)についてご確認いただきたくご連絡させていただきました。...(以下略)
(当時のサポート問い合わせメールの回答から抜粋)

 

当時は高負荷なサーバー(?)と思いましたが、サポートデスクの返事は早かったです。2020年頃からサーバースペックも上がり、当時のような現象は少ないのではないのかなと思います。

 

2020年8月以降大幅スペック増強を続けているロリポップ

昔は「安さだけ」「安いけど性能は微妙・・・」といった声が多かったですが、2020年8月頃から全プランでサーバー性能が大幅にアップし続けています。

今ではビジネス用のホームページやアクセス数の多いブログにも十分対応できるようになったのではないかと思います。

ロリポップ 爆速宣言
ロリポップの高性能化・スピードアップ

ロリポップ公式サイトより引用
 

 

ロリポップおすすめプランはベーシックプラン(旧ハイスピード)

目的別ロリポップのおすすめプラン
 

ロリポップでは、4つのプランを提供していますが、一番おすすめのプランは、月額550円から利用できる「ベーシックプラン(旧ハイスピードプラン)」です。

ベーシックプランでは無料独自ドメイン(年額2,000円程度が無料)があるため価格的にもお得になります。

機能面的にもWordPress高速化・自動バックアップが付いている点を考慮すると一番コスパの良いプランです。

趣味や非営利のWordPressサイトを1つ運営する目的なら月額220円〜のライトプランも選択肢の一つです。ライトプランは電話サポートなし・データベース1つまで(≒WordPressサイト一つ※)など制限はあるものの月額220円とより安価に利用できます。

(※参考)【データベースとは】仕組みやMySQLを使えるレンタルサーバー
 

 

ロリポップ!各プランの簡単比較表

プラン名 エコノミープラン ライトプラン ベーシックプラン エンタープライズプラン
おすすめ度
初期費用 無料 無料 無料 無料
月額費用 99円〜 220円〜 550円〜 2,200円〜
WordPress ×
利用不可

可能・普通

可能・高速

可能・高速
電話サポート × ×
無料独自ドメイン × × ◯(最大2個) ◯(最大2個)
自動バックアップ × ×
復元 × ×
公式サイト ロリポップHPはこちら

(※)価格は税込表記。メールサポートは全プラン標準でついています。
(※)おすすめ度は、「価格」「性能」「提供機能」のバランスを考慮して当サイト独自の評価をしています。

 

3年契約が最もコストパフォーマンスが高い

ロリポップ 契約期間ごとの月額価格

ロリポップ 契約期間ごとの月額価格


 

ロリポップの場合、契約期間が長いほど月額費用が安くなる傾向がかなり強いです。

特にベーシックプランは、期間を長くすると価格が安くなる傾向が大きいため、長期間契約のメリットが大きくなります。逆に、3年契約未満は月額費用が高い目になるため、ロリポップを契約するなら3年契約の方が良いでしょう。
 

ロリポップを利用するメリットとデメリット

ロリポップの具体的なメリットとデメリットについて改めてご紹介します。

メリット デメリット
ロリポップの特徴
  • ライトプラン月額220円〜と格安でWordPressを利用できる
  • サーバー契約中はドメインが2つ無料で取得・更新できる(ベーシックプラン以上)
  • プラングレードアップができるので、安く始めて運用に応じて拡張することができる
  • 老舗サーバーなので本やネットに情報が多い
  • 初心者でもWordPressを始めるのが簡単
  • 3年未満の契約(2年契約以下)の場合、月額料金が割高になる
  • バックアップの復元にはサポートに連絡する必要あり
  • ベーシックプラン(旧ハイスピードプラン)以上がWAF除外設定不可・php.ini設定不可など若干制限あり

 

ロリポップを利用するメリット

ロリポップを使うメリットは下記の通りです。

  • 安価にWordPressを運用できる
  • 初心者でも簡単にWordPressを始められる
  • 老舗サーバーなので本やネットに情報が多い

 

【メリット】プランが豊富で安価にWordPressを運用できる

ロリポップの魅力はなんといってもプランが豊富で安価にホームページやブログを作成・運営できる点です。

WordPressを利用する場合、最安でライトプラン月額220円〜から利用できます。

ベーシックプランでは無料独自ドメイン付きで月額550円から利用できるので、月額1,000円の価格帯のエックスサーバー、ConoHa WINGなどと比べて半額近い値段でWordPressを利用できることが大きな強みです。

プラングレードアップもできるので、最初は安く始めて運用に応じてプランをアップグレードすることもできるので、最も安価にサイト運営できるサーバーの一つと言えます。
 

【メリット】初心者でも簡単にWordPressを始められる

二つ目のメリットは、初心者でも簡単にWordPressを始められるという点です。

ロリポップでは、WordPress同時セットアップ機能で契約と同時に独自ドメインでWordPressサイトを開設できます。

契約時の独自ドメインの設定やWordPressのインストールなどは初心者がつまづきやすいポイントですが、そういった難しい箇所でも簡単にセットアップできるようになっています。

なお、WordPressの始め方については後述の「ロリポップのWordPressを始める方法」をご参照ください。
 

【メリット】老舗サーバーなので本やネットに情報が多い

三つ目のメリットは、ネットや本などで情報がたくさん掲載されているため、なにかあるとネットで調べると大体のことがわかる点も大きなメリットです。

ロリポップは2023年時点で国内シェア第二位で利用者数も多いので、困ったときにネットで調べたり、SNSで発信すると誰かが助けてくれるコメントをされているシーンもよく見かけます。


 

ロリポップを利用するデメリット

一方、ロリポップを利用するデメリットとしては下記のような点が挙げられます。

  • バックアップ・復元機能は有償(ライトプラン以下)
  • ベーシックプラン以上がWAF除外設定不可・php.ini設定不可など若干制限あり
  • アダルトサイト運営は不可

 

【デメリット】バックアップ・復元機能は有償

一つ目のデメリットは、ライトプラン以下では、バックアップ・復元機能は有償という点です。

ロリポップの下位プラン(ライトプランおよびエコノミープラン)以下は標準ではバックアップ機能が提供されていません。

サーバー側でバックアップを実施したい場合、サーバーバックアップオプション月額300円を追加する必要があります。

せっかく格安プランを選んでもバックアップで+300円がかかると格安感がなくなります。

ベーシックプランはサーバー契約時点でバックアップ機能が備わっているため、バックアップをサーバー側でつけておきたいならベーシックプラン以上が良いでしょう。
 

【デメリット】上位プランで若干の機能制限がある

二つ目のデメリットは、中級者向けの機能ですが、ベーシックプラン以上で若干の機能制限がある点です。

具体的に言うと、WAF(Web Application Firewall)で検知・防御ログの確認と個別除外設定ができなかったり、php.iniが触れないなどの制限があります。

プラン名 エコノミープラン ライトプラン ベーシックプラン以上
WAF
WAF除外 ×
php.iniの利用 ×

 

検知ログの参照方法
ベーシックプラン・エンタープライズプランではこの機能は利用できません。
WAFの解除・設定 | ロリポップ公式サイト

(参考)【WAF無効/除外設定】ロリポップで403or保存できないエラーが出たとき

新規契約であまり使うこともなく気にしなくても良いかもしれませんが、上記機能を利用している利用者でプランアップグレードする際には注意が必要です。今後の改善に期待ですね。

 

【デメリット】アダルトサイト運営は不可

最後に、アダルトサイトの運営はロリポップでは不可になります。

「アダルトは運営しないよ」という方でも肌の露出の激しい画像やグッズ・出会い系など、アダルト系と判断されると規制対象になる場合があるので、そういった可能性がある場合は最初からアダルト許可のサーバーであるmixhostやカラフルボックスを選んでおいた方が無難です。

(参考)【mixhostの評判は?】料金・おすすめプランやデメリット
(参考)【カラフルボックス】特徴・評判やメリットデメリット
 

ロリポップはこんな人におすすめ

以上を踏まえるとロリポップは、下記のような人・法人におすすめです。

ロリポップはこんな人におすすめ

  • 月額500円くらいの予算でできるだけ良いサーバーを探している人
  • 下位プランから小さく始めて規模に応じてサーバーを拡張したい人
  • 店舗ホームページタイプのサイトや地道にブログを始めたい人

 

月額500円代のレンタルサーバー検討するならロリポップが第一候補のサーバーです。

反面、上位プランに若干制限がある点を考慮すると、月額1,000円代の予算があるならエックスサーバーやConoHa WINGなどの他のサーバーを検討しても良いと思います。

なお、他のレンタルサーバーを含めた具体的な機能比較については「【レンタルサーバー比較】WordPressおすすめサーバー5選+」をご参照ください。
 

 
 

ロリポップの各プラン機能・性能比較

ここからはあらためてロリポップの各プランの性能について説明していきます。
 

ロリポップの各プラン機能・性能比較表

ロリポップの各プラン機能・性能比較表は下記の通りです。ロリポップでは、基本的にあとからプラン変更も可能(アップグレード・ダウングレード共に可能)ですので、自社サイトの規模に合わせて変更することもできます(※)。

プラン名 エコノミープラン ライトプラン ベーシックプラン エンタープライズプラン
概要 おすすめ度
主な使用用途 専用メールアドレスの利用・静的サイトにおすすめ 趣味のホームページの新規作成におすすめ ビジネス用途・WordPressで高速表示したい方におすすめ 大規模サイト・法人サイトにおすすめ
料金・価格 初期費用 無料 無料 無料 無料
月額費用 99円〜 220円〜 550円〜 2,200円〜
無料独自ドメイン × × 2個 2個
Webサーバー機能 WordPress ×
利用不可

可能

可能・最高速

可能・最高速
ストレージ種類
SSD

SSD

SSD

SSD
ストレージ容量
70GB

200GB
◯+
400GB

1.2TB(1200GB)
転送容量制限
無制限

無制限

無制限

無制限
Webサーバーソフトウェア
Apache

Apache

LiteSpeed

LiteSpeed
独自ドメイン上限
50個

100個

無制限

無制限
MySQL個数上限 ×
未対応
(WordPress不可)

1個

無制限

無制限
PHP
(CGI)

(CGI+Module)

(LiteSpeed)

(LiteSpeed)
WAFのログ検知・個別除外 × ×
Webフォント提供 × × × ×
メール機能 メールアカウント作成数制限 20個/1ドメイン 無制限 無制限 無制限
メールボックス容量 1GB/1アドレス 5GB/1アドレス 20GB/1アドレス 20GB/1アドレス
メール1通のサイズ制限 100MB/送受信 100MB/送受信 100MB/送受信 100MB/送受信
メール送信数制限 100送信/時間
1,000送信/日
300送信/時間
3,000送信/日
1,000送信/時間
10,000送信/日
1,000送信/時間
10,000送信/日
メーリングリスト機能 ◯(1件)
1リスト500アドレスまで
◯(5件)
1リスト500アドレスまで
◯(10件)
1リスト500アドレスまで
◯(30件)
1リスト500アドレスまで
メールマガジン機能 ◯(1件)
1メルマガ500アドレスまで
◯(5件)
1メルマガ500アドレスまで
◯(10件)
1メルマガ500アドレスまで
◯(30件)
1メルマガ500アドレスまで
サポート面 自動バックアップ × オプション × オプション
無料(復元も無料)

無料(復元も無料)
メールサポート ◯(24時間受付) ◯(24時間受付) ◯(24時間受付) ◯(24時間受付)
チャットサポート ◯(平日:9:30〜13:00 14:00〜17:30) ◯(平日:9:30〜13:00 14:00〜17:30) ◯(平日:9:30〜13:00 14:00〜17:30) ◯(平日:9:30〜13:00 14:00〜17:30)
電話サポート × × ◯(平日:10:00〜18:00) ◯(平日:10:00〜18:00)
プラン変更 可能
公式サイト ロリポップ公式サイト
プラン名 エコノミープラン ライトプラン ベーシックプラン エンタープライズプラン

(※)2023年9月15日時点の税込表示


(※)プラン変更については細かい条件・注意点があるので、詳細は公式サイトやサポートで確認するようにしてください。
プラン変更はできますか? - よくある質問 | ロリポップ
プラン変更の際の注意点はありますか? - よくある質問 | ロリポップ
 

 

各サーバープラン性能・機能の注目ポイント

ここでは、主要な機能・性能についての説明を少し補足していきます。
 

ストレージのHDDとSSD搭載について

ディスク部分(ストレージ)の種類について
 

プラン名 エコノミープラン ライトプラン ベーシックプラン エンタープライズプラン
ストレージ種類
SSD

SSD

SSD

SSD
ストレージ容量
70GB

200GB
◯+
400GB

1.2TB(1200GB)

 

ストレージ(ディスク部分)は2020年8月のハードウェア増強に伴って、全プランオールSSDが実現され、高速化が実現されました。

SSDはSolid State Drive(ソリッドステートドライブ)の略です。HDD(ハードディスクと)と同じ記憶装置ですがデータの読み取りや書き取りの処理速度がHDDよりも早くなります。

ストレージの容量上限については、ライトプランでも200GBとかなり大容量が用意されています。エンタープライズプランでは1TBとかなり大きく、複数・大規模サイトでも安心です。

(参考)レンタルサーバーのSSDとは?特徴・HDDとの違いやメリット
 
 

転送量制限について

転送量制限についての説明
 

プラン名 エコノミープラン ライトプラン ベーシックプラン エンタープライズプラン
転送量制限
無制限

無制限

無制限

無制限

 
転送量制限をイメージで例えると、携帯の通信パケット制限と同じで、サーバーとのデータの送受信の合計量に関する制限のことです。

ロリポップは2022年3月に全プラン無制限になりました。
 

転送量の簡単な計算

仮に1回のWebページの閲覧で平均5MBのデータが発生すると仮定とします。容量制限が300GB/日≒300,000MB/日の場合、300,000[MB/日]÷5[MB/PV]=60,000[PV/1日]が概算の1日の上限値(1ヶ月換算で180万PV)ということになります。

ただし、特殊な使い方などで転送データが極端に多くなり他の利用者に影響が出そうな場合においては、どのサーバーでも制限がかかる可能性があります。

 

(参考)レンタルサーバーの転送量制限とは?必要なデータ量や計算・確認方法
 

Webサーバーソフトウェア。ApacheとLiteSpeed

Webサーバーソフトウェアについて
 
Webサーバードフトウェアの性能では、最新の「LiteSpeed」が採用されている、ロリポップの「ベーシックプラン」と「エンタープライズプラン」が高速処理が可能になっています。
 

プラン名 エコノミープラン ライトプラン ベーシックプラン エンタープライズプラン
Webサーバーソフトウェア
Apache

Apache

LiteSpeed

LiteSpeed

「Webサーバーソフトウェア」は、サーバー(Webサイト)とPC(端末)間の通信を支える仕組みとなるソフトウェアです。

ロリポップのベーシックプラン以上では、LiteSpeed Technologies社によって開発された最新の「LiteSpeed Web Server」が採用されています。

ライトプラン以下は従来型のWebサーバー「Apache(アパッチ)」が使われています。
 

Webサーバーソフトウェアのシェア推移

w3techs.comより引用


 

「LiteSpeed Web Server」は、新しいWebサーバーソフトウェアのため世界的シェアは少ないものの、少しずつシェアを伸ばしてきていますね。

 
 

PHP(CGI・Module版・LiteSpeed)

Webサーバー CGI・モジュール版・LiteSpeed版
 

プラン名 エコノミープラン ライトプラン ベーシックプラン エンタープライズプラン
PHP
CGI
◯+
CGI+Module

Lite Speed

Lite Speed

 

PHPの動作モードは、LiteSpeedを採用しているベーシックプラン・エンタープライズプランが最高速、モジュール版が利用できるライトプランが普通、エコノミープランがCGI版で低〜中速になります。

PHPにはCGI(Common Gateway Interface)版とモジュール版という大きく二つの動作モードがあります。

CGI版は、Apacheとは別の外部プロセスとしてPHPを処理する形で低〜中速なのに対して、モジュール版はApache(の拡張機能)で直接をPHP処理をさせる形になるので、CGIに比べると早くなります。

LiteSpeed版はApacheのモジュール版のような形式でLiteSpeedで直接処理させる形で、Webサーバーソフトウェアの性能によりさらに高速になっています。

 

バックアップサービスについて

バックアップと復元(データ提供)機能について
 

プラン名 エコノミープラン ライトプラン ベーシックプラン エンタープライズプラン
自動バックアップ × オプション × オプション
無料(復元も無料)

無料付属(復元も無料)

 

「ベーシックプラン」と「エンタープライズプラン」では、自動バックアップ機能が最初から付属しています。

万一サーバーデータが紛失した場合でもバックアップデータをもとに復元することが可能です。

なお、従来復元データ提供に手数料11,000円がかかっていましたが、2023年5月1日から復元も無料になりました。

なお、オプションのバックアップサービス(月額300円)を申し込むことで、Webサーバーとデータベースサーバーに対して、スケジュールバックアップ&復元できるようになります。エンタープライズプランでは、このオプションバックアップサービスも無料で申し込みできます。
 

7世代バックアップ
月額300円で簡単にWebサーバーとデータベースサーバーの自動バックアップが行える機能です。
バックアップ間隔は、お客様のニーズに合わせて自由に設定可能です。データの取り出しも簡単で、専門的な知識も難しい操作も必要ありません。
過去7回分のバックアップデータをいつでもダウンロードできます。
WordPressなどのCMSをご利用中の方にピッタリの機能です。

有料オプションです。エンタープライズプランは無料でご利用いただけます。
バックアップオプション | ロリポップ公式サイトより引用

 

 
 

ロリポップの各プランの特徴とおすすめ度

ここからは、ロリポップの各プランの特徴とおすすめ度について改めて説明していきます。
ロリポップの各プランマップ
 

なお、従来のスタンダードプランは2023年5月1日時点で新規受付停止されたため、本記事では割愛しています。

 

月額100円代の最安プラン「エコノミープラン」

ロリポップ エコノミープラン

 

エコノミープラン おすすめ度:

 

 

エコノミープランは、月額99円でできる最もロリポップの中でも格安なプランです。

HTML・CSSなどの静的サイトを開設する際に利用したり、独自ドメインを利用した専用メールアドレスの運用などをしたい場合におすすめです。
ただし、WordPress利用不可・電話サポートなしと、汎用性が大きくないため、あらかじめ用途が決まっている場合を除いてあまりおすすめではありません。
 

エコノミープランの主な機能スペック

  • 容量70GB
  • WordPress利用不可
  • WebサーバーApache
  • 転送量無制限
  • MySQL利用不可
  • PHP(CGIのみ)
  • 電話サポートなし

 

(関連記事)おすすめ格安レンタルサーバー比較とメリットデメリットをご紹介
 

WordPressが利用できる格安プラン「ライトプラン」

ロリポップ ライトプラン
 

ライトプラン おすすめ度:

 

 

ライトプランは、月額220円(税込)〜利用できる格安プランです。

エコノミープランと違って、WordPressが利用できます。趣味や非営利目的、小規模ホームページのWordPressサイトを1つ運営する場合におすすめです。

ただし、WordPressで利用するデータベースMySQLが1個のみ(通常WordPress一個につき1個が望ましい)・電話サポートなしと、ベーシックプランに比べるとかなり機能・性能が制限される点に注意です。

ロリポップ全体のプランの中ではベーシックプランが一番おすすめですが、月額200〜300円の他社の格安レンタルサーバーと比較した際ではライトプランが有力候補になると思います。

「Wix」や「Ameba Ownd」などで無料のホームページを作成するか、格安レンタルサーバーでWordPressサイトを作るかを悩んでいる副業をしている人や個人事業主におすすめです。

(関連)【比較】無料から使えるおすすめホームページ作成サービス5選
(関連)おすすめ格安レンタルサーバー比較とメリットデメリットをご紹介
 

ライトプランの主な機能スペック

  • 容量200GB
  • WordPress利用可能
  • WebサーバーApache
  • 転送量無制限
  • MySQL個数上限1個
  • PHP(CGI・Module両方対応)
  • 電話サポートなし

 
 

無料ドメイン付き&最もおすすめ「ベーシックプラン(旧ハイスピード)」

ロリポップ ベーシックプラン(旧ハイスピードプラン)
 

ベーシックプラン おすすめ度:

 

 

ベーシックプラン(旧ハイスピードプラン)は、月額550円(税込)〜利用できる標準プランです。WordPressの表示速度向上を重視したプランで、検索順位で上位を狙うアフィリエイターやページ数の多いサイトにおすすめです。

ベーシックプランでは、無料独自ドメイン・自動バックアップ機能付きを考慮すると、今現在最もおすすめのプランです。

ベーシックプランの主な機能スペック

  • 無料独自ドメイン2つ
  • 容量400GB
  • WordPress利用可能
  • WebサーバーLiteSpeed
  • 転送量無制限
  • MySQL個数無制限
  • PHP(LiteSpeed)
  • 自動バックアップ無料(復元無料)
  • 電話サポートあり

 

ただ制限事項として、ベーシックプランおよび後述のエンタープライズでは、2023年9月時点ではWAF(Web Application Firewall)で検知・防御ログの確認と個別除外設定ができないようになっていたり、php.iniが触れないなどの制限があります。
 
403エラーが起きた際はWAFを無効化するか、都度無効化・有効化切り替えなど実施する必要がありますのでご注意ください。

折角の上位プランなので、今後の改善に期待したいですね。

 

検知ログの参照方法
ベーシックプラン・エンタープライズプランではこの機能は利用できません。
WAFの解除・設定 | ロリポップ公式サイト

 

大規模サイトでも使える最も贅沢なプラン「エンタープライズプラン」

ロリポップエンタープライズプラン
 

エンタープライズプラン おすすめ度:

 

 

エンタープライズプランは、月額2,200円(税込)のロリポップが用意している最上位プランです。

容量が1.2TBとかなり大きい目で、大量の動画や画像などで大容量が必要なサイトに向いています。
 

エンタープライズプランの主な機能スペック

  • 無料独自ドメイン2つ
  • 容量1.2TB(1200GB)
  • WordPress利用可能
  • WebサーバーLiteSpeed
  • 転送量無制限
  • MySQL個数無制限
  • PHP(LiteSpeed)
  • 自動バックアップ(復元無料)
  • 電話サポートあり

 
 

ロリポップでのWordPressの始め方

ロリポップでは、ライトプラン以上でWordPressに対応、ベーシックプラン以上で無料独自ドメインが利用できます。

ロリポップでWordPressサイトを開設するには、まず「ロリポップ!」にアクセスしてアカウントを作成しましょう。
 

 

ロリポップトップページに移動します。「まずは無料でレンタルサーバーを利用しよう」ボタンを選択します。
ロリポップトップページ
 
下記例では、独自ドメインが契約中ずっと無料で利用できる「ベーシックプラン(旧ハイスピードプラン)」を選択しています
ロリポップ ハイスピードプランを選択
 

アカウント情報を入力します。初期ドメイン・パスワード・メールアドレスを入力したあと、今回は「無料で独自ドメインを取得する」にチェックを入れて、契約と同時に独自ドメインを取得設定していきます。
ロリポップ アカウント開設手続き1
(※)「無料で独自ドメインを取得する」は、クレジットカード支払いのみ・12ヶ月以上契約・契約種別個人のみなどになります。詳しくはページ内の記載事項をご確認ください。

初期ドメインについて

初期ドメインはロリポップにログインする際に利用する半角英数のIDです。屋号などの覚えやすい値がおすすめです。
ロリポップ アカウント解説 初期ドメインについて

独自ドメインを利用する場合、一般のサイト訪問者にはこのIDは見えませんので、基本的にどんな文字列でも気にする必要はありません。

 

ここでは以降の詳しい手順は割愛します。詳細については「【ロリポップ版】WordPressインストール方法・始め方」をご参照ください。
 

まとめ ロリポップの評判やメリットデメリット

まとめです。今回は、レンタルサーバー「ロリポップ」をご検討されている方向けに、「ロリポップの特徴と各プランの比較」をしました。

目的別ロリポップのおすすめプラン
 

■目的別おすすめプラン

  • WordPressを利用しないHTML/CSSのみ→エコノミープランがおすすめ
  • 趣味・非営利・小規模ホームページのWordPressサイトを一つ運用→ライトプランがおすすめ
  • ビジネス・ブログ目的のWordPressサイトを一つ以上運用→ベーシックプランがおすすめ
ご自身の目的に合わせて最適なプランを選んてみてくださいね。

 

PICK UP】 ロリポップの中の人にインタビューしました!

GMOペパボ本社にて。WEBST8松本・撮影協力松尾さん、ロリポップ林田様
レンタルサーバー「ロリポップ!」を運営しているGMOペパボ様に、ロリポップ高速化の取り組みやセキュリティ対策、サポート体制の強みなど詳しくお聞きしてきました!
 

 

 


 

ロリポップを使っての独自ドメイン取得、WordPressインストール・ホームページ作成までの手順を「【WordPressホームページの作り方総まとめ」にも掲載してます。ロリポップでWordPressを導入したい方は合わせてご参考ください。
 

(関連記事)おすすめのレンタルサーバー

ロリポップ含めたおすすめのレンタルサーバーの選び方・比較については「【レンタルサーバー比較】WordPressおすすめサーバー5選+」をご参考ください。

 
今回は以上になります。最後までご覧いただきありがとうございました。
 

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