WordPressでブログやホームページを始めようと思った時に、エックスサーバー(XSERVER)とConoHa WING(コノハ ウイング)のどちらがよいかで迷う人も多いのではないでしょうか。
どちらもサーバー性能・速度には定評がある人気レンタルサーバーですが、エックスサーバーは国内シェアや実績を重視する個人・法人に、ConoHa WINGはより安価&いろいろな特典を重視する学生や若手ブロガーにおすすめです。
今回は、「ConoHa WING」と「エックスサーバー
」の2社の比較・解説します。
合わせて読みたい記事
今回は、エックスサーバーとConoHa WINGで比較しますが、そのほかのレンタルサーバー含めた比較検討したい方は、「【レンタルサーバー比較】WordPressおすすめサーバー5選+」にほかのおすすめレンタルサーバー含めた料金・機能を比較していますので、是非ご参照ください。
サーバー | 公式サイト | キャンペーン内容 | 期間 |
---|---|---|---|
エックスサーバー![]() ![]() |
公式サイト![]() |
最大30%オフ月額693円〜利用できるキャンペーン | 2023年10月2日(月)12:00まで |
ConoHaWING![]() ![]() |
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最大53%オフ!月額678円~使えるキャンペーン | 2023年10月3日(火)16:00まで |
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最大70%OFF!月額968円(税込)〜使える初回割キャンペーン | 現時点で期限なし |
※(更新日)2023年9月15日。キャンペーンは予告なく終了される場合があります。適用条件含めた最新の正確な情報は各公式サイトをご確認ください。
本記事記載の内容は、2023年9月15日時点で公式サイトなどから調べた情報です。今後、価格や機能面など時期によって本記事に記載の内容と変わってくることもあり得ますのでご注意ください。また、当方が体感した・調べた範囲内での主観による評価・説明も含まれていることをご了承のうえ、最新の正確な情報は公式サイトで確認するようにしてください。
ConoHa WINGとエックスサーバーを簡単比較
ConoHaとエックスサーバーともにブログアフィリエイトにおすすめのレンタルサーバーですが、先に結論としてはそれぞれ下記のような方におすすめです。
- アクセス(PV)重視のブログ型サイト作成に向いている
- サーバースペック・表示速度は両サーバー共に国内有数
そのなかでも
■より安価&いろいろな特典を重視する学生やブロガーにおすすめ
→ConoHa WING(コノハ ウイング)
■国内シェアNo1の長い稼働&サポート実績を重視する法人や個人におすすめ
→エックスサーバー(XSERVER)
以下は、エックスサーバーとConoHa WINGの代表的なプランでの簡単比較です。
項目 | エックスサーバー | ConoHa WING |
---|---|---|
おすすめプラン | スタンダードプラン | ベーシックプラン |
おすすめ度 (当サイト独自) |
![]() |
![]() |
運営実績・期間 | 老舗(2003年〜) | 比較的新規(2013年〜) |
初期費用 | 0円 | 0円 |
月額費用 | 990円〜 | 968円〜 |
無料独自ドメイン | 2個 | 2個 |
割引特典テーマ | Snow Monkey / Swell / Emanon Business / LIQUID INSIGHT / Nishiki Pro | JIN:R, JIN / SANGO / THE THOR / THE SONIC |
運営会社 | エックスサーバー株式会社 | GMOインターネット株式会社 |
公式はこちら |
エックスサーバー![]() |
ConoHa![]() |
(※)比較するにあたって、エックスサーバーはスタンダードプラン、ConoHaはWINGパックベーシックプラン、10%税込価格の場合。(※)料金はキャンペーン割引などにより変動している場合があります。
なお、エックスサーバーもConoHa WINGもアダルト系ジャンルの運営は利用規約で禁止されています。
「アダルトは運営しないよ」という方でも肌の露出の激しい画像やグッズ・出会い系など、アダルト系と判断されると規制対象になる場合があるので、そういった可能性がある場合は最初からアダルト許可のサーバーであるmixhostやカラフルボックスを選んでおいた方が無難です。
(関連記事)おすすめのレンタルサーバー
アダルト可能なサーバー含めた、おすすめのレンタルサーバーの選び方・比較については「【レンタルサーバー比較】WordPressおすすめサーバー5選+」をご参考ください。
ConoHa WINGとエックスサーバーを徹底比較
次に、機能・性能面を中心により具体的な比較をしていきます。
項目 | エックスサーバー (スタンダードプラン) |
ConoHa (WING ベーシックプラン) |
公式はこちら |
エックスサーバー![]() |
ConoHa![]() |
---|---|---|---|
Webサーバー機能 | 契約と同時にWPセットアップ機能 | ◯(WordPressクイックスタート) | ◯(WordPressかんたんセットアップ) |
Webサーバーソフトウェア | Apache+nginx | Apache+nginx | |
ストレージ種類 | SSD(NVMe) | オールSSD | |
ストレージ容量 | 300GB | 300GB | |
転送量制限 | 無制限 | 無制限 | |
無料SSL | あり | あり | |
マルチドメイン (ドメイン上限) |
無制限 | 無制限 | |
MySQL上限 | 無制限 (容量上限目安5GB/1個) |
無制限 (容量上限目安4.5GB/1個) |
|
FTPアカウント数 | 無制限 | 無制限 | |
php動作モード | FAST CGI | LSAPI | |
ドメイン毎のPHPバージョン変更 | 可能 | 管理画面から不可 | |
WAF機能 | あり 一部個別除外可能 |
あり 個別除外可能 |
|
メール機能 | メールボックス容量制限 | 20GB/1アドレス | 20GB/1アドレス |
メール送信サイズ制限 | 100MB/送信 | 100MB/送受信 | |
メール送信数制限 | 1,500送信/時間 15,000送信/日 |
不明 | |
メーリングリスト | ◯ | ◯ | |
メールマガジン | ◯ | × | |
サポート | 自動バックアップ | ◯ (復旧データも無料で取得可能) |
◯ (復旧データも無料で取得可能) |
メールサポート | ◯(24時間受付) | ◯(24時間受付) | |
チャットサポート | ◯(平日10:00〜18:00) | ◯(平日10:00〜18:00) | |
電話サポート | ◯(平日10:00〜18:00) | ◯(平日10:00〜18:00) | |
アダルト・出会い系ジャンル(※) | × | × | |
あとからプラン変更 | ◯ | ◯ | |
運営実績・期間 | 老舗(2003年〜) | 比較的新規(2013年〜) | |
公式はこちら |
エックスサーバー![]() |
ConoHa![]() |
(※)1年契約10%消費税込価格の場合。キャンペーンなどにより価格が異なる場合があります。
【比較ポイント1】ConoHaとエックスサーバーの料金面での比較
契約期間ごとの比較ではConoHa WINGの方が安価でお得
両レンタルサーバーの人気プランである、ConoHa WINGの「ベーシックプラン」、エックスサーバー「スタンダードプラン」における契約期間別価格の比較です。

エックスサーバーとConoHaWINGの月額費用比較(2023年9月時点)
エックスサーバー、ConoHa WINGともに契約期間が長ければ長いほど、月額単価が安くなります。
項目 | ConoHa WING ベーシック |
エックスサーバー スタンダード |
---|---|---|
初期費用 | 0円 | 0円 |
月額費用(3ヶ月契約の場合) | 1,331円 | 1,320円 |
月額費用(6ヶ月契約の場合) | 1,210円 | 1,210円 |
月額費用(1年契約の場合) | 1,098円 | 1,100円 |
月額費用(2年契約の場合) | 1,028円 | 1,045円 |
月額費用(3年契約の場合) | 968円 | 990円 |
(※)2023年9月時点の税込表示の通常価格になります。ConoHa WINGはサービス維持費用を含んだ価格で表記(※注)
(※注)ConoHa WINGのサービス維持費用
2023年2月より為替レートの影響などで、ConoHa WINGの契約料金が10%のサービス維持費用上乗せされるようになりました。国内電気料金や為替等が去年と同程度に戻る場合に撤廃も含め柔軟に対応するととの記載があり、今後撤廃される可能性もありますが、現時点で10%上乗せされる形になります。

ConoHa WING サービス維持費用について
サーバー費用は、ConoHaWINGの方が月額費用がエックスサーバーよりも若干安価なため、コストを抑えて運営することができます。
レンタルサーバーは契約期間を長くした方が月額価格が安くなります。エックスサーバーとConoHaとでは、3年契約の場合エックスサーバー990円、ConoHa WING968円と両サーバーともにかなり安くなっています。
無料独自ドメインは両社2つ利用可能
項目 | ConoHa WING (ベーシックプラン) |
エックスサーバー (スタンダードプラン) |
---|---|---|
無料独自ドメイン | あり(2つ) | あり(2つ) |
通常サーバー契約と同時に独自ドメインを利用しますが、ConoHaWING・エックスサーバー共に無料独自ドメインが2つ利用可能で複数サイト運営する場合はお得です。
価格は会社やタイミングで若干異なりますが、.comであれば年間1,500円程度ですので、ドメイン一つあたり、実質1,500円安く運用できることになります。
対象ドメイン独自ドメインが2つ永久無料
WINGパックの契約中は、独自ドメインを最大2つまで永久無料でご利用いただけます。お好きな独自ドメインをお選びいただき、レンタルサーバーと組み合わせてすぐにご利用いただけます。
WINGパック | ConoHaWING公式サイトより引用
エックスサーバーの場合、1年契約でドメイン1つ無料・2年契約でドメイン2つ無料と条件があります。
スタンダードプラン(新規契約をお考えの方)
1. 「12ヶ月」以上の契約期間を選択した上での料金のお支払い
※「12ヶ月」以上のご契約で独自ドメインが1つ無料、「24ヶ月」以上のご契約で独自ドメインが2つ無料になります。
独自ドメイン永久無料特典 | エックスサーバー株式会社
WordPress割引テーマ特典で比較
Conoha WING、エックスサーバー共に契約特典として有料テーマの割引特典があります。
利用予定のWordPressテーマが既に決まっている場合は、割引特典のあるサーバーを選ぶと若干お得に利用することができます。
項目 | ConoHa WING (ベーシックプラン) |
エックスサーバー (スタンダードプラン) |
---|---|---|
割引テーマ | JIN:R, JIN / SANGO / THE THOR / THE SONIC | Snow Monkey / Swell / Emanon Business / LIQUID INSIGHT / Nishiki Pro |
エックスサーバーは、人気テーマSwell(スウェル)に加え、Snow Monkey(スノーモンキー)などのコーポレート系テーマの割引特典が多いです。

エックスサーバー有料テーマ割引特典 2023年9月時点
一方、ConoHa WINGは、JIN(ジン)やSANGO(サンゴ)などのブログ系テーマの割引特典が多いです。

ConoHa WING特典 WordPressテーマ割引
(関連記事)WordPressおすすめテーマ
ConoHa WINGとエックスサーバーの各プラン料金で比較
次にConoHa WINGエックスサーバーの各プランのラインナップと料金で比較します。
項目 | プラン名 | 月額費用 | 初期費用 |
---|---|---|---|
ConoHa WING | ベーシック | 968円/月〜 | 無料 |
スタンダード | 2,117円/月〜 | 無料 | |
プレミアム | 4,235円/月〜 | 無料 | |
エックスサーバー | スタンダード | 990円/月〜 | 無料 |
プレミアム | 1,980円/月〜 | 無料 | |
ビジネス | 3,960円/月〜 | 無料 |
(※)2023年9月時点で税込表記になります。
サーバーの各プランを比較すると、ConoHa WINGの方がエックスサーバーよりも全体的に安価です。
両サーバーのスペックや機能はある程度似通っているところが多いですが、そのなかでも価格面では各プラン若干エックスサーバーよりも安価に提供されています。
エックスサーバーかConoHa WINGのどちらかで悩んでいる人で価格の安さを重視する人はConoHa WINGの方がコストパフォーマンスが良いでしょう。
【比較ポイント2】ConoHaとエックスサーバーの運営実績・国内シェアで比較
エックスサーバーとConoHaの運営実績・国内シェアは下記の通りです。
項目 | ConoHa | エックスサーバー |
---|---|---|
サービス運営実績・期間 | 2013年〜 | 2003年〜 |
国内シェア | 確認できず | 第1位 |
運営実績という点では、エックスサーバーの方が老舗で長い稼働実績が、国内シェアNo1であるため、一日の長があります。
エックスサーバーは利用者も多いので、ネットや本にも多く掲載されているので安心して利用することができます。
一方、ConoHa WINGはここ数年でシェアを大きく伸ばしているものの、エックスサーバーと比較すると10年以上後発のサービスになるため実績・期間が短く、多少の価格差よりも安定稼働・サポート実績を重要視する法人・個人にとってはエックスサーバーの方が良いかもしれません。

2023年日本のホスティング会社。シェアNo1 エックスサーバー
2003年 7月エックスサーバー(屋号)を設立。共有レンタルサーバーサービス、エックスサーバーの提供を開始
沿革 | 会社情報 | エックスサーバーより引用
ConoHaの2013年7月「ConoHa」がリリース
『必要な機能をシンプルに、わかりやすく提供する』をコンセプトとしたホスティングサービス(レンタルサーバー)「ConoHa」がリリース。シンプルなプラン構成と定額制の料金体系で、多くのお客様にご利用いただいております。
ConoHa5周年記念キャンペーンより引用
ここまでみてみると、価格・特典面では後発参入のConoHaが攻勢をかけていて、老舗のエックスサーバーをややリードしている感があります。
一方、運営実績という点では、エックスサーバーがConoHaよりも10年以上長い稼働実績があり、ネットや本にも多く掲載されているという長所があります。
レンタルサーバー会社は国内に百社近くありますが、基本的にどちらを選んでも大きな失敗の可能性は低いでしょう。自分にあったレンタルサーバーを使ってみてください。
【比較ポイント3】ConoHaとエックスサーバーのWebサーバー性能・機能を比較
次に、具体的なスペック面から見た詳細な比較もしてみましょう。
管理画面はConoHaが1画面で最もシンプルで初心者向き
項目 | エックスサーバー (スタンダードプラン) |
ConoHa (WING ベーシックプラン) |
---|---|---|
管理画面 | 2つの管理画面(Xserverアカウント・サーバーパネル) | 1つの管理画面 |
(※)上記以外でもそれぞれFTP管理画面・Webメール管理画面などありますがここでは割愛します。
サーバーの管理画面は、ConoHaが一つの管理画面で一通りのことができ、シンプルでわかりやすい作りになっているため、初心者に向いています。※ただし若干の重たさを感じる人もいるかもしれません。
エックスサーバーは、Xserverアカウントとサーバーパネルの2つの管理画面があります。ログイン情報も違うため、初めての人は最初少し違いが分からなくなることもあるかと思います。
制作を外注する場合は管理画面が二つの方役立つことも
一人で使う場合は管理画面が一つの方がわかりやすいですが、サーバー設定系の部分だけ制作会社に外注する場合などの運用をする場合、権限の切り分けで管理画面が2つある方が便利な場合もあります。
たとえば、クレジットカード情報などの支払い・アカウント系の情報は見せたくなく、サーバー設定系の部分だけ触って欲しいなどの場合にエックスサーバーのように2つに分かれているのは便利です。
Webサーバーソフトウェアは2社ともに高速環境を提供
Webサーバーソフトウェアの性能では、ConoHaおよびエックスサーバーともにnginx(エンジンエックス)を採用しておりどちらも高速化を実現しています。
項目 | エックスサーバー (スタンダードプラン) |
ConoHa (WING ベーシックプラン) |
---|---|---|
Webサーバーソフトウェア | Apache + nginx | Apache + nginx |
(※)Webサーバーソフトウェアは、Webサイトを動作させる上で必要なソフトウェアです。従来から広く利用されているApache系と後発のnginx(エンジンエックス)が大きなシェアを占めており、社内サーバーではIISなども有名です。一般的なベンチマークでは、nginx系の方がApache系よりも処理能力が高い結果が出ています。
1秒間あたりのHTTPリクエスト処理数https://theorganicagency.com/blog/apache-vs-nginx-performance-comparison/
より引用
ストレージ(ディスク)について。共にSSDで高速化を実現
項目 | エックスサーバー (スタンダードプラン) |
ConoHa (WING ベーシックプラン) |
---|---|---|
ストレージ種類 | オールSSD(NVMe) | オールSSD |
ストレージ容量 | 300GB | 300GB |
ストレージ(ディスク相当部分)の性能については、両社SSDを搭載しており高速が実装されていますが、エックスサーバー社がSSDの中でもさらに高速化を実現した通信プロトコルNVMeを採用されています。
ストレージ容量については、どのサーバーも300GB以上あり数サイトの小規模サイトの運用であれば、この制限値に引っかかることは少ないので、それほど気にしなくても良いと思います。
(参考)レンタルサーバーのSSDとは?特徴・HDDとの違いやメリット
転送量制限は両社ともに無制限。あまり気にしなくてOK
転送量制限とは、サーバーとのデータの送受信の合計量に関する制限のことですが、ConoHa、エックスサーバーともに無制限で気にしなくて構いません。
項目 | エックスサーバー (スタンダードプラン) |
ConoHa (WING ベーシックプラン) |
---|---|---|
転送量制限 | 無制限 | 無制限 |
転送量制限をイメージで例えると、携帯の通信パケット制限と同じで、例えば「WEBサイトを閲覧する際に通信するデータ」や、「サーバーへファイルをアップロード・ダウンロードする際に発生するデータ」が該当します。
仮に1回のWebページの閲覧で平均5MBのデータが発生すると仮定とします。容量制限が300GB/日≒150,000MB/日の場合、150,000[MB/日]÷5[MB/PV]=30,000[PV/1日]が概算の1日の上限値(1ヶ月換算で180万PV)ということになります。
転送量制限については、ConoHa、エックスサーバー共に無制限になっていますので、特に気にする必要はありません。
(参考)レンタルサーバーの転送量制限とは?必要なデータ量や計算・確認方法¥
マルチドメイン上限はどちらも無制限
マルチドメイン(設置できるドメインの上限数)は、基本的に2社共に同等で無制限になっています。
項目 | エックスサーバー (スタンダードプラン) |
ConoHa (WING ベーシックプラン) |
---|---|---|
マルチドメイン (設置ドメインの上限) |
無制限 | 無制限 |
マルチドメインは、一つのレンタルサーバーに複数のドメインを運用する機能です。
無制限とありますが、ドメインを何十個も取得・運用することは稀ですのでそれほど気にしなくても良いでしょう。
(参考)【マルチドメインとは】メリットや注意点・よくある運用ケース
MySQL上限について。2社共に十分なスペックを備えている
項目 | エックスサーバー (スタンダードプラン) |
ConoHa (WING ベーシックプラン) |
---|---|---|
MySQL個数制限 | 無制限 | 無制限 |
MySQL容量制限上限 | 5GB/1個 | 4.5GB/1個 |
データベースMySQL(MariaDB)の個数上限はエックスサーバー・ConoHaともに無制限となっています。つまり何個でもWordPressを入れられることになります。
(※)MySQLは、WordPressを運用する際に必要なデータの蓄積・管理するためのソフトウェアで、データベースと言われます。WordPressなどでのCMS(ソフトウェア)を利用する際に使用します。
なお、MySQLの1個あたりの容量上限は、エックスサーバーが5.0GB/1個、ConoHaが4.5GB/1個で、エックスサーバーがより大きいサイズを扱うことができます。この上限を超える運用は稀ですので、それほど気にしなくても良いでしょう。
無料SSLについて。エックスサーバー・ConoHa共に実装可能
無料SSLについては、エックスサーバー・ConoHa共に実装可能なので、基本的に気にしなくて構いません。
SSLとはSecure Sockets Layerの略で、インターネット上でデータを暗号化して送受信する仕組みを指します。今社は、Let’s EncryptというSSLが無料で実現できます。
通信をSSL化(HTTPS)をすることで、通信データを保護し、クレジットカードのような他人に知られると悪用される重要な情報を守ります。
(関連記事)【SSLとは】SSLの意味と必要性および仕組みや種類を解説
FTPアカウントは2社共に複数アカウント作れてWeb制作者にとって便利
項目 | エックスサーバー (スタンダードプラン) |
ConoHa (WING ベーシックプラン) |
---|---|---|
FTPアカウント数 | 無制限 | 無制限 |
Webサイト制作者側の場合、サーバー内に該当ディレクトリだけアクセス権限のあるFTPアカウントを作り、協力パートナーに教えて作業してもらう、といった利用の仕方ができるのできます。
エックスサーバーおよびConoHaでは複数のFTPアカウントとディレクトリ単位での制限ができるため、Web制作関係の人にとっては便利なのでオススメです。
※なお、ここでは比較対象外ですがさくらレンタルサーバーやロリポップではFTPアカウントは一つのみのため、ディレクトリ単位でのアクセス権限に分けることができません。

エックスサーバーFTPアカウント追加画面

ConoHa FTPアカウント追加画面
管理画面からドメインごとのPHPのバージョン変更はエックスサーバーが対応しており便利
複数のドメインをレンタルサーバーに運用するときに、ConoHaWINGはドメインごとのPHPのバージョン変更が管理画面からできない点に注意です。
複数のドメインをレンタルサーバーで運用するときに、ConoHaはPHPのバージョンを一つに絞る必要があります。
項目 | エックスサーバー (スタンダードプラン) |
ConoHa (WING ベーシックプラン) |
---|---|---|
ドメインごとのPHPバージョン変更 | 管理画面から可能 | 変更不可(サーバー毎) |
たとえば、あたらしいドメインを取得してサイトを作ろうと思ったけれど、昔設置した古いサイト(放置しているけれど使っているサイト・定期的な管理がされていないようなサイト)がボトルネックになり、PHPのバージョンを上げにくいといったケースがあり得ます。
セキュリティ WAF(Web Application FireWall)機能はConoHaが個別除外設定可能
項目 | エックスサーバー (スタンダードプラン) |
ConoHa (WING ベーシックプラン) |
---|---|---|
WAF機能 | あり | あり |
WAF機能の個別除外 | ある程度可能 | 個別除外可能 |
WAF(Web Application FireWall)というセキュリティ機能は、2社全ての実装されています。ConoHaは特に細かく設定することができますので、403エラーが起きたときに柔軟に対応することができます。
■ConoHaのWAF個別除外設定
(関連記事)【ConoHa 閲覧できません(Forbidden Access)エラー時の解決方法】
■エックスサーバーのWAF除外設定
【比較ポイント4】ConoHaとエックスサーバーのメール機能比較
つぎに、各レンタルサーバー会社のメール機能で比較します。
メーリングリストは各社標準装備。メールマガジンはエックスサーバーのみ
項目 | エックスサーバー (スタンダードプラン) |
ConoHa (WING ベーシックプラン) |
---|---|---|
メーリングリスト機能 | ◯ 登録数20件/1リスト500件まで |
◯ 無制限 |
メールマガジン機能 | ◯ 登録数:10件 メルマガ1件あたり1,000件アドレスまで |
× |
メール送信数制限 | 1,500送信/時間 15,000送信/日 |
不明 |
メーリングリストはエックスサーバー・ConoHaWINGともに標準装備しており、ConoHaWINGは制限がありません。
一方、メールマガジンについてはエックスサーバーのみ標準利用できます。
あくまで簡易的なメルマガ機能で、ステップメール機能など高度な機能はありませんが、メールマガジン機能を利用したい人は、エックスサーバーが良いでしょう。
【比較ポイント】ConoHaとエックスサーバーのサポート面での比較
バックアップは2社共に標準装備
レンタルサーバーのバックアップについては、エックスサーバー、ConoHaWINGともに、契約と同時に自動でサーバーバックアップされており、いざという時安心なので親切です。
項目 | エックスサーバー (スタンダードプラン) |
ConoHa (WING ベーシックプラン) |
---|---|---|
自動バックアップ | 初期状態であり (1クリックで復元可能) |
初期状態であり (復旧データ取得後、復元は手動で実施) |
エックスサーバーとConoHaは、契約した時点で無料で自動でバックアップをとってくれます。復旧データを利用する際も手数料なしなので安心して運用することができます。
エックスサーバーではバックアップデータの取得に加えて、管理画面で復元も可能なため、WordPress不具合などで元に戻したい場合により簡単に復元できます。
ConoHA WINGの場合は復元データの取得はできますが、FTPなどで手動でファイル置き換えなどする必要があり若干手間がかかります。
(参考)自動バックアップからの復元手順 | ConoHa WING
WordPressの場合は、バックアッププラグインなどもありますので、そちらを使ってもバックアップできます。
WordPressのバックアップ 有名プラグインbackWPupの使い方
サポートについて。2社共にメール・チャット・電話窓口あり
サポートについて、ConoHaとエックスサーバーは、メール、チャットおよび電話サポートがあります。両レンタルサーバーともに、時間帯も同じでサポート環境は比較的安心です。
項目 | エックスサーバー (スタンダードプラン) |
ConoHa (WING ベーシックプラン) |
---|---|---|
メールサポート | ◯(24時間) | ◯(24時間) |
チャットサポート | ◯(平日10:00~18:00) | ◯(平日10:00~18:00) |
電話サポート | ◯(平日:10:00〜18:00) | ◯(平日:10:00〜18:00) |
ConoHa WINGとエックスサーバー比較表まとめ
スペック表のまとめです。
項目 | エックスサーバー | ConoHa |
---|---|---|
値段 | ◯ | ◎ |
管理画面のわかりやすさ | ◯ | ◯ |
Webサーバーソフトウェア | ◎ | ◎ |
ストレージについて | ◎ | ◎ |
転送量について | ◎ | ◎ |
無料SSL | ◯ | ◯ |
マルチドメイン | ◎ | ◎ |
MySQL | ◯ | ◯ |
FTPアカウント数 | ◯ | ◯ |
WAF機能 | ◯ | ◎ |
ドメインごとのPHP変更 | ◯ | △ |
メーリングリスト | ◯ | ◯ |
メールマガジン | ◯ | × |
バックアップ・復元 | ◎ | ◯ |
メールサポート | ◯ | ◯ |
チャットサポート | ◯ | ◯ |
電話サポート | ◯ | ◯ |
プラン変更について | ◯ | ◯ |
運営実績・期間 | 老舗(2003年〜) | 比較的新規参入(2013年〜) |
公式はこちら |
エックスサーバー![]() |
ConoHa![]() |
【ConoHa WING】大手GMOが運営する高速&高コスパの注目サーバー
ConoHa WINGの特徴
項目 | 内容 | ||||
---|---|---|---|---|---|
公式サイト | 公式サイトはこちら![]() |
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コメント |
大手GMOが運営するレンタルサーバー。初心者にわかりやすい管理画面とリーズナブルな価格&高速表示性能でブロガーを中心にシェア急拡大
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おすすめプラン | ベーシックプラン(968円〜) | ||||
プラン | 初期費用 | 月額費用 | WordPress | 無料ドメイン | バックアップ |
ベーシックプラン | 無料 | 968円〜 | ◯ | ◯(2つ) | ◯ |
スタンダードプラン | 無料 | 2,117円〜 | ◯ | ◯(2つ) | ◯ |
プレミアムプラン | 無料 | 4,235円〜 | ◯ | ◯(2つ) | ◯ |
※2023年9月15日時点の税込表示。※サービス維持費用を含んだ料金表記
ConoHa WING(コノハウィング)は東証一部上場企業のGMOインターネット社が運営するレンタルサーバーサービスです。
ConoHa WINGの特徴は、各レンタルサーバー会社と比較しても特に高機能・高能性を備えたサーバー環境を備えながら、月額880円・初期費用なしという、比較的リーズナブルな価格でWordPressを運営できる点です。
国内レンタルサーバーサービスの中でWebサーバー処理速度を調査したところ、ConoHa WINGの処理速度が最も速く、2位に約2倍の差をつけて第1位という結果となりました。国内No.1の圧倒的な速さを誇るConoHa WINGで、ストレスのない高速なサーバー環境を手に入れましょう。
ConoHa WINGを使った感想・評判・口コミ
具体的には、WordPress人気テーマ「JIN:R」「SANGO」などの割引特典や、独自ドメイン2つ永久無料など、他社にないサービスが揃えられています。
反面、老舗サーバーに比べると後発の参入で、運営実績を重視する法人にはデメリットと感じるかもしれません。
ConoHa WINGの良い評判・口コミ
ConoHa WINGを利用している知人やネット上の口コミを集約すると、「サイトの表示速度が速い」や「エックスサーバーよりも安くてお得でConoHaにしてよかった」といった声が多いです。
特に、サイトのビジュアルも今どきの若い人向けを意識した作りになっていて、学生や若手ブロガーから特に人気・支持されている印象があります。
(関連)ConoHaWINGとエックスサーバー比較【おすすめはどっち?】
ConoHa WINGの悪い評判・口コミ
一方、悪い口コミ・評判としては、「サイト表示は早いけどサポートが微妙・・・」というネット上の声がいくつか見受けられました。
また、2021年頃にサーバー側でのSSL系の更新不備・不具合があり、「サイトに繋がらなくて不安・・・」といった声がネット上に挙がっていました。
【お知らせ】[WING] 無料独自SSL自動更新に関するご案内 https://t.co/tKTyWpdbRf
現在ConoHa WINGの一部のお客様につきまして、無料独自SSLの自動更新が正常に完了するドメイン状態であっても更新失敗になる事象を確認しています。お客様には大変ご不便をおかけしており誠に申し訳ございません。
— ConoHaPR (@ConoHaPR) September 6, 2021
なお、ConoHa WINGを使ってみた感想やメリットデメリットについて「【使用感想】ConoHaWINGのおすすめプランとメリットデメリット」で詳しく紹介していますので、ConoHa WINGを検討されている方は合わせてご参考いただけたらと思います。
ConoHa WINGの提供プランとおすすめプラン
ConoHa WINGには、「ベーシック」「スタンダード」「プレミアム」の3プランが用意されています。あとからプラン変更もできるので、最初は「ベーシック」を選択すると良いと思います。
通常プランとWINGパックがありますが、通常はWINGパックでOK
ConoHaのレンタルサーバーでは、「WINGパック」のほかに「通常プラン」があります。通常プランは時間課金(上限値あり)で最低利用期間なしなのに対して、WINGパックは定額制で最低3ヶ月利用〜という点が違います。
WINGの方はドメイン無料特典などが適用されるので、通常プランよりもWINGパックを選ぶと良いでしょう。
項目 | WINGパック | 通常プラン |
---|---|---|
課金 | 月額定額制 | 時間単位 |
最低利用期間 | あり(最低3ヶ月) | なし(1時間〜) |
その他 | 無料ドメイン1つ利用可能 | - |
ConoHa WINGを利用するメリットとデメリット
ConoHa WINGを使ってみた感想としては、特典も豊富で同等レベルサーバー性能を提供するサーバー会社の中では一番安価・コスパが良いが良いという点です。
反面、実績やシェアがまだまだ少ないのがデメリットとしてあります。
具体的なメリットとデメリットは下記の通りです。
メリット | デメリット | |
---|---|---|
ConoHa WINGの特徴 |
|
|
ConoHa WINGを利用するメリット
ConoHa WINGを利用するメリットとしては下記の通りです。
- 月額1000円クラスのサーバープランの中では一番コストパフォーマンスが良い
- 初心者でもWordPressを始めやすい
月額1000円クラスのサーバープランの中では一番コストパフォーマンスが良い
一つ目のメリットは、高速高性能を謳っている月額1000円クラスのエックスサーバーやmixhostと比較しても、月額費用が最も安価でコスパがよいと言う点です。
加えて、契約中は独自ドメインが二つ永久無料で利用可能であったり、WordPressテーマ割引など、特典が豊富です。
- 契約中は独自ドメインが二つ永久無料で利用できる
- ブロガー向けWordPressテーマ「JIN:R」「SANGO」「SONIC」「THE THOR」の割引特典あり
- 学生や教職員は学割購入ができる
独自ドメイン2つ永久無料
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(関連記事)WordPressおすすめテーマ
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ConoHa 学割 | 公式サイトより引用
初心者でもWordPressを始めやすい
二つ目のメリットは、初心者でもWordPressを始めやすい点が挙げられます。
WordPressかんたんセットアップ機能で契約と同時にWordPressサイトを開設することができます。
サーバー契約と同時に独自ドメイン取得・WordPress設置、SSL設定ができるので、初心者でもつまずくことなくWordPressを始めることができます。
ConoHa WINGを利用するデメリット
ConoHa WINGを利用するデメリットとしては下記の通りです。
- 実績が短く、本やネットでの情報も多くない
- 小さいサイトを運営する場合は割高になりがち
- サービス維持費導入により月額価格が分かりにくい
実績が短く、本やネットでの情報も多くない
一つ目のデメリットは、急成長しているものの稼働実績などは老舗サーバーに比べると期間が短いです。
実績重視の法人・個人の場合は、エックスサーバーやさくらなどの老舗サーバーの方が良いかもしれません。
国内シェアの上位はエックスサーバー(2003年サービススタート)、ロリポップ(2001年サービススタート)、さくらインターネット(1996年サービススタート)であるのに対して、ConoHaは2013年スタートのサービスでシェアもまだ国内トップ10に入っていません。
小さいサイトを運営する場合は割高になりがち
二つ目のデメリットは、小さいサイトを運営する場合は割高になりがちという点です。
実際問題、ConoHa WINGのサーバー性能を十分使うレベルのサイトはあまり多くありません。
例えば、個人の趣味サイトや非営利のサークル活動などの小規模サイトを運営する場合、月額500円以下で利用できるロリポップやさくらレンタルサーバーで十分というケースも多いと思います。

契約期間別サーバー月額費用(2023年9月時点)
(関連記事)おすすめのレンタルサーバー
ロリポップやさくらも含めたおすすめのレンタルサーバーの選び方・比較については「【レンタルサーバー比較】WordPressおすすめサーバー5選+」をご参考ください。
サービス維持費導入により月額価格が分かりにくい
三つ目のデメリットは、サービス維持費導入により月額価格が分かりにくくなったという点です。
ConoHa WINGでは2023年2月以降、為替レート・電気代高騰・半導体不足などの影響を受けてサービス維持費用という名目で本来の価格に10%上乗せされた額での新規契約・契約更新となっています。
これにより若干月額価格が上がったことに加えて、定価と総額で若干価格帯系が分かりにくくなりました。
(参考)サービス維持費用についてのご案内 | ConoHa 公式サイト
(参考)ConoHa WING 価格表 (PDF) | 公式サイト
ConoHa WINGはこんな人におすすめ
以上を踏まえるとConoHa WINGは下記のような人・法人におすすめです。
ConoHa WINGはこんな人におすすめ
- 表示速度やサーバー性能を重視つつできるだけ安価なサーバーを利用したい人
- 少なくとも独自ドメインを二つ取得する予定の方
- 学生・教職員の方やWordPressテーマ「JIN:R」「SANGO」「SONIC」を使う予定の方
- アクセス(PV)重視のブログ型サイトを作る予定の人
- Webサイトの表示速度が早い方が良い人
- 目安10万PV以上のWebサイトを作るつもりの人
(※)PVはサイトの内容に依存するためあくまで目安です。ネットの情報などを参考に比較的安全目と思われる値で記載。
【エックスサーバー】国内シェアNo1の王道サーバー
エックスサーバーの特徴
項目 | 内容 | ||||
---|---|---|---|---|---|
公式サイト | 公式サイトはこちら![]() |
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コメント |
国内シェアNo1の有名レンタルサーバー。性能面・価格面・実績面・サポート面とバランスが良く、法人からも個人からも人気。
|
||||
おすすめプラン | スタンダードプラン(990円〜) | ||||
プラン | 初期費用 | 月額費用 | WordPress | 無料ドメイン | バックアップ |
スタンダードプラン | 無料 | 990円〜 | ◯ | ◯ | ◯ |
プレミアムプラン | 無料 | 1,980円〜 | ◯ | ◯ | ◯ |
ビジネスプラン | 無料 | 3,960円〜 | ◯ | ◯ | ◯ |
※※2023年9月15日時点の税込表示
エックスサーバー

価格とサーバー性能・機能およびサポートのバランスが良いのが特徴で、ネットにも情報が多く個人にも法人にもおすすめできる代表的なレンタルサーバーです。
エックスサーバーを使った感想・評判・口コミ
老舗シェアNo1でサポートがしっかりしており、個人・法人ともに安心して利用でき、ネット・本でも情報がたくさん掲載されていて、おおむね評判も良好です。
反面、小さいサイトを運営する場合はさくらやロリポップなどもっと安いプランで十分な場合もありますので、コスト重視で小さなサイト運営する場合は、ほかのサーバーでも良いかもしれません。
エックスサーバーの良い評判・口コミ
エックスサーバーを利用している知人やネット上の口コミを集約すると、「老舗サーバーで安定して安心して利用できる」「エックスサーバーを選んでおいてよかった」「これだけの性能・機能をこの価格帯で利用できるのはすごい」といった声が多いです。
実際に7年近くエックスサーバーを使っていますが、他社のサーバーの場合は「(細かいところの機能で)これができないなあ」という機能が大体1,2箇所くらいはありましたが、エックスサーバーの場合は一通りの機能が揃っており他社ができることは大体なんでもできるので安心して利用できます。
エックスサーバーの悪い評判・口コミ
一方、悪い口コミ・評判としては、「電話サポートの窓口が微妙・・・」というネット上の声がいくつか見受けられました。電話してもメールで改めてやりとりしてほしいというサポートからの誘導が多いようです。
実際私もサポートに問い合わせたことがありますが、その際は対応が悪いといったことはありませんでしたので、電話窓口の応対者によってばらつきがあるのかもしれません。
また、これまで10年以上安定性で群を抜いていたと評判のエックスサーバーですが、2022年の前半に少し大きめのサーバー障害発生が発生して、TwitterなどのSNSでも障害発生時は「安定性が売りなのに・・・」といった少し不安の声が挙がっていました。
しかし、いずれも早期に復旧されており対策も発表されていますので、今後の安定運営に期待です。
▼障害復旧のお知らせ
4/10 PM11:53頃から発生しておりました
当社ネットワークに接続できなくなる障害について本日AM1:50頃より順次復旧しております。
詳細につきましては、公式サイトにて後ほど別途ご報告させていただきます。大変なご迷惑をおかけして申し訳ございませんでした。
— レンタルサーバー【エックスサーバー】 (@xserverjp) April 10, 2022
4/10 PM11:53頃~4/11 AM1:50頃までのデータセンター電源設備不具合によるネットワーク障害について(4/12 PM8:28更新)
2022年04月10日 PM11:53頃~2022年4月11日 AM1:50頃にかけて、データセンターの電源システムの故障により、冗長化していた主要ネットワーク機器が同時に停止し、
提供サービスにおきまして大規模なネットワーク障害が発生しておりました。
この度の障害で多大なるご迷惑をおかけしましことを心よりお詫び申し上げます。
障害・メンテナンス情報より | エックスサーバー公式サイト
エックスサーバーの提供プランとおすすめプラン
エックスサーバーでは、スタンダードプランの他に、さらに上位のプレミアムプラン、ビジネスプランも提供されています。
このなかで、おすすめはスタンダードプランです。
エックスサーバーの3つのプランを比較
下記は、エックスサーバーの各プラン比較です。エックスサーバーの場合は、一番ベーシックなスタンダードプランでも基本的に十分なスペック・性能があり、後からプラン変更も可能ですので、まずはスタンダードプランからで良いでしょう。
エックスサーバープラン | スタンダードプラン | プレミアムプラン | ビジネスプラン | |
---|---|---|---|---|
料金・価格 | 初期費用 | 0円 | 0円 | 0円 |
月額費用 | 990円〜 | 1,980円〜 | 3,960円〜 | |
無料独自ドメイン | ◯(2個) | ◯(2個) | ◯(2個) | |
Webサーバー機能 | ストレージ種類 | SSD(NVMe) | SSD(NVMe) | SSD(NVMe) |
ストレージ容量 | 300GB | 400GB | 500GB | |
転送容量制限 | 無制限 | 無制限 | 無制限 | |
独自ドメイン上限 | 無制限 | 無制限 | 無制限 | |
MySQL個数上限 | 無制限 | 無制限 | 無制限 | |
PHP | ◯(FastCGI) | ◯(FastCGI) | ◯(FastCGI) | |
Webフォント提供 | あり モリサワフォント33書体 |
あり モリサワフォント33書体 |
あり モリサワフォント33書体 |
|
Webフォント利用制限 | ドメイン制限:3ドメインまで PV制限:75,000PV/月 |
ドメイン制限:3ドメインまで PV制限:75,000PV/月 |
ドメイン制限:3ドメインまで PV制限:75,000PV/月 |
|
メール機能 | メールアカウント作成数制限 | 無制限 | 無制限 | 無制限 |
メールボックス容量 | 20GB/1アドレス | 20GB/1アドレス | 20GB/1アドレス | |
メール1通のサイズ制限 | 100MB/送信 ※受信は制限なし |
100MB/送信 ※受信は制限なし |
100MB/送信 ※受信は制限なし |
|
メール送信数制限 | 1,500送信/時間 15,000送信/日 |
1,500送信/時間 15,000送信/日 |
1,500送信/時間 15,000送信/日 |
|
メーリングリスト機能 | ◯(20件) 1リスト500アドレスまで |
◯(30件) 1リスト500アドレスまで |
◯(40件) 1リスト500アドレスまで |
|
メールマガジン機能 | ◯(10件) 1メルマガ1,000アドレスまで |
◯(15件) 1メルマガ1,000アドレスまで |
◯(20件) 1メルマガ1,000アドレスまで |
|
サポート面 | バックアップ | ◯(14日間) | ◯(14日間) | ◯(14日間) |
復元機能(データ取得) | ◯ | ◯ | ◯ | |
メールサポート | ◯(24時間受付) | ◯(24時間受付) | ◯(24時間受付) | |
チャットサポート | ◯(平日10:00~18:00) | ◯(平日10:00~18:00) | ◯(平日10:00~18:00) | |
電話サポート | ◯(平日10:00~18:00) | ◯(平日10:00~18:00) | ◯(平日10:00~18:00) | |
プラン変更 | 可能 |
(※)2023年9月15日時点の税込表示
契約期間ごとの月額費用を比較

契約期間ごとの月額費用(2023年9月時点)
エックスサーバーの各プランにおける契約期間別価格の比較です。契約期間が長いほど、月額単価が安くなります。
項目 | スタンダード | プレミアム | ビジネス |
---|---|---|---|
初期費用 | 無料 | 無料 | 無料 |
月額費用(3ヶ月契約) | 1,320円 | 2,640円 | 5,280円 |
月額費用(6ヶ月契約) | 1,210円 | 2,420円 | 4,840円 |
月額費用(1年契約※) | 1,100円 | 2,200円 | 4,400円 |
月額費用(2年契約※) | 1,045円 | 2,090円 | 4,180円 |
月額費用(3年契約※) | 990円 | 1,980円 | 3,960円 |
(※)2023年9月15日時点の税込表示。キャンペーンなどで表示内容とは異なる場合があります。(※)独自ドメインが最大2つ利用可能です。
1年以上の契約で無料ドメインが利用できます。その他定期的に実施されているキャンペーンの適用条件になっていたりするので、契約するなら1年いじょうがおすすめです。
エックスサーバーを利用するメリットとデメリット
エックスサーバーの大きなメリットは老舗でシェアNo1なので個人・法人ともに安心して利用できサポートもしっかりしている点です。
また、サーバー性能にも力を入れているので、安定稼働・大量アクセスにも強い点も大きなメリットです。
反面、デメリットとしては、個人の趣味サイトなど小さいサイトを運営する場合は割高になりがちです。
■エックスサーバーを利用するメリットとデメリット
メリット | デメリット | |
---|---|---|
エックスサーバーの特徴 |
|
|
(関連)エックスサーバー以外のおすすめレンタルサーバーについては「【レンタルサーバー比較】WordPressおすすめサーバー5選+」をご参照ください。
エックスサーバーを利用するメリット
エックスサーバーを利用するメリットとしては下記の通りです。
- 老舗でシェアNo1なので個人・法人ともに安心して利用できる
- サポートがしっかりしている
- ネットや本などで情報が多く初心者でも使いやすい
- 人気テーマ「Snow Monkey」や「Swell」の割引特典がある
- サーバー性能がよいので安定稼働・大量アクセスにも強い
老舗でシェアNo1なので個人・法人ともに安心して利用できる
一つ目は、老舗でシェアNo1なので個人・法人ともに安心して利用できる点です。
下記は、2023年時点での日本のウェブホスティングのマーケットシェアですが、エックスサーバーが国内シェアNo1であることがわかります。
サポートがしっかりしている
二つ目はサポートがしっかりしている点です。
月額1000円〜のスタンダードプランからメール・チャット・電話サポートがついており、サーバー契約時点でサーバー側で自動バックアップが取られているため万一の時も安心です。
利用者数も多いため、カスタマーサポートのノウハウも蓄積されていることが期待できます。
サーバー性能がよいので安定稼働・大量アクセスにも強い
三つ目のメリットは、サーバー性能がよいので安定稼働・大量アクセスにも強い点です。
「KUSANAGI」のWordPress高速化技術のほか、NVMe型SSD・第3世代CPU「AMD EPYCTM」などが採用された1台当たり1千万円を超える最新の商用サーバー機器が使用されています。
月額500円以下の格安サーバーと違い、高速高性能のサーバー環境とサーバーリソース管理により、一般的なホームページやブログであれば快適な環境で利用できます。
(参考)レンタルサーバーのSSDとは?特徴・HDDとの違いやメリット
ネットや本などで情報が多く初心者でも使いやすい
四つ目は、ネットや本などで情報がたくさん掲載されているため、なにかあるとネットで調べると大体のことがわかる点も大きなメリットです。
利用者数が多いので、困ったときにネットで調べたり、SNSで発信すると誰かが助けてくれるコメントをされているシーンもよく見かけます。
また、契約時に独自ドメインでWordPressサイトを同時開設できるWordPressクイックスタート機能を始め、初心者に使いやすいように設計されています。
いちばんやさしい WordPress 入門教室
「いちばんやさしい WordPress 入門教室」は、Webサイト作成未経験でWordPressを学ぶ初心者を対象としたWordPress入門書です。
内容としては、レンタルサーバー「エックスサーバー」を使って、小さい店舗型のホームページ作成をゴール(架空の小さな音楽教室を題材に扱っています)に、ホームページ型のサイトの作り方を解説しています。
本書の手順通りに操作するだけで、さまざまな状況に応じたWebサイトが作れますので、WordPressの使い方を覚えるのに役立つ貴重な一冊です。
(関連)【WordPressおすすめ本】初心者の勉強に役立つ参考書
人気テーマ「Snow Monkey」や「Swell」の割引特典がある
五つ目のメリットは、WordPressの人気テーマ「Snow Monkey(スノーモンキー)」や「Swell(スウェル)」の割引特典があることです。
ホームページやブログ利用で非常に人気の高い両テーマを利用する予定の方にお得です。

エックスサーバー有料テーマ割引特典 2023年9月時点
エックスサーバーを利用するデメリット
エックスサーバーを利用するデメリットとしては下記の通りです。
- 小さいサイトを運営する場合は割高になりがち
小さいサイトを運営する場合は割高になりがち
一つ目のデメリットは、小さいサイトを運営する場合は割高になりがちという点です。
実際問題、エックスサーバーのサーバー性能を十分使うレベルのサイトはあまり多くありません。
例えば、個人の趣味サイトや非営利のサークル活動などの小規模サイトを運営する場合、月額500円以下で利用できるロリポップやさくらレンタルサーバーで十分というケースも多いと思います。
また、後発でありますが、同等水準のサーバー性能のConoHa WINGの方が若干安いため、実績よりも性能&コストパフォーマンスを重視する方にはほかのレンタルサーバーが良い場合もあります。

契約期間別サーバー月額費用(2023年9月時点)
(関連記事)おすすめのレンタルサーバー
その他の国内レンタルサーバーの選び方・比較は「【レンタルサーバー比較】WordPressおすすめサーバー5選+」をご参考ください。
 
エックスサーバーはこんな人におすすめ
以上を踏まえるとエックスサーバーは下記のような人・法人におすすめです。
エックスサーバーはこんな人におすすめ
- サーバー会社の運営実績・サポートを重視しつつ安価なサーバーを利用したい法人
- アクセス(PV)重視のブログ型サイトを作る予定の人
- Webサイトの表示速度が早い方が良い人
- 目安10万PV以上のWebサイトを作るつもりの人
- サーバースペック重視・安定性重視の人
(※)PVはサイトの内容に依存するためあくまで目安です。ネットの情報などを参考に比較的安全目と思われる値で記載。
下記に、エックスサーバーでWordPressをインストールするまでの手順を記載しています。エックスサーバーに決めている方は合わせてご参考ください。
【(エックスサーバー版)WordPressの始め方総まとめ】ワードプレスブログの作り方11STEP
■【WordPressの始め方総まとめ】ワードプレスブログの作り方・使い方(動画解説版)
なお、エックスサーバーのスタンダードプランでも中規模サイトを運営することは十分可能ですが、さらにセキュリティや設定サポートを受けたい法人・企業には、「エックスサーバービジネス」というサービスがおすすめです。
エックスサーバービジネスについては「【法人向け】エックスサーバービジネスの特徴とエックスサーバーとの違い」で詳しく説明していますので、あわせてご確認ください。
まとめ
まとめです。今回は、レンタルサーバーサービスを提供している「エックスサーバーのスタンダードプラン」と「ConoHa WINGのベーシックプラン」で比較しました。
- アクセス(PV)重視のブログ型サイト作成に向いている
- サーバースペック・表示速度は両サーバー共に国内有数
そのなかでも
■より安価&いろいろな特典を重視する学生やブロガーにおすすめ
→ConoHa WING(コノハ ウイング)
■国内シェアNo1の長い稼働&サポート実績を重視する法人や個人におすすめ
→エックスサーバー(XSERVER)
レンタルサーバー会社は国内に百社近くありますが、2社ともにスペック高めで値段もリーズナブルな良いサービスを提供されています。基本的にどちらを選んでも大きな失敗の可能性は低いでしょう。自分にあったレンタルサーバーを使ってみてください。
関連記事
●まとめ記事
【レンタルサーバー比較】WordPressおすすめサーバー5選+
●エックスサーバーに関する記事
・【XSERVER】エックスサーバーを使った感想とメリットデメリット
・エックスサーバーを使ったWordPressブログの始め方
●ConoHa WINGに関する記事
・【使用感想】ConoHaWINGのおすすめプランとメリットデメリット
・ConoHa WINGでWordPressをインストールする方法
今回は以上になります。最後までご覧いただきありがとうございました。
■そのほかのサーバー関連記事はこちら
・サーバー契約〜WordPressインストール方法
・ロリポップ常時SSL設定
・ロリポップ!FTPの使い方
・ phpバージョンアップ・切り替え方法
・403エラー対処法/WAF設定
・ WordPressアップロードサイズ拡張方法
・サーバー契約〜WordPressインストール手順
・メールアドレス作成とAndroid受信設定
・phpバージョンアップ・切り替え方法
・WordPressアップロードサイズ拡張方法
・バックアップ機能
・ステージング(検証環境構築)機能
・Whois情報変更方法