レンタルサーバーとは 仕組み種類・特徴を解説

レンタルサーバー

【レンタルサーバーとは】仕組みや種類・特徴を徹底解説

これから初めて自分でホームページを作成しようと考えた時に、「レンタルサーバーとは何か、そもそも『サーバー』というものが理解できない」という方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、レンタルサーバー・サーバーとはどういったものか、仕組みや種類、特徴についてご紹介します。
 


 

レンタルサーバーとは

サーバーの役割とクライアントの関係

 

サーバーとは、利用者(クライアント)のリクエストに応じてサービスを提供するコンピューターのことで、ホームページやブログ、アプリケーションを稼働させるための箱の役割を持っています。

ハードウェアのことをサーバーと言うこともあれば、Webサーバー・データベースサーバーなど特定の役割を担うミドルウェアまたはソフトウェアのことをサーバーということもあります。

ホームページ利用などの一般的なケースで例えると、サーバーは、インターネット上において「建物」のような役割を担っています。

ドメイン(住所)・サーバー(建物)・ホームページ(中身)のイメージ
 

指定の住所(ドメイン)に行ったら建物(サーバー)があって、その中に入ったら中身がある(例. 飲食店なら飲食のサービスなど)」というようなイメージをするとわかりやすいと思います。

合わせて読みたい記事

ホームページの作る際に必要な「ドメイン・サーバー・中身(ホームページ)」について詳細な解説を「【2021年総まとめ版】ホームページの作り方・自作方法」でご紹介していますのでホームページ作成を考えている方は合わせてご参照ください。

 

自前でサーバー(建物)を購入して運用すると数百万円単位で費用がかかることも多いため月額1000円など家賃のような形で賃貸で借りる形式がレンタルサーバーです。
 

一般的なPCとサーバーの違い

サーバーはPCと同じように、CPUやメモリ、ディスク(ストレージ)から構成されています。

個人向けのPCは人:PC=1:1の関係で複数人が同時に一つのPCを操作する運用は基本的にありませんが、サーバーは多:1の関係で(不特定)多数の人が一つのサーバーにアクセスすることを想定しており基本的に常時稼働の前提になっています。

パソコンとサーバーの違い
 

そのため、CPUやメモリなどのスペックは、個人向けPCよりもずっと高性能・大容量なものが使われています。

また、ハードディスク(ストレージ)障害に備えて、ディスクの冗長化もされていることが一般的です。
 

物理的なサーバーの形状やセッティングについて

物理的なサーバーハードウェアですが、PCと同じようにタワー型のものもありますし、サーバーラック(サーバーを入れる入れ物)にきれいに収まるように平べったいラックマウント型と言われる形状のサーバーもあります。

富士通製ラックマウント型サーバー

ラックマウント型サーバー1Uタイプ(FUJITSU Server PRIMERGY LX1430 M1)

富士通製タワー型サーバー

タワー型サーバー(一般的に小規模用途)
(FUJITSU Server PRIMERGY TX2550 M)

 

こういったサーバーは一般的には企業内のサーバールームやデータセンターといわれる電源管理・空調管理された施設の中に配置されて運用されていることが多いです。

 

こういった物理的なサーバーを自分で購入して自分でセッティングしようと思うと、キッティング作業をはじめ停電対策やバックアップ・障害監視などすべて自分で行う必要があります。

費用も難易度も高いため、情報システム部門などのIT部門のある大きな企業などを除き難しいでしょう。

そこで、レンタルサーバーなどを提供しているホスティングサービス会社の提供するサーバーを月額制・年額制で利用することでそういった管理を省き、専門ノウハウのない個人や企業でもサーバーを利用することができるようになります。
 

レンタルサーバーの種類

ホスティングサービス会社から「月額・年額課金でサーバーを利用する」形態のことを(広義の意味での)レンタルサーバーと言います。

いろいろなサーバーの利用形態(イメージ)

現実世界で、「一戸建て」、「ワンルームマンション」、「寮・シェアハウス」といったタイプがあり、広さや設備によって価格がピンキリであるのと同様に、サーバーもいくつかのタイプがあり価格もピンキリです。

レンタルサーバーには下記の4つの種類が大きくあります。

  • 共用サーバー
  • VPS(仮想専用サーバー)
  • クラウドサーバー
  • (マネージド)専用サーバー

※狭義には上記のうち共用サーバーのことをレンタルサーバーと言います(一般的にレンタルサーバーというとこちらの共用サーバーのことを指すことも多い)。

この中で、個人や中小企業のホームページやブログ・メディアサイト目的で一番よく利用するのが共用サーバーです。

 

共用サーバー

共用サーバーはその名前の通り、一つのサーバーをみんなで借りる形です。一番初心者でも触りやすく、個人や中小企業が一般的なブログやホームページを作る場合は、共用サーバーを利用することが一般的です。

従来の一般的な共用サーバー
 

後述のVPSやマネージド(専用)サーバーと比較して大きく違う点は、OSは共用であると言う点です。

ですので、一般的なホームページでしたら共用サーバーで十分ですが、アプリ開発などで別のミドルウェアやソフトウェア・ツールをOSにインストールしたいといった場合は共用サーバーでは実現困難なことも多いです。

また、企業のセキュリティポリシーなどでOS側でポート番号制限などをかける必要があるなどの場合も他の利用者に影響を与えてしまうため、共用サーバーだと難しいです。

■共用サーバーのメリットとデメリット

メリット デメリット
共用サーバー
  • 月額費用が安価(月額100円〜)でコストパフォーマンスが良い
  • 初心者向けにわかりやすい管理画面やマニュアルが用意されている
  • 一般的なホームページやブログを運営するには十分な性能を備えている
  • VPSと比べると自由度が低くアプリ開発用としては制限あり
  • 共用リソースのため他の利用者の使用状況に自サイトが影響を受けやすい

 

共用サーバーは、自分用の部屋がある一方トイレ・風呂などの共用部分もあるシェアハウス・寮くらいのイメージが比較的あっているかもしれません。

なお、最近ではミドルウェア・ソフトウェアの発達により、共用サーバーでありながらメモリやCPUのリソース割り当て・制限をする機能も実装されるところが増えてきているようです。

 

VPS(仮想専用サーバー)

VPS(仮想専用サーバー)は、物理サーバー(ハードウェア)は共用されているものの、仮想化と言う技術を利用してOS単位でサーバーを借りられるようになっている形式です。

VPS仮想専用サーバー
 

VPSは、Virtual Private Server(バーチャルプライベートサーバー)の略で、仮想化専用サーバーとも言います。

OS単位で起動・自由に設定できるため、共用サーバーよりも自由度が高く、OSの選定をはじめ、OS上にミドルウェア・ソフトウェアのインストールなどが自由にできます。

また、物理サーバーをまるまる借りる専用サーバー形式よりもずっと安価に、かつ物理サーバー(ハードウェア)部分は気にしなくても良いので、ハードウェア知識がなくても運用することができます。

ただし、Linux(リナックス)の知識が必要になってくるため、共用サーバーよりも専門知識が求められます。
 

メリット デメリット
VPS
  • 専用サーバーと比べるとかなり安価に利用できる
  • OSレベルでセッティングできるため自由にミドルウェアソフトウェアを実装できる
  • サーバーサイドで動く小さなWebアプリに向いている
  • 共用サーバーより高度な知識が求められる(Linux OSを触ったり、Webサーバーやデータベースを自身でインストールする必要があります)
  • リソースが固定で割り当てられるためディスク容量・CPUコア数などについては、共用サーバーよりもリソース制限が大きい

 

クラウドサーバー

クラウドサーバーは、VPSと同じように仮想化されたサーバーです。

VPSと似ていますが、VPSが基本的にリソース固定・月額固定費なのに対して、クラウドサーバーは従量課金製で途中でリソース(CPUコア数・メモリ・ディスク容量)などを拡張したりすることが可能です。

アクセス急増に対応したいなど、タイミングによって拡張・縮小したい場合は、固定リソースのVPSよりもクラウドサーバーの方が一般的に向いています。

メリット デメリット
クラウドサーバー
  • 専用サーバーと比べるとかなり安価に利用できる
  • OSレベルでセッティングできるため自由にミドルウェアソフトウェアを実装できる
  • VPSよりもリソースの拡張・縮小が自由にできる
  • 共用サーバーより高度な知識が求められる(Linux OSを触ったり、Webサーバーやデータベースを自身でインストールする必要があります)
  • 従量課金制の場合、予想外に費用が膨らむこともある

 

(マネージド)専用サーバー

(マネージド)専用サーバーは一台の物理サーバーをそのまま借りる形式です。

マネージド専用サーバー
 
共用サーバーと違って、他の利用者が同じサーバーを利用しているわけではないため費用はかなり高くなりますが、他の利用者の影響を受けなくなるというメリットがあります。

なお、管理者root権限をサーバー会社側に渡し、一定レベルの運用保守をしてくれる専用サーバーをマネージド専用サーバーと言います。

(マネージドがつかない)専用サーバーは、root権限も自分で持つ代わりに自分で運用保守もやる形式になるためより高度なスキルが求められます。

AWS(アマゾン ウェブ サービス)やVPSが普及したことで、一般的なWebアプリで専用サーバーを利用する機会も少なくなってきているのではないかと思いますが、企業内ネットで使うシステムやセキュリティポリシー上物理的なサーバーを分ける必要がある企業などには向いていると思います。

メリット デメリット
専用サーバー
  • 一台のサーバーのリソースをまるまる使うことができる
  • 物理的にサーバーが独立しているのでセキュリティ的に安心
  • 一台のサーバーを占有するため費用はかなり高価になる
  • ハードウェア周りの知識も必要になる

 

■マネージド専用サーバーの例
さくらのレンタルサーバ マネージド専用サーバー

Kagoyaのレンタルサーバー 専用サーバー

エックス雨サーバービジネス 専用サーバー
 

ここからは一般的な共用サーバー(レンタルサーバー)を例に、レンタルサーバーの選び方をご紹介します。

おすすめレンタルサーバーの選び方

一般的なおすすめレンタルサーバー

レンタルサーバーは国内でも100社近くあります。

月額500円〜1,000円の価格帯のレンタルサーバー(プラン)は、価格と性能・機能のバランスが良く、個人・法人が一般的なホームページやブログを始める上で、おすすめのボリュームゾーンです。

おすすめレンタルサーバーの特徴
 

レンタルサーバーを提供している会社として、当サイトで利用しているエックスサーバー、コストパフォーマンスで人気のロリポップ!さくらのレンタルサーバ、最近性能面の良さで注目されている「ConoHa WING」や「mixhost」やなどが有名でよく利用されています。
 

レンタルサーバー会社ロゴ
 

スペックも含めたレンタルサーバー詳しい比較は「【WordPressおすすめレンタルサーバー比較5社 総まとめ】」に掲載していますので、レンタルサーバー契約の前にぜひご覧ください。

おすすめレンタルサーバー 比較
 

法人向けレンタルサーバーの特徴

月額費用2,000〜5,000円くらいの価格帯の場合、法人向け中心のレンタルサーバーを利用することもできます。

今回ご紹介するプランよりも高価ですが、その分セキュリティチェックを含めたサポート体制が厚くサイトが安定・快適に動くというメリットがあります。

法人向けレンタルサーバーのメリットとデメリット

法人向けレンタルサーバーについて詳しくは「【法人向け】ビジネス用途おすすめレンタルサーバー比較3社」をご参照ください。
 

格安レンタルサーバーと法人向けレンタルサーバー

レンタルサーバーの中には、月額500円以下の格安レンタルサーバーもあれば、月額3000円程度の法人向けレンタルサーバーも用意されています。

どちらも一長一短ありますので、自身にあったレンタルサーバーを選定することが重要です。
 

格安レンタルサーバーの特徴

一方、月額費用が100〜400円台のプランになると、いわゆる格安レンタルサーバーという扱いになります。

格安レンタルサーバーは安く利用できるという大きなメリットがある一方、リソース制限が大きく、不安定・サポート体制の薄さなどの注意点があります。

格安レンタルサーバーのメリットとデメリット
 

格安レンタルサーバーについて詳しくは「おすすめ格安レンタルサーバー比較とメリットデメリットをご紹介」をご参照ください。
 

まとめ

まとめです。今回は、今回は、レンタルサーバー・サーバーとはどういったものか、仕組みや種類、特徴についてご紹介しました。

このブログを見ている方で一般的なホームページやブログを作成・運用したい方は共用サーバー(レンタルサーバー)がコストも安く一般的です。

おすすめのレンタルサーバーについては「【WordPressおすすめレンタルサーバー比較5社 総まとめ】」で詳しく説明していますので、レンタルサーバーをお探しの方は合わせてご覧いただければと思います。

今回は以上になります。最後までご覧いただきありがとうございました。
 

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